《改行表示》35.《ネタバレ》 “死にたい”って言うとネガティブな感じだけど、 “生きない”って言うとポジティブな感じに錯覚してしまうのは私だけ? んでもって“死にたい”と思ってはいても意外と死ねないもので、なまじ“生きない”なんてポジティブ思考になっていた者達だからこそのラストのオチのような気もする。 人の死なんてもんは本人が望もうが望まなかろうが、ある日突然訪れて来るもんさ・・・と言われている気もするし。 ぼくらはみんな~♪生きている~♪生きているから 歌うんだ~♪・・・ 皆いずれ行き着く所は一緒なんだから天命を待ちましょうよ・・・と。 【ぐうたらパパ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2014-01-12 08:21:01) |
《改行表示》34.《ネタバレ》 最後の笑いの解釈にもよるのだろうが、何を意図した映画なのかは結局わからなかった。劇中で女子大生が言っていたことはまさに正論で、この人物でこの年齢ならそれで十分なわけだが、こういうのを叩きのめすのが目的だとすれば大人気ない。生きることの意味、存在の意味に疑念を抱く立場との間で相対化するなら納得できるとしても、ラストは結局後者のみを支持しているように見え、それなら一人で勝手にやれよと言いたくなる。あるいは単に破滅願望を満足させたいだけのようでもあり、それも世間的には一定のニーズがあるだろうが、他人を巻き込まなければ気が済まないというなら個人的には全否定する。 それから、世の中普通にしていても交通事故に遭わない人間の方が圧倒的に多いわけで、都合よく一度に全員死亡などというのは作為しか感じられず、TVの短編ドラマ並みの安易さである。これではとても世の無常などには考えが及ばず、死人の山ができて大喝采というようにしか受け取れない。シリアスな話でこれはないだろうと思うが、それとも最初からこの映画はブラックコメディだったのか? 何にせよ意図がよくわからない映画である。 以上、もしかすると優れた映画なのかも知れない(そのように取る人がいるのもわかる)が、クソ映画の懸念も払拭されないので念のため低評価にしておく。舞台版というのはまた違うのかどうか。 なお女子大生、及びその他の脇役の面々は好印象だった。映像面も音楽も悪くない。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 2点(2012-09-02 19:52:38) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 末期ガン患者や借金を背負った人々が、保険金目当てで事故を装って自殺するために組まれたバスツアー。そこに間違って紛れ込んでしまった少女。少女は、自分が助かるためにも、なんとかみんなに自殺を思いとどまってもらおうと奮闘する。そして、それを阻止しようとする添乗員。とても秀逸なストーリーだと感じました。テンポもよく、退屈を感じることなく最後まで観ることができました。 ラストには賛否両論あるみたいですが、個人的には凄くよかった。あのまま全員が生き延びていたのでは、何とも味気ない感じがしていたので。 【MANSON】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-09-03 05:02:14) |
32.自殺バスツアーの中に何も知らぬ少女がまぎれこんでしまうという話。前半はコメディタッチなのだが、そのツアーの真事を少女が知るところからだんだん恐ろしくなってくる。生きるという事の意味や運命というものを、ほどよい時間と、面白い設定でみせてもらいました。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-03-18 10:17:31) |
31.あの流れだとハッピーエンドでよかったんじゃないかと思います。 【Yoshi】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2008-03-04 23:39:02) |
【フッと猿死体】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-10-08 10:00:59) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 もうすぐ死のうとしているのにツアーの参加者達の言動がそういう雰囲気でないところがいいと思った。例えば今になって禁煙しようとしたりするところ。人間、明日死ぬとなっても意外に普通の事をして過ごしてしまうのかもしれない。最後の最後のシーンで全員事故で死亡することが結末としてあるが、この結末はあれでよかったと思う。あのままダンカンだけ死んで他は死ぬのやめてやっぱり死ななくて良かった→終わり、それじゃあある意味リアルではないと思う。結局、人生とか運命って予測不能だったり不条理だったりするものなんだと思う。 【スワローマン】さん [地上波(邦画)] 6点(2006-04-18 23:32:00) |
28.《ネタバレ》 んー、確かに無表情のダンカンはえらい怖いしラストも死に軽、もといシニカル。これは「後味が悪い」と感じるのが健全な感覚なのだろうけれど、僕は不思議と温かなものを感じた。何つーか、「別に死のうとしなくても人間いつかは死んじゃうんだし、そんだったらもうちょっと頑張って生きてみようかな」って感じ。少なくとも中途半端な「人生応援歌」みたいなやつよりは、ずっといいと思う、ある種の人にとっては。 【ぐるぐる】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-20 18:24:15) |
《改行表示》27.《ネタバレ》 ローカルテレビでやっていた東京サギまがいの舞台劇「生きない1999」を見て、 オリジナル映画を見たくなってみました。劇の方は表面上はドタバタ喜劇っぽくって、 お風呂場のシーンとかバスの中でのカラオケやゲームなどギャグ連発、はちゃめちゃ なんですけど、映画の方は結構リアルで暗いんですね。重いテーマなんで あそこまでリアルだとちょっとしゃれにならない気分になってしまいます。 こんな時代でもありますしね。ストーリー設定のユニークさや、カンケリ遊びを 効果的に挿入するなど、なかなか考えていたと思うのですけど、とにかく 気分が暗くなってしまいました。 ちなみに死んだ人数はバスが跳ね飛ばした人も含まれるはずなので全部で13名 でなくてはならないと思うのですけど(少なくともバスの中には死体が13体あったはず。 ダンカンはバスから降りて自分で飛び降り自殺したので含まれない) バスガイドさんがなんで死ぬのかの説明がなされていなかったような。劇では 歌手目指して上京したけど、歌手の夢は叶わず借金重ねて死にたくなったとか なんとかだったと思いますけど。 【キムリン】さん 6点(2004-08-23 18:15:43) |
26.《ネタバレ》 自殺観光ツアーという重すぎるストーリーの中に微妙なユーモアがあり、見ているこっちは笑っていいのか複雑な心境になる。ラストのタンクローリーの事故はどうなんでしょうね?死は突然訪れるって事を言いたかったのかなぁ。それともダンカンの死ぬ間際の妄想なんでしょうかね?正直良く分からなかったです。 【終末婚】さん 8点(2004-06-03 15:34:19) |
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25.ダンカンの初脚本作品ってことなんですけど、その他スタッフが北野作品常連という事もあって、かなり北野作品っぽいですね。話の方は若干無理な部分はありましたが、なかなかのアイデアと全体的なブラック笑いで最後まで飽きることは無かったです。ラストは個人的には”あり”ですが、意見が分かれるところでしょう。しかし、しりとりで”りんご”が出ると”ゴリラ→ラッパ”と続けるんですね。 【カズゥー柔術】さん 6点(2004-03-01 02:34:44) |
24.前半のノリで後半もいってくれればもっと楽しめた。ラストは後味悪い。 【新井】さん 6点(2004-01-31 15:23:21) |
23.何かあの楽しそうな雰囲気とか、ダンカンの表情とかブラックな要素タップリって感じでした。最後も最後で結構貫いてくれた。 |
22.ロカルノ映画祭でアキュメニカル特別賞を受賞したらしいが、欧米人にどこまで理解されたのだろうか。 |
21.良いところも悪いところもキタノ映画と同じです。同じスタッフで撮っているんですよね、きっと。お茶の間風の笑いをフィルムでやるとどこかしっくりこないのと、「演芸」ぽい逆がどうもスクリーンで浮く。コンセプトはいいのに。元は小説ですよね。そちらはどうなんでしょう。 【MASH】さん 4点(2004-01-03 13:10:13) |
【あしたかこ】さん 5点(2004-01-02 06:36:41) |
19.前に見たんだけど世にも奇妙な物語で似たようなのやってたなぁ。ダンカンが恐かった。 【スマイル】さん 5点(2003-12-01 20:50:46) |
18.《ネタバレ》 「生」と「死」というものを考えさせられました。最初から画面が薄い青色に編集されていて、既に霊界にいるような沈んだ空気の中、このバスがどういう目的で走っているのか全く知らない大河内奈々子の旅を楽しもうとする飄々とした姿がシニカルでとても印象的でした。結末がどういう意味だったのかは分かりかねますが、ダンカン氏にこんな才能があったとは驚きです。 |
17.淡々と進むストーリーの中、大河内奈々子だけが正常で、死に向かう人々と対照的な存在として描かれる。女優・大河内奈々子の魅力を引き出し、スピード感はないのに時間を感じさせない佳作。 【海野やよい】さん 8点(2003-11-16 20:01:17) |
16.《ネタバレ》 最後、飛び降りるダンカンが真っ直ぐピクリとも動かず落ちていったシーンで「生きない」を感じた。 【tomomi】さん 7点(2003-10-28 01:03:05) |