リヴァプール、最後の恋のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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リヴァプール、最後の恋

[リヴァプールサイゴノコイ]
Film Stars Don't Die in Liverpool
2017年上映時間:105分
平均点:5.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-03-30)
ドラマラブストーリー実話もの
新規登録(2020-04-06)【かたゆき】さん
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監督ポール・マクギガン〔監督・1963年生〕
キャストアネット・ベニング(女優)グロリア・グレアム
ジェイミー・ベル(男優)ピーター・ターナー
ジュリー・ウォルターズ(女優)ベラ
ヴァネッサ・レッドグレーヴ(女優)ジーン・グレアム
ケネス・クラナム(男優)
スティーヴン・グレアム(男優)
フランシス・バーバー(女優)
主題歌エルヴィス・コステロ
製作バーバラ・ブロッコリ
製作総指揮ポール・マクギガン〔監督・1963年生〕
マイケル・G・ウィルソン
配給キノフィルムズ
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3.《ネタバレ》 ジュリエットを演じるには、私は歳を取り過ぎてる?――。1981年、リヴァプール。長い下積み生活を続ける売れない役者ピーターの元にある日、一本の電話が掛かってくる。過去にオスカーを獲得したこともある、かつての人気女優グロリア・グレアムが公演中の劇場で突然倒れたというのだ。何故か彼女は病院でも家族の元でもなく、ピーターのアパートに運んでほしいと訴えたらしい。戸惑いつつも彼は、両親や弟夫婦も住む自らのアパートへと彼女を連れてきてもらう。胃にガスが溜まっただけですぐに良くなるというグロリア。彼女との再会は、この数年間のともに過ごした濃密でかけがえのない日々を彼に蘇らせるのだった。運命的な出会いと初めてのデート、還暦に近い女性と28歳の自分との歳の差を越えて過ごした幸せな月日、そして愛に満ちた情熱的なセックス――。だが、いつまで経ってもグロリアに回復の兆しは見られない。主治医と連絡を取ったピーターは、彼女の本当の病名を知ってしまう…。実話を基に、往年の名女優と売れない役者との30歳もの歳の差を乗り越えて紡いだ愛の日々をドラマティックに描いたラブ・ストーリー。いつまでも女としての誇りを失わなかった、そんなかつての人気女優を演じるのは同じく還暦に近い名女優アネット・ベニング。本作の最大の見所は、いつまでも若々しい彼女のチャーミングな魅力に尽きると思います。確かに四人も子供がいる年相応の見た目なのですが、やはり女優と言う職業柄なのか、終始凛とした彼女の美しさに思わず惚れ惚れしちゃいました。そして、二人の大胆なラブシーンにちょっとびっくり。でも、きっと撮り方もあるのでしょうけど、終始上品で美しく、また実に官能的で大変良かったです。普段は若い子のばかり見てる僕でも、たまには熟女ものも見てみようかななんて思ってみたり(笑)。また回想シーンへの入り方も凄く凝った撮り方をしているのも印象的でした。と、ラブストーリーとしてはすこぶる王道で充分及第点ではあるのですが、その分物足りなさを感じたのも事実。あまりにもオーソドックス過ぎて、こちらの想定した範囲を一切越えてこないんですよね、これ。まあ原作がこの青年の回想録と言うことで、かなり思い出美化フィルターが掛かっているからなんでしょうけど、ちょっとあまりにキレイごと過ぎたのが僕的にはちょっぴり不満でした。もう少しこの青年の打算的なずるい部分(恐らく経済的な)にも踏み込んで欲しかったですかね。そしたらこのきれいごとなお話にピリリとした隠し味が利いて、より深みのある物語になったと思うのですが。まあでもそこは好みの問題。どんなに歳を取っても男と女でありたいと思わせる、なかなか美しいラブストーリーでありました。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2022-04-28 06:32:52)
《改行表示》
2.《ネタバレ》 メインの2人は、それぞれ演じる俳優と大差の無い年齢であったようだ。つまりは本当に30近い年齢差があったということで、その点でもこれが非常にリアルな「質感」であるのだろう。アネット・ベニングは流石の大女優らしく(年甲斐も無く)色気を纏うのも自由自在で(『20センチュリー・ウーマン』で枯れ果ててたのとは大違い)、物質的には年相応に老け込みながらも鑑賞者の脳内イメージにはかなり若く映ると思う。実話とはいえ、一見は確かに無理のあるカップルながら、この妖艶で美しいグロリアならもしかすると…という意味でも、そこそこ話に真実味を持たせるのに成功している作品だと言える。  そして、それ故に本作の一番のキモであるふたりの愛にも、ひとつの真実が宿るように見えるのだろう。真実の愛、たとえ刹那的に重なり合っただけの人生だったとしても、過ごした時間の長さを超えて別れがそれを永遠にする、そんなこともあるのかなあ、と。個人的にはテーマ面でまあまあ共感できたし、その意味ではそこそこ心地好かった。  とは言え、出会って、愛し合って、別れて、でもそれは実は病気の所為で…そして再会したふたりを、死が分かつ(ジ・エンド)。と、僅々50文字で完璧に説明できてしまう内容の軽さは、率直に少し物足りない鑑賞後感を生んでいる(特に、ホントにただお別れして終わりなだけのラストには、正直拍子抜けた)。ことベニングに関しては、前述どおり個々の演技も相当に良質なのだけど。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 6点(2020-08-09 21:26:29)
1.「復讐は俺に任せろ」での熱演が印象深いグロリア・グレアム。4度の結婚。4番目の夫が2番目の夫の連れ子(彼が13歳の時に関係を持つ)。ハリウッド大女優らしいアグレッシブな女性晩年の恋愛模様が描かれた本作。お目当てアネット・ベニングは確かな役作りではあるものの、物語に惹かれるところがありません。時を行き来するカメラワークも今一つ。そもそも本作の元がピーターの回顧録というのが、もうね、二人の出来事を公にする神経についてゆけません。じゃあ観なければいいのに観ちゃいました。(悔)
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 5点(2020-04-27 03:41:09)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
6266.67%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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