《改行表示》37.原作未読、マギー・スミス目当ての鑑賞。 彼女にうってつけの役柄で作品を引き締めてくれたのは流石の一言。 大人達の価値観に縛られない子供三人の触れ合いに、動物の鳴き声と物言わぬとも花開く植物たちに、カサカサな心が洗われたかのようで泣き通しでありました。忘れじの名作であり仰天した製作総指揮のフランシス・フォード・コッポラに拍手喝采。 |
36.花園こそが物語の核なんですから、もっとじっくりと見せてほしかった気がします。広いのか狭いのか、どういう作りなのか分かりませんでした。とはいえ、花園の再生を機縁に人の絆が生まれるのにはホロリときます。良い映画です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 7点(2020-11-14 20:58:55) |
35.同じバーネットの優等生的な「小公女」「小公子」よりドラマ性の強い物語。(でもあちらも好きです) 不器量な設定のメアリー(ケイト・メイバリー)はともかく、コリンとディコンは本のイメージそのまま。 ディコンと(花園と対照をなす)原野の比重が小さいので脆弱なイメージではありますが、ガーデニングが盛んな英国らしい作品。 小説の最後はコリンと父親だけの世界になっていて不完全だったのは補充されており、メアリーが庭園の鍵を見つけるあたりも本より自然な流れです。 厳格な家政婦メドロックは、マギー・スミスが演じるだけあって終盤はいい場面も用意されており、医者やディコンの母親など削られているキャラクターもいますが、無難にまとめて原作好きな方は十分満足されそう。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-11-18 10:32:11) |
34.目に入ったジャケットが可愛らしくて観ることに。とてもメルヘンなお話で、秘密の花園のお花が綺麗でうっとりとしながら観ました。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-21 00:50:04) |
33.荒れ果てた庭のほうが子どもは興奮すると思うんだけど、ワビサビの東洋の子どもだけですか。冒頭がインドの砂漠で、花園との対比がはっきりしている。あちらの考えでは、荒廃とか砂漠とかには価値がなく、あくまで人工の庭園になって価値が出てくるらしい。弱さとかおびえは「臆病」として排斥されるべきものと当然視されている。その衰えも自然の一部として愛でることが出来るとは、あちらではまったく考えないらしい。ま、そういう時代の原作なんだから、そう思って見ようとはするのだけれど、それにしちゃ花園に迫力がないよなあ。あの荒廃の魅力を覆すだけのものが感じられない。病弱の子が立ち上がる、ってのにはやっぱりホロリとさせられるが、全体として「子ども」のイメージが狭い気がした。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-13 09:50:08) |
《改行表示》32.《ネタバレ》 原作ファンにはたまらない作品ですね。本当に忠実に手堅くまとめてくれた感じで好感を持ちました。(難を言うならメアリーが最初から可愛いことくらいかなw) 原作を読んだときから感じたことなんですが、イギリス人のガーディニング信仰ってすごいですね。全く自分には無縁だけに、かえって面白く感じます。 あと、メドロックさんが自分にとってはどうしても教頭先生で、そのうち猫かなにかに化けるかしらんとちょっと怖かったですw 同じ原作者の小公女とかも、こんな感じに映像化してくれれば素晴らしいんですが。(最近ものすごいドラマ化wを見たんでひとしおに感じました。)もちろん、その時はミンチン先生はマギー・スミスさんで。 【rhforever】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-12-27 11:34:12) |
31.幼少の頃よく見ていたアニメ世界名作劇場そのものでした。これならアニメのほうがよかったかな…終わってしまって残念です。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-08-31 10:51:45) |
《改行表示》30.《ネタバレ》 ハイジぽいけれども、ハイジよりは気が強く、いかにも英国少女といつたヒロインでした、英国のセレブ(本当の意味での)の生活の一部を垣間見れたような気がしました。 究極のイングリッシュ・ガーデンの話と割り切って観ていたのでそれなりの興味は引き出されました。 【亜酒藍】さん [地上波(字幕)] 4点(2008-05-02 16:16:21) |
29.演出が地味で損をしてしまった映画に思えます。花園の花が一斉に咲くような、劇的な展開が欲しかった。主人公の女の子はとてもかわいいですね。今頃何をしているのでしょうか。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-04-19 18:34:46) |
28.《ネタバレ》 全く前知識がないまま観たのですが、はじめは地味だな~と思って倍速で流してたけれど、段々普通で観たくなってきて、観終わった今ではもう一度最初から見直そうって気にさせてくれました。ちょっとハイジ入ってますが、ハイジ好きなのでOKです。 【ぷりしら19号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-25 00:59:10) |
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27.原作は未読です。退屈しはしないかと正直不安でしたが、幸いなことに杞憂に終わりました。ミステリチックな面があって、なかなかに面白かったです。子供たちの友情もよく描かれていて、後味爽やかな作品です。 【K】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2006-06-24 00:21:50) |
26.点数高いので期待しましたが、イマイチ。人物設定がハイジに似てるような気がする。 |
《改行表示》25.ここに出てくる父親の心理状態がよく分かる。 愛しているからこそ会いたくないという気持ちのことです。 自分にとって好きな何かが苦境に陥っている時に必ず目をそむけるしかできない人間はいる。そういう人間は愛する人が瀕死の状態だとか病気で苦しんでいるようなときもやはり逃げ出したくなってくる。死にかけの愛する人間の手を握ることなど到底出来ない。 弱い人間であることは間違いない。しかしそれでも私はこの父親の弱さに共感を覚える。 誰かを好きになったり愛するということは楽しさや嬉しさを共有しあう面と、苦しみや悲しみを共有しあう面があります。 人を愛すると楽しみと苦しみは10倍になるとよく言われるますがむしろ苦しみや不安のほうが断然多いと感じる。愛する人の病気や「死」によって気が狂ってしまう人もいるくらいです。それだったら人を好きにならないほうがいいとさえ思う。 だけど人間にとって一番大切な感情は「非」の感情なのです。 私は何度も自分の弱さの前に屈するでしょうがいつかは死のうとしている愛する人の手を握っていられる非の感情を持てる人間でありたいのです。 【花守湖】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-16 00:16:12) |
24.冒頭からスッと入っていけた。屋敷のシーンが多かったせいで少し暗い映画になってしまった感じがする。花園シーンをもっと多くしてほしかった。それ以外、あまり細かいところは気ならない。爽やかな終わり方で、「観てよかった」と気持ち良い気分になる。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-22 20:17:45) |
23.結構丁寧に作られていました。コッポラ監督って言うのにはちょっと驚き。主役の女の子がかわいい☆ 【kaneko】さん 5点(2005-01-14 16:08:00) |
22.こういった名作文学を映像化するのはかなり難しいと思う。そういう意味でもこの作品はすごい。まず言いたいのは、思わずウットリしてしまうほど美しい映像です。大画面で見たいなぁと本気で思いました。それに、荒れ果てた冬のガーデンから春になり、美しく変貌していく様がダイナミックに演出されていて感動・・・。主題歌の"WINTER LIGHT"も映画に合っていてすごくいい。あと、メアリーとマーサかわいかった・・・。 【A.O.D】さん 7点(2004-12-09 21:53:33) |
21.観賞後、他の皆さんが書かれたレビューを読んでびっくり!感想が同じじゃあないか。小学生の頃に読んだ原作のイメージそのままの映画でした。ヒースの茂った荒野、大きな大きなお屋敷、ふくれっ面メアリー、意地悪メドロックさん……。自分の思っていた世界にカチッとはまっていたので観やすかった。でもそれは制作者達に個性やイマジネーションを吹き込む力が弱かったってことかなあ、とも思います。それとも、「子ども向け名作映画」を無難に作ってみただけなのかも。コッポラ?!へえ。 【のはら】さん 7点(2004-09-12 10:27:48) |
20.ヒースの鬱蒼と茂る荒野、冷たい雨、古い石の屋敷・・・(原作いいんですよ~、英国調にうっとり・・・)。もっとこじんまりとした印象を持っていたので、ビッグハッピーな話になっててびっくり(^^)。素敵でしたが、自分の思っていた世界とは少し違っていました~。 【ジマイマ】さん 4点(2004-08-20 23:30:40) |
19.「秘密の花園」は子供のころ大好きで何度も繰り返し読んだ物語(ちょっとノリは違いますがアニメも欠かさず見てました)。そんな私にとってこの映画のキャスティングは文句のつけようがないし、冬の荒涼とした風景、荒れ果てた庭が春になって美しく彩られていく様はまさにイメージ通り!動物たちも生き生きしていて可愛いです。どうしてこんなに懐いているの?よくこんなショットを撮れたものだ。前半が薄暗く陰気な分、生のエネルギーに満ち溢れたラストは最高です。好きな物語ほど映像化されてしまうとガッカリすることが多いのですが、この映画に関しては「イメージ通りの映画を作ってくれてありがとう!」とスタッフにお礼を言いたい気分になりました。監督も脚本家もこの物語が愛読書だった、というのもうなずけます。「カレンダー・ガールズ」に続いてヨークシャーの大自然にすっかり魅了されてしまった私。というわけでもうすぐ行ってきます!丘の上で走り回って、それから太極拳するぞ。 【ROMY】さん 9点(2004-07-31 02:06:23) |
《改行表示》18.私のイギリス好きを決定付けた物語。故に、自分の中で世界が構築されすぎていて、自分の世界とコッポラさんの世界の違いを確認するに終始してしまいました。 クレイヴン伯爵はもうすこしどっしりした感じの人がよかったけど、原作に基本的に忠実で、人物も、及第です。 そしてヨークシャーの風景がとにかく美しいです。メアリ達の生きた地に、後に『カレンダーガールズ』の登場人物たちが生まれて、そしてメアリたちが走り回ったであろう丘の上で、太極拳するんだよな~って思わせるような、とても大きな時間の流れを感じさせる作品です。 【稲荷寿司】さん 6点(2004-06-26 10:34:50) |