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(レビュー・クチコミ)
ライトハウス
[ライトハウス]
The Lighthouse
2019年
【
米
】
上映時間:109分
平均点:
6.25
/
10
点
(Review 8人)
(点数分布表示)
公開開始日(2021-07-09)
(
ドラマ
・
サスペンス
・
モノクロ映画
・
ミステリー
)
新規登録(2022-05-30)【
目隠シスト
】さん
タイトル情報更新(2023-02-08)【
Yuki2Invy
】さん
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監督
ロバート・エガース
キャスト
ウィレム・デフォー
(男優)
トーマス・ウェイク
ロバート・パティンソン
(男優)
イーフレイム・ウィンズロー
脚本
ロバート・エガース
音楽
マーク・コーヴェン
製作
ロバート・エガース
製作総指揮
クリス・コロンバス
アーノン・ミルチャン
配給
トランスフォーマー
あらすじ
孤島の灯台守として赴任してきた2人の男。ベテランのトーマス・ウェイクと新人のイーフレイム・ウィンズロー。これから4週間は、2人きりで灯台に住み込むことになる。業務指示書を無視し横柄な態度をとるウェイクに、ウィンズローの我慢も限界を迎る寸前。それでもどうにか任期が終わろうとしていた矢先、大嵐が灯台を襲う。
【
目隠シスト
】さん(2022-05-31)
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8.
辛気臭く汚らしいワケワカメな起承転結に撃沈です。
顔面鬼瓦デフォー役者魂炸裂の怪演に点数の全てを。
【
The Grey Heron
】
さん
[DVD(字幕)]
3点
(2024-06-26 01:33:17)
《改行表示》
7.
《ネタバレ》
狭くて暗い画の中にべったり塗り込められたタールのような重たい狂気。灯台が舞台だけど明るさは1ワットもないので気が滅入る。
神話や絵画のメタファーが多くて、その辺の解説はネットを参照すれば「ああそうか」となるけれど分からずに観てても迫力に押されてあっという間の109分であります。
ウィレム・デフォー、あんな声だっけ。かっと見開いた特徴的な目で彼だと分かるものの、そこにいるのはトーマス・ウェイクという横暴で口の悪すぎなイカれ爺なのだった。すぐキレて若者に怒鳴り散らすその長広舌の文学的なこと。このじいさん、それなりに教養あんのとちゃうか。くそ長い呪いの台詞をまばたきもせずに言い切るデフォー。あまりの迫力にイーフレイムの怒りは引っ込み、「わかったよあんたのメシ美味いよ」と収めるシマツ。笑っていいんだかなんだか。
なんせ二人とも狂っていると思われるので劇中ずっと“正しい状況”を判断しかねる状態に置かれてしまうのだ。
巷間いろいろな説があるけど、わたしは「冒頭から嘘つきイーフレイムの目線に付き合わされていた」説に一票。ウェイク爺さんはヤバい奴だけど実のところもっとヤバいのはイーフレイムの方だったのでは。
そもそも語り手がイーフレイム自身なのだから、「勤勉に仕事をこなし、貯金に励む」その姿が怪しく見えてくる。ウェイク爺さんがつけてた日誌が真実なんだろうな。
それにしても難解。21世紀のホラーの境地は偏差値が高いなあ。
【
tottoko
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
7点
(2024-05-31 23:02:36)
《改行表示》
6.
《ネタバレ》
何もない孤島で二人の男が燈台守を1か月務める。
幾度も組んだ経験豊富なコンビならわかるが、新人と急造コンビとは想像を絶する。
ある程度の連携も必要であろ業務なのに相性が合わなかったり指揮命令に厳しい上下関係があれば当然、不協和音が生まれる。
モノクロで不気味さが際立ち、登場人物2人とカモメと人魚がよりリアルに。
実話を基に、残された日記を基になのでストーリー性は皆無に等しいが視覚のみせ方とデフォーの演技が光る作品。
狂ってく様子はふとスタンリーキューブリックを思い出した。
【
mighty guard
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
6点
(2024-03-10 19:01:19)
《改行表示》
5.
《ネタバレ》
もう少しシンプルなソリッド・シチュエーション・スリラーを想像していたのですが、同監督の『ノースマン』を観、また『ウィッチ』も観直した上で鑑賞すると尚更に、必ずしも全くそーいう単純なヤツではないごく文芸的でやや高尚な類いの作品にも思えますね。前半はソレでもまだ分かり易いスリルと不穏さを感じつつシンプルに観てゆけるのですが、後半は諸々と因果がイマイチ繋がらなくなってゆき、そしてオーラスも肝心なトコロは明かされないまま実に不可解に終わってゆきます。所ドコロはかなり比喩的でもありますし、重ねて文芸的で(台詞の芝居掛った感じも相まって)部分的にはコメディにすら思えます。ただコレも重ねて、ラストの不可解さ・煮え切らない感じの心地の悪さは実に上質で上品なホラー的快感でもあったなァ…と(ソレこそ本作の原作者たるポー作の古典怪奇小説の読後感にも近いモノで)。今作を観ての感想が「上品な」とゆーのは、その描写の汚らしさ+悍ましさ・凄惨さからすればだいぶ誤解を生む表現…かとも思いますが、個人的にはこの上無くというレベルで引き込まれて面白く観れましたですね。傑作かと。
そのクオリティは当然、かなり凝り様とマニアック度の高い脚本や、映像+ロケーションの質・完成度のシンプルな高水準さにも依るモノだとは思いますが、ソレよりナニより言及しておきたいのは主演2人の俳優の出来の好さですよね。その意味ではまずロバート・パティンソンにもモ~100点を付けちゃいたいのですケド、そーするとウィレム・デフォーには120点を付けなければならない…という感じでデフォーの仕事ぶりはモ~凄まじかったです(こんな「怪奇な」人間性とゆーのは、その実際の描き出しの質を含めても滅多に観れるモンではなかろう…と)。彼の一世一代の仕事を観る為ダケにでも、確実にカネを払う価値が在る…という作品だと思いますね。
【
Yuki2Invy
】
さん
[インターネット(字幕)]
8点
(2023-01-27 11:01:52)
4.
《ネタバレ》
19世紀末、ニューイングランド。絶海の孤島に建つ灯台を管理するために雇われた青年と彼を管理教育することになるベテラン灯台守。4週間という約束で、彼らは荒れ狂う海に囲まれたこの地へとやってくる。海鳥以外誰もいない不毛の地で、ただひたすら作業に従事する2人だったが、致命的なまでの性格の違いから彼らの間に徐々に不穏な空気が漂い始める。それもこれもあと数日の辛抱だと仕事に没頭する青年。ところが、迎えの船がやってくるはずの日に激しい嵐が島を襲い……。長引く孤独な生活から徐々に狂い、やがて破滅へと向かう2人の男をモノクロ映像という独創的なタッチで描いた不条理劇。分かりやすい娯楽性など皆無、終始重苦しい雰囲気で最後まで淡々と進むいわゆるアート系の作品なのですが、計算されつくした美しい映像と終始繰り返される印象的なアフォリズム、何よりロバート・パティンソンとウィレム・デフォーという新旧実力派俳優の熱演とで最後まで興味深く観ることが出来ました。冒頭から絶えず鳴らされる不穏なサイレン音が観客の不安感を煽り、終始不快な言動を繰り返す灯台守たちの存在も相俟って、観ているこっちまで気が狂いそうになってくるのは監督の狙いが成功している証。何度も主人公にちょっかいを掛けてくる海鳥だとか、幻想の中で現れるグロテスクかつエロティックな人魚など、一つ一つのアイテムの扱い方も巧い。灯台の光に偏執的な愛情を注ぐ先輩灯台守と過去の罪から逃れるためにやって来た主人公との濃厚な会話劇も深みがあり、見応えありました。何より単純にモノクロ映像が全て美しい!!そこまで自分の好みではなかったですが、充実した映画体験をさせていただきました。
【
かたゆき
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2022-11-02 05:38:21)
3.
世間から隔絶された燈台を管理する二人の灯台守が徐々に狂っていくという課程をスタイリッシュな映像と詩のような台詞で描く。ポーの2ページしか残っていない未完の小説が元になっているらしい。どうりで本作も物語らしい物語は無く出落ち感が強いわけだ。驚くべき設定を詩的な言葉で提示する彼の映像化としては最高レベルの作品とは思う。特に不快な音響設計がいい。但しストーリーは無いに等しいので2時間弱は長すぎる。
【
皮マン
】
さん
[インターネット(字幕)]
6点
(2022-08-02 06:25:09)
《改行表示》
2.
《ネタバレ》
現実と妄想と狂気が交錯する映画は多く、本作もその中のひとつ。
劇中にプロメテウスの名が挙がり、ラストには死ぬことも許されず、
永遠にハゲタカに腹を食われ続ける罪を負ったプロメテウスの神話にもつながる。
人は、無知がゆえに罪というものを理解できないとゼウスが断じたにも関わらず、
人に火を与えてしまったことがプロメテウスの罪であり、永遠の贖罪の理由。
ラストシーンがプロメテウスの永遠の贖罪の比喩であることや、
プロメテウスの罪である火を灯台の灯を比喩したんだろうなとは思いましたが、
全体的には、結局なんなんでしょうねぇ、と思ってしまいました。
でもWデフォーの存在感が圧倒的で、
目をかっぴらいて圧倒してくる演技を見れただけで満足です。
【
こっちゃん
】
さん
[インターネット(字幕)]
6点
(2022-06-15 22:19:52)
《改行表示》
1.
《ネタバレ》
孤島の灯台守として赴任した熟年男性2人。肉体的にも精神的にもハードな仕事であるのは間違いありませんが、期間は4週間のみ。悪天候のためすぐに交代が叶わなかったとしても、精神を病み発狂するほどの状況とは思えません。ウィンズローが狂ったのは、深刻なトラウマを抱えていたからでした。外界と遮断された中で強いられる肉体労働。夜中止むことなく鳴り響くサイレン。上役の理不尽な仕打ち。ストレスフルな状況下においてアルコール摂取量が増えるに連れて、自身が犯した罪と向き合う時間も長くなったことでしょう。辛く苦しいとき人が選ぶのは「現実逃避」と相場が決まっています。セイレーンやオクトパス(クラーケンかな?)が出現し、灯台の灯りに神秘的な力を感じたとしても何ら不思議ではありません。結局は自身が犯した罪の重さに押し潰されて自滅した結末と解します。もちろん劇中2人が口走ったように「そもそもウィンズローは灯台にさえ来ていない」あるいは「トーマス・ウェイクは人形を使って呪いをかけていた」との解釈を採用するのも可能であり、そんな懐の深さが本作の魅力と言えましょう。
今や独自のホラージャンルを築いたA24。本作もブランドの信頼を裏切らぬハイクオリティ&ハイセンスな作品でしたが、一筋縄ではいかぬアク強めな作風で大衆向け映画とは言えなさそうです。人魚の生殖器とかなかなかにグロテスク。初めて見ました。
【
目隠シスト
】
さん
[インターネット(吹替)]
7点
(2022-05-31 22:20:52)
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平均点数
6.25点
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0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
1
12.50%
4
0
0.00%
5
0
0.00%
6
3
37.50%
7
3
37.50%
8
1
12.50%
9
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2019年 92回
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