《改行表示》80.《ネタバレ》 オムニバス映画は好きだけど、これはイマイチ。 全てのエピソードのラスト部分を、エンドロールの前にまとめて持ってくる構成も分かりづらい。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-11 12:24:31) |
《改行表示》79.女の数だけ、抱えているものがある。それぞれの人生がぽつりぽつりと語られてゆく、その語り口は素っ気なく感じるくらいに盛り上がりには欠けるけど、その虚構性の無さこそがリアルな現実というもの。登場する彼女らは皆、見知った女性たちのようだった。かつての同級生だったり、隣人だったり。 女優陣が皆熱演していて心地よいけれど、なかでも思春期の息子と二人暮らしのシングルマザーを演じたキャシー・ベイカーが頭一つとび抜けた演技と思った。新しい隣人に恋愛感情を抱くには難度の高い設定だったけれど、彼女の心情に無理なく添って観ることができたから。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-10 00:40:17) |
《改行表示》78.《ネタバレ》 良質な短編小説を読んでいるような作品。 それぞれの女性が同じ「面」を持っていて、ちょっと哀しい物語が続く。でも、最後に希望が見える終わり方でもあり、それもまたいい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-25 23:11:31) |
77.とってもアメリカの映画。このくらいさらっとした映画が好き。 |
《改行表示》76.《ネタバレ》 今回調べてみたら、ロドリゴ・ガルシア監督が携わった作品は、今作以外には21グラム・愛する人を見たことがあった。21グラムを見たのは10代の時だったので今見るとまた評価が違うかも知れないが、3作の中で一番好きなのは「愛する人」でこの作品が二番目、その差は僅かである。 今作で一番好きなのは4話目(レズビアンの女性と死にゆく恋人)で、一番共感できたのは2話目(不倫相手の子供を中絶する女性)で、一番ほっとさせられたのは3話目(シングルマザーの女性と、引っ越してきた男性との恋)である。好き・共感・癒しなど、様々な角度から楽しめた。 2話の主人公は、中絶にためらいはなく強気に見えるが、自暴自棄になっているだけというか、なるようになれという“流され感”の描写が巧みだと感じた。新しい相手(部下)とのセックスは拒まない、ホームレスの女性に罵られてもさえぎらず、だからといってその女性が会いに来ても、自ら迎え入れるわけでもない…ただその場の状況に流されて身を任せ、妊娠したという事実を含め、自ら考えることを放棄していたのかな、と。 そんな彼女が、中絶手術後に路上で嗚咽し涙するシーンは印象的だった。余談だが、中絶手術をここまで生々しく描いた作品は初めて見た。 同じロドリゴガルシア監督・脚本で、女性をテーマに描いた作品では「美しい人」が未見なので、また機会があれば見てみたい。 |
《改行表示》75.まったく期待せずに見たのですが、意外に引き込まれました。女性たちのありふれた日常を切り取っただけで、特にドラマも起伏もありません。それに「他にないのか?」というほど色恋沙汰ばかり。しかし、それぞれの孤独感や哀しみが痛いほど伝わってきます。公私の妙な絡み合いもいい感じ。 個人的には、C・フロックハートのシーンが好き。ちょうどこの頃、「アリー・マクビール」もバリバリ演じてたんですよね。まったく違うキャラに驚きつつ、あらためて女は怖いと感じ入ったしだいです。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-28 17:59:29) |
74.《ネタバレ》 この映画、一見するとオムニバスみたいに感じるけど実は違う。まさにそれぞれの女性の“ある視点”をつなぎ合わせたみたいなもので、それが微妙に重なり合っている部分があるというのがミソ。だからと言って話に繋がりがあるわけではないので、そこはどれだけ存在感のある女優たちを集められるかというのがカギでもある。その点では、G・クローズ、H・ハンターといった演技派を前半で投入できたのは成功でしょう。 男のくせにここまで女性目線の脚本を書くなんて大した奴だ、と思ったらこの監督、ガルシア=マルケスの息子なんですね。どうりでC・ディアスが読んでいた点字小説が『百年の孤独』だったわけですね(笑)。でもストーリー・テリングの技は偉大な親父さんにはまだまだ及ばない、もっと修行しないとね。それこそ、映像化は不可能といわれる『百年の孤独』を映画化出来るぐらいになって欲しいところです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-04 19:38:10) |
73.共感できる人物が出てきません。これは男性と女性の違いもあると思いますが、単にそれだけではなさそうです。根本的にこの監督と“生活感”に違いがあるのかもしれません。カナリアを吸い込んじゃった話はインパクトがありましたが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-06-13 21:49:47) |
《改行表示》72.2013.06/01 鑑賞。なんとも変わった作品。カンヌ映画祭「ある視点」部門グランプリ受賞も成る程と思える。でも女性主人公の悩み・精神は深い内面の問題と云うより全てSEX絡み、発情期の雌という感じ。精神的な男女関係、同性関係の方が解決として多いのでは・・。日本人としてはまだまだ理解、精神移入出来る時代ではないと思う。-1点。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-03 15:09:21) |
71.1つ1つの挿話が、断片にしかなっておらず、ドラマや展開というものがない。つまり、観察力はあっても、構築力に欠けるということ。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-02-16 03:03:49) |
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《改行表示》70.こういう、「映画でなければ表現できない世界」をもった作品はいいですね。 「映像へのこだわり」は近年、CGとか特殊メイクとかそういうほうばかりへ行ってしまって、こういうアナログ的世界が忘れられすぎてると思う。 良心的な供給側の人たちにもそういう思いはあるのだろう。 多くの女優がこの映画に出たがったということ、また実際にゴージャスな出演陣であることが、そのことを裏付けている。 内容はほのぼのしたものもありはしたけれど、ヒリヒリとしたものが多かった。 でも、多くの女優の「映画づくり」に賭ける意欲が伝わってきて、そのことに心がなごんだ。 【おばちゃん】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-10-20 19:03:55) (良:2票) |
69.女性向きのオムニバスかもしれませんね。幸せのかすり傷、という宣伝文句が内容にあっててよかったです。切なくなるシーンが3つ心に残っています。①中絶の話をタペストリーと同じように話す男。②モテる盲目の女性が「姉を慰めてよ」とBFに言ってじゃれあうところ。③盲目の彼女とエレベータですれ違っても男性が無視したところ、、、でも、他に幸せを感じるところも何箇所か。。あと、どのお話にも赤いドレスの女性が出ていました、みんなどこかで彼女とすれ違っていたのですね。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-19 10:14:21) (良:1票) |
68.それぞれの女性たちの微妙な精神をとても丁寧に描き連ねた秀作だった。オムニバス的な個々のストーリーがさりげなく絡み合った構造が完成度の高さを助長する。「アリーmy Love」のキャリスタ・フロックハートが難しい役どころを好演している。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-16 13:14:22) |
《改行表示》67.《ネタバレ》 短いオムニバス形式の話が微妙に交錯するストーリー。つながりが本当に微妙でそれが良かった。1つ1つは暗い話だけど、見終わった後微妙な爽快感だったのは不思議。 【みゅうみゅう】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-14 12:44:07) |
66.オムニバスだけど、どこかでつながっているお話。「ナイト・オン・ザ・プラネット」とか、こういうの大好きです。女性の孤独を通じて、人間の孤独を描き出していると思う。おっさんの私がしんみりとなるのだから。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-03 00:20:49) |
《改行表示》65.《ネタバレ》 うーん、出だしは良かったんですけどねー。ちょっとありきたりのオムニバスになっちゃったかなって印象がどうも拭えません。 少数派かもしれないけど私が一番好きだったのは最初のグレン・クローズの話なんです。(「えっ話なんかないじゃん!」ってツッコミが入りそうですが。) シンとした室内で介護を黙々とする彼女の姿とかキャリスタのたどたどしいカードさばきとか暖かそうな外気と違った室内の沈としたでも暗くはない空気とか・・・あーこの映画いいわー気持ちいいわーと思って観ていたのです。 で、続いてホリー・ハンターの話も手相云々だし、ああ、これはこういうの妖しげな心地よい雰囲気をうむ「占い」がらみのオムニバスなのかなと勝手に思い込んだんですよね。しかし実際は・・・残念です。あとはこういうオムニバス特有のアンニュイないつものパターンになっちゃったですね。 いやーオムニバスって難しいね!でも最後の話はお姉さんの刑事さんの笑顔に救われた気がしました。 余談ですがこれ、ダンナのいないときに一人で観ました。一緒に観なくてホント良かったと思いました。男の人はこういう観るのツライでしょうからねぇ・・・ 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-03-16 13:47:42) |
64.これって、5話が完全に独立しているわけではないのですね。同じ街でそれぞれの人が微妙に交錯して話ができている。退屈しないで最後まで観られました。こういうのは、自分に年齢とか境遇が近いエピソードに心ひかれるものですね。それにしても、わずかにためらいは表現されていたにしても、アメリカではあんなにドライに中絶しちゃうんだと唖然としたけど、最後に相手の男性を閉め出すシーンでホッとしたなあ。あと、銀行の副支店長(?)、彼は3回登場しますよね。見るからに「ああいう人」っていますよね。本当に「ああいう人」にふさわしい男優さんで、思わずにんまりしてしまいました。 【ひよりん】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-06-17 21:04:29) (良:1票) |
63.この手の映画は好きだ。ストーリーや特撮重視の映画よりも、人間重視のリアリティがあるから。 私は自然に登場人物を自分に投影させることができた。 【花守湖】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-23 12:08:43) |
62.退屈でした。やはり自分には非日常をつづる映画が合っているのだなと痛感。それなりの整合性があるものだけども。 【らいぜん】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-03-16 02:19:24) |
61.記憶にあるのは殺風景な街を彷徨うホリー・ハンターの姿と、盲目の女性を演じたキャメロンのうつろな表情でのベッドでの独白シーンのみ。キャメロンこういう役も出来るんだ、ふ~んって思いました。完ぺキに女性観客のみを意識したつくりですね。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-12 17:30:19) (良:1票) |