11.《ネタバレ》 3組の夫婦を登場させたところで、制作側が力尽きてしまいました。3組もいながら人物造形は似たようなものだし(特に男性側)、それ以上に随所にちりばめられた台詞やナレーションの稚拙さが気になります。せっかく原田美枝子や井上順まで投入していながら、ほとんど才能が発揮されていません。最後の病室ギター+翻訳プロポーズ+絵のラベンダーの3発のインパクトはそこそこあったので多少は持ち直しましたが、これがなければどうしようもなくなっていたでしょう。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2022-12-04 00:27:38) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 観る前に予想していたものはもっと、ヨボヨボの要介護のおじいさんみたいなのが家族に見守られながら思い出話を語って…っていう感じのものを想像してましたが、考えてみれば60ってまだまだピンピンしてる年齢でしたね。 60になる歳の3組の男女の恋愛事情が描かれるわけですが、自分が男なので男目線で見た時に一番感情移入できたのが医者のおじさんかな。不器用ながらも誠実さでアプローチしていく様子や、相手のこともよくわからず食事の場に引き入れられ反発してしまう娘さんなどもリアルでした。英文を訳させてプロポーズするというのも面白いですね。 あとの二組はなんだか作りもの感が強くてあまりまともに受け止められませんでした。突然現れた60近い女性を執拗に口説きにかかる人気小説家。若い女と不倫して堂々と離婚したくせに昔奥さんが書いた手紙を読んで突然目覚めるエリートサラリーマン。普段旦那にボロカス言うのに急にヘソクリでギターをプレゼントする奥さんと、病室でずっと歌い続けるその旦那。 病室で歌う旦那は素敵だとも思うが、自分だといくらなんでも病院の周りの迷惑が気になってあそこであれはできない。 まだあの年齢ではないからなのか、どこか引いた目線で見てしまった作品でした。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-07-31 18:44:09) |
《改行表示》9.オープニングの首都高をじっくりみせてくれるところなど、日本映画じゃないみたいな始まりで、わくわくしました。あとお墓参りのシーンから実はぐっときていました。。。 3組の愛についてはそれぞれですが既レビューの方々と同じなので省略します。 そっと3組がそろいそうでそろわないところがまたおもしろい。 【HRM36】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-03-09 09:52:44) |
8.こういうのには非常に弱い自分を再認識させられるほど、三組それぞれの夫婦、父娘どれもが感情移入できる良く出来た見事な日本映画と言えるでしょう。 【白い男】さん [地上波(邦画)] 6点(2015-05-20 23:36:01) |
7.黄色いハンカチならぬシーツに描いたラヴェンダーはさすがにやり過ぎだと思うが、優しさと心の温かさが込められた良い映画だと思う。思いを伝えるには見栄も外聞もない、体裁を気にする必要もない。へそくりで夫にそっとプレゼントしたギター、そのギターで妻の枕元で歌うビートルズの「ミシェル」夜の病室で歌うのはもってのほかという常識を越え感動が伝わってくる。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-25 16:56:27) (良:1票) |
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6.ありがちな設定ではあるけれど、高齢者の傲慢さや勘違い等々も描かれており、全体的には悪くはないんだが、ラストがダメだね。これじゃあ「大人の映画」ではない。因果応報的な末路をしっかり描くべき。ただ仕事人間だったってわけじゃないんだからさ。 いくらなんでもシラケルよ。 【東京50km圏道路地図】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-02-18 16:33:45) (良:1票) |
《改行表示》5.本当によくある ハートウォーミング 日本のドラマです。 安心して見れる分、ラストもなんんとなく予想できるという感じです。 演技ではやはり綾戸さんと戸田さんがよかったですね。 【takachi】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-02-11 11:59:47) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 大変ハートウォーミングな映画で、医者と魚屋に関してはまあ素直に共感できる。 ただし中村雅俊氏の役は感情移入が難しいキャラクターだけに、最後の締め方もアクロバティックというか突然ファンタジー調になった感じで、これが映画的な盛り上げというものかも知れないが少々無理がある。この男だけは、これまでの積み重ねを怠ったために因果応報ということでもよかったのではないかと思うが、だからといって元妻と人気作家がこのままうまく行くというのも変であり、見ている側としては困ってしまった。団塊世代の大量退職を背景にした企画というのはわかるにしても、それまでの行状にかかわりなく60歳というだけで免罪してしまい、とにかく全員にエールを送らなければ済まないというのでは、“年齢関係なく”という脚本家の言葉も説得力が薄れる気がする。 なお個人的な見どころとしては、医者をめぐって対決する中学生女子と50代女子が、それぞれ本気で一生懸命で愛らしく見えることだった。それから綾戸智恵という人は映画の外でも相当に可笑しい人物であるらしい。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-08-11 19:47:35) (良:2票) |
《改行表示》3.《ネタバレ》 CSでやってたのを何気なく観始めたんですが、最後まで観ちゃいました。 3組の大人の男女のラブストーリー。洋画ならともかく、邦画で日本人の大人の恋の行方を追った作品で、レンタル屋さんとかでは食指が動かなそうな作品ですが、観てみたら結構楽しめました。なんてったって浮ついてないのがいいですね、大人ですから。 イッセー尾形さんのエピソードが一番グッときましたが、さすがにそれだけでは『映画』としてパンチがないので、中村雅俊さんのエピソードはちょっとやりすぎ感がありつつも、あの役を成立させるだけのカッコよさは中村雅俊さんだけだと思うので、それはそれでよかったと思います。そういった意味では井上順さんのエピソードは一番バランスがとれていたかもしれませんね。三組三様うまく描いてたと思います。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-30 22:27:47) |
2.《ネタバレ》 非常にベタで次の展開どころか台詞すら想像できる安心感。お約束のような泣き所も満載。団塊世代のラブアクチュアリー・・・なんてのは言いすぎか? |
1.団塊の世代に憧れている私にとってはなかなかの良作でした。3組の60歳男のそれぞれのカップリングストーリー。主演の中村雅俊の役には感情移入ができませんでしたが、イッセー尾形と綾戸智絵の夫婦の姿で感動してしまった。あともう一方の戸田恵子の役も凄く良かった。ただラストは渋く予想を裏切って欲しかったなぁ。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-06-06 17:57:21) (良:2票) |