《改行表示》32.《ネタバレ》 ~The Band Wagon~『時流(に乗れ)』って名前の劇中の舞台劇。 この一年くらい、過去にあまり見てこなかったミュージカル映画を観るようになったけど、この映画を見てアステアのダンスの凄さが伝わった気になった。 靴磨きのダンスがいきなり凄い。前半は磨き台の上だからほぼ足の動きだけで踊って見せる。その動きの多彩さ・華麗さに驚いた。 アステアの身体の使い方を観ると、特に足もと、大きな動きの前に小さな予備動作?が入ってるんだけど、一連の動作に無駄がなくて美しい。相当体幹が優れてないと出来ない動き。 それを涼しい顔してやってのける。細かく大胆に動く下半身に対し、上半身は優雅で滑らか。公園でガブリエルとのダンスの美しいこと…こんな書き方しか出来ないけど、とにかくスゴイなって思えた。 当時のゲームセンターって手作り感が面白い。あの“?”の箱にあんな仕掛けがあったなんて。 公園で社交ダンス(無料参加イベント?)してるのも、当時はそういう文化があったのかな? コードバのキャラが魅力的。なんかスポンサー相手に、熱心にファウストを説明するコードバに声を出して笑ってしまった。良いキャラだなぁ。 最悪の初対面をしたトニーとガブリエルがだんだん仲良くなって、吸えないタバコを勧められてぷかぷか吹かすガブリエル可愛い。 大失敗の公演初日のあと、無人のパーティ会場と、若い団員の打ち上げの対比。そこからの方向転換、仕切り直しで盛り上げるトニーと、舵取りをトニーに譲るコードバの柔軟さが良い。最後のプログラムをめくる毎にミュージカルナンバーを流す演出も良かった。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-07 16:00:21) (良:1票) |
《改行表示》31.気難しい役をすることも多いのがエレガントなアステア。 この映画はむいていない気もした。 ダンスは素敵でみんな楽しそうに踊っているけど、はたで見ながら一緒に楽しめないのは退屈なストーリーのせいかな。 ザッツ・エンターティンメントに使われ、それだけでワクワクしたものだけど、この映画時代はワクワクできなかった。 三つ子は文句なしに楽しかったです。 【omut】さん [地上波(字幕)] 3点(2021-05-03 22:01:03) |
30.当時54歳(+1点)アステアの頭のてっぺんから足の先まで一分の隙もない完璧な体形・着こなしに今更ながら惚れ惚れします。「靴をピカピカに」に 眉間に皺よせてないでパーッと明るく陽気に行こうや! 元気をもらえます。ごちゃごちゃ考えるんじゃなく感じる、アステアが見せるエンターテイメントを堪能させていただきました。 |
29.《ネタバレ》 ストーリーは退屈。でも、ダンスナンバーは最高。ララランドの数倍上。今作は、アステアよりブキャナンの怪演が目立つ。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-29 22:56:23) |
28.《ネタバレ》 ○アステアのダンスなどは良かったが、その一部が良くても全体通してみれば退屈な映画だった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-10-29 23:00:42) |
27.どのシーンでも明るく楽しく大騒ぎしているだけなので、歌やダンスとしての表現は一部感じられても、映画としての表現が感じられませんでした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-04-30 16:54:11) |
《改行表示》26.19世紀生まれのフレッド・アステアは、当時50歳を過ぎていて、超人的なダンスとはいかないけれど、それでもターンのキレなどにはさすがと思わされます。比較的長回しで撮られているドラマの部分には、持ち前のスマートな身のこなしと飄々とした表情で応え、一方、ミュージカルの部分は、歌やダンスの腕前を披露しつつ、さらには終盤の舞台公演ダイジェストシーンなどは賑やかなカット割りも加わっての躍動感。 いずれにしても、ここでアステア演じる主人公トニー・ハンターもまた、すでに過去の人となったミュージカル俳優。新作舞台に起用されるも、ファウストを元にしたというヘンテコリンなミュージカルは大コケ。しかしトニーを中心に新しく組み直した公演は大ヒットして、めでたしめでたし。という訳で、他愛ないオハナシというよりも、そもそもオハナシなんてロクに無くって、実際のアステアという俳優と、彼が演じる主人公と、主人公の演じるミュージカルが、互いにシンクロし合う。オハナシなどそっちのけで、何かにつけて歌とダンスを無理にでも押し込み、なかなかに贅沢な趣向です。で、結局は何といっても、やっぱりアステアだよね、ミュージカルだよね、これぞ、エンターテイメントだよね、と。 って言っても、まださほどミュージカル映画を懐かしがる時代でもなかったとは思うのですが、でも実際、こういう軽いノリの作品は作りづらくなっていっちゃう。それを嘆くのではなく、あくまで陽気に往年のエンターテイメントを楽しみ、ときには「楽しい」って何だろう、エンターテイメントって何だろう、ってなことを考えてみるのもよろしいかと。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-04-24 09:02:28) |
【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-19 06:14:59) |
《改行表示》24.どうにも自分はミュージカルには向いていないようで、退屈感が否めない。 大画面で大きな音でダンスを純粋に楽しめばいいのかもしれないけど、テレビの前では物語を追ってしまう。観る時の気分にも左右されそうな気はする。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-04-17 19:19:13) |
23.60年以上も前の映画なのでエンターテインメントの感性に素朴さを感じます。ストーリーは大味ですがダンスと歌はいい味出てました。特にヒロインナイスバディ子のキレキレダンスが印象的でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-15 23:46:40) |
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《改行表示》22.フレッド・アステア主演、コメディー仕立てのミュージカル映画。 アステアのスリムな身体から繰り出される軽快なステップは、観ていてとても心地がいい。 お話の流れにはややテンポの悪さを感じるけど、アステアの紳士的な風貌どおり、 品のある作品に仕上がってます。ブロードウェイの舞台などに興味がある人には、特にお薦め。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-04 07:44:54) |
《改行表示》21.これぞザッツ・エンターテイメント!ミュージカルの楽しさ・豪華絢爛さを存分に味わえるアステアの後期の傑作だと思います。 アステアのソロの見せ場が少ないのですが、それでも序盤のゲームセンターでの靴磨きの黒人やゲームセンターの客を巻き込みながら、ゲーム機とも絡みながらのコミカルなアステアのダンスはとても楽しい。またアステア、オスカー・レヴァント、ジャック・ブキャナン、ナネット・ファブレーの4人で魅せる“ザッツ・エンターテイメント”も楽しさいっぱいです。 勿論シド・チャリシーとのこれぞアステア!ヒロインと時にはうっとりするような、そしてパワフルなペアの舞も堪能させてくれます。全盛期のような派手さは無いけれどアステア全盛期のトレードマークであるトップハット&燕尾服姿でのタップを見せてくれるのも嬉しい。 優雅で、コミカルで、歌も素敵で、色んなアステアがたっぷりと堪能できる本作。ミュージカルスターとして頂点を極めたアステアのキャリアも終盤に差し掛かった頃。アステアの集大成のように思える作品です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-02 23:52:03) |
20.エンタテイメントの決意表明のような映画で、芸が芸術より優位にあるという宣言。ミュージカル映画というジャンルが煮詰まってきてて、次の手が難しくなっていた時期だ。実際、翌年の『略奪された七人の花嫁』あたりから別の方向を探り出し、その延長線上にロバート・ワイズのミュージカルが出てくる。本作が、一番ミュージカル映画が無理なくイキイキ出来た時代の、最後に生まれた傑作だろう。行き止まりは覚悟の上で、あえて踏みとどまった者の栄誉が輝いている。自分をコケにしかねない役柄をこなし、その路線に殉じるような姿勢を見せたアステアが立派。冒頭で落ち目を強調し(顔を隠して登場するのは『トップ・ハット』で新聞で顔隠して登場したのの回想)、しかし靴を磨くことによって活力を取り戻す段取りに、希代のタップダンサーへの敬意が感じられる。そもそもこの映画全編が彼への敬意で貫かれていて、自虐ネタの痛々しさなど感じさせない。ラストの「ザッツ・エンタテイメント」はエンタテイメント讃歌であるが、同時にアステアへの敬意と感謝のセレモニーであり、ウキウキさせることに眼目があった前半での同ナンバーと違い、ここでは儀式の改まった感じが伴っている。表彰されるものを中心に主要メンバーがただ立っている記念写真のような構図に泣かされる。そして全編に渡ってダンスの素晴らしさ。ハードボイルドパロディの洒落っ気にはニコニコさせられ(ただギャングどもが酒場に入っていくオットセイ歩きのあたりは、モダンダンスとして純粋に興奮する)、あと夜の公園のダンスの優美なこと。並んで歩いていたのがごく自然にクルリと回るともうダンスに入っている。カメラも近づいたり離れたりしながら一緒に踊っているような動き。そしてそのダンスからまたごく自然に馬車に乗り込む動作につながって、馬車が動き出す。ダンスの練習をしたとリアリズムで捉える次元から、二人の恋の発生を表現したと捉える次元までが、重層的に畳み込まれていて、映画における表現の豊かさとはこういうものでなければならない、とつくづく思わされる。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-08-13 10:20:54) (良:2票) |
19.序盤からもう我慢させられっぱなしで、焦らされてやっと後半に花開く、ラストまで一気に駆け抜けてとてもすばらしいのですが、、序盤が長すぎました。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-16 21:14:25) |
18.ミュージカルとしては、まあ普通ですか? 公園でのダンスはすばらしいし、三つ子の歌はおかしいし、大熱演のジャック・ブキャナンも楽しいけど、「これ」っていう決め手に欠ける。「ザッツ・エンタテインメント」が聞けてよかったです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-01 19:30:27) |
17.フレッド・アステアの映画じゃなくてメインがみんな集まっての映画というような感じがして楽しさをいつも以上に感じました。シド・チャリシーとのダンスあり、ジャック・ブキャナンとオスカー・レヴァントとの掛け合いあり、途中の銃ぶっぱなしはちょっといただけなかったですけどこれぞミュージカルという醍醐味を味わったように思えます。彼の映画を見るといつもテンションが上がってしまうので今回はかなりのウキウキーでした(笑) |
16.C・チャリシーは「雨に唄えば」でしか見たことがありませんでした。彼女のダンスはダイナミックでありながらとてもシャープで、映画はアステアのために作られているかのようですが、ダンスシーンに限ってはチャリシーをいかにして活かすか考えて作られているように思えます。1本の映画として評価するよりも、見所となる場面やダンスシーンに注目したくなる映画でした。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-22 00:26:50) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 フレッド・アステアが序盤のゲームセンターで楽しそうに遊んでいる姿に大人になっても子供みたいな感じ、子供心のある所を見せてくれているのと、あの靴磨きの黒人のおじさんとのダンスのシーン、シド・チャリシーとのダンスも見ていて楽しい。ただ後半の殺し屋が沢山出てきてからの展開に不満が残る。それにしてもあの夜の公園での二人のダンスシーンの優雅なことと、相変わらずフレッド・アステアの誰が相手だろうと相手に合わせて難なく踊る姿には毎度ながら感心させられる。二人が踊っている間、文句の一つも言わないで待っている馬車引きのおじさんを見て偉いよなあ!私だったら二人とも置いてとっととおさらばしてるのにと、いやはや、素晴らしいおじさんだ。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-10 13:40:35) |
14.《ネタバレ》 和田誠さん、三谷幸喜さんの対談を読んで鑑賞しました。フレッド・アステアという人が前向きで明るくて、スターであった事が良く分かりました。撮影当時、夫人は病だったようですが、踊りにとてもパワーが感じられた気がします。映画の曲も全て良かったです。一番可笑しかったのが三つ子の曲。冒頭に主人公が電車を下りた後始まる曲も良かった。全体的な印象は、緊張せずリラックスしながら笑えて楽しめる、良い映画でした。 【teruhisa】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-11-24 17:03:14) |
13.バンドものではなく、舞台劇のミュージカルロードムービーコメディ。エンターテイメント溢れる楽しげな一本ですが、ちょっと印象が薄いかな。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-24 16:42:03) |