《改行表示》107.《ネタバレ》 NHKBSのデジタルリマスター版が放送ということで久しぶりに鑑賞した。 実話をベースにしているが、残された犬たちの物語はあくまで創作であるわけで、何とも微妙ではある。 フィクションとして、犬好きな方にはお勧めかな。(私も含めて) 高倉健、渡瀬恒彦の描き方もどこか画一的で深みが無いし、夏目雅子の使い方ももったいない。 但し、南極シーンの撮影が大変だったことは想像に難くない。 又、当時「炎のランナー」で有名になったヴァンゲリスの音楽は良い。 【とれびやん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-11-16 10:46:51) |
《改行表示》106.《ネタバレ》 ふと興行収入ランキングを調べていてアニメばっかだなと思いながら実写作品で見ていくと目についたので、リアルタイムで観た印象で点数付けです。 ドラマパートはほとんど覚えていないが、普通にタロジロでそれなりに感動した。その後のワンコたちは誰も見ていないのでどうやって知ったんだ?と子供ながらに疑問に感じたのを覚えている。 後に拝読した「南極越冬記」西堀栄三郎さんの著書でも、数行だけワンコの話が出てくる、おっさんになってから仕事帰りに記念館にも行きました南極体験ができます。 【ないとれいん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2023-08-02 14:16:21) |
《改行表示》105.《ネタバレ》 本線の話のほうは皆が知っている通りなので、感動もなにも残酷としか言いようがないのだが、高倉健さんと渡瀬恒彦などの人間ドラマのほうがなかなかの出来栄えで、感心させられた。 全体的に重厚な作りで、余計なセリフやナレーションを排しているのは評価できるが、二時間半近くの長丁場は話がしんどいだけにキツいものがあった。それにしてもドキュメンタリーと見まごうばかりの撮影で、さぞかし大変だったことだろう。犬たちの健気な姿が印象に残る。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-10-26 22:13:39) |
《改行表示》104.《ネタバレ》 当方が無類の動物好きであること。 仕事にはプロ意識と実力を求めた時代の作品であること。 役者を大スターと実力のみで選抜していること(当然、犬も)。 観客と世に事実を知らせる目的でつくられた映画であること。 以上を踏まえてのこの点数。 本当は遥か昔にビデオで鑑賞して涙をぶちまけてたんですけどね。久々に観て感慨にふけり感動を再度味わいました。 【出来事】としてはニュースにもなり大概の日本人なら知ってるので、映画にしたらストーリーの作りがどうたらかんたら言うほど野暮じゃありません。 亡くなられた犬さんたちの御冥福を祈ります。 生還したタロ、ジロ、感動をありがとうございました。 【役者の魂】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-10-20 15:49:20) |
《改行表示》103.《ネタバレ》 フィクション込みの実話の映画化ですが、映画としては冗長で全く面白くありません。 人間側のエピソードも犬側のエピソードもぶつ切りのものを繋ぎ合わせて、そこに補足のナレーションが入って状況の説明をしている感じで、長尺の割に非常に薄いんですよね・・・ ラストシーンは感動的に撮られていると思うんですけど、全体的に淡々としているので、ラストシーンまでにこちらの気持ちが醸成されません。 タロとジロの生還物語は周期的にTVのドキュメンタリーで扱われますが、事実を知るだけならばそれで十分感慨はあるわけで。 【J.J.フォーラム】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-02-24 23:59:26) |
102.泣けました、というより犬の健気な表情が上手く撮れており、健さん、渡瀬さんの別れる辛い場面に泣けました。南極大陸の厳しい環境の中、犬たちが次々と死んでいくのも涙を誘います。ストーリーは超有名だが、これだけ泣けたら十分お腹いっぱいです。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-03 02:30:25) |
《改行表示》101.《ネタバレ》 公開当時10歳くらい。 死というものへの関心。 『○○物語』ってタイトルの感じ。 東京タワーで見たタロ・ジロたちの像。 再見にあたり 色んな事を思い出しました。 俺の昭和とでも言いましょうか。 置き去りにされた犬たちの話なので、顛末はあくまでフィクションな事。 子供心になんとなく判ってはいましたが、それでもこの映画、ホント大ヒットしたんですよねー。 命の尊さとたくましさを伝える映画って感じかな。 現代ではこの手法はなかなか受け入れられないかもしれません。 【ろにまさ】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-05-10 23:38:00) |
100.撮影の為に犬にいじめられてたアザラシが かなりかわいそうでした。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-01-30 20:20:22) |
99.昔むかし、その昔、TV番組「題名のない音楽会」で司会のマユズミ御大が、本作の音楽を評し、こんな単調な音楽でヴァンゲリスは莫大な報酬を得たんだ、ってな事をおっしゃっていて、確かこの時のオチは、“それに比べ自分が薄謝で作曲した日テレスポーツのテーマ曲は未だに使われている”ってな事だったかと(ちょっと記憶あやふや)。お怒りごっとも、でもこんな雄大な映像がつけられちゃ、大抵の音楽は感動的に聴こえるってなもんです(?)。と言う訳で、とにもかくにも、雄大な自然。『八甲田山』まではいかないにしても、それに次ぐような、ド根性ロケ映画です。南極に置いて行かれた犬たちのサバイバル物語で、犬たちは次々に命を落として行っちゃうけれど、決して暗い内容ではなく、むしろ目を引くのは、大雪原を走る活き活きとした犬の姿、その生命力。それに比べると、日本に帰った人間たちのドラマ部分の、何とも不自由なことよ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-07-24 23:17:31) |
98.《ネタバレ》 これって当時大ヒットしたんですよね タロ・ジロの話しは日本人なら誰でも知ってる級のお話し で、今頃になって真面目に鑑賞 …あの~犬だけになってからのとこって創作(フィクション)なんですよね? メチャクチャ無理やり造ってませんか?? 訳のワカラン冒険活劇か? かわいそさを煽ってる演出(名前・生まれ・歳のテロップ)なんすかあれは? 観てるうちに腹立ってきましたよ、完全に主題がすりかわって感動映画になってるんじゃないかこれは こんな映画が大ヒットしたというのが、当時の日本の実情か宣伝がうまかったか イヤー信じられないね 大事な犬(それも人様から拝借した)を置き去りにしてしまった事実を事実だけにして制作すべきところを(謝罪や人間の身勝手さを反省する意味でも)死んでしまった犬達のためにも まぁきっといろんなコトが絡んでのことでしょうが 健さんが大学を辞めて謝ってまわる場面があるから何とか救いはあるが。。。 我が家にも17年一緒に住んでいる犬がいます(ちょっと犬好きだよ俺は!メチャクチャかわいいんだって!) 今観終わってとても残念な気持ちでいっぱいです 正直観なきゃよかった… 1点はキレイな夏目雅子さん(出番が少なすぎでモッタイナイ)とやはりカッコイイ健さんに 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-09-19 19:30:52) (良:1票) |
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97.苦労して撮られた映画であろう事はよく分かるが、それは面白さとは別問題だし、逆に映像への愛着から編集が甘くなったとすれば本末転倒。退屈だった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-08-26 12:30:15) |
96.劇場上映時には感動のあまり号泣した思い出があります。その後も関連図書を買ってもらったりして、長い間この映画は自分にとって名作であり続けたのですが、今は評価が180度変わってしまいました。人間の都合で見捨てておきながら、たまたま死なずにいたら「よくぞ生きていた!」って、そりゃないだろ!世の美談には眉に唾つけにゃならんなと思いました。ストーリー・演出は偽善の教科書にふさわしい。でも、ヴァンゲリスのメインテーマ曲・南極の風景・犬たちの頑張りは良かったので5点献上。 【次郎丸三郎】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-01-25 21:07:04) (良:1票) |
《改行表示》95.2頭の樺太犬タロとジロ生存のニュースは、当時小学校6年だった私もしっかり覚えている。それこそ瞬く間に日本国中に感動と驚きをもたらした。まさに「奇跡」であり、今で言えば、なでしこジャパンがサッカーで金メダルを取ったときのようだった。 それから二十数年後この映画が制作され、勤務していた学校の高校生らと一緒に学校鑑賞として見たのだが、感動は今ひとつ、やはり現実のニュースには遠く及ばない。 さらにまた二十数年後DVDで鑑賞し、撮影秘話(大変な苦労での撮影だったらしい)などを聞くと別の意味で感動した。撮影の大部分は他の土地で行われ、南極ロケはほんの一部分らしいが、それでもすばらしい大自然である。 私のこどもの頃は、米ソが競い合って人工衛星を打ち上げたり核実験を行っていた時代、国際地球観測年として戦後間もない日本も参加したのだが、米ソに比べると日本は大変お粗末なものであった。観測船「宗谷」は最新鋭の砕氷船どころか、老朽船に近い船を改装したものであり、氷をわる能力も米ソの砕氷船の5分の1以下だったらしい。毎年のように氷に閉じこめられ、米ソの砕氷船に助けてもらうという有様だった。 その辺の事情を知らないと、なぜ犬を助けなかったかを理解できないと思う。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-08-18 18:23:25) |
《改行表示》94.映画そのものの出来映えとしては、それほどいいとは思わなかった。 当時の撮影技術や悪天候などを考慮しても、やはり荒削りだなという印象を抱いてしまう。 シナリオも何とかまとめたという感じだが、そもそも人間の身勝手さが起因のお話だけに、 ひと口に美談、感動とは言えない、というのが正直な気持。 犬たちのがんばりや、南極の風景、役者達の演技など、部分部分での見所はあるので、 余計な事を考えずに鑑賞すれば、それなりに感動できるのではないかと思う。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-07-24 02:38:51) |
《改行表示》93.《ネタバレ》 犬好きなんでこういう映画はもう駄目です。 再会シーンもそうだけど、むしろ別れのシーン、それから少女に責められるシーンで少しほろっと。 ただ、犬だけのシーンはもっと短くても。 完全なフィクションになってしまってるんで、そこだけちょっと引きぎみでした。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-09 17:06:47) |
《改行表示》92.《ネタバレ》 もう2~3回と言わず、10回以上は目にしてます。その際、必ず覚悟の上で目にしています。その都度毎回涙しています。 ‥‥1頭、1頭消えて行くお犬たち。自然との闘いに敗れ亡くなって行くお犬たち。寒さの中に取り残されて息絶えていってしまったお犬たち。 助けてあげたくとも助けてあげれないもどかしさ。見殺しにして去ってしまわざるを得なかった南極隊員:越智と潮田の心の痛み。十分伝わってきたその痛み。子供心に観ていて悲しかった。そして今となっても引きずるその思い。いつ見ても毎回涙溢れてしまいます。 ならば、こんな悲しい映画を【作らないで】【撮らないで】でって言ってしまえば それまでの話なんですが、私たちが目にしているのは あくまで作られたものであってドキュメンタリーではないのです。それがせめてもの救いでしょうね。ムービーでよかったムービーで。 タロ、ジロ、ゴロ/ ベス、モク、デリー/ アカ、シロ、クロ/ ポチ、リキ、アンコ/ ジャック、紋別のクマ&風連のクマ/と、たぶん、ほとんど犬の名前覚えています。3頭刻みで覚えていました。あと、亡くなり方も覚えています。かなりマニアックな感じになってしまいましたが お許しを。(お犬様の名前読み上げ順については、順不同:敬称略)。 劇場公開当時のキャッチコピーは、『どうして見捨てたのですか なぜ犬たちを連れて帰ってくれなかったのですか 』 でした。 【3737】さん [映画館(邦画)] 10点(2011-01-09 22:51:19) (良:3票) |
91.空撮の多用とロングショットによって捉えられた神秘的な大陸のスケール感が圧巻。蔵原監督の日活での第一作『俺は待ってるぜ』に連なる無国籍アクションの最たるスケールだろう。狭い日本でなら不可能なカラフト犬の全力疾走の躍動感と獣性の美しさがロケーションと共に映える。人間側の傲慢かつ欺瞞的な同情やら憐憫やら愛護心などを他所に、人間の残した餌には手もつけず独力でアザラシを狩る犬たちの姿はまさに蔵原的ヒーローの体現だ。編集やBGMがいくら犬達の孤独や悲哀を演出しようが、犬たちの前にはカメラ(と人間)が常にある。ゆえに個々のショットには物語とは裏腹な犬たちの喜びと安心感が露呈しており、こうしたドラマとの逆説的なズレがあるから映画は面白い。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-03-10 08:40:03) |
90.《ネタバレ》 ヘリコプターで遠ざかる遠景が印象的だった。極寒の地でいかに犬が生き永らえたのか、観る者を純粋に感動させる内容だった。 【Postef】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-08-23 20:39:08) |
89.《ネタバレ》 妻投稿■感動した。犬と人間の感動の再会にじゃない。そもそも私は年間何十万匹の犬ねこを安楽死させている人間と犬の融和なんて期待していない(動物実験を描いた「よだかの星」「命の食べ方」内臓がダメな人以外の方にオススメ)。■でもこの映画のメッセージは「感動」ではなくもっとごく当たり前のこと。「人間は動物より凄いとは必ずしも限らない」という事だ。全地球上に進出した人間様が唯一逃げ出した南極大陸。そこは国家の概念さえ打ち立てられず、人間ではなく動物が主人公という唯一の場所だ。監督は南極越冬隊を主人公にしたのではなく動物を主人公にしたのは、わんちゃんこそ南極の主人公にふさわしいと考えたからではないだろうか。その証拠にこの映画には吹き出しや擬人法は一切使われていない。人間が鞭を振るい、そうかと思えば勝手に感動して自分はご主人様だと勘違いしているのを余所に、犬たちはただ黙々と生きている。いいえ、黙々というより寡黙といった方がいいかもしれない。私は彼らがとても格好いいと思った。 【はち-ご=】さん [レーザーディスク(邦画)] 6点(2009-08-19 00:15:35) |
88.再見して知ったのは、犬たちが人間なしで奮闘する部分の時間が意外に短かったということ。中心的な犬以外でも、アンコもシロもデリーも最後はそれなりの見せ場が用意されているのだから、例えば前半の雪中行軍の段階でそれぞれの犬の個性をきちんと描いていれば、各犬の死闘も光ったものになっていたと思うが、そこまで手が回らなかったのでしょうね。高倉健と渡瀬恒彦というキャスティングも、キャラクターが重複していて面白くない。ナレーションも中途半端で内容に合っていない。ただし、ロケーションの努力は(手続的なものを含めて)大変なものがあったと思うので、点数はそこに対して。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-08-05 01:57:51) |