《改行表示》131.《ネタバレ》 いい話だとは思います。思いますが、ちょっと出来過ぎな感じがしないでもありません。生まれも育ちも対照的な2人が、それほどぴったりハマるものなのか。資産家が喫煙とか性感マッサージとか粗野な方向に引きずられるばかりで、ドリスは終始一貫何ら変わらなかったように思います。 特に違和感を覚えたのは、絵画や音楽や演劇など芸術全般をまるで理解しないドリスに対し、フィリップはすべて微笑で応じている点。これはフィリップにとって「実は自分も理解していない」という意味なのか、それとも「無知な人に教えてもムダ」という意味なのか。前者だとすれば「資産家だろ」とツッコミを入れたくなるし、後者だとすればやっぱり距離を置いているようで寂しい気持ちになります。実際には10年も関係が続いたそうなので、映画では描き切れないほど深い絆で結ばれていたとは思いますが。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-02-20 02:13:51) |
《改行表示》130.《ネタバレ》 「良い作品」という表現が一番しっくりくる。やりすぎる描写も無ければ何もないというわけでもない。不快な描写も無ければスカッとする描写もない。ただ心は温まる。そんな作品。 昔クラスメイトに障害を持った子がいて、無口な子だったが、どういう会話の流れか「同情するのが一番失礼だろ」的なニュアンスのことを言ったとき、その子が嬉しそうに「そうなんだよ!」「気を使わないでくれるのが嬉しい」みたいなことを言ってくれたのが強く印象に残っている。 全ての人がそういう発想ではないのかもしれないけど、本作のフィリップもそういう気持ちだったんじゃないかな。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-10-07 23:34:17) |
129.ありがちな設定と展開、心には残らなかった。、 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-03-16 20:10:30) |
《改行表示》128.《ネタバレ》 “Intouchables”『触れ合わない人たち』かもしれない。“Untouchable”のフランス語です。 翼くんと岬くんなんかを連想しそうな邦題は、『2人の間の不可侵な友情』を表しているんだと思います。ただもしかしたら、『接点が無く会う筈のない2人が出会った結果、こんな事になるんだよ』って意味のタイトルかもしれません。 疾走する高級車とパトカーのチェイス。命の危機って感じの深刻なOPから、もうすっかり騙されてしまった。 全身麻痺の大金持ち相手に、どう付き合うかを考えたら、やっぱり私も辞めていく側の介護士みたくなるだろうな。フィリップはもともと障害を持っている人じゃないから、その部分に対する必要以上な気遣いとか、もう沢山って感じだったんだろう。かといって何かが出来る身体でもないので、不満を持ちつつその生き方を受け入れていた。障害者になってから、自分の行動を自分で決められないイラつきを介護士にぶつけていたところ、ドリスが現れて、立場お構いなしにメチャクチャいじられて、ズケズケと物を言われる。 健常者の頃は当たり前だった他人との距離が、ドリスの登場で取り戻せたんだろう。足に熱湯掛けたり、マリファナ薦めたり、オペラで爆笑したり、髭剃る時ヒットラーにしたり、笑っちゃいけないことに笑ってしまう。 エレノアに障害を隠した写真を送ったフィリップに感じる人間臭さ。あれだけの大金持ちならフラれる可能性こそ少なく思うけど。『彼女は車いすの自分を見て同情するんじゃないか?』という不安が湧いたんだろう、もともと障害を持っている人じゃないフィリップらしい不安。この恋の行方がハッピーな方に進んだのも良かった。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-01-10 23:20:49) |
《改行表示》127.異なる二人だからこそお互いの刺激になるってことか。 二回目視聴 楽しめた!生活に少し変化を受け入れてみる。そうすれば新しい自分にであえるかも。●お互いに何か足りないふたり。だけどふたりは互い刺激しあって補い合う 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-12-16 05:55:11) |
《改行表示》126.爽やかでストレートな作品。 最初はドリスの事は気に入らない。 なんだこんなヤツ・・となじめなかったが、次第に素直で行動的でいいヤツなんだと思えた。 フィリップとドリス、油と水ぐらい違うのにフィーリングはピッタリ。 そこが面白い。 周りは振り回されて大変ですけど(笑) 病気ネタで涙をさそったり、笑わせようと芝居し過ぎたりが嫌いな私。 主演ふたりの自然さがとても良かった。 小ネタはいろいろ笑えたが、特に「モップ頭」と「木が歌ってる」がツボでした。 【たんぽぽ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-08-22 22:24:35) (良:1票) |
《改行表示》125.《ネタバレ》 かつて観たときは正直(意外なホドに)ハマらなかったのですが、理由は単純にドリスのキャラが個人的にハマらなかった、というコトなのですね。明け透けで雑で「乱暴」なトコロが彼の良さなのは重々承知なのですが、それでもあーいう筋骨隆々の黒人さんがあの感じだと正直ちょっと怖いなあ…とゆーのが率直な感想なのですよね。ただ今回観直して、やはり名作の誉れ高いだけはある優れたヒューマンドラマだとは感じました。シナリオの出来も上々ですし、主演ふたりの演技も(よく見ると)どちらも隅々まで行き届いてましたですね。 とは言え、やはり少しハマり切らなかった…とゆーのが、ゆーて本作のシナリオは前述どおりの高水準ですがどちらかと言えば「手堅い」という方のごくオーソドックスなモノだった様にも感じられた…のがひとつ。そしてもうひとつ、ソレとも大いに関わるトコロだと思いますが、ごく一般的な日本人の私とゆーのはこのふたりの状況が如何に衝撃的なコトなのか(という本作の最大のコンセプト)を、結局は十分に正確には理解できていない…というコトにも(少しだけ)感じられるのですね(コレは『ドライビングMissデイジー』を観た時とかにも感じたコトではあります)。今後も更なる勉強が必要…というコトかも知れないですかね。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-19 15:22:19) |
《改行表示》124.《ネタバレ》 金持ち、貧乏、障害者、健常者。世間ではそういった要素ごとにバリア(障壁)があることが普通で、「人類みな平等」と世間では謳われているものの現実はそう言葉通りにいくわけではない。が、この二人の関係は見ていて心地良い。介護者と被介護者という関係でありながらお互いに気を使ってるようなところがなく、良くも悪くも明け透けに振る舞う。周りが聞いていてヒヤヒヤするような発言も二人の間ではストレートに届き、それを見ていた周囲も段々二人の相互理解を理解していく。そんな感じでした。 なぜこの二人はここまで「つながった」のでしょうか。それだけが最後までわからなかった。ドリスがフィリップのプライベートを垣間見たり、一緒に夜の散歩に出たり、段々と関係を積み重ねていって親密になっていったのはわかるんですが、「これ!」っていう出来事はなかったように思う。実話に基づいているということで、本当に映画で見たエピソードしかなかったのかもしれないし、実はもっと何かあったのかもしれない。車ぶっ飛ばして捕まったら「病院に急いでるんだよ!」はなんだか笑ってしまいましたが。でもあれ実際あったらたまったもんじゃないですね笑 結局フィリップが求めていたものはただ自分の世話をしていうことを聞いてくれる介護者ではなく、嫌がってるのに無理矢理文通相手と電話させたり、オーケストラを呼ぶような誕生日会でアースウィンドファイアーで踊り出すような「友人」だったんですね。ドリスの後に入った介護者の人が気の毒なくらい塩対応されてましたが、結局そういうことなんですよね。 世の中には肉体的・経済的・人間的な差が必ずあり、人と人は決して「平等」たりえないなと改めて思いましたが、人と人が「対等」になることは充分できるんじゃないか、そう思わせてくれた作品でした。 【TANTO】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-06-14 22:17:04) (良:3票) |
《改行表示》123.《ネタバレ》 気持ちのいい作品に仕上がってる。 これは、ドリスの気持ちのよさから来てる。 ズケズケ言ったりもするが、基本、頭のいい好青年である。 フィリップも、もともと人の上に立つべき教育を受けてる、頭のいい人だ。 頭のいい二人が波長が合って、いいコンビになったんだろうね。 障害者としてではなく、人と接したから、というより、頭のでき具合がピッタシだったという要素が強い気がした。 最後、文通の女性があらわれて、コンビ解消か・・ ちょっと寂しかったね。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-01-30 02:46:43) |
【ケンジ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-10-17 23:12:33) |
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121.ドリスの言動が危なっかしくて、笑いと同時にハラハラさせられる。障害者だからと言って同情せず、対等に扱ってくれる彼に、フィリップは本音で語り合える友を見つけたことだろう。実話という免罪符はあるもののそれに臆せず、日本人にも分かりやすいギャグをふんだんに散りばめながらも、下手に重すぎず軽すぎずのバランスが絶妙。ドリス役のオマール・シーの存在が大きく、エディ・マーフィーやウーピー・ゴールドバーグとは違う、天真爛漫さの奥にある翳りが見えてきて、ハリウッドには出せない味。ラストはしんみりさせず、オープニングみたいなテンションで終わってほしかった。 |
《改行表示》120.ドリスの人柄を例えると日本ではボビーオロゴンだろうか? 遠慮しないドリスと仲良くなっていく過程はとても面白いが、その後の二人がどうなっていくのか、出会いがどのように二人を変えていったのかを観たかった。 【miso】さん [地上波(字幕)] 7点(2020-08-08 02:35:21) |
《改行表示》119.《ネタバレ》 あーめっちゃ良かったです。 まずお話しに複雑なところがなく理解しやすかった☆(私は複雑なストーリーだとしばしば間違った考察をしてしまうので) フィリップさんの笑顔がとても素敵です。これって演技なの?本当に心から笑っているようにしかみえません。私はテレビや映画をみて、声を出して笑うことはめったにないですが、こちらの映画では結構声を出して笑いました☆一番笑ったのは、オペラの森のところです、ゲラゲラ笑った、もう1回みたい、このときのフィリップさんの笑顔が本当に最高、人を幸せにする笑顔です。 ドリスはストレートにありのままにフィリップさんを支えるところが良い。まわりくどいところがないのも良い。 最後の方のシーンで、ドリスに連れてきてもらって海の前でフィリップさんが涙ぐんでたシーン、こちらも泣きそうになった。いろんなことが起こったフィリップの人生、そのフィリップにしか分からない辛さとかやるせなさとかが込み上げてきたんじゃないかな。私はそう感じてきて泣いた。本当にみてよかった。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-25 02:07:46) |
《改行表示》118.正反対のふたりだけど、とても良いコンビですね。 キャラクターも魅力的です。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-04-21 21:13:59) |
《改行表示》117.観終わった率直な感想が「あ、コレはおもしろいわ」と純粋に思えた。 泣ける!とかじゃなくて、心がじわっと暖かくなる。好きだわーこの映画。 ドリス(黒人)がイイ奴でもワルイ奴でもなく、ただ型破りな人間なとこが良い。 そしてそれを否定もせず、受け入れているフィリップ(富豪)もまた良い。 まるで正反対の2人が、パズルのようにピッタリと組み合う素晴らしさ。 とてもいい人間ドラマの映画でした。実話が元ってのがこれまた驚き。 9点つけるか、8点に留めるか、迷うなこりゃ。 余談になるけど、フィリップの含み笑いが好き。 打ち解けた助手のイヴォンヌもいい味を出してて好き。 全体的にキャラクターの個性がどれも魅力的で好き。 観終わってスッキリできる良い映画。 【愛野弾丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-03-09 17:58:08) |
116.数年ぶりにテレビでやってたので見直しました。心が洗われる作品。全く境遇の違う2人が次第に信頼感を高めていく過程が本当に面白い。誤解でお互い会わなくなるが、やはり1番信頼出来るのは彼。なんてイケてる奴なんだ!これが実話なんて信じられない。感動出来ます。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 9点(2020-02-17 22:39:42) |
《改行表示》115.《ネタバレ》 これが実話っていうのが凄い。障害者の大富豪と貧しい黒人青年。描き方によっては重く、暗くなりそうな題材を、明るくポップに仕上げた作品。不謹慎になるかならないか、かなり際どい絶妙なバランス。でもそれがこの映画の魅力になっていそうです。『心のバリアフリー』とでもいうのでしょうか。『富豪』『障害』という肩書きを完全にスルーしちゃうドリスに、フィリップだけでなく、見ている私達も爽快な気分を味わうのです。 こーゆー作品にしてはユーモアのセンスも抜群。『絵』のくだりは最高。『白いキャンバスに鼻血つけただけじゃん。俺が描いてやるよ。なんなら青いペンキも足してやるし。』に始まり、ドリスの絵が売れるまでのコント劇。11,000ユーロで売れたときは『売れたっっ!』って笑いが止まらんかったです。芸術って何なんでしょう。ついた金額がその絵の価値を決めるのか? フィリップのラブレターを小馬鹿にするシーンも面白い。そういった意味では、心温まるヒューマンドラマというだけでなく、ちゃんと『映画』というエンターテイメントに昇華されているのが素晴らしい。 サイドエピソードについてはやや詰め込みすぎ、説明不足、消化不良気味であることは否めません。フィリップの娘。ドリスの家族。抱える問題がどのように解決され、今どうゆう状況になったのか、肝心なところが明かされないままです。ですので、ちょっとすっきりしない部分は残ります。 とは言え、ハートフルでプチサクセスなコメディドラマとして、見る人を楽しませてくれる作品なのは間違いないでしょう。 【たきたて】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2020-01-19 11:30:45) (良:2票) |
《改行表示》114.《ネタバレ》 仏映画らしい、おしゃれで良質な作品でした。 実話に基づき、フィクションを極力排したのでしょう。 起伏に乏しいストーリーで、面白味はあまり感じないのですが、映像と音楽はとてもきれいで、心に温かみが残る作品です。 主演男優二人も好演 障害者役の俳優は、体を使えない分、表情で演技していました。 黒人俳優は、ダンスがキレッキレでした。この役をエディ・マーフィやウィル・スミスが演じると、どうなっていたでしょうね。 ハリウッドのハチャメチャ映画に飽きてきた人には、口直しに持って来いという作品です。 【TerenParen】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-08-04 00:11:50) |
《改行表示》113.《ネタバレ》 まあまあいい話という程度か。 実話なのでストーリーをあまりいじれないわけだが、ドリスを気に入って、財産相続までいけば面白かった。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 5点(2019-05-25 19:49:07) |
112.《ネタバレ》 ここ数年で一番良いと思った映画。邦題とパッケージの写真から、何となく勝手にストーリーを想像して、観るのを敬遠していたが、いい意味で予想を裏切られた。特に音楽が良い。表面では好きなことを言い合っているドリスとフィリップだが、美しく静かなピアノの旋律が2人の内面を語っているようで、胸を打たれた。あまりに良かったので、サントラまで買ってしまった。 【クロリン】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-03-08 21:35:58) |