10.《ネタバレ》 「扉(ドアーズ)に気をつけろ」――。毎日気がおかしくなりそうなほどの陰惨な事件ばかりが続発するニューヨーク。市警本部に勤めるサーキ捜査官はそんな危険な街で日々業務に忙殺されていた。それでも愛する妻と娘のために今日もそんな酷い事件と向き合っていた彼のもとに、更なる陰鬱な事件の通報が舞い込んでくる。ゴミ捨て場に遺棄された赤ん坊の遺体、我が子をライオンの檻に投げ込んだ母親、子供の目の前で妻に暴力を振るう元海兵隊員、アパートの地下室で発見された謎の腐乱死体……。一見、共通点のなさそうなそんな凄惨な事件だったが、捜査を進めていくうちにサーキ捜査官はとある共通点に気づくのだった。「扉を開け」。ラテン語で残されたそんなメッセージと現場に見え隠れする黒いフードをかぶった謎の男。やがて、それらの事件は全て、数年前にイラクに派遣されていたある海兵隊員が地下で発見した謎の扉へと繋がっていく。事件の背後に人智を越えた存在を感じ取ったサーキ捜査官は、捜査の過程で知り合った謎の神父とともに何としてでも事件解決を目指すのだった。だが、扉の向こうからやってきた〝悪魔〟はついに彼の家族にまでその魔の手を伸ばしてゆく……。実話を基に(?)、現代社会の闇夜に暗躍する悪霊と壮絶な戦いを繰り広げるニューヨーク市警の活躍をオカルティックに描いたホラー・サスペンス。まるでマイケル・マン作品を髣髴とさせる男臭いハードボイルドな世界観に、完全オカルティックな心霊世界を融合させたこのセンスはなかなか新しい!こういう都会の夜の重苦しい空気が全編に漂うダークな作品って普通に自分の好みなので、まあなんだかんだでけっこう面白く観ることが出来ました。怖がらせ方とかもベタっちゃあベタですけど、なかなかツボを押さえた手堅い演出のおかげで所々ゾクッとさせられたしね。ただ…、難点を挙げるとすれば、やはりストーリーの整合性に幾分か無理があるってところですかね。特に肝心のクライマックスが今まで色んな映画で散々見たことがあるような単なる悪魔祓いで終わってしまったのは、さすがにちょっとねぇ……。それに要所要所でキーとなるあのドアーズの楽曲はどういうことなんでしょう?悪魔って実はドアーズファンだったってこと?まあ、ドアーズ好きな自分としては久し振りにジム・モリソンの歌声が聴けてけっこう嬉しかったですけど。結論。色々不満はあれどハードボイルド・ホラーとしてそこそこ面白かったんじゃないでしょうか。事実を基にしたストーリーってのはご愛嬌ってことで(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-07-28 13:04:43) |
《改行表示》9.これって現代版「エクソシスト」ですが、悪霊払い映画を観たいなら73年版の「エクソシスト」をおすすめします。断然怖いです。 本作は実話ベースと言いながら、実話ならではの怖さは特にありません。憑依→事件→お祓い、の一連の流れはそのまんまで特にひねりも無いですし。神父が不良中年だということぐらいですかね、目新しいのは。 で、”悪魔憑き”の作品を観るといつも思うんだけど、「言葉」ってすごく大事でして。というかお祓い等は基本英語なんですよね。じゃあ(特にキリスト教圏内の)悪魔って日本語やスワヒリ語や諸々の言語で生きる人間には気付いてもらえないべな、と常々思ってましてね。けれど、この映画ではイラクでそれも古代ペルシャ文字を発見したことで取り憑かれたとか。あの兵士の人たちはすごい教養があったのか?ペルシャ語の文法で発せられる怨念みたいなもの、わたしは絶対キャッチできないぞ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-01-18 18:37:21) |
8.《ネタバレ》 オカルト映画としてはそれなりに退屈しのぎになりました。特に前半、主役の刑事が捜査した不気味な事件の謎が解かれていくあたりは、警察ものとして楽しめ、後半はエクソシストものとして楽しめました。悪魔払いのシーンは結構迫力があり、首がグニュっと曲がったり、頭に傷がキリキリはいったりで、趣向をこらしてくれます。えぐいシーンとしては、地下室で死体を発見するくだりかな。死体の目がギロっと動いて、虫がバババって出てきて、その後、お腹がモゾモゾ動いて、腹を破って虫がでてくるあたり、キモイです。空から死体が降ってくるくだりの死体もキモかったなー。事件の謎が解けてからはお馴染みのエクソシスト映画なので、ストーリー的には特に新鮮ではないですが、悪くはなかったです。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-11-03 22:09:45) |
7.《ネタバレ》 ストーリーは何がしたい事件なのかは謎だがラストの悪魔祓いは迫力があった。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-07-13 00:17:55) |
6.ひさびさに期待外れの映画でした。邦題がよくないんじゃないかなあ。刑事ものだと思って観たら、単なるホラーというかオカルトものです。筋道の通った解決ではないし、理由も動機もわかりません。だって悪霊のしわざなんだから。好きな女優さんのオリヴィア・マンが妻役で出ていたのがちょっとうれしかったけど、彼女のよさもあまりでてなかったし。ゾンビ系の映画が好きな人は気に入るんじゃないでしょうか。結構グロいです。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-06-15 18:26:04) |
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《改行表示》5.《ネタバレ》 話を盛り上げる気やまとめる気が感じられない。何もないシーンで音でびっくりさせるのも多くてイラっとする。ナンノコッチャわからん。娘がみた這いずりまわる人は何だったの?悪魔さんは何がしたかったの?家族との和解もうやむや。作者(監督?)がドアーズ好きなことだけは分かった。 最後のバトルも大して何も起こらない。グロ描写は全然大したことないけど、何故18禁?不良神父は、タバコのポイ捨てをしすぎ。虫が気持ち悪いぐらいで、エグイシーンも怖いシーンもあんまりない。結局、ライオンさんが一番怖かった。 ネコ嫌いな主人公なんて嫌いだ! 【すべから】さん [映画館(字幕)] 4点(2015-04-14 01:20:09) |
4.《ネタバレ》 実話をもとにした映画だとのことですが、実際のところどの程度まで真実なのかしら。原作を読んでみないとわかりませんが、悪霊というものが存在することを前提とした内容なので、日本人にはなかなかとっつきにくいものがあります。本作は、そういう類いのものが存在するんじゃないか、という気持ちが観る人にないと、なかなか入り込むのは難しいでしょう。ストーリー的には悪魔払いなので、古典では「エクソシスト」なんかと同じなわけですが、こちらはニューヨークが舞台だからでしょうか。神父さんは見た目が神父っぽくなく、悪霊役の彼もスタイリッシュ系スキンヘッドのにいちゃん。エクソシストを都会的に焼き直しましたみたいな感じです。意外とグロいシーンもあったりなんかして要注意。でも、怖くはありません。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-04-04 19:58:49) |
3.《ネタバレ》 迫力のある除霊シーンに釘付けでしたが、そこまでが退屈でした。事例も1つだけで物足りなかったです。主人公は能力について深く考える事もなく、家族に八つ当たりしていたので微妙でした。悪魔の悪ふざけに娘はあれだけ嫌がっているのに、それでも母親に自室に寝かされててかわいそうでした。怖さについては後からジワジワと来たりもせず、同監督の『フッテージ』の方が良かったです。 【DAIMETAL】さん [映画館(字幕)] 3点(2014-10-10 23:05:01) |
2.《ネタバレ》 エクソシストのようなオープニングで期待しましたが、あまりオカルト的な現象が無かったのは拍子抜けしました。刑事モノなのでセブンのような雰囲気もありますね。主人公はいろいろ抱えていてそこが悪霊に付け込まれたんでしょうけど、全体的にいまいち中途半端にしか見えなかったな。やたらとドアーズがプッシュされてますけど、あまり知らないので私には響きませんでしたね。なかなか良かった『エミリー・ローズ』『フッテージ』を監督したスコット・デリクソンの作品ですが、今回は可もなく不可もなくといった感じ。憑かれた女性の演技が凄かったなぁ、としか残らなかったな。 実話を基にしたそうですが、どこからどこまでが実話なのか興味ありますね。アメリカの映画ではこの手の存在を悪魔とまとめて、侵入→制圧→憑依と三段階で攻めてくるという解釈をしてることが多いんですが、実際はどうなんでしょうね。鈍い人に必死に試みるも相手にされずイジケル悪魔ってのも全米にはいっぱいいるんでしょうな。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-10-04 01:30:11) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 R18+と言う事でかなりエグい描写があるんだろうと、それなりに警戒(?)しつつ見に行きましたが、思ったよりは全然ユルいです。2、3正視に耐えないようなシーンもありますが、元々この映画を好んで見に来る人なら充分許容範囲内でしょう。しかしお話は陰惨です。ニューヨーク市警のお仕事ってこんなひどい毎日なの?これじゃ1週間と耐えられんだろうと言う思いばかりが得られます。と思ったら最後やっぱり引退してるし。 ホラー映画として見た場合、いくつか気に入らない点があるんで全体的に辛めでこの点数です。一番の不満は結局のところ一番驚かされたのは「犬に吠えかけられるシーン」だったと言うことでしょう。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-09-20 14:44:24) |