銀河鉄道999のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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銀河鉄道999

[ギンガテツドウスリーナイン]
1979年上映時間:129分
平均点:7.66 / 10(Review 125人) (点数分布表示)
ドラマSFアドベンチャーアニメシリーズもの青春ものTVの映画化漫画の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-02-19)【イニシャルK】さん
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監督りんたろう
市川崑(監修)
野沢雅子星野鉄郎
池田昌子[声]メーテル
麻上洋子クレア
肝付兼太車掌
井上真樹夫ハーロック
田島令子エメラルダス
富山敬トチロー
小原乃梨子リューズ
柴田秀勝機械伯爵
藤田淑子シャドー
槐柳二酒場主人
坪井章子鉄郎の母
菅谷政子
加藤治
田中崇
戸谷公次
納谷悟朗ドクターバン
来宮良子プロメシューム
麻生美代子トチローの母
久松保夫アンタレス
城達也ナレーター
原作松本零士「銀河鉄道999」
脚本石森史郎
松本零士(構成)
音楽青木望
作詞奈良橋陽子「THE GALAXY EXPRESS 999」/「TAKING OFF」
山川啓介「THE GALAXY EXPRESS 999」/「TAKING OFF」
作曲タケカワユキヒデ「THE GALAXY EXPRESS 999」/「TAKING OFF」
編曲ミッキー吉野「THE GALAXY EXPRESS 999」/「TAKING OFF」
青木望「やさしくしないで」
主題歌ゴダイゴ「THE GALAXY EXPRESS 999」
挿入曲ゴダイゴ「TAKING OFF」
撮影福井政利
製作東映動画
製作総指揮今田智憲
企画松本零士
配給東映
作画金田伊功(原画)
友永和秀(原画)
美術椋尾篁
編集花井正明
録音二宮健治
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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125.個人的に、小学生時代何度もテレビで観たのにどんな終わり方をしたのか分からない作品がいくつかあり、トップ2がこの銀河鉄道999と宇宙戦艦ヤマトです。今回、999のラストを知る機会をようやく得たわけです。なんせ長いテレビシリーズを2時間に押し込んでいるのでダイジェスト感が強い(特に人間関係)ですが、先述のようにああこんな結末だったんだと分かったので良しとします。終盤はちゃんとクライマックス感がありましたし、ゴダイゴのテーマ曲もカッコよかったですし。
次郎丸三郎さん [映画館(邦画)] 7点(2024-07-14 21:20:30)
124.TVKでTV版の再放送を2年弱見続けて復習的に鑑賞。TV版を見たばかりのせいか成長した哲郎にはやや違和感。他方メーテルはやや若い印象だし、他キャラクター総動員で存在感もイマイチ。車掌さんはオマケ程度だし。そもそも壮大なドラマを描くには2時間ではあまりにも短すぎる。また、フルオーケストラの音楽が素晴らしすぎて、物語以上に目立ってしまうといった難点はいろいろあるものの、やはりこのシリーズは日本アニメ映画の最高傑作であることには変わりはなく、これを超える作品は今後登場するのだろうかという思いはある。
東京50km圏道路地図さん [DVD(邦画)] 9点(2022-11-28 00:54:51)
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123.《ネタバレ》 2021/2/6(土)東京国際フォーラムで開催されたシネマコンサートにて、実に42年振りの劇場鑑賞が実現した。 初鑑賞は1979年、小学校6年の夏休みに実母の郷里である新潟県長岡市の映画館にて。 とにかく混んでいた事、そしてメーテルの美しさが心に刻まれた初鑑賞だった。 時は流れて2021年、それまでにTVやDVD等で観る機会は有ったものの、 フルオーケストラ演奏をバックに本作を劇場で観られるとは何という贅沢!  1.上映前・休憩時間・上映後に劇場に流れる各種アナウンスは何と、メーテル役である池田昌子さんの新録! 主催者のは粋な図らいに感謝のみ。私のこれまでの劇場鑑賞歴で、あれほど迄に客の皆が真剣に聞き入るアナウンスは初めて。  2.音楽は基本全て生演奏、名曲揃いのサントラを生演奏で聞けるうれしさ。  3.鉄郎と母親との哀しい別れのシーンや冥王星での氷の墓場のシーンで印象的に使われている混声合唱も全て生声、 迫力が違いますね。  4.トレーダー分岐点の酒場で歌われる名曲「優しくしないで」も生歌!  5.とどめは999出発のシーンで流れる「Taking Off!」ラストに流れる「銀河鉄道999」はフルオーケストラをバックに タケカワユキヒデ氏の生歌!! 涙腺崩壊で私は大変でした。  6.物語に付いてはもはや説明不要、多くのエピソードを2時間に収める構成故に気ぜわしい展開ではあるものの、 永遠の名作と言っても過言では無いかと。  7.今回の鑑賞で感嘆したのは星野鉄郎の声を演じた世界に誇る声優界のレジェンド、野沢雅子の芸達者振り。 物語の進行・鉄郎の内面的成長に併せて微妙に声色を変えていくそのテクニック、痺れました。   これまでに何回かシネマコンサートを体験しましたが、映画本来の音(台詞や効果音)は敢えて横に置き、 音楽を聞かせる事を主眼とした方が感動の度合いが高い様に思います。 幻の公演(?)と言われているターミネーターライブコンサート、機動戦士ガンダムシネマコンサートと並び、 本公演は白眉な出来でした。再公演を切に希望する次第です。 
たくわんさん [映画館(邦画)] 10点(2021-02-23 13:38:20)(良:2票)
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122.TVシリーズは話数が多く、ちょっとクオリティも低かったけど、劇場版はキャラデザも一新されて気合が入ってる。 2時間ちょっとで綺麗に纏まっていて、感動的な青春物語に仕上がっていますね。 ラストシーンは切なくて泣きそうになるけど、悲しいという感じではなく、希望に満ち溢れた清々しさがある。 ゴダイゴのテーマソングも素晴らしいね。
もとやさん [地上波(邦画)] 8点(2020-10-12 08:11:23)
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121.《ネタバレ》 松本零士の世界、『999』原作を熟知してるかどうかで、評価が大きく変わるのかもしれない。臭い台詞が楽しめるかどうか、音楽のタイミングに痺れるかどうかでも、評価が大きく変わる気がする。少年向けだから、そうじゃない人には何も残らないのかもしれない。が、ここまで完成度の高いアニメ映画はめったにない気がする。ダイジェストなのに、そうなっていない奇跡のアニメ映画。  エメラルダスって誰? トチローって日本人で、設計技師で大金持ち? 二人は恋人?  ハーロックはなぜ強いのか? ハーロックだから。 理由は他に全くないのだが、それが受け入れられるかどうか。 つまりムチャクチャな設定がいっぱい詰まってるから、知らない人には意味不明の気がする。「男なら、負けるとわかっていても戦わなくてはいけないときがある」など、松本美学がたくさん詰まってる映画。  エンディングの歌は、この映画と120パーセント「シンクロ」していて、「21世紀のジブリ、押井守、細田守などのなんちゃってアニメ」とは全くの別次元(時代もあるだろうけど)。これが少年向けファンタジーアニメの王道でしょう。さらに付け加えるなら「男のロマン」のアニメ映画。★10点差し上げる。
激辛カレーライスさん [DVD(邦画)] 10点(2018-07-22 22:18:21)(良:2票)
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120.《ネタバレ》 冒険、美女、宇宙、ロボット、恋と別れ 男なら大好きな要素が129分にぎゅ〜っとうまく凝縮されています。 最後のメーテルとの別れのシーン。999が再び宇宙に走り出し、エンディング曲が流れる演出は 鳥肌です! (メーテルが乗った999をみつめ、涙を3粒ながし歩き出す鉄朗。 しばらく歩き再び999が走っていった空をみあげて、悲しみを吹き飛ばすかのように走る鉄朗。大好きです!)
へまちさん [DVD(邦画)] 10点(2017-08-07 23:53:07)(良:1票)
119.昔見たときはそれなりにおもしろかったが、再度になるとストーリーがわかってるのでワクワク感がなくなるのは仕方ないところ。あれだけの長編をうまくまとめたとも言えるし、登場人物の描きかたがあっさりしているとも言えそう。宇宙のはてまで旅するのは途方もない時間が必要となるはずだが、ま、冒険アニメとして一度は見る価値があると思う。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 6点(2017-04-24 09:32:35)
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118.《ネタバレ》 子どものころ流行っていましたが、アニメも映画も見たことがなく、今回初めて見ました。正直言って、よくわかんなかったです。最後は機械化母星メーテルを破壊して、めでたしめでたしみたいなノリでしたが、人間を部品にした星ってことは、部品の人間が全部死んじゃったってこと? 宇宙なのに、なぜハーロックは船外に出ても平気? なぜ宇宙で旗がなびいている? まあ、そもそも宇宙を列車が走るってこと自体が無茶なんですが。 最後の破壊シーンの連続は見ていて気分が悪かったです。だって部品の人間がいっぱい死んでるんですよね。松本零士の作品って、死を美化しているようなところがキライです。 あと、チビでブサイクな男(鉄郎やトチロー)を長身・長髪の切れ長の目の美女が愛するというストーリーも、原作者のコンプレックスと理想のワンパターンの女性像を見ているようで、女性としてはあまり気分がよくありませんね。 納得したのは、人には親切にするもんだ(おかげでクレアさんに助けてもらえた)、むやみに人を傷つけるもんじゃない(鉄郎の母を殺したせいで機械伯爵は殺されるはめに)っていう教訓でしょうか。
チョコレクターさん [インターネット(字幕)] 4点(2016-11-06 13:51:58)
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117.毎週テレビで楽しみにしていた999も、この劇場版も見たのは小学生の時。その後1度くらいはテレビで再見しているかもしれない。 実は記憶がかなりあやふやな状態での今回の再見でした。最後に見てから30年以上は確実に経過しているのですが、 始まった瞬間から、登場人物や地名、星の名前が登場する度に、あやふやだったはずの記憶がつなぎ合わされ鮮明に蘇る。 最初の星タイタンに999が到着する。そこで出会うおばあさんが誰の母なのか?次に登場する山賊の親分の運命は? 子どもの頃の記憶が実に鮮明に蘇り、懐かしさでいっぱいであると共にそこには新たな感動も。 限りある一度きりの命の尊さ。男とは何か。星野鉄郎を通して、松本零士さんが見る者に訴え、問いかけているかのようです。 鉄郎、メーテル、クレア。エメラルダスとトチロー。そしてハーロックにアンタレス。 子どもにとっては勿論なこと、大人になって再見しても十分に堪能できる絡み合うロマンスと友情の物語としても見事です。 壮大な宇宙を舞台にしたSFであると共に西部劇を思わせるようなテイストもたまりません。 テレビでは1つの星で1話(だったと思う)と比べると足早な感はありますが、 限りある命と永遠の命。1つ1つの星での出会いや経験を経て少年はどちらを選ぶのか。 一本の映画としてそれが実にテンポ良く描かれています。 そして美しくミステリアスなメーテル(池田昌子さんの声も含めて)の存在があればこその999でもあると思います。 アニメ史上に燦然と輝く金字塔。迷わず10点満点とさせていただきます。
とらやさん [DVD(字幕)] 10点(2015-11-21 00:09:22)(良:1票)
116.TV晩とは違った魅力があるね。ただし、あれだけ長い作品を2時間にまとめるのは無理があると思う。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 8点(2015-07-25 17:57:55)
115.《ネタバレ》 主題は永遠の命を得ることの是非。機械の体に魂を封じ込めて永遠の命を得た機械化人間は、命を軽視し、人間狩りを楽しむなど堕落するようになっていった。機械伯爵に母を殺された鉄郎の復讐譚と、機械化打倒をめざす人間と機械化母星の女王との最終対決を描く。蒸気機関車型宇宙船による星間旅行という浪漫的な演出で、宇宙に対する憧憬と冒険心がかきたてられる。他に文明批判あり、戦闘あり、友情あり、悲哀あり、恋愛あり、と贅沢な内容になっている。無駄のない緻密な脚本で、全ての挿話がつながっているといってよい。例えば、タイターンで二人は山賊に襲われ、メーテルが誘拐される。鉄郎を助けた老婆は鉄郎に帽子と銃を渡す。この銃は機械人間を倒せる「戦士の銃」で、老婆は戦士トチローの母だった。トチローはエメラルダスの恋人でハーロックの親友。エメラルダスは機械伯爵のタイムマシン「時間城」の場所を知っている。トチローは後に鉄郎の手を借り、魂だけの存在となりハーロックの海賊船アルカディア号の心となる。山賊の頭領はアンタレスで、機械化人間打倒を目指しており、鉄郎が機械伯爵と対決するとき助っ人となる。この対決時、体内にエネルギー弾の不発弾を抱えているという伏線が回収される。又、メーテルの謎の提示方法が見事で、最後まで観客を惹きつける。「最後まであの少年と行くのだ、それがお前の役目だ」という謎の会話。メーテルが氷の墓で見ていたものは何か。エメラルダスと旧知の仲。アンタレスの最後の言葉、「メーテルに気を許すな」。終着駅が近づくにつれて浮かない顔になる。機械化母星の名がメーテル。これだけ謎が多い女性は他に例がないだろう。メーテルが鉄郎を裏切ったと思わせる演出も終盤を彩る。登場する女性全員が鉄郎の味方をするのは、母性本能をくすぐるからだろう。音楽は荘厳で、哲学的で重厚な主題にふさわしい。画は粗いものの内容は壮大華麗な宇宙歌劇で、アニメの傑作といっていい。不満は次の2点。星ごと爆発させるという暴力的な解決方法。たかが硝子体のクレアが簡単にプロメシュームを倒す。【メーテルの正体まとめ】女王プロメシュームの娘。人間の体に魂を宿らせる影のような存在。今は鉄郎の母に生き写しだが、年取ると別の体に乗り移る。そのようにして永遠の命を保つ。魂は分離され一つは機械化母星の心となっている。冥王星の氷の墓に元の姿が眠っているらしい。
よしのぶさん [映画館(邦画)] 9点(2015-01-13 18:09:30)
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114.《ネタバレ》 松本零士の夢と希望が詰まった銀河鉄道999。 りんたろうの手腕、ネームバリューだけと言われるが市川崑もカットの繋ぎをテンポ良くしたり無駄なシーンを徹底的にカット等、りんたろう以上に編集をしたらしい。その結果かどうかは知らないが、本作の流れるようなストーリー展開は素晴らしい。  パラレルワールドであるが、原作よりもシリアス色の濃いストーリー、機械化の波に抗うため人間として生きるハーロック、エメラルダス、アンタレスたち。  遠く離れた仲間や家族に会いたいと願うトチローとメーテル。  機会に憧れる鉄郎の顔立ちも、幼い子供から成長した少年の表情となっている。  徹底的に無駄を削いだストーリー、次々と散って行く仲間たち。  それでも「引き金を引く覚悟」を決めた鉄郎に同調して散って行くのだ。 無駄死にでは、ない・・・!  ラストに流れるゴダイゴの「The Galaxy Express 999」。 全ての血を洗い流すように、穏やかにラストを締めくくる・・・。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-07 20:18:01)
113.TV版は好きです。でもこれは2時間では無理。しかもメーテルが鉄郎を連れて行く意味が無くなっている。
nojiさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-10-17 19:34:07)
112.鉄郎がかっこ良くなり過ぎてることや、展開が強引なことに多少戸惑いました。それでもエンドロールが始まった時にはいい映画だったなぁとしみじみ思っていましたね。
カニばさみさん [映画館(邦画)] 7点(2013-08-21 11:11:58)
111.《ネタバレ》 TV版に馴染んでいたので、まずキリっとした鉄郎の顔に違和感。えらーく駆け足な展開すぎ&イベント詰め込み過ぎ感が目についちゃう・・・まぁそもそも二時間の「映画枠」の中につくる事が無理がある訳で。。。でも観てるうちに①メーテル美人やわ~(照)ルックスもいいが、声がいいね!②キャプテンハーロック、戦闘中なのに何故か海賊船の外に!? 台詞や行動のすべてがカッコイイ、、男や!③人間から機械化、母親の復讐、命の意味と生きる意味、など冷静に考えるとかなり重く深い内容に、原作のすごさを実感しました。でももう一回TV版を観たくなってしまった… 映画として、当時おやじに連れて行ってもらった想い出分プラスで5点でゴザイマス
Kanameさん [DVD(邦画)] 5点(2013-02-06 05:12:09)
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110.スタッフの熱意の伝わる、東映動画最盛期の傑作。  ●椋尾篁の黒を多用した精緻な背景美術の美しさとスケール感。ここでは劇場版を意識した大判の背景画が用いられ、実写でいうところの移動撮影やズーミング(市川的)で空間の広がりと奥行きを表現している。  ●金田伊功原画によるパースペクティブとデフォルメを活かしたダイナミックなアクションの素晴らしさ。 その大胆なパースもまた画面に深度を与えている。 彼の主に担当したクライマックスの惑星崩壊・炎上の圧倒的な描写はふんだんな透過光の効果と相俟って特に傑出した映画美となっている。 (繋いだ手の感動的ストップモーション。)  ●東映動画初期から実務経験を積んだりんたろうならではのアニメーションの醍醐味として、さらには映画の主題としての疾走へのこだわり。 主人公は全編、それこそラストカットまでひたすら走り続け、画面を躍動させる。  ●優れた映画の一条件といっても良いかもしれない、風の表現。 特に、別れの駅の場面に吹く風の見事さ。 二人の間を吹き抜ける静かな風の強弱を表現したアニメーション感覚が絶妙であり、 映画の情感を一段と高めている。  ●ヒロインへの紗のかけ方、ショックシーンの編集等もいかにも市川崑的だ。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 9点(2012-06-08 01:18:57)
109.《ネタバレ》 当時一緒に見た友人は「忙しい映画だ」と言っていたが、自分はよくぞここまでまとめ上げたもんだと。漫画やTVシリーズの様な丁寧で濃密な部分は薄まってしまっているかもしれませんが、1本の映画として観るならばかなりの完成度です。鉄郎の年齢設定を引き上げたのも正解でしょう、子供の頃の一途な思いから周りを理解し、思いやりを持って他人と接していく大人へと成長していく鉄郎をうらやましく思いました。
ハチロクさん [映画館(邦画)] 10点(2012-05-16 16:37:30)(良:1票)
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108.青木氏作曲による、この映画の音楽は最高である。極上のサウンドトラック!! 城達也といい、ハナシといい、画といい、センス抜群!  乗り物はなぜか、一生飛び上がりそうもない”汽車”電車”であるのだが、巨大スクリーンで、映画館で実際に、地球の、銀河鉄道の、国際宇宙ステーションとその広大な駅に集まる大勢の人々。大空にむけて、大宇宙に向かって、長大に聳え立つレール(ザウス!)から、重く、長い連結の列車が飛びたってゆく様は、その広大な空間は、 ロマンや感動を飛びこえ、涙ボロボロだ。われわれ人類が宇宙に、旅に出られることは決してない。ましてや、愛する、あこがれる女性と、広大な宇宙のさいはてを、旅をしてさすらうこともない。思い出は、少年の日々だけではない。人生は旅だ。人生は思い出だ。人生は本当にせつない。そして、なつかしい。最高のサウンドトラックにのって、映画はゆく。”はるかなる永遠の別離”。”さいはての場所”。"人生という名のおぼろげな記憶の断片”。”身を焦がすせつなさの極致!”追加!というか、この作品ですばらしいのはやはりサウンドトラックだ!”青木さんというのか。作曲家は。オープニング、城達也のナレーションの後、かぶさるように流れてくるサウンドトラック!のなんというすばらしさ!そして、ラスト近く、崩れる街中を逃げる二人。メーテルの独白にかぶさるように流れるサウンドトラック!最後に、、、、、、なみだなみだの二人の永久の別れのシーンのサウンドトラック!!なんという完成度!なんというせつなさ!!!!!!!そして、全編終了後の、身の毛もヨダツ、ゴダイゴの主題歌のなんというクソらしさ!ミスマッチさ!ここで貧民日本人全開!ガックリガクガク!救いようなし!(まあ、すべて終わったあとなので消し去ればよいか)
男ザンパノさん [映画館(邦画)] 9点(2012-05-14 21:05:05)
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107.《ネタバレ》 改めて今見ると、展開の強引さや荒さが目立たなくもない。けれどそんなの問題にならない秀作である事は間違いありません。 希望と母の敵討ちに燃える少年がミステリアスな美女にいざなわれ、レトロな汽車に乗って未知の大宇宙へ冒険の旅に出る…。 これでもかと詰め込んだワクワク要素を見事に昇華させ、鑑賞後の切なさと爽やかさはいつまでも心に残ります。 松本零士らしく、「覚悟」を説く歴戦のツワモノたちのセリフがいちいちカッコイイ。今では古臭いとかウザイとか言われるかもしれませんが。(^_^;)  
このはさん [映画館(邦画)] 9点(2012-04-01 19:45:00)
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106.少年向けのSFアニメ。古い映画ということで、映像演出はテレビアニメのレベルです。 気障なナレーションやセリフを始め、ベタなストーリー展開に様々なキャラクターが登場、 主人公に絡んでくれたおかげで、最後は目が回るほどハチャメチャになっちゃったけど、 アニメらしくていいんじゃないかと思う。一番の見所はエンディングのテーマ曲かな。 全編に渡って流れるムード歌謡のようなBGMには、さすがに辟易とした。 松本零士の世界観が好きな人には、そこそこ楽しめる作品かと思う。たぶん・・・。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 2点(2011-12-06 01:21:49)
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【点数情報】

Review人数 125人
平均点数 7.66点
000.00%
100.00%
221.60%
300.00%
486.40%
5108.00%
6118.80%
71713.60%
83024.00%
92419.20%
102318.40%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review6人
2 ストーリー評価 8.27点 Review11人
3 鑑賞後の後味 8.63点 Review11人
4 音楽評価 9.23点 Review13人
5 感泣評価 8.60点 Review10人
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