59.《ネタバレ》 途中感じる違和感が全て回収される秀逸なストーリーで、最後まで楽しめました。ホラー映画はバッドエンドが多い気がしますが、所詮作り話なんだからバッドエンドはやめてほしい派の私としては、本作くらいのほろ苦エンディングが丁度良い感じです。入れ替わりの手法が精神的な、オカルティックなものかと思いきや、物理的な外科手術というところが何ともアメリカンだなと感じました。 【クレイバード】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-07-21 21:11:42) |
58.《ネタバレ》 フラッシュで覚醒しちゃうって、結構リスク高いなっ! 【はりねずみ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-29 21:46:54) |
《改行表示》57.《ネタバレ》 人種差別の問題を直接的に提示した上で裏返して再提示するというシニカルなダークコメディ感には新鮮さを感じました。納得の伏線回収と出演者の強烈な演技、さり気ない中に瞬間的な恐怖を盛り込むという演出の数々など、各賞にノミネートされた理由も理解出来ます。 がしかし、何故かのめりこめなかった作品。全編通してのバランス感とでも言いましょうか、前半から中盤まで不気味さと緊張感を絶やすことはないのですが、何か冗長な印象を受けてしまう。私の集中力が低いだけなのかも知れませんが、正直言って退屈な展開でした。それが、終盤になって脳移植の話が明らかになってからは、さながらノンストップムービーとでも言わんばかりに一気に突っ走る。このスピード間の差が何とも居心地が悪かったです。 白人側の目的や手段が明示されれば後は無駄に溜を作るまでもない。一気にクライマックス!という流れは解るのですが、伏線回収が種蒔きよりもスピーディ過ぎて、観終わってから反芻しないと理解出来ない。それはそれで一つの手法なのかも知れませんし、これまた私の個人的な理解力の問題なのかも知れませんが、前半から中盤までのウェイトと終盤のウェイトのバランスが、今ひとつしっくり来ませんでした。 脳移植を一人秘密裏に執刀するマッドサイエンティストや、とんでもない力量の催眠術師、穏やかなようでいて狂暴に豹変して殺人を厭わない主人公、セックス依存症とも思われる多重人格的キャラの主人公の恋人、アホなのか鋭いのか最後まで判らない主人公の親友、脳を入れ替えても本来の人格が残存する魂論的解釈、等々、気になることは多々ありますが、展開と言うか流れと言うか、その辺りが一番受け入れ難く6点献上に留めます。 ちなみに、ハッピーエンドじゃないですよね?ちょっと殺し過ぎました。とどめを刺したりして。無罪放免は難しそうです。ダークと言えどもコメディだからスルー? 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-08-03 12:43:03) (良:1票) |
56.《ネタバレ》 都会で洗練された生活を送る黒人のカメラマン、クリス。だが、彼には一つの悩みの種があった。それは三か月前から付き合っている白人の美しい彼女ローズとのこと。まだまだ社会に根深く残る人種差別問題は、彼らの関係にも小さくない影を落としていた。そしてそれは、田舎で夫婦水入らずの暮らしを送っているローズの両親を訪ねたことでより強固に彼の前に立ちはだかる。表面上は歓迎してくれる両親だったが、言葉の端々に微妙な感情が孕まれているのを敏感に感じ取るクリス。それは次の日開催された友人たちとのパーティーで一気に噴出してくるのだった――。意味ありげな微笑を浮かべる黒人使用人、あからさまな敵意を剥き出しにしてくる彼女の弟、そして好奇の目でクリスを見つめてくるパーティの客人たち…。いったいこの家にはどんな秘密が隠されているというのか?まるで操り人形のようにふるまう不気味な黒人たちの本当の意図とは?そして、クリスが心に抱え込む幼少期のトラウマとは?あくまで良質なホラーとして制作されながらも、そこに人種差別問題を絶妙に絡めたおかげでまさかのアカデミー脚本賞を受賞したという本作、なかなか興味深く鑑賞させていただきました。この監督の観客への不安感の煽り方は抜群に巧い!なんなんですか、この実家のいや~~~な感じの空気感は。こんな息苦しい実家、たとえ人種のどーのこーのがなくても絶対に帰りたくない(笑)。本作が優れているのは、この黒人と白人の間に未だわだかまる意識や価値観のずれ、お互いへの不信感をホラーのベースとしているところ。今もアメリカ社会の中に歴然と存在するそんな強大な壁を巧くホラーとして昇華させている。見事なセンスというしかありません。そんな社会問題をベースとしていながらも、ちゃんと一級のホラー/スリラーとしても最後まで面白く観られるのも素晴らしいですね。惜しいのは、肝心のことの真相があまりにも荒唐無稽なSFになってしまったところ。それまでずっとリアルな世界観を構築していたのに、最後で少々バランスが崩れてしまったような気がしなくもない。とはいえなかなか見応え充分な良質のエンタメ映画でありました。7点! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2022-10-26 11:28:51) |
55.《ネタバレ》 キショ怖い冒頭シーンから一挙に映画の世界へ。オープニングの曲も囁き声が気持ち悪くて最高です。急に男性使用人が遠くから全力ダッシュで突進してきて、直前で曲がるってシーンで、もうこの映画に夢中になってました。理解できない人の挙動って、なんか集中して観てしまいませんか?なんで?とコワってゆうダブルパンチで、目が離せなくなっちゃいます。とにかく一見、普通なんだけど、違和感しかない場所に放り込まれる状況ってのは、ドキドキするし、先が気になるし。怖い中で、一服の清涼剤みたいな友人の存在があるおかげで、ドキドキするけど、途中、ちょっと休憩できるので、そこも良かったです。めちゃ面白いB級ホラーを観た満足感。 【なにわ君】さん [インターネット(吹替)] 10点(2022-02-15 02:46:52) |
《改行表示》54.《ネタバレ》 冒頭のシーンや違和感のある家族の描写、屋敷の雰囲気、そして驚愕の脳移植手術など、よくできていると思うし実際面白かったのだけど、優等生すぎるというか、好きかと聞かれると結構「微妙」というのが個人的な印象。 ホラーというよりブラック・ユーモアの意味合いの方が強く感じた。 【クリムゾン・キング】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-02 17:51:47) |
《改行表示》53.《ネタバレ》 うーん…確かに比較的好く出来ている(纏まっている)とは思いますが、ソコまで高評価されるよーな作品でしょうか?根本的にはまずホラーではない様にも思えますし、少なくとも風刺とホラー・スリラーが半々、という作品だと思います。その(最低でも)片割れたるホラー面については、率直にかなり単純な話だと思いました。とどのつまりは、ターゲットとなる「黒人」と、狙う側の「白人(富裕層)」という構図が無ければ、ごく平凡な(よくある)ジャンル作品だ、という意味でです。 もし、今作の評価がこの「対立構図」自体(つまり「正義」の黒人と「悪」の白人、或いは黒人の「優秀さ」を羨望する白人)という部分に依拠するものであるなら、率直に言って私はこの作品を評価する側に与することはできないですね。白人が黒人に対して向ける嫌悪・憎悪は悪で、逆ならそれは善だ、などというコトがあるのでしょうか。そもそもこーいった「対立」を善(或いはカタルシス)として描くコト自体が、もはやダブルスタンダードだとは思われませんでしょーか? 個人的なポリシーとして、ホラーというジャンルの作品に関してそーいった本来「無用」な(社会的)テーマを必要以上に重視する、というコトはしないのが私のスタンスではあります。なので、今作はあくまで「ブラック・コメディ」+ホラー、として捉えるコトにして、そのブラック・コメディ部分が結論的には私にはハマらなかった(が、ホラーとしては前述どおり纏まってる)と判断したコトにして、この位の評価といたします。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-11-29 20:30:56) (良:2票) |
《改行表示》52.《ネタバレ》 車で向かった人里離れた土地…そこにいる人たちはどこか変…という「ステップフォードの妻たち」の舞台設定に 「招かれざる客」の白人と黒人カップルという人種問題を盛り込んで、 主人公が怪しいと思っていた人たちは実は…という「スケルトンキー」の、謎の真相の中身を足して3で割って、 そこに、「性奴隷だー!」という失笑モノのレベルの低い下ネタをぶち込んでミキサーにかけてドロドロに出来上がった、非情に低レベル映画。 これがアカデミー脚本賞?笑わせますね。 自宅で、あんなチャチイ手術器具と部屋で、人の精神を別の人の体に移植できるわけないでしょう。 あのお母ちゃんがティーカップをチンチン鳴らしたり、スプーンでクルクルすだけで、相手がコテンっと寝ちゃうとか、いくらなんでも説得力ゼロ。 それならそれで、テリーギリアムが作るSF映画みたいに、全体がハチャメチャなムードで作らないとダメです。 コメディー出身の映画好きな黒人のジョーダン・ピール監督が、 「黒人は優秀な遺伝子で、白人が黒人の体を乗っ取りたいと思うほどすごいんだぜ!」ということを描きたいがために 過去に見たお気に入りの映画の中身をツギハギして低予算で作ったら、それだけでオスカーもらえちゃうなんて、悪いジョーダンだろと思いました。 【フィンセント】さん [インターネット(字幕)] 2点(2021-09-30 19:41:36) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 あのジョージアン様式の佇まいと広大な土地からして、舞台となるお屋敷がプランテーションのオーナーハウスだったことは想像に難くない。「かつて黒人奴隷が労働させられていた場所で白人と黒人が(表面上)仲良くする」というのは、現代アメリカにおいては地雷原を歩くような行為だ(みんなそんなことは口が裂けても言わないが)。その空気感をまるごと利用しているのは斬新だった。 後半の展開は、意外というより茶番。オチが荒唐無稽なのは構わないが、それならば全体を調和させる何かが前半にもっと欲しかった。また、アーミテージ家の奴らをぶっ倒していくシークエンスで、ミッシー(彼女の母親)への一撃がサクッと終わってしまったのも気持ち悪い。主人公に催眠術をかけた主犯格への反撃なのだから、しっかりしたカタルシスが欲しかった。 【乱泥】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-06-04 00:10:09) |
《改行表示》50.よくできてるなあ、というのが鑑賞後の率直な感想。 黒人差別をテーマに据えた作品は数多くあれど、 このようなタイプの映画は初めて見ました。 「ホラー」と分類されている通り、終始強い「違和感」を伴う不気味な雰囲気が漂い、ドキドキ感がありますが、 伏線回収も含め、クライマックスにかけての展開の仕方はお見事。 パッケージの印象から身構えていましたが、 ホラーが苦手な人でも、ギリギリ見れます。 タイトルについても、意味が分かるとなるほどなあ、と。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-20 10:35:20) |
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49.あの使用人の顔、も一回見てみたい。恐いもの見たさ。なんか、ギリギリの映画だな。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-09-21 23:15:13) |
《改行表示》48.《ネタバレ》 ネタばれには十分ご注意をの作品。 人種差別を不気味テイストで仕上げてこんな表現で味を出す映画もあるのか…。 最後はもっとやったれ!ぶちかましたれ!の一点。黒人の遺伝子は優秀だ。 |
47.《ネタバレ》 予備知識ゼロ。「招かれざる客」(傑作)「スケルトン・キー」(秀作)のいいとこ取りを狙ったかのような本作。中途半端感で萎えてしまいます。脱出劇に至っては馬鹿馬鹿しくてポカーンと眺めておりました。一生懸命伏線を張り巡らしているものの、それだけでアカデミー脚本賞というのが驚きです。どことなくふてぶてしさを感じるダニエル・カルーヤ。彼が悪役として白人の体を乗っ取る筋立てのほうが盛り上がった気がします。 |
《改行表示》46.《ネタバレ》 人種差別がテーマの映画らしい。でも「何かがおかしい」というキャッチコピーに惹かれました ふむ、言い得て妙だと思う。とにかく予備知識は最最小限で観るべしな映画です。 ほんと、これから観てみようと思う方は読まない方がいいです。 黒人クリスには、どういう経緯でそうなったのかはわからないけれど白人のアッパーな家庭の彼女がいる。 彼女の家族にはそこはかとない違和感を感じるんですが、使用人の黒人二人はもっとおかしい。白人ばかりのパーティの招待客の中の黒人男性が「GET OUT」と叫び、黒人メイドのジョージーナが穏やかに微笑みながら涙を流すそれらの意味がまだここでは全くわからなかったです。 昔ながらの白人至上主義組織とは違う差別主義者たち。表向きはリベラル、しかし黒人の身体能力や音楽性に憧れや嫉妬を通り越して略奪するという白人組織、タチが悪すぎ怖すぎです。この発想がすごい、クリスがカメラマンであることにも意味がある。脚本でアカデミー賞も納得です。 監督はコメディ出身なんですね、ラストの二人の会話と表情、雰囲気は確かにコメディですね。 素晴らしいラストシーンでした。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-03 14:49:51) |
《改行表示》45.《ネタバレ》 ネタばれありです。未見の人は読まないで。。 今まで観た中では新しい感性のホラーだと思いました。普通に見える人たちが怖いです。 「得体の知れない雰囲気」の不気味さが、後半ネタ割れと同時に伏線が次々明らかになる衝撃へと変わります。どこか不自然な黒人らの挙動、それビンゴゲームじゃなくない?、そして「我を失った」ように見えたスーツ黒人の叫んだ「get out」の本当の意味。 年寄り白人らの集いにおいて、主人公は商品として値踏みされていたのですね。にこにこと頷きながらクリスを見ていた車いすのじいさんの意図に気付いた時はぞーっとしましたよほんと。 人種差別が根底にあることは各メディアで指摘されているところ。ちょっと一ひねりあるように感じた点は、KKKのような大方の差別主義者や黒人を毛嫌いする人たちって、自らの肌が黒くなることなど断固拒否すると思うんですよ。ところがこの映画の白人らはちょっと違って、黒人の肉体の遺伝子レベルの高いことを認めている。そしてそのうえで、自分たちがその容れ物を強奪しても構わんのだと考えている。これはかつての植民地思想みたいなもんですね。彼らの土地を略奪し資源を横取りした白人優越思想の応用版。良いものは白人のもの。ジャイアンか。 表立って敵意をむき出しにする差別意識より、外面を覆い隠している分、タチが悪くヤバさは上です。 タチが悪い代表がローズですわね。あの、パッと本性を現した場面には嘔吐しそうになりました。なんたる性悪。いやああー怖い。 演者である黒人俳優の面々も巧い。なんというか「白人のしそうな振る舞いや表情」ってきっとあるんですね。皆みごとに「妙な黒人」でした。特に使用人役の彼女!黒人である自我が涙を流しながら、白人スマイルをなんとかキープしようとする長いカットがひたすら不気味で、あの演技力は凄いです。 ラストはバッドエンドの試写版から改変したのだとか。ほんとこのエンディングで良かった。救い無く終わっていたらメンタル立ち直れないところです。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-02 18:27:04) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 彼が黒人だからというわけではなく、ヘイトスピるつもりも一切無しになんですが、主演の彼の顔つきやら言動やら性格的なものがとことん好きになれない。だから、ある日もしも娘があんなの家に連れて来て普段からラブラブちゅっちゅしてるのかとか考えたならば 相当ゾッとする ゾッとするのは馴れてるんだが、ある日もしも娘があんなの家に連れて来て普段からラブラブちゅっちゅしてるのかとか考えたならば 相当ゾッとする(ゾッとする度を表したかったんで二度言ってみた。) 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-04-29 22:42:51) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 よくできている。 最初から終わりまで座り込んで見た。 飽きない。 でも、ストーリーが暗すぎる。 ただのホラーなら平気なんだけれど。 映画最初の状況から、やっぱり幸せな家族が見たいと思ってしまうので、終始気が重たかった。 最後に助かる展開なのだけは救いか。 最後に勘違いした警官に射殺される展開でオチをつけたつもり、なんてことも危惧しましたから。 それでなんとか5点より6点になる感じ・・・かな。 【スズメッキの魔女】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-04-26 19:23:13) |
《改行表示》42.ネタは斬新ではないでしょうが、ストーリーはよくできているなと思いました。当初、コメディに分類されていたのが、 よくわかりませんね。監督がコメディアンだから?あと突っ込みどころ、疑問点はあるものの、なんとか独自の解釈、 ネットの意見でクリアできそうです。 (主人公は、関節外しができるか、ヨガの達人に違いない。じゃないと、納得できないシチュエーションが出てきます。) カタルシスも感じることできるし、役者の演技も良いと思います。しかし、ミキの昴生がでているとは思わなかった・・ アッだからコメディか?! 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-14 08:17:14) (笑:1票) |
41.《ネタバレ》 米国の黒人ラッパーは『招かれざる客』と『ドライビングMissデイジー』が大嫌いだという噂がありますが、この映画の脚本の巧みなところはこの二作をごった煮にして見事にホラー料理として仕上げたところでしょう。 ほとんど予備知識なしに観ましたので、中盤以降の展開にはちょっと意表をつかれました。アーミテージ家のアメリカンゴシック調のたたずまいがホラー的な雰囲気を盛り上げてゆくことが巧みに計算されているようです。いつもいい人キャラだったキャサリン・キーナーがこういう役柄を演じたのは珍しく、これからもどんどん悪役に挑戦してほしいと思います。絶体絶命のピンチに陥った主人公が反撃に打って出るところはご都合主義の感は否めませんでしたが、こういう展開にならなきゃ観客は納得できないし、その結果得られたカタルシスを考慮すればこれは全然OKだと思います。駆け付けた白人警官に主人公が射殺されるというラストを選択する監督もいるかもしれませんが、後味悪くてもハッピーエンドのこの閉め方で正解だと思います。 そして本作でもっとも強烈な印象を残してくれたのはあの女で、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクに匹敵するインパクトがありました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-10-29 22:51:35) |
40.《ネタバレ》 伏線いろいろの展開も面白いんだけど、それを成り立たせているのは、アーミテージ家を取り巻く不協和音的な不穏な空気感がきちんと丁寧に表現されているからなのです。だから、強引なオチでも納得させられてしまいます。そういえば、ジョージーナにしてもウォルターにしても、別に「メイド」とか「庭師」とか「使用人」とは紹介されていないんだよな。●難点は、母親役にキャサリン・キーナーを充ててしまったこと。いや、この人がこんな役をやってしまうと、あまりにもはまりすぎてて、かえって分かりやすいのです。笑顔で座っているだけでボスキャラ感満載です。それだけ、普通の温厚な家族の裏に潜む恐怖みたいな裏返しの部分が弱くなってしまっています。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-27 18:43:47) (良:1票) |