6.ワンシチュエーションの設定としてはまあ良い着眼ではあった。
のだけど普通この手の映画では極限下で暴かれていく本性がテーマになるのに対して
こちらは本性(側面)が暴かれることで極限下に(より)陥るという順番。
じゃあさ、このシチュエーションはいらないんですよ。
普通に友人が暴露しても同じストーリーに構造上は出来てしまうわけで、
全くシチュエーションが機能していません。
ワンシチュエーション映画、雪山のリフト、棒に刺さっている、棺かつ土の中、なんかしらんが鉄の扉の中、ビルの壁など等。
まあわんさとあるんですけれど、基本は『十二人の怒れる男』で、それが『キューブ』で変換されたと思うのですが、
再変換は何時になったら巧くいくのでしょうか。
手段と目的をどうか混同しないで頂きたいな。
年間100本以上観る人間なら通る道ですが、これより見るべきものは年間100本以上ある。