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セッションズ

[セッションズ]
THE SESSIONS
2012年上映時間:95分
平均点:7.90 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-12-06)
ドラマコメディロマンス
新規登録(2013-12-15)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2019-07-03)【Olias】さん
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監督ベン・リューイン
キャストジョン・ホークス〔1959年生〕(男優)マーク・オブライエン
ヘレン・ハント〔1963年生〕(女優)シェリル
ウィリアム・H・メイシー(男優)ブレンダン神父
ムーン・ブラッドグッド(女優)ヴェラ
アダム・アーキン(男優)ジョシュ
W・アール・ブラウン(男優)ロッド
多田野曜平(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕(日本語吹き替え版)
岩崎ひろし(日本語吹き替え版)
岡寛恵(日本語吹き替え版)
脚本ベン・リューイン
音楽マルコ・ベルトラミ
撮影ジェフリー・シンプソン
製作ベン・リューイン
あらすじ
6歳のときのポリオが原因で首から下の筋肉が動かなくなってしまったマーク。しかしながら、持ち前の明るさと努力で大学を卒業、詩人兼ジャーナリストとして生活していた。ある日、彼は若く美しいヘルパーに恋をするが失恋。その経験と障がい者のセックスというテーマでの原稿依頼を受けたことを契機に、38歳の彼に性の目覚めが訪れる。セックス・セラピーを受けることを決心した彼は、シェリルという女性による「セッション」に臨むのだったが…。 障がい者の性を真正面から取り上げた、実話を基にした感動のドラマ。
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【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》 題材自体も非常に興味深いのですが、個人的には主演2人の演技の高さがまずは印象的でした。2人ともとにかく「難しい」演技の仕事だったと思うのですよね(勿論「一風変わった」かつド直球に「性的な」シーンがふんだんなコトも含めて)。ジョン・ホークスなんかそもそもずっと横になってるから表情だって好く見えない…中で、肝心な場面での繊細な表情のつくり込みや、あるいはその語る「詩」の表現力などには中盤以降モ~震えっ放しでしたよね。そして、ヘレン・ハントの見事に知的なプロフェッショナル振り!と、だからこそ際立つ善き人間味の発露の心地好さ!と来たら…重ねて、最高級に素晴らしいと言える演技を思い切り堪能しました(プラス、脇役の方々も実に好かった!)素直に、何処も彼処も好い映画だった、と言いたい作品ですね。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2023-06-13 00:15:23)
9.《ネタバレ》 ポリオも四肢麻痺もそれは前置きでしかなくって、あくまでもメインテーマは、セックスを通じた主人公(と周辺人物)の変化。そこに明確に照準が絞られているのが素晴らしい。あれこれ考えが先走って、原始的な喜びを忘れているかのような導入部の主人公は、裏からの現代社会への風刺のようにも感じる。●ヘレン・ハントという絶妙なキャスティングが、作品をさらに意義あるものにしました。知性と優しさを同時に感じさせ、プロとしてのセックスセラピストの技術と誇りも同時に表現し、さらにヌード(この作品では当然ながら欠かせない必須の要素)も、整いすぎず崩れすぎず、いかにも身の回りにいそうなバランスある肢体。名演に拍手です。●ヘレンが最初に脱ぐときに全身ショットで仕草をきちんと収め、トイレのくだりで突然主人公が興奮する、など、性的思考のプロセスの一つ一つをきちんと押さえているのも、テーマに向き合った制作者の真摯な姿勢を感じる。●モーテルの受付の彼だけ、登場の意味がよく分からなかったかな・・・。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-09-10 01:24:47)
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8.身体障害者のセックスの問題を正面から捕らえた映画。 全体的には静かなトーン。出てくる人がほぼ善人なので、観ていてあまりツラいことはない。それぞれの人の持つ問題がさり気なく表現されていて、良い映画と言って間違いない。 いわゆる「佳作」。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-19 13:46:01)
7.《ネタバレ》 ポリオによる全身麻痺の障碍者とセックスセラピストの交流が生々しい。なるほどこんな感じになるのかと。でも、麻痺があっても感覚は生きているのだから、性欲だって健常者と同じはず。むしろ制約がある分、その欲求はより強くなるのかも。38歳の男の頭の中は童貞中学生と同じレベルで、微笑ましいような切ないような。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-28 22:22:43)
6.《ネタバレ》 ホントもう言うことはありませんね、素晴らしい映画だと思います。最愛の妻、スーザンとの出会いも感動的でとても素敵でした。
Kanameさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-06-14 22:34:08)
5.主人公を初めセラピスト、中国人のヘルパーさん、最後に出会う女性と役者さんたちがみんな魅力的でとてもほのぼのと暖かい気持ちになれるいい映画でした。とてもいい映画ですが裸のシーンや性表現は満載なのでご注意を。
映画大好きっ子さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-05-08 21:23:58)
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4.《ネタバレ》 少ないレビュー数ながら、ほぼ語り尽くされてる感じなので余計なことは書きません。 人間と愛について、これほどまでに等身大に描ききった作品に久しぶりに出逢いました。「18禁」になってますが、観終わった後、清々しくもあり心を洗われるような感動があります。 シェリルと夫との関係やマークとスーザンの生活、ヴェラのマークへの感情などなど、もう少し語って欲しかった部分は多々ありますが、そのあたりは観る者の感性に委ねて正解かも。 障がい者と性と言う切り口で、実話ベースとは言えある意味レアケースを題材に、各方面の批判も恐れず創り上げたスタッフに賛辞を献上します。  追記。エンドロールに「Cat Terry」と猫の名前が。そんな小技にも和みますね。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 9点(2015-03-01 19:02:07)
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3.“性行為”に対しての葛藤。それは人間として、いや生物として、誰しもが通る通過儀礼。 勿論それは、身体障害者にとっても同様なことなのだけれど、臆病な社会は、そういうことからついつい目を背けがちだ。  この映画は、「障害者と性」という、浅はかな固定観念を持っていては踏み込みづらく、表現しづらい「題材」に対して、真摯に向き合い、ドラマとユーモアとエロティシズムを絶妙なバランス感覚で表現してみせた“傑作”と言えると思う。  この映画が素晴らしいところは、身体障害者である主人公の境遇に対して、必要以上に“同情”を誘っていないことだ。 主人公のマークは、幼少時からポリオによって全身麻痺となってしまった障害者である。呼吸補助のため、一日の大半を“鉄の肺”と呼ばれる呼吸器の中で過ごさなければならない。 けれど、彼の生き様には決して“悲しみ”が表れていない。自分の境遇を受け入れ、自立し、常に自分の人生を自分自身で歩もうとしている。 そんな彼の人生観が、そもそも勇気に溢れていて、観客は映画の冒頭から主人公の魅力に引き込まれる。  主人公の魅力が序盤からしっかり描かれるからこそ、この難しい「題材」の映画は、ある意味とても普遍的な「童貞喪失映画」に仕上がっていて、とても眩く、とても楽しい。 主人公の身体的特徴を度外視して、特に男の観客は、彼の“童貞喪失”の顛末に対して、己の事のように一喜一憂するだろう。  殆ど顔の動きのみの演技で主人公マークを演じきり、彼の人間的な魅力と、その人生の喜びと悲しみを余すこと無く表現してみせたジョン・ホークスの演技は素晴らしかった。  そして、こういうセンシティブな映画だからこそ、敢えてこう特筆したい。 “ヘレン・ハントのおっぱいが美しい”と。 主人公の相手役となるセックス・セラピストを演じたヘレン・ハントもまた素晴らしかった。 撮影当時49歳らしいが、このアカデミー賞女優の堂々たる脱ぎっぷりと、年齢を重ねても変わらない彼女独特の愛らしさがあったからこそ、この映画は成功していると強く思う。  勇気と慈愛、人間の営みにまつわる輝きに溢れた幸福な映画だ。   BS(WOWOW)放送だったからか必要以上に“ぼかし”が大きかったことは、演者たちの心意気を妨害しているようで、とても残念だったけれど。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-02-14 00:28:52)(良:1票)
2.《ネタバレ》 僕が裸になるとき、たとえば着替えや入浴の介助を受けるとき、周りの人はいつも服を着ていた。それがいま、裸の君と一緒にベッドにいるのが僕は本当に不思議なんだ――。マーク・オブライエン、38歳、子供のころに患ったポリオが原因で全身に麻痺という障害が残ったものの、電動ストレッチャーで大学に通い、今では詩人兼ジャーナリストとして立派に生計を立てている。とはいえ、彼は一日の大半をベッドの上で過ごし、ヘルパーの介助なしでは外出することも出来ず、一人では食べることはおろか排泄の処理をすることも出来ない、そしてもちろん「童貞」。そんな彼がヘルパーの若い女の子に失恋したことをきっかけに、とある決心をするのだった。それは「死ぬまでに、人間として一度でいいから誰かとセックスしたい!」。障害者仲間のつてを伝って、セックス・セラピストをしている人妻シェリルとコンタクトを取るマーク。彼女との計6回のセッションを通じて、彼は初めて人間としての喜びを全身で味わうのだった…。重度の障害を抱える実在の詩人が著した体験記を基に、障害者と性という極めて重いテーマを終始ほのぼのとした軽妙なタッチで描いたヒューマン・ドラマ。こういう主題を扱うのって、結局「障害者だって一人の人間なんだ」という誰も反論しづらい説教じみたお話になるか変に露悪的になりがちで極めてリスクの高い選択だと思うのだけど、本作ではそんなリスクを監督の絶妙のユーモア感覚で飄々と取り払い、素直に笑って泣けて主人公マークの「童貞卒業」を心から応援したくなる人間ドラマの佳品へと仕上がっておりました。「神も君なら許してくれるだろう」と仕方なく応援してくれる神父さんや、無表情に淡々と手助けしてくれる中国人の女性ヘルパー、そして何より深い愛情でもってマークとセックスしようとするセラピスト…、そんな個性豊かな魅力に満ちた登場人物たちも物語を優しく彩っています。そして本作が何より優れているのは、〝障害者と性〟という問題から出発しながら、次第に〝性欲と恋愛〟という人間本来の普遍的なテーマへと見事に昇華させたところでしょう。セックスから始まる恋愛、恋愛の過程で交わるセックス、いずれにせよ互いの身体を必要とし合うことで自分の価値を確認したいと願う男と女…。軽妙でありながら、人間のコミュニケーションのあり様を優しい目線でもって見つめた良品。お薦め。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-11 18:54:28)(良:2票)
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1.《ネタバレ》 ポリオで顔から下のほとんどが動かない男が、性に悩むというストーリー。まだまだ一般人にとっては下衆い興味本位で関心を集める分野なので、これを描くのはかなり難しかっただろう。「性」というのは、人類の営みで最も重要な問題でありながら、ある場面ではタブーとされ、ある場面では、最も笑える事でもあるからだ。本作では、奇跡的なバランスで性の重要さと滑稽さを描くことに成功している。  彼の苦悩は、彼特有のものではなく思春期の若者のそれに近いものとして描かれているため、健康な人々にとっても他人事としてではなく、自分の体験と照らし合わせて笑うことができる。そもそも性をタブー視して、婚外交渉は基本的に認めないという立場にある教会の神父さんに主人公がその悩みを相談するという図式が非常に面白い。  障害者であろうとなかろうと、ユーモアをもって人を幸せな気持ちにすることができる人であれば、他者と心身ともに繋がる権利があるのではなかろうか。きっと神様も認めてくれるよ!!と結論づけられる。  本作では、一つの答えがこの映画で出されている。正解であろうがなかろうが、こういう問題に対して、しっかり問題提起をし結論まで描いているという姿勢が素晴らしい。非常に興味深く、面白い作品だった。  行為のシーンは全然激しくはないが、結構エロかったです。
すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2014-02-23 12:27:00)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.90点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7330.00%
8550.00%
9220.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2012年 85回
助演女優賞ヘレン・ハント〔1963年生〕候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2012年 70回
主演男優賞(ドラマ部門)ジョン・ホークス〔1959年生〕候補(ノミネート) 
助演女優賞ヘレン・ハント〔1963年生〕候補(ノミネート) 

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