《改行表示》9.《ネタバレ》 はやぶさ3作の最終作。一番子ども向き。最後発なのでいろいろフィクションを交えなきゃ前2作と差別化できないためか、すごいことになってます。本筋をきちんと描ききれる力がないので、病気、親子関係、他にもどうでもいいドラマを入れ込むのはまだしも、なんと「のぞみ」のプロジェクトマネジャーの息子が「はやぶさ」の技術者。しかも親の方は「のぞみ」失敗で厭世的になってるうえ、息子も一度は投げ出して「イカロス」に逃げたりしてる・・・。フィクションにもほどがあります。JAXA(ISAS)の研究者・技術者を馬鹿にするにも程度があるでしょう。脚本の段階で問題がありすぎ・・・これを楽しめる層ならいいでしょうが。 映画自体も評価はあんまりできません。群像劇としてはまとまりがないし、役者の演技も良いとは言えないし、はっきり言って闘病親子は演技が下手すぎでした。ただ、予告編が「はっきり子ども向けだとメッセージを伝えていた」という点では評価できたかな。 【えんでばー】さん [映画館(邦画)] 3点(2024-04-24 06:39:53) |
8.冒頭から「税金のムダ」「宇宙開発なんて生活に関係ない」等々の批判的意見が連発してくるので、これは安易なヨイショ作品ではないなと期待したし、理学と工学の違い等々細かい人間像へのツッコミが入るなあと感心していたのだが、その後の展開が敗者の父と後を継ぐ息子の父子の物語や病気の母と息子の物語になってしまった。これはこれで悪くはないのだけれども、「はやぶさ」の話に期待している人にとっては拍子抜けするだろう。これは「はやぶさ」ビジネスに便乗した、家族のフィクション物語であって、かといって「はやぶさ」に触れぬわけにもいかず、結果2組の親子の話も内容的に薄くなってしまい、中途半端な作品になってしまった。病気の親子話は切って、「はやぶさ」の話も背景程度にしてしまい、世論と戦った父の挫折やその背中を見てきた息子の物語にフォーカスすれば、もうちょっと面白い作品になったような気がする。 |
《改行表示》7.《ネタバレ》 はやぶさの帰還という感動的な実話を、既視感のあるフィクションで脚色した作品でした。好き嫌いで言うとかなり嫌いなタイプで、個人評価では、はやぶさ3作で最下位にランクされました。JAXA職員の家族を病気にして、その回復とはやぶさの帰還を同期させる様な芸の無いことを平気でやっています。「のぞみ」で失敗したJAXA教授が講演で語る「宇宙に支えられて生きている」なんて言葉は、どこから借りて来たのか知りませんが、この映画のためだけの台詞だと思いました。冒頭、ガキ同士の開発予算議論にもなんか腹が立ちました。子供に言わせることで、お茶を濁している印象です。 宇宙は分からない事だらけだから、多くの予算を使っても探究する意義がある。これは私の言葉です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-09-24 02:07:40) |
6.自宅で観た初めての3D映画です。内容はともかく宇宙の3D映像にかなり感激しました。はやぶさが目の前にあるように感じる映像もありました。さて内容ですが、竹内結子の「はやぶさHAYABUSA」を以前に観ていたので全く目新しさはありませんでした。私には3D宇宙CGを観るための映画でした。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-07-07 09:10:16) |
《改行表示》5.どうでもいい人間ドラマをぶっ込んでしまったのはどうかと思うけど、いい役者を揃えただけあって流石に安定感がある。 内容的にはニュースやドキュメンタリー番組で紹介されてたことの範疇でしかなくて、新たな発見とか驚きはなかった。 それでも、はやぶさの最期が美しくて、なんだか感動的な物語だったような錯覚に陥りました。 まあ、トータルではそんなに褒められた作品ではないんだろうけど、そんなに酷い作品でもなかったような気がします。 あと、どうでもいいことだけど、ラストのプロポーズはほんとに意味不明で、そのほんの数秒のフィルムはのぞみ以上の無駄だったように感じる。 事業仕分けなら真っ先にカットされるに違いない。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-10-28 17:24:11) |
4.まぁ~ 無難な出来かな.. 観ている者が期待しているのは、知られざる、“はやぶさ” に関するエピソードやドラマ..どうしても、東映の 「はやぶさ 遥かなる帰還」 には、深さも、金のかけ方も、見劣りしてしまう.. 大橋親子の物語を挟まないと映画に出来ないんだから、仕方ないんだろうけど.. 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-08-15 13:03:58) |
《改行表示》3.藤原竜也演じるドライなエンジニアは良かった。 「はやぶさ」を地球に戻したのはエンジニア達の知恵と努力であって、「はやぶさ」自身のがんばりではないはずなのに、擬人化した「はやぶさ」ががんばったようなイメージで描かれていたのが少し残念だった。まぁ、ドキュメンタリータッチだったらもう少し高評価になるって事だね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-14 00:25:01) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 一つ前の探査機の責任者の息子が、はやぶさのエンジン担当者って、ちょっとありきたりな設定だな。その親子のドラマはどっかで見たようなもので、あまり感動はしないんだが、息子のドライな技術者という部分にちょっと惹かれた。 彼は、人がはやぶさを擬人化して感情移入しているのを、最初はバカにしている。ところが、何度も危機を乗り越えてついに彼は、おかえり、と声をかける。そのへんのトコロ、彼の変化をもっと掘り下げて観たい気がした。それを焦点に絞って進む物語なら、良いタイトルだったのに。挫折した父と子の話は、他でやればいいよ。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-13 23:47:43) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 まずなにより、はやぶさや宇宙や地球のCG映像が 凄くよく出来てる。 それが3Dできちんと立体感出ているので、 宇宙マニアの自分としてはそれだけで楽しめました。 はやぶさ3作品の中では、おそらく 一番子供向け&ファミリー層向けだと感じました。 科学的な話の解説や、はやぶさに乗っかって 説明する前田君の画、宇宙なのに 効果音がついていたりと、わかりやすさを出した 作りになってます。 しかし、専門用語が飛び出る話はわりと難しいので、 この「わかりやすさ」と「わかりにくさ」が 混ざり合ったような、そんな内容になってると思います。 臓器移植の話、それから「のぞみ」の責任を感じてる お父さんの話はなかなか良かったと思います。 この2つのエピソードは、簡単に諦めては いけないということ、失敗は無駄じゃないんだっていうこと、 はやぶさが教えてくれたこの2つの教訓を増幅させる ファクターになっていると感じました。 チャーチルの、「成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ 失敗を繰り返すことである」という言葉すごくいいです。 この映画で初めて知ったので、 それだけでも見る価値がありましたよ。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2012-08-07 19:57:32) |