《改行表示》71.《ネタバレ》 期待し過ぎたか。 台詞が多くどちらかと言うと冗長な作品なのに、観客を飽きさせずにラストまで引っ張る「力・勢い」は流石タランティーノと言った所。 但し、本作が「パルプ・フィクション」の様に面白いかというとそうでもない。 タランティーノ独特の構成を西部劇(と言っても荒涼とした砂漠やサボテンの類は全く出てこないが)で再現した点は興味深いけれど、手放しで誉めるまでの作品では無いと思えた。 ティム・ロスとマイケル・マドセンが血まみれで床に倒れているシーンや、最後は結局全員死ぬ構成は「レザボア・ドッグス」のセルフリメイクの様でも有り、かなり実験色が強い作品。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-01-23 09:39:02) |
《改行表示》70.《ネタバレ》 怪しい登場人物ばかりで、誰に感情移入したらいいのかよくわからない。 単純に殺すのではなく正当防衛を主張したり、当時の法を守ろうとしてるのは理解できる。 賞金首を殺すのもこの時代の正義なのかも知れない。 それでも、やっぱり善人とは思えなくてモヤモヤした。 北部の黒人と南部の白人が協力することになるのは皮肉な展開で、そこは面白かった。 あと、手紙に唾を吐かれたとき本気で殴ってたので、もしかしたら本物だったんじゃないだろうか。 そう思って聞いたら、ラストの朗読はちょっと感動的だった。 【もとや】さん [インターネット(吹替)] 7点(2023-07-21 18:25:14) |
69.《ネタバレ》 舞台は南北戦争終結から数年後、ワイオミングのとある雪山。かつてないほどの猛吹雪が吹き荒れる中、一軒の寂れた山小屋に4人の男女が逃げ込んでくる。3人の指名手配犯の死体を街へと運んでいた黒人の賞金稼ぎ、マーキス。捕まえた女指名手配犯を生きたまま連行していたのは、通称首吊人と呼ばれる賞金稼ぎの大物、ジョン。そんな彼に手錠で繋がれ、所かまわず悪態をつくのは女犯罪者、ドメルグ。偶然、彼らと同行していたいかにも小物の自称次期保安官クリス。そんな彼らを迎えるのは、この山小屋の所有者から留守を預かっていると主張するメキシコ人、ボブだ。一方、彼らより先に山小屋を訪れていた先客が3人いる。英国紳士風の装いをしている絞首刑執行人のオズワルド。小屋の片隅で自らの物語の執筆に夢中になっているカウボーイのジョー。暖炉の前で我関せずとチェスに明け暮れるのは、かつての南北戦争の英雄だが今や老いさらばえたスミザーズ将軍。一癖も二癖もありそうなそんな〝ロクデナシ8人〟がともに一夜を過ごすことになったのだから、当然、無事に朝日を拝めるわけはなかった。騙し合いに腹の探り合い、主導権争いに明け暮れているうちに、突発的に密室殺人が行われるのだった――。犯人は誰か?その真の動機とは?そして、この凄惨な争いを生き抜き、無事に朝日を拝めるのはどの〝ロクデナシ〟なのか?タランティーノ監督が新たに仕掛けるのは、いかにも彼らしいそんな息詰まるような緊張感に満ちた密室劇でした。唯一無二の彼の才能はもはや円熟の域に達しているといっても過言ではなく、個性的でアクの強いキャラクター、脱線に次ぐ脱線で時に暴走する饒舌な会話劇、下世話でエネルギッシュなエピソードの数々、全編を彩る軽快でノリのいい音楽……。デビュー作である『レザボア・ドックス』からぶれることなく、自らの世界を発展・進化させた彼の一つの完成形がここにはある。自分は存分楽しませてもらいました。アカデミー賞受賞も納得。ただ、難点が一つあるとすれば、それは自らの世界を追求するあまり、映画としていささか予定調和に終わったように感じるところでしょうか。もう少し彼の新たな世界を見たかった気がしなくもない。とはいえ、円熟期を迎えたであろうタランティーノの中期を代表する佳品として記憶に残ることは間違いない。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-04-19 12:05:49) |
68.だらだら続く感じがイライラした。それでも何かあるのかな、と思ったら何もなかった、という感じでした。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-02-12 12:10:22) |
《改行表示》67.《ネタバレ》 よくよく考えるとタランティーノ作品を見たのはキル・ビル1くらいだと気付いた。 冒頭からとにかくセリフが長い。事が起きるまでに眠気MAXとなってしまう。 猛者曰く「これぞタランティーノ!」らしいので耐性の無かった自分を戒めた。 目的地に着いてからも結構眠い。毒殺してからは面白いのなんので引き込まれてお目々もパッチリ。 ただまさか地下に一人いるなんて思わないじゃないのそんなの。 結局描きたいのはBLMに近いのかと思うと萎えそうなので切り離して純粋に撃ち合いを楽しみました。 他の作品も見るべきだと痛感。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-08 11:13:29) |
《改行表示》66.《ネタバレ》 これぞタランティーノ映画って感じのセリフ、キルシーン、グロさがよく出てました。 物語のミステリー感が思ったほど無かったかなぁ。 最後にもっとどんでん返しがあるかと思ったので若干消化不良。 井戸の死体が実は生きていた!とか。 【とむ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-06-27 00:27:05) |
《改行表示》65.毒殺モノで、タイトルが「ヘイトフル・エイト」。日本語に直すと、「八つ墓村」、ですかね。なんでやねん。 雪に閉ざされた一軒家に集うは、一癖も二癖も、いや何癖もありそうな連中。だけどそこに至るまでに、まず雪道を行く馬車に登場人物たちの一部が集まってくるところから描かれて、「リンカーンの手紙」なんていうギミックがここで提示されたりもするけれど、それより何より、登場人物たちのいかがわしさと荒々しさ、そして一帯の雪深さが、強く印象づけられます。 寒さ、ってのは、屋内シーンに入ってからも、吐く息の白さから伺うことができます。 一軒家で繰り広げられる不穏なやりとり。登場人物に当てられる照明も、何だかアヤしくって。 結局、見ていくと、これはやっぱり八つ墓村じゃないのか、という気もしてくるのだけど(どこが?というのは書かないことにしますが)、それはともかく、章立ての構成の利点も活かしてストーリーを不用意に複雑にすることを避けつつ、容赦ない殺し合いを展開させて、我々を唖然とさせつつ、最後のアッサリ感がなかなかシャレてるな、とも思わせて。さらに唖然ともしますけれども。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-04-25 15:37:26) |
64.個人的に密室劇・舞台劇が好みなためか、長さを感じることなく楽しめた。プロットは特筆するものはないが流石タランティーノ監督、会話やショットの間、音楽など独特の緊張感が楽しめます。特に後半のテンポが心地よい。ジェニファーの迫真の演技も素晴らしい。 【460】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-14 03:42:44) |
《改行表示》63.《ネタバレ》 最後に生き残るのは誰か? 監督がタランティーノということは、、、 今回も殺し合いです。 山奥の小屋(服飾店)で、ならず者8人が殺し合うという筋書き。 キャストには、サミュエルはじめお馴染みの俳優たちが出演している。 冒頭の1時間はカットできる部分が多々あったと思うが、後半の内容は同監督らしく楽しめる内容であった。 「血が大好きな」監督の為、女性ファンの方が少ないと思われるが、シリアスな展開の中にも笑える部分が沢山ある巧妙さを楽しんで他の作品も鑑賞していきたい。 【マンチ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-19 12:43:24) (良:1票) |
《改行表示》62.《ネタバレ》 各シーンが無駄に長い 無駄にグロい この監督の作品は相性合わない 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 4点(2020-05-17 06:40:30) |
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61.《ネタバレ》 後半で面白さが増した。全容が見えてきたからである。そういうことだったのかと前半のストーリーを復習できたのが良かった☆サミュエルはあんな風にやられたのにその後エンディングまでちゃんとおしゃべりできるくらいの元気があってびっくりだ。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-17 02:12:28) |
《改行表示》60.一言で言って「タランティーノの映画」 それ以上でもそれ以下でもない。 ちなみに、チャニングティタムの吹替は、声からして山寺宏一ですね、wikiとかにも記載ないけど。 【あばれて万歳】さん [インターネット(吹替)] 6点(2020-04-21 12:11:24) |
59.全体的なストーリーはどうってことないんだけど、セリフや展開に惹きつけられる。レザボアですね。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-02-09 11:27:14) (良:1票) |
《改行表示》58.ちょっと長いなぁとは思いましたがレザボア・ドッグスを思い出しましたね。 初見だったので楽しめました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-23 13:42:28) |
《改行表示》57.《ネタバレ》 恥ずかしながら初鑑賞。 そして、観おわって即 これはカーペンター版『遊星からの物体X』だと思った。 オープニングの長回し、雪原を疾走する空撮ショット。 吹雪で隔離された密室と誰一人信用できない犯人探し。 終盤で展開する血生臭い修羅場。 それはまるで、狡猾な《人の皮を被った悪魔》との戦い。 最後に残される二人の人種も、その後の全滅を予感させるラストまでそのまんま。 よほど、タランティーノは『物体X』が好きなんでしょう。 先ごろの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の終盤でも 完全に物体Xと化したヒッピー娘が○○○○○で焼かれてましたからね〜 (笑) 【墨石亜乱】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2019-09-21 20:24:22) |
56.推理・謎解きのサスペンス映画をタランティーノが撮ったら、そりゃこうなりますよね。(笑) 最終章は、タランティーノだからこその展開。 【たけたん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2019-09-16 15:45:26) |
《改行表示》55.《ネタバレ》 西部劇は、あまり観ないのですが、この作品は西部劇の設定でなくても作れそうですね。 かなり長い映画で、チャプター3まではもう少し短くしても良いのでは? と思いました。 チャプター4の過去の出来事から、俄然ストーリーが動き出し面白くなりました。 ラストでは、結局登場人物は全員死んだか、死にかけの状態になってしまいました。 血だらけの惨劇シーンは余り好まないのですが、この内容ならOKです。 個人的には、ラストをもう少し追加し、「女ギャングの言ったことが真実で、仲間のギャング15人が店に到着し、入口を開ける直前」というシーンがほしかったです。 【TerenParen】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-08-22 13:35:16) |
《改行表示》54.《ネタバレ》 正直ストーリーはいまいちだった。 ただタランティーノ節は健在で どうでもいい会話がなぜか心地いい。 そしてド派手なゴア描写。 タランティーノのゴアは気持ち悪いよりギャグっぽいので好き。 話の方は途中までサスペンス調でようやく謎解きか? と思ったとたん犯人が自ら出てきてドンパチ開始。 一風変わった推理物を期待してしまったわ。 【Dry-man】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-08-06 01:45:30) |
53.《ネタバレ》 一癖も二癖もある登場人物、密室劇、時間を巻き戻して内幕を説明する演出、そしてバイオレンス描写、観客を楽しませる工夫を凝らしているのは分かりますが、いまいち乗り切れず。長かったなというのが最初の感想でした。期待し過ぎましたかね。フロム・ダスク・ティル・ドーンのようなあっと驚く展開があればよかったのに。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 5点(2019-06-11 22:50:14) |
52.《ネタバレ》 タラちゃん好きです。長いけど飽きさせない(もともと長尺耐性は高めです)がしかし、密室的なトリックやら伏線回収は「あら、そう?」という感じで意外性がなく残念。レザボア、パルプと似た構成だとは思うのですが、会話を含め小ネタ等が全般薄味で印象に残るシーンやネタが無いかな。唯一大統領の手紙ぐらいですが、強烈な印象はないのでしばらくしたら忘れてそう。例えば、レザボアの色決め、マドンナ談義や耳削ぎ、パルプのバイオレンス全般、嘘聖書引用とかね、思い出されるのが多い。本作は、もう一度観たいとは思わせるものはないかも。なるべく良いところを挙げたいと思って居るのに悪口ばかり書いていたので6⇒5点に変えました。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-24 09:49:02) |