2.《ネタバレ》 ううう~~~原作漫画・アニメともに観ても読んでもいねーので(アニメは深夜に一瞬だけチラ見したかも)個人的には前提知識も作品への好悪もこだわりもナニも無いのですが、そーいったモノ全部抜きで唯々今作を単独で観たママの感想を言わせて貰うならば………
(註:映画鑑賞後にある程度、作品の中身はWikiで確認しております)
第一:キャラの性格・特性や世界観の説明はこの上無いホドに簡略で、だから全く初めてこの作品に触れる人には正直のっけからかなり辛い
第二:原作準拠のオムニバス形式ではなく、原作第一部の大筋を2時間弱に再構成して語り切っているという形式…であるが故に、終盤の展開スピードが超速&一足飛び過ぎて(コレもお初な人には)とても付いていけない
なのでまず、原作は読んでから・かアニメを観てから(=少なくとも基本設定&あらすじはナンらか把握してから)観にいった方が好さそーな映画だ…とは言っておきたいのと、あとは基本的な蜷川実花の取説としても「考えるな、(眼から)感じろ」系の映画には(また当然の如くに)なったってるので、原作は把握するその一方で細かいコトも気にしない方がたぶん好いヤツではありますね。でもある種、彼女の映画としてはごく観易い方だったとも思いますケドね。こんなコトを言うと原作ファンには殺され兼ねないのかも知れないですケド、登場人物は総じてファンタジック属性を高度に抱え込んだ「ちょっと人外ぎみ」な方々なので、お話としても高度に「人間」を描いている…というモノでも(実は)ないのかもなぁ、と(⇒だから普通の映画ほどにしっかりみっちりソレが描かれなくても然程気にはならないのかな、と)。重ねて前半は特に(ゆーて中盤・後半も)かなり「テキパキ」としてる感じ⇒トコロに寄っちゃあ場面転換とかが非常に唐突(⇒とゆーかちょっとカット数自体足りてないんじゃね?的)な感じも在る…ので、ソコで置いてかれるコトの無いよーに事前準備はやはり必要かと思いますね。私個人としては逆にひまわりチャンの話が語り始まる辺りからはスッと入り込めた…的なコトではあるのですケド(玉城ティナ大好き)。
他方、ビジュアル面は流石 or 平常通りという蜷川実花一流のクオリティでココは(控えめに言っても)まずまず以上だったかとは思うのですね。今作は特にキャラクターのビジュアル面は相当に綺麗だった&面白かった&ユニークだったと思いましたよ(原作自体のパワーてのも多分に感じられますが)。中でも柴咲コウのハマり様は出色で、正直彼女のお色直し百連発!を眺めているだけでもチケット代(の少なくとも半分)は取り返せるってレベルかとも思います。私はその他の方々も結構好みでした…が、一人だけ、吉岡里帆はちょっと雰囲気違うかな…と思っちゃったのが正直なトコロでして(別に里帆ちゃんが女優さんとしてルックスとか好みじゃない…なんてコトは毛頭ねーのですケド)。個人的に彼女は結構カジュアルで親しみやすい系のカワイイ系かなと(でかつまあまあキレイ系でもありますケドね)思ってて、それで今作みたいなちょっと「常人離れ」した系統のヤツ(役柄も実際に人外ですし)を演らせたったると、ちょっとコスプレっぽくなり過ぎたってる…という気がしてしまいましたかね。