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この子は邪悪

[コノコハジャアク]
2022年上映時間:100分
平均点:4.57 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-09-01)
ドラマホラーサスペンスミステリー
新規登録(2022-09-03)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2022-09-08)【イニシャルK】さん
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監督片岡翔
キャスト南沙良(女優)窪花
桜井ユキ(女優)窪繭子
桜木梨奈(女優)
稲川実代子(女優)
二ノ宮隆太郎(男優)
玉木宏(男優)窪司朗
脚本片岡翔
主題歌ゲスの極み乙女。「悪夢のおまけ」
製作ハピネットファントム・スタジオ(「この子は邪悪」製作委員会)
配給ハピネットファントム・スタジオ
あらすじ
遊園地からの帰り道に対向車線のクルマに衝突され、母は昏睡状態、妹は顔に重度の火傷、父は下肢に障害が残る大怪我、自らも心に深い傷を負うこととなってしまい学校にも通えない少女・花。それから5年後のある日、突然父が、意識を取り戻した母を連れて帰宅する。しかし、何かが違うと花は感じる。そして、彼女の目の前に現れた謎めいた少年。家族全員が揃い幸せを取り戻したかのように見える家庭に、静かに暗雲が忍び寄る。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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7.《ネタバレ》 ホラー感の漂う良い雰囲気で始まるのですが、中盤で概ね読めてしまいました。  母親は別人。妹も別人。父親は児童虐待のない世界を目指し、持てる催眠療法の技術をフルに生かして精力的に活動してはいるものの、優しさに溢れているかのような態度とは裏腹に決して正義の行いを尽くしているのではないらしい。実際、彼を追う一人の少年は、彼に何らかの恨みのような感情を抱いている様子。  読めなかったとすれば、退行催眠によって出生以前に遡ることで魂を入れ替えられるという部分。被験者本人の人格を塗り替えるというのであれば理解出来ないこともないのですが、何故に他人と入れ替えたり、ましてやウサギと入れ替える?ウサギに退行催眠?ここに至って一気に超能力もしくはオカルトの世界に突入?だいたいからして、問題の解決のために他人やウサギと魂入れ替える必要ないし、意味ないし。  マッドサイエンティストの父親が自分が求める「家族」を失いたくないがために狂気の行動に走る。このシチュエーションは決してオリジナリティ豊かとは言えないものの、魅力あるテーマだと思うのです。しかし、ドクターであれセラピストであれ、サイエンスを放棄し超能力やオカルトの世界に走ってしまえば一気にトーンダウン。これが洋画の世界であれば、背後で暗躍する悪魔が登場してそれなりに定番のスタイルになるのですが、ここでは生身の父親がひとり暗躍しているに留まっています。  ちなみに、敢えて野暮なことを言わせて貰うならば、随所に現実感のない設定が目立ちます。死亡届が受理されていて除籍になっている妹に誘拐して来た子を成りすまさせるのは不可能、破綻します。奥さんの人工呼吸器外せばアラームも鳴るだろうし、鳴らなくたって装置が外れて死亡していれば大事件。もみ消せないし、その時点で奥さんに成りすました別人の存在が露呈してしまう。奥さんの死亡届を出さない訳にもいかないし。ハッピーエンドもどきのエンディングだって、死んだはずの奥さんと次女はどうやって生活出来る?社会制度は一切使えず、学校にも行けない。父親が死んで土地家屋財産の相続は誰が?概ね破綻してます。フィクションだから何でもありというのも宜しくないのではないでしょうか?  そして最後にタイトル。邪悪なのは誰?赤ちゃん?父親の邪悪な能力を引き継いだ?ラストに持って来ておいてそれがタイトル?何だかどうにもしっくり来ません。  何だかんだツッコミ入れながらも結構楽しんで観ていた作品でしたが、最後の最後にタイトルでガッカリし、不満ばかりが残ってしまった作品でした。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 4点(2023-07-26 23:11:48)(良:1票)
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6.《ネタバレ》 ホラーと言うには(全編通しても)そーいう描写が少なすぎるコトも含めて、ソッチのジャンルだとしてもかなりミステリ寄りのホラーorスリラーかと当初から見えてはいるのですが⇒催眠術という実際的なキーワードを考慮するとどっちかと言えばスリラーかな…とも、最後まで観ると結果的にはその辺を通り越してモ~「魔法使い」系と言って好い様なダーク・ファンタジーみたいなお話なのですよね。しかしその意味では、なんか最初の方から随分と陰鬱・かつ随所で「ゴシック」な風を大いに醸してる雰囲気づくり(⇒メリー・ゴー・ラウンドというモチーフをはじめ、音楽とかセット・小物の感じとかも)とは、その辺が実は好く整合してたのだな…とも少し感心しましたし、ミステリの側面の「トリック・仕掛け」の純粋な質もそんなに悪くはなかったかな…とも。オーラスのタイトル回収も、個人的には特に嫌いではないのです(そのトリックのキレ味のみに限れば)。  ただ……そーは言ってもクライマックスのその「ドンデン返し」の部分の展開には、率直に違和感や納得いかない感の方が相当に強く感じられた、とも言わざるを得ないのですよね。正直なハナシこの部分はツッコミどころの乱れ打ち!てな惨状だったかと思いますが、一つだけ、個人的にどーにも納得がいかなかったのがラスボスの玉木宏のキャラ設定とか諸々なのですよ。あんな人間離れした「術」を擁して、かつ目的の為・家族の為なら一切の躊躇無くソレを使って何十人という人間を手に掛けて来た…てのは、重ねてもはや「人成らざる」と言って好いレベルの悪魔的存在だと思うのです。結局、ごく善なる主人公がそんな恐るべき怪物と実の親子であるコト自体に加え、彼を最後に倒すのもまた実の娘だ、といった辺りに係る主人公側の葛藤が何一つ描かれないのは流石にちょっと違和感が在り過ぎると思ったのがまず一つ。もう一つとしても、またそんな恐るべき玉木宏とて、本作では(児童虐待のお話を脇に置けば)ひたすら家族の為にその能力を行使している…とゆーのも、ココまで「振り切った悪」の行動としては少し違和感が強いと思いました(ココにもやはり躊躇や葛藤が少しも絡んで来ない…が故に)。  結論、アイデアやコンセプトは比較的しっかりしている作品にも思えましたが、肝心なトコロが全体的にちょっと「雑」ですかね(ある種、ちょっと「チープ」だとも言えます)。先ほどゴシックな雰囲気が好みだった…とも言いましたが、結局ラストがこんな安っぽい感じなんだったら最初からもっとフツーにドンドロドロドロなホラーにしちゃえば好かったかもな…とすら思います。やや残念な感じの方が強い作品ですかね。
Yuki2Invyさん [映画館(邦画)] 5点(2023-07-25 11:29:26)(良:1票)
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5.《ネタバレ》 全体を通してとても好みの作品でした。 可愛らしい大西流星君を使ってこんな題材の映画を作るセンスも良いです。 お母さんの偽りのホクロを見つけたら目がグルングルンとなるシーンとか凄くギョッとしました。 雰囲気バッチリのサスペンス映画。だったのですが結末と言いますか、オチが個人的には理解不能でして、 「え?どういうこと!?」と首を傾げながらエンディングを見ておりました。 自分なりに消化できるラストであれば、もっと良かったのになぁと感じました。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2023-04-18 16:57:27)
4.《ネタバレ》 冒頭から、だいぶキモ怖い感じで、ホラーとして、それなりに楽しめました。目がギョロギョロうごくのがギョッとしたかな。でも真相がわかるクライマックスが盛り上がりにかけてて、特におばーちゃんが先生を殴るシーンがイケてなくて、コント殴りしてて、嘘がモロバレで、なんか手を抜いた感じ。それまでちゃんとしてたのに、なんで、クライマックスだけコントっぽくなってしまったんやろ?ま、オチでなるほど、だから、このタイトルなんやねって納得できたので、間をとって5点とゆーことで。
なにわ君さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-01-12 09:41:00)
3.《ネタバレ》 例えば密室殺人ミステリーで、トリックのタネが壁抜け超能力だったら観客は怒りますよね。だから、もし犯人に壁抜け能力を付すのであれば、予め言い訳(説明)を用意するわけです。宇宙人とか、異世界設定とか、未来テクノロジーとか。現代ドラマで予告なしにいきなり超常現象を持ち出すのはNGです。というより、普通は「嘘」と認識されます。本作も同じ。魂云々かんぬんは犯人の戯言でしょう。それならそれで構わないのですが、どうやら本作の場合言い訳無しで「超能力」(というより魔術かな)を実在させたい模様。じゃなきゃタイトルまでホラになってしまいますから。はてさて困りました。せめてあの人に『家族愛。私の好きな言葉です』くらい言わせてくれたら、配給会社の垣根を超えた面白コラボとして甘んじて嘘を受け入れたのに。本作と比べると、2017年製作JP監督の某サスペンスの出来の良さが際立ちます。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 4点(2022-12-13 19:20:23)(良:1票)
2.《ネタバレ》 なんだか、映画にしては長い?テレビでは短い。そんな脚本。何が言いたい?リアルにしては収まらないラスト当たりのカオス。南紗良はもっと良い作品当たって欲しい。ジャニーズのファンはラストアレで怒らんのかな?
bonbaiさん [映画館(邦画)] 4点(2022-09-08 22:59:01)
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1.一応ミステリーと言う事なので、「どれ、謎解きに行ってみるか」とチョイスしました。 が、このぶっ飛びの展開は予測不能だ。途中まで真面目に見てた自分がバカに見えて来る。 「大丈夫だからねぇ。大丈夫、大丈夫」って大丈夫なわけあるかい!このドアホ!と悪態をつく自分がいました。
ぴのづかさん [映画館(邦画)] 4点(2022-09-03 07:53:59)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 4.57点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4457.14%
5228.57%
6114.29%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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