《改行表示》464.《ネタバレ》 主人公をはじめ、それぞれの演技は大変素晴らしいと思うが、こんなふうに障害者を無理に美化した映画じゃなくて、実際の知的障害者を追ったドキュメンタリー映画でも作ってみればいい。 他の人が書いているように、いろいろ設定やストーリーがおかしい。無理がある。 映画だからいいじゃないと言われるけど、いかにも実話っぽく見せようとする意図なのか、終始わざとブレている映像があざとくて不愉快。 また、個人的にビートルズに興味がないので、BGMとか小ネタ使われても点数アップはなし。 ふだん障害者と接したりしない人がこれをみていろいろ考えさせられる、という点では評価。 それにしてもこの内容で二時間越えは長かった。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-12-17 19:51:04) |
《改行表示》463.《ネタバレ》 - I am Sam - “私はサム” 主人公はルーシーでなくサムです。だけどこの映画をキッカケに、とんでもなく幼いハリウッド女優・ダゴタ・ファニングが認知されました。当時まだ6~7歳とかなのに、台詞とともに感情を乗せる凄い女優さん。ハリウッドの人財層の厚さを痛感しました。 3度目の正直でアカデミー主演男優賞を狙ったショーン・ペンだけど、残念ながら受賞はならず。理由はトロピック・サンダーで語られていたことが案外本当かもな?なんて思えたり… ちょっとあざといかな?って思える部分もあるけど、ルーシーが何度も家出して何度も連れ帰される画に、なんかとても癒やされる。 さて、とてもわかり易くヒューマニズム溢れる親子愛に満ちたこの映画。ルーシーでなくサムが主人公のこの映画は、果たして誰をターゲットに創られたのかな?ってことを、ちょっと考えてみました。 既に親離れして社会に出ていった、サムくらいの年齢の息子を持つ母親がターゲットなんじゃないか?って思った。母親から見て出来が悪く、私の育て方が悪かったのかしら?なんて自ら反省してしまうような母親。親元を離れたバカ息子がどんな生活をしているかなんて、断片的にしか知らない。気がついたら、どこが良いのか解らない女と結婚してて、誰に似たのか可愛いくて賢い孫を連れてくるバカ息子。 劇中サムの母親がどんな人だったかは語られない。幼いうちに施設に入ってるからだけど、母親イメージを固定させないためかも。同じくルーシーの母親も再登場がないのは、息子の嫁を話題にしたくないからかも。若い世代のアーティストが、サムの母親の青春時代によく流れていたビートルズを歌うのも、入り込みやすさに一役買っているのかも? サムがどれだけルーシーを愛して、不器用にも子育てに挑戦する姿を観て、本当に子育てに必要なものって、教養や裕福さではなく、愛情こそ一番だ。と再認識するんじゃないだろうか。自分のバカ息子をサムに重ねて、出来の良い孫をルーシーに重ねて観ると、私の子育ても間違っちゃいなかったのかも?息子への愛情だったら誰にも負けなかったわ。って、再認識出来るかもしれない。 そしてリタのように世間ではそつなく仕事をこなしていても、家庭はボロボロ。自分の子供をどう育てたら良いのか分からず、自信を失っている母親って結構多いと思うし、自分の子育て時代を振り返っても、私も当時はそうだった。と、共感出来る母親も多いだろう。 劇中、子育てを完璧にこなした母親が出てこない。リタの空回りした生活を通して、子育て真っ最中の自分を思い出し、サムの子育てを通して自分からは観えなかった息子の苦労を疑似体験するんじゃないだろうか。考え過ぎかな。 そうそう、新スタートレック好きには嬉しいサプライズがあるよ。データ少佐とケイコ・オブライエンが意外な役で出てくるから、お見逃しなく。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-11-23 23:01:32) (良:1票) |
462.《ネタバレ》 設定と筋立てだけだったら陳腐な方向にも陥りそうなのだが、そうはなっていない。まず何よりも、最大の功労者はミシェル・ファイファーでしょう。ショーン・ペンやダコタ・ファニングが目立ちがちな作品構成ではあるものの、骨を支えているのはミシェルです。わずかな表情の動きですべてを表現していますし、それでいて大げさにならないのはこの人ならではです。あと、あのラストはやはり「クレイマー」へのオマージュですかね(作中でも再三台詞に登場していますし)。●(追記)で、この作品で提示された「親子引き裂かれ問題」は、むしろバリエーションを増やして「現在でも」存在しています。その意味で、実は公開当時より存在の意義を増しているともいえるかも。知的障害だけがテーマではないですよ。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-11-14 00:40:31) |
《改行表示》461.モヤモヤする映画だと思った。 7歳の知能指数しかない男が子供を作れるのか、 普通に働けるのかというリアリティの無さは置いといても。 ここでのめり込めるかで評価が分かれる 一番の白眉は荒々しい性格のショーン・ペンが ピュアで知的障碍を持つ男を見事に自分のものにしたところ。 ダコタ・ファニングもミシェル・ファイファーももちろん名演で、 ビートルズのカヴァーで誤魔化した穴だらけの物語を何とか見れたというのが大きい。 「個人的にはストーリーは並以下、配役はほぼ満点という印象の作品だった。」 レビュアーの意見でこれが一番腑に落ちた。 |
《改行表示》460.《ネタバレ》 映画に興味ない若奥さん達の間で結構評判になっていた映画でした。娘ルーシー役のダコタ・ファニングの可愛いさと、父親サム役のショーン・ペンの演技の上手さで何とか持ちこたえた映画ではないでしょうか。(ちょっと辛口すぎるだろうか?) そもそも論として、ストーリー自体にかなり無理があり、8歳で云々という以前にそもそも8歳まで育てること自体が大変だったはずであるという大きな矛盾点が挙げられます。ぶっちゃけ、8歳から後は今までと比較するとかなり子育ても楽になります。まずはそこが気になりました。さらに後半は法廷レベルにまで論点がエスカレートしていきますが、仮に子供が子供を(7歳の知能の父が8歳の女児を)育てること云々を論じるとするならば、、その7歳の知能しかないお父さんを法廷に引っ張り出すこと自体がほぼほぼ「いじめ」の構図になってしまっていて痛々しいことこの上ない流れになってしまっているのです。 結局最終的には何も解決せず何となくハッピーエンドという体で結末を迎えますので、静かに、幸せに暮らしていた素敵な親子と、優しい隣人や友人たちをわざわざ引き離す意味があったのか?という疑問につながりがちです。敏腕女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)をタダ働きさせ、里親として努力したランディ(ローラ・ダーン)らにも辛く悲しい思いをさせただけで終わってしまっているのです。 とはいえ、セブンイレブンをバックに夜道を歩くダコタが最高に可愛いかったことや、全編に流れるビートルズのカバー曲が反則的に感動的だったことなどを考えると、、辛口批判なわりにこの点数までランクアップできてしまう不思議な映画でした。何とも悩み多き作品。 【アラジン2014】さん [DVD(字幕)] 6点(2022-09-18 10:24:39) |
459.《ネタバレ》 世界中の親子はこんな感じでお互いを思い合っていてほしいなと思うところはありますが、現実はそうでない親子もたくさんいて、色々と考えさせられる映画でした。世界中が優しさで溢れますように。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-28 07:42:49) |
《改行表示》458.《ネタバレ》 良きにせよ悪しきにせよ、色々と多々、思わせるトコロのある映画である。ネガティブな話をすれば、まずそもそも状況が不自然すぎないか。サムが6歳までルーシーを育てられたなら(このことがそもそも不自然なのかも知れないが)、それが7歳になると急に問題になるということにあまり説得力が感じられない。あと、結局私はどうしたって、サムにルーシーを単独で育てる能力があるとは最初から思えなかった(なので、物語の大半を占める裁判部分にはあまり感情移入していけなかった)。しかし、だからと言ってあの裁判は一体何なのか。サムの資質が問われているとは言え、社会的弱者に対してあれ程までに配慮に欠けた裁判が行われるというのがあり得るのか。もう一点、サムに親として不足があったとしても、親に必要なのは決して知的水準だけではあるまい。社会にはそれこそ親として相応しくない輩がゴロゴロしてるのにも関わらず、それを野放しにしてこんな茶番を行うことにどこまで正義があるのか、と、少し大人気ないことも考えてしまった。全体的に今作、やや荒唐無稽にも思われる箇所が目立ち、特にこの手のマジメな題材の映画としては少しばかりリアリティを欠き「過ぎる」ようにも思われる。 ただ同時に、優れた点も多々含まれる映画だとも思う。やはりまず演技の質の高さ。総じて主要キャストは誰しも素晴らしいが、特にショーン・ペンの演技は役づくりの部分で実に卓越した仕事だったと思う。その優れた演技の力もあって、サムがルーシーを愛しているという最も肝心な部分には、十分に観客の心を動かすだけの力があったし、私はその部分には十分に感動できた。 ただただ観ていてスッキリと気持ちがいい、とかいう映画では決してないが、そういう映画も偶にはイイかも、という意味ではややお勧めできる。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-07-28 13:31:08) |
《改行表示》457.《ネタバレ》 知的障害を持つ父親が我が子の親権を巡り、裁判で争う 設定はリアリティーに欠けイマイチ 全ての役者が一級品(特にショーン・ペンの演技力とダコタちゃんの可愛さ) 挿入曲もどれも素晴らしい 主人公の抱く純粋な愛に周りが感化されていく表現が見事 娯楽映画として無理な設定に目をつむってこの点数 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-12-29 13:17:17) (良:1票) |
《改行表示》456.《ネタバレ》 冒頭からラスト30分まではボロ泣き。でもラストはちゃんと法廷で戦ってほしかった。前回傷ついて逃げてしまったパパが、ルーシーを守るんだ、と強く宣言してほしかった。ほんとにラストだけ惜しい…! クライマックスは、ルーシーが「愛こそすべてよ」と言うシーンでした。 【ブラック武藤】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-10-10 19:10:44) |
《改行表示》455.ショーンペンの演技力って底知れない。 それはわかる。が、何もジーンとくるシーンがない。 同情を求めるようなストーリーに狙い過ぎた感は否めない。 |
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《改行表示》454. リアリティがないと映画の世界に入れないことがある。 が、この作品の場合、それは関係がない。深刻な現実の問題と絡みながらも、一種のメルヘンとして見ることができるから。 役者の演技も本当にうまい。日本でこういう作品はできないのかな。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-12-17 18:39:30) |
453.知的障害者による親権裁判というこれまたデリケートな題材を、これまたサラッとハートウォーミングに仕上げた良い映画だと思う。泣けるし微笑ましい。主演の二人はもちろん、ミシェル・ファイファーがいい味出してんだよねぇ美人だし。シナリオも演出もキャスティングも良しのオススメ映画。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-01-22 02:37:31) |
452.《ネタバレ》 親子の情愛という普遍的なテーマを描くには、ダコタ・ファニングちゃんはあまりにも“可愛過ぎ”ました。付け加えるなら演技面も“上手過ぎた”と感じます。子役がスペシャル仕様だと、物語が絵空事に思えてしまうのです。何故なら、あれくらい可愛ければ、我が子でなくても大人はメロメロになってしまうと思うから。日本の子役で喩えるなら、安達祐実だとやっぱり可愛すぎ。その点、庶民感がある芦田愛菜や本田望結はちょうどイイ感じ。ただし、2人とも演技はもっと下手でいいです。子役のキャスティングの難しさを痛感した一作でした。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-07-15 23:52:19) |
《改行表示》451.《ネタバレ》 赤ちゃんってむっちりむくむくなイメージがあるのですが、産まれたばかりの頃は腕も脚もガリッガリで、世話をしなければ簡単に弱ってしまう存在です。 置いてけ堀にされ不安とパニックで一杯のサムの代わりに、この先どうすればいいのぉぉぉと私がオイオイ泣いてしまいました。 しかし雨降って地固まる。 社会からの孤立状態だった子育ては、サムの愛情が功を奏してより多くの人に見守られるものとなります。 心が温まる善い映画でした。 【ぱいなぽ】さん [地上波(字幕)] 8点(2016-05-20 00:26:27) |
450.表現したいことは伝わってきますが、リアリティーがついてこない中身にガッカリです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-06-26 23:14:57) |
《改行表示》449.《ネタバレ》 ショーン・ペンの演技が、私には嘘っぽくてダメでした。 転ぶシーンは上手でしたけど(笑) 前半は、娘との親子愛に涙。ルーシーみたいな娘が欲しいです!! 中盤は、裁判でのやりとりにハラハラ。 クライマックスは、ハァ!?という感じでした。 最後は、女弁護士さんと結婚して欲しかったな~。 母親が必要だと思っているって、言ってたのにさ。 映画なんだから、夢を見させて欲しかったです。 |
《改行表示》448.知的障害を持つ父親と、その娘の親子愛を描いた物語。 父と娘の互いに思う気持は理解できるのだが、状況設定がどうにも納得いかなかった。 子育てで一番大変なのは乳幼児期のはずだが、本作にはその部分がしっかりと描かれていない。 あちらの行政の仕組みはわからないけど、常識で考えればこの時点で引き離されているはず。 結局この矛盾がずっと頭にこびりついているため、今一つストーリーに入っていけなかった。 ショーン・ペンは知的障害者を好演、ここまで演技のできる人だとは思っていなかった。 ミシェル・ファイファーは相変わらず魅力的だし、途中からは二人の演技だけを追っていた。 個人的にはストーリーは並以下、配役はほぼ満点という印象の作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-04 01:35:02) (良:1票) |
447.ヒットする映画のリサーチをして、そのすべてを取り込んで作ったかのような映画。 |
446.《ネタバレ》 ショーン・ペンの芸達者ぶりとダコタちゃんのビックリな可愛さを堪能する映画ですねこれは。でもしかし、大筋は設定にかなり無理があり、ま、映画ならではなおとぎ話しと解釈した方がよさそう。最後のシメもぶっちゃけあいまいで何か心に残るかと言えば、正直そうでもないかなぁ。まあそういいつつビートルズの素敵な楽曲(&ビートルズ愛を感じるシーンもいいね)とダコタちゃんの実質デビュー作ということだけでも価値はあるとオモイマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-19 10:14:11) |
445.《ネタバレ》 障害者物はそんなに得意でない上に、スタートの設定があまりに違和感(子供おいて出ていくって何ですか、しかも主人公より子供の方が頭いいの!?どういう状況?)なので、全体に違和と不自然さが抜けきらなかった。本当に子供より知能が低いのならどこか別のところに預けざるを得ないのはむしろその子の為でもあると思うしね。 【θ】さん [DVD(吹替)] 2点(2013-09-16 22:56:53) |