はじまりのみちのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ハ行
 > はじまりのみちの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

はじまりのみち

[ハジマリノミチ]
2013年上映時間:96分
平均点:5.96 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-06-01)
ドラマ戦争もの実話もの伝記ものロードムービー
新規登録(2013-02-14)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督原恵一
キャスト加瀬亮(男優)木下恵介(木下正吉)
田中裕子(女優)木下たま
ユースケ・サンタマリア(男優)木下敏三
濱田岳(男優)便利屋
宮﨑あおい(女優)学校の先生
斉木しげる(男優)木下周吉
大杉漣(男優)城戸四郎
光石研(男優)庄平
濱田マリ(女優)こまん
松岡茉優(女優)やゑ子
相楽樹(女優)義子
山下リオ(女優)木下作代
藤村聖子(女優)木下芳子
宮﨑あおいナレーション
出演小沢栄太郎(「花咲く港」)
上原謙(「花咲く港」)
水戸光子(「花咲く港」)
笠智衆(「花咲く港」、「陸軍」、「カルメン故郷に帰る」)
坂本武(「花咲く港」、「お嬢さん乾杯」)
田中絹代(「陸軍」、「楢山節考」、「香華 前篇/後篇」)
井川邦子(「わが恋せし乙女」)
原保美(「わが恋せし乙女」)
原節子(「お嬢さん乾杯」)
佐野周二(「お嬢さん乾杯」、「カルメン故郷に帰る」)
佐田啓二(「お嬢さん乾杯」、「カルメン故郷に帰る」、「日本の悲劇」、「喜びも悲しみも幾歳月」、「永遠の人」)
阪東妻三郎(「破れ太鼓」)
村瀬幸子(「破れ太鼓」)
木下忠司(「破れ太鼓」)
大泉滉(「破れ太鼓」)
桂木洋子(「破れ太鼓」、「日本の悲劇」)
高峰秀子(「カルメン故郷に帰る」、「二十四の瞳」、「喜びも悲しみも幾歳月」、「笛吹川」、「永遠の人」)
望月優子(「カルメン故郷に帰る」、「日本の悲劇」)
見明凡太朗(「カルメン故郷に帰る」)
三井弘次(「カルメン故郷に帰る」)
小林トシ子(「カルメン故郷に帰る」)
田中晋二(「野菊の如き君なりき」、「笛吹川」)
有田紀子(「野菊の如き君なりき」)
有沢正子(「喜びも悲しみも幾歳月」)
中村賀津雄(「喜びも悲しみも幾歳月」)
高橋貞二(「楢山節考」)
伊藤雄之助(「楢山節考」)
岩下志麻(「笛吹川」)
中村吉右衛門(二代目)(「笛吹川」)(クレジット「中村萬之助」)
仲代達矢(「永遠の人」)
永田靖(「永遠の人」)
岡田茉莉子(「香華 前篇/後篇」)
加藤剛(「香華 前篇/後篇」、「新・喜びも悲しみも幾歳月」)
乙羽信子(「香華 前篇/後篇」)
北村和夫(「香華 前篇/後篇」)
大原麗子(「新・喜びも悲しみも幾歳月」)
植木等(「新・喜びも悲しみも幾歳月」)
中井貴一(「新・喜びも悲しみも幾歳月」)
紺野美沙子(「新・喜びも悲しみも幾歳月」)
田中健(「新・喜びも悲しみも幾歳月」)
脚本原恵一
丸尾みほ(脚本協力)
音楽富貴晴美
作曲富貴晴美「まっすぐな心」
古関裕而「露営の歌」
編曲富貴晴美「まっすぐな心」
撮影池内義浩
松竹衣裳株式会社(撮影協力)
製作松竹(「はじまりのみち」製作委員会)
サンライズ(「はじまりのみち」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「はじまりのみち」製作委員会)
深澤宏(「はじまりのみち」製作委員会)
製作総指揮迫本淳一
企画木下忠司(企画協力)
楠田芳子(企画協力)
松竹
配給松竹
特撮浅野秀二(VFX)
その他松山善三(映像協力)
近代映画協会(映像協力)
菊田一夫(「花咲く港」原作)
津路嘉郎(「花咲く港」脚色)
火野葦平(「陸軍」原作)
池田忠雄(「陸軍」脚色)
木下恵介(「わが恋せし乙女」「破れ太鼓」「カルメン故郷に帰る」「日本の悲劇」「二十四の瞳」ほか脚本・脚色)
新藤兼人(「お嬢さん乾杯」脚本)
小林正樹(1916年生まれ)(「破れ太鼓」脚本」)
壺井栄(「二十四の瞳」原作)
伊藤左千夫(「野菊の如き君なりき」原作)
深沢七郎(「楢山節考」、「笛吹川」原作)
有吉佐和子(「香華 前篇/後篇」原作)
木下忠司(「新・喜びも悲しみも幾歳月」音楽)
山田太一(プロジェクトアドバイザー)
TBS(協賛)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
《改行表示》
25. 木下恵介への尊敬が随所にみられる作品だが、一番心に残ったのが「陸軍」のラストシーンで、田中絹代が出征兵士を見送る場面というのは皮肉な結果だ。  節々で見られる雲の移ろいは主人公や家族の心象風景を感じさせる。木下恵介役の加瀬亮は涙を流す場面で鼻水も垂らしているが、そこまでしなくてもいいよ。また、いろいろな映画で儲け役を見かけることがあり、本作では便利屋役(濱田岳)がそれにあたる。特に「エア食事」とでも言いたくなる、食べるふりのシーンは戦争中だけに印象深い。  ラストの木下作品の引用は作品数・時間ともに多すぎで、もっと数を絞って短時間にまとめ、その分(時間)を自作の表現に充てた方がよかった。それだけに作品の独自色が薄まったように思う。  全体の印象として、木下映画にも通じる戦争に翻弄される庶民の姿、その中で貫かれる家族愛を見つめることができた。
風小僧さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-12-31 21:18:22)
《改行表示》
24.とりあえずこの作品をロードムービーに分類するセンスに脱帽。 喜びも悲しみも幾歳月でも同じようなこと書いた気がするけど、大切なことなので繰り返しておきます。 下手すると単調で面白味の無い作品になりそうだったけど、濱田岳の力技で笑える作品になってる。 しかも、終盤の泣くシーンも濱田岳が導いてくれて、ほんとに便利屋でした。
もとやさん [DVD(邦画)] 7点(2018-02-02 15:41:13)
23.《ネタバレ》 これも、期待しすぎた私がわるいのかもね、の一本。予定調和以外のものは、残念ながら感じられなかった。そんな中、唯一、河原でのシーンはよかったが、濱田岳の演技力によるところが大きかったのではないか。彼でなかったらもっとださいシーンになってたかも。彼が一番おいしい役だったのは間違いないが、ほかの人物だって、もっともっと肉付けのできる、おいしい役になりえたはず。やっぱりザンネン!としか言いようがない一作。そうそう、観てから時間がたってしまったので忘れかけてましたが、お母さんの顔を拭くために水道(井戸だったかも)で手拭いをしぼるシーンがあったのですが、なぜかこの時代に腕時計をはずさなかったんですよ、主人公が。確か。記憶違いだったらすみませんが。でもね、今みたいに防水じゃあるまいし、そりゃないだろう、と私は興ざめしました。映像表現を志す人々は、そういう細かいディテールにも気を配ってほしいものです。
おばちゃんさん [映画館(邦画)] 6点(2017-10-17 11:25:23)(良:1票)
《改行表示》
22.木下監督作品のダイジェスト部分は長い感じもありますが編集がよいので、原監督の気持ちが伝わってきたと思います。 自らがリスペクトする先達作品をカバーしたり喧伝することは、それらに育てられ、 同じ道に進むことができた芸術家の特権であり、そういうことで文化は伝承される部分があると思います。 私はこれを見て過去の木下作品を見たくなり、実際にいくつか鑑賞することで観てよかったと思える作品に出会えました。
クリプトポネさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-05 08:54:51)(良:1票)
21.《ネタバレ》 前々から「陸軍」を見てから見ようと思っていた映画をようやく見る。木下恵介監督生誕100年を記念した伝記映画だが、生涯を描いたものではなく、「陸軍」で軍部ににらまれ、松竹に辞表を出し、田舎に帰った木下(加瀬亮)が再び映画監督として復帰を決意するまでの出来事を描いている。アニメ畑の原恵一監督による実写映画だが、原監督はもともとアニメでも実写的な表現を用いることが多い(「カラフル」など。)せいか、実写としての違和感は全くない。内容としては、脳溢血に倒れた母(田中裕子)を疎開させるため、木下と兄(ユースケ・サンタマリア)、そして荷物運びのために雇われた便利屋(濱田岳)の三人が母の乗ったリヤカーを引きながら山越えをするというシンプルなものだが、そこにカレーや学校の先生(宮崎あおい)などのちの木下監督の作品につながるようなエピソードを盛り込みつつ描いているので、木下監督の映画を好きな身としてはかなり興味深く見ることができたし、自身も木下監督のファンという原監督のもっとたくさんの人に木下監督の映画を見てほしいという思いも伝わってくる。「陸軍」を否定され、これ以上映画を作ることをあきらめた木下が、目の前にいるのがそれを作った監督とは知らない便利屋から「陸軍」のラストシーンに感動したと聞かされるシーンや、母からたどたどしい声で映画に戻るように諭されるシーンははたとえ自分のやったことが否定されても、少しでも自分を認めてくれる、応援してくれる人がいればまたがんばれるということを感じることができ、だから木下恵介は再び映画監督に復帰する決意をすることができたのだと思う。この二つのシーンは見ているこちらも木下に感情移入して感動したし、母の「また木下恵介の映画が見たい。」という言葉には病気の自分の世話よりもたくさんの良い映画を作ってほしいという母の気持ちがよく表れていてこれもまた泣ける。賛否両論あるというラストの数々の木下監督の映画のダイジェスト映像も物語とリンクするようによく考えられたダイジェストになっていて、ここにも原監督の木下監督への思いが感じられ、これでいいと思う。十数年前から木下監督の映画を見ているのにその良さに気づいたのはここ数年のことで、本作を見てあらためてもっと木下監督の映画を見てみたいと思った。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2016-09-07 22:58:18)(良:2票)
《改行表示》
20.《ネタバレ》  アニメ畑の出身である人が監督した作品にしては、あまり非現実的な内容でない辺りは嬉しかったですね。  ちゃんと、こういう人情劇も撮れるんだぞ、と証明してもらったような感覚。   木下恵介監督の作品は「カルメン故郷に帰る」「楢山節考」「二十四の瞳」くらいしか観賞していないのですが、劇中にて主人公が後の創作のアイディアとなったであろう場面と遭遇する流れでは(おっ……)と思わされました。  正直、それまでは(別に木下恵介が主役じゃなくても良いよなぁ)と思っていただけに、失望が喜びへと変わる瞬間を味わえたという形。   終盤にて、上述の経験から生み出された木下映画の数々が、延々十分以上もダイジェストで流れる演出なのですが、それを踏まえて考えると、事前知識が一切無い方が(あぁっ、あれって伏線だったのか!)と感動出来そうな感じですね。  最後の1コマでは、原監督お気に入りの「青空侍」を連想させるような演出もあったりして、彼のファンならば作中の木下恵介を原恵一と重ね合わせて楽しむ事も出来るかも。   難点としては、原恵一監督が木下恵介を尊敬するがゆえなのか、作中人物が全員「木下監督の作品は素晴らしい」と主張する立場で固められており、少々胡散臭いというか、創作者にとって優し過ぎる世界だな、と感じられた事でしょうか。  結局、この映画の中で主人公に批判的な人物は、顔も見えず声も聞こえない「検閲を行う軍部」しか存在しておらず、映画会社も、家族も、庶民代表のような便利屋さえもが、全て主人公の映画を絶賛して、応援してくれているのです。  にも拘わらず作中では「不遇の天才」であるかのように主人公を同情的に描いているのだから、何とも妙なバランス。  主人公が不貞腐れる事になる冒頭のシーンでは「特攻隊の映画を撮ろうと思ったら中止になった」という障害しか発生していない訳で、可哀想は可哀想だけど大袈裟に嘆く程でもないよな……と感じられるのです。  監督をクビになった訳でもないし、映画会社の人は別の映画を撮ろうと優しく提案してくれているにも拘わらず、自分の映画に文句を付けられたのが気に食わなくて癇癪を起こしたかのように田舎に帰ってしまう。  そりゃあ自由に映画を撮らせてもらえないのが嫌なのは分かるけど、そのくらいの躓きで映画作りを諦めて監督辞めると言い出すだなんて、それは芸術家としての美点ではなく欠点ではないかと。  「木下恵介って人は、そんなに映画作りの情熱に欠けた人だったの?」 「周りが皆揃って自分の作品を絶賛して応援してくれないと映画を撮れない人なの?」  なんて思えてしまうのだから、伝記映画としては、ちょっと頂けない内容でした。   母親の顔をハンカチで拭う件など、感動的な場面でやたらと大袈裟なBGMが流れるのも気になるところ。  ここも、監督さんとしては「木下恵介の母想いな優しさ」を強調したいという、善意ゆえの演出だったのかも知れませんが、少々押し付けがましく感じられて、残念。   漬物屋で育ち、大の漬物嫌い。黒澤明とのライバル関係。同性愛疑惑があってスタッフに美青年を採用していた等々の、エキセントリックな要素は「故人の名声を傷付ける」とばかりに排して、優等生的に仕上げたのだとしたら、何とも寂しい限りですね。  作り手の誠意は伝わってくるだけに、何だか心苦しいのですが、自分としては違和感の大きい映画でした。
ゆきさん [DVD(邦画)] 3点(2016-07-03 01:51:26)
19.木下恵介監督の熱狂的ファンによる壮大なるプレゼンテーション的な映画。そして自己満足に陥り少なくとも私へのプレゼンは失敗。残念。
movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-05-19 17:17:40)
18.ラストが軟弱ということで軍部からクレームがついた「陸軍」も一応上映されたわけですから、とりあえず戦意高揚映画だったのでしょう。中途半端といえばそれまでですが、アメリカでさえ「チャップリンの独裁者」を批判する人が少なくなかった時代です。当時の木下監督の心意気は十分伝わってきます。作中、過去の木下作品の数々が断片的に披露されています。いくつかの鑑賞済の作品を見ながら、作者と同時代を生きていないとなかなか作者の思いを身近に感じることは難しいと改めて実感しました。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-01-14 21:33:13)(良:1票)
17.《ネタバレ》 あのボロボロに泣いた「二十四の瞳」はこうしてできたのか?などのように、まるで創作秘話みたいな映画。でも今、この時期に作られた意義は高いと思います。田中裕子演じる母の懸命に絞り出した、息子・木下恵介へのメッセージは、そのまま昨今の自由に言えない表現の現場にいる制作者たち、みんなへのメッセージだったと思います。いつかは自由に言える日が来る。その時に、この監督のように素晴らしい作品を創ろう!とまるで業界者への映画のように感じました。そっか板妻の「破れ太鼓」(未見)は、濱田岳だったかぁ!観てない作品、結構あるんだよね。今はライブラリも充実してるので、観るようにしなきゃ!
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2015-06-01 03:15:41)(良:1票)
16.便利屋が奇遇すぎ!しかしあんなに鼻水垂らして泣く事ないのになぁ。
アキラさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-05-27 02:24:50)
15.「木下惠介生誕100年プロジェクト」の一環としての意義はあると思いますが、一本の映画として評価するのなら、「だからどうした」と思ってしまうような作。主人公が木下惠介であることに、おんぶにだっこ。「映画監督木下惠介」の映画であることから、一歩も出ていない。そういうものは、正直見ていてつまらないのです。母親の顔を拭くシーンとか、河原での便利屋との会話とかいいところもあるのですが。ただ、『陸軍』からの引用は、必要とは思いますが長すぎ。最後に戦後の作品が出てくるところも、純粋に映画としてみれば、どうなのか。ああいうものを挿入しなければいけないところに、この映画の欠陥が如実に現れていると思います。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-22 21:53:23)
14.田中裕子の顔を拭くシーンがよかったけど、あとは正直退屈。
nojiさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-28 23:30:55)
13.《ネタバレ》 この内容であれば、対象が木下監督であるべき必然性を全然感じないのだが・・・かりにこのエピソードにどうしても絞りたいというのであれば、逆にそれが監督の人生にどう影響したのかを掘り下げないと意味がないでしょう。実際の木下フィルムからの引用部分が浮きまくっています。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-04-27 02:09:23)
《改行表示》
12.《ネタバレ》 木下恵介という名前は聞いたことが有るといった程の認識で鑑賞しました。 陸軍省後援で作られたという「陸軍」のラストシーンを10分程挿入しています。 それ以外のシーンを見ていないので詳しい事は言えませんが、私でも反戦とまではいきませんが、戦意高揚を謳っている映画とは感じる事は出来ませんでした。 日の丸の旗を振っている人混みの中を出征して行く息子を追う母親の姿は、戦争という大河の流れに逆らう小さな魚の様で、それが如何にも弱々しくて、無機質に行軍して行く軍隊に対して追い縋る彼女の姿は、切なさを通り越して悲痛にも映りました。 この様な感傷的なシーンを批判するのなら、「女々しい」という言葉がピッタリだと思います。 しかし、戦時中に陸軍省後援でこの様な「女々しい」映画を撮ることで逆に木下監督の気骨を感じられるのは皮肉です。 どちらが本当の意味で女々しいんだと問われれば軍人さんは下を向いてしまうでしょう。 しかし、この映画は上映されたという事を考えると、陸軍の検閲官も何か感じ入る所があったのか、他のシーンが彼等の要求を満たしていたのか判りませんが、便利屋さんの様な人に見て貰えて、あのように感じた人は実際にも結構居たのではないでしょうか。 そして彼の気骨は本作の中でもリヤカーで50kmの起伏のある道を病床の母親を疎開先まで運ぶというエピソードで表されています。 そのような母親への深い愛情を持った木下監督が「楢山節考」を撮っていると本作の中で知ったので、ぜひ見てみたいと思いました。
しってるねこのちさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-25 18:26:19)
《改行表示》
11.映画愛に溢れている映画...として作られたんだと思う。 終盤の映画つなぎ合わせの感動感はなかなかのもの。問題は、前半の退屈さかな。「映画」としての面白さという面では評価が難しいかもしれない。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-16 23:03:16)
《改行表示》
10.どこまで事実なのかわからないが、ちょっと話がデキスギなような気もする。音楽や映像も戦時中を感じさせない。ロングショットの宮崎あおいの不満そうな態度・表情はよかったけど。 言いたい事は木下作品への賛辞のみならず、人間の喜怒哀楽も自由に描けない時代の窮屈さへの反論と、表現の自由の堅持へのメッセージなのかなと。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-14 23:18:23)
9.あの世にいる木下景介にみせてやりたくなる映画でした。
ケンジさん [DVD(邦画)] 8点(2014-10-18 21:54:02)
8.もう原恵一に期待するのはやめようかな、と思った映画。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-28 00:14:51)
7.そんなに長い映画ではないのですが、とても長く感じます。ストーリーもほとんどなく、劇中に挿入される木下恵介作品の場面も長すぎるので、映画に集中できず、鑑賞中に他のことあれこれ考えちゃいます。 音楽もやたら目立って画面と合っていないようです。とくにPARIS,TEXASのライクーダーっぽいのはこれでいいのでしょうか?
紫電さん [DVD(邦画)] 2点(2014-03-08 16:13:56)
《改行表示》
6.《ネタバレ》 原恵一監督ファンであり、木下恵介監督ファンでもある私として、やっと見る事ができた。国の圧力により思うような映画、自分が本当に撮りたい映画を撮らしてもらえなくなり、一度は映画監督を諦めて辞める。しかし、そんな中で出会った一人の青年便利屋の「陸軍」を見て泣いた話を聞き、更に母親の今いるべき場所はここじゃない。映画監督に戻りなさい。という問いに再び映画監督に戻る決意をする木下恵介、正吉から再び恵介へ!木下恵介監督が今まで世の中に送り出した数え切れない程の名作の数々が蘇ってくる。この映画は原恵一監督が木下恵介監督ファンであることがよく解る作品になっている。今まで一度も木下恵介監督作品を見た事がないであろう今の人達(10代20代)の若者に一人でも多く木下恵介監督の素晴らしさを木下恵介監督作品の素晴らしさを知って欲しいという気持ちが伝わってくる。私も原恵一監督と同じ気持である。同じ日本人として木下恵介監督は黒澤作品や小津、溝口、成瀬監督達と並んで誇りに思う。この映画を見て一人でも木下恵介監督作品に興味を持てたら嬉しい。  
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2013-12-21 10:18:15)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 5.96点
000.00%
100.00%
214.00%
3312.00%
414.00%
5312.00%
6728.00%
7520.00%
8312.00%
928.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS