太陽の少年のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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太陽の少年

[タイヨウノショウネン]
In The Heat Of The Sun
(陽光燦爛的日子)
1994年上映時間:128分
平均点:8.27 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
ドラマ青春もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-04-13)【Monochrome Set】さん
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監督チアン・ウェン
キャストシア・ユイ(男優)シャオチュン(小軍)
チアン・ウェン(男優)成人した小軍
ニン・チン(女優)ミーラン(米蘭)
フォン・シャオガン(男優)
タオ・ホン(女優)ペイペイ
ワン・シュエチー(男優)シャオチュンの父
脚本チアン・ウェン
製作総指揮マンフレッド・ウォン
配給大映
ツイン
字幕翻訳寺尾次郎
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【クチコミ・感想】

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15.《ネタバレ》 大人になった主人公の回想という形で描かれる思春期という人生における貴重な一時期の青春群像と、どこか懐かしさや温かみを感じさせる独特の奇麗な色調がとても良く合っていましたね。女の子を後ろに乗せて果てしなく続く長い一本道を自転車で走るシーンが印象に残りました。彼らにとって人生はまだまだ先が長く、これからどんな可能性だってあるという希望がとても美しく表現されているように感じられました。観ているうちに彼らと同じ年の頃の自分の楽しかった出来事や今振り返るとちょっと恥ずかしくなるような出来事なんかが思い出され、彼らの心のときめきや痛みがその奇麗な映像から生き生きと伝わってくる青春映画でした。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 21:15:38)
14.《ネタバレ》 この映画の少年達の年代のもやもやした気持ち、社会に対しても親に対しても学校の先生に対しても不満でいっぱいであるというのが見ていてもよく解る。まだ大人になることを拒み、しかし、子供のまま、周りからはガキ扱いされるのも嫌だというのがこの少年も少女にしても同じである。不良仲間との付き合いも大切だが、それ以上に初恋の女性、しかも、それが自分よりも年上であるとなると余計に色々と悩み、傷つき、挙句の果てには彼女を犯してしまって、もう二度と元の二人には戻れない。馬鹿なことをしてしまったと気が付いた時にはもう遅いのである。初めて留守の家に侵入した時に偶々眼にした彼女の写真、そんな写真の中の彼女に恋をし、双眼鏡で外を見ている。彼女が帰ってきて慌ててベッドの下に隠れる。彼女は気が付かないまま服を脱いで着替えている。この時の様子と彼女が一人、髪を洗っている時の男の眼差し、それを映すカメラワークにはドキドキするものを感じずにはいられない。最後のプールのシーンでの飛び込みなんていかにも中国て感じが漂う。全体的な作りとしては暴力的な場面も多くてその点はマイナスも年上の女性に対する男の気持ち、瑞々しくもどこか哀愁めいた雰囲気の映像美と音楽の使い方も上手さを感じるし、なかなか見応えのある映画になっていて、中国映画のレベルの高さを証明して見せた作品だと思います。
青観さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-16 14:31:01)
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13.年上の女性への憧れを軸にした、少年の成長ものの定番みたいな映画だが、エピソードの一つ一つがみずみずしい。望遠鏡で覗き、また反対側からも覗いてみたりして、世界が近づいたり遠のいたりする。世界との距離感の不安定な思春期。屋根の上をさすらうシーンも印象的だった。これの興味の一つは中国の文化大革命時代の悪童ものというところで、大人にとって悪い時代ほど子どもにとっては自由だったりする。世の中を批評する暇も惜しむほど、悪ガキどもはいそがしかったのだ。リービ英雄の小説「北京越境記」に文革の“黄金時代”を懐かしむ若夫婦が出てきて、子どもにとっては上の世代を罵倒できたりして“ハレ”の気分で過ごせる祭りの日々だったんだなあ、と思ったものだが、でもこの映画のガキどもは、エリート軍人の子どもということで、日本の“太陽族”にも通じる「いい気なもの」って感じもちょっとある。つまりあの時代の中国の子どもと言っても、みんながみんな毛沢東語録持って興奮して紅衛兵やってたわけではなく、その興奮の隙間で純粋にグレていられた恵まれた子どもたちもいたということだ。 
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-07 12:05:56)
12.あの青年の気持ち心が痛いほどよくわかります。いい映画でした。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-20 12:50:12)
《改行表示》
11.《ネタバレ》 印象的なシーンが三つ。  一つ目は、彼女が髪を洗うのを手伝うシーン。 キラリと光るうなじと、そこに滴るお湯が印象的。  二つ目は、彼女を家へ見送るシーン。 不良少年ながらも、女性を好きになると、こうも純粋になるものか。 心清らかになる美しいワンシーンだ。  三つ目は、ラストのプールでのシーン。 水から上がろうとするが、昔の仲間からけり落とされる。 ものすごい疎外感。  ただ全体的にしまりが良くない。 もう少し切れ味鋭くできなかったか。 映像も凡庸なのが残念だ。  
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-05-05 19:45:21)
10.見ているうちに自分が十代に戻ったような気がしてくる。文革の中国って、軍事教練と社会主義のスローガンに満ちていたのかと思ったら、さにあらず。不良グループの乱闘はあるし、若い男は女のことしか頭に無い。そういった意味では軽い驚きを覚えたし、主人公が暮らしている街の風景とか、どこか懐かしく印象的な映像に満ちていた。一番好きなシーンは、少年が彼女を自転車に乗せて並木道を走るシーンかな。主人公が好きな女性を思う気持ちが痛いほど伝わってきた。自分の記憶が曖昧で、もしかしたら思い違いだったのかも知れない、なんてラストで告白するが、それはないでしょ、美しい記憶につき合わせておいて。「カバレリアルスティカーナ」はこっちの印象があまりにも強くなってしまい、聞くと未だにプールにぽっかり浮かんだ少年の映像が浮かんでしまう。やめて欲しかったなー。
lafishさん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-18 19:08:41)
9.《ネタバレ》 中国映画とは思えないテンポのよさ。語り口はスタンドバイミーを思わせる。10代半ばの年ごろのみずみずしさがクリアな映像に出ていて、共感できる。水中でもがき苦しんでいるプールのラストシーンはいい。何物かを求めてもがき苦しむのは青春そのものなのかなと思う。最後の天安門広場の近くの大通りを通りながら、みなで「オッス?クルクル?」「間抜け!」最高です。北京に行きたくなった。
MARTEL1906さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-17 01:36:43)
8.今でも思い出す、プールサイドの場面がとても印象的です。
muntuさん [映画館(字幕)] 10点(2006-12-25 19:47:52)
7.年上のおねえさんにどきどきした、あとこの映画が俺の初ビデオレンタルなので言語道断で満点。
セクシーさん 10点(2003-10-31 04:04:53)
6.多感な時期の少年の心模様を綺麗に、そして、素朴に捉えた秀作であるといえる。主人公の少年はまさに太陽のように見えた。 状況は違えど中学の時とかのことを思い出して、郷愁を覚えた。
たましろさん 8点(2003-10-26 23:02:21)
5.自分にもこんな頃があったと感慨深くなると同時に、こうした思いは万国共通なんだと不思議な連帯感すら感じた作品。キレイな映像と音楽が醸し出す雰囲気がとても好き。
風見さん 10点(2003-02-09 21:15:55)
4.この少年は味があって良いです、悪ガキなのに素朴な感じがとても印象的。文化大革命という中国の時代背景を実際には取り上げずそれとなく少年達の目のみで映し出しているのも良いと思った。
恥部@研さん 7点(2003-01-07 19:10:01)
3.なかなか良かったなぁ
ナタリーさん 8点(2002-12-11 12:37:38)
2.終わりの方はどうかと思うが、それまでにいいところがたくさんあってとても満足した。嫉妬する部分がいい。子供の頃、自分もそうゆう気持ちを抑えきれなかったことなんかを思い出した。
チャベスさん 10点(2002-12-08 20:54:10)
1.中国映画ですが、風景や少年少女達の表情はどこの国でも素敵だ。主人公の少年が少女に寄せる思いは懐かしくすがすがしい。見終わった後、思春期の頃の気持ちを思い出した。
SHUさん 8点(2002-02-05 11:14:28)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 8.27点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7533.33%
8533.33%
916.67%
10426.67%

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