《改行表示》85.《ネタバレ》 “POLTER GEIST”ドイツ語でガイストはゴースト。じゃあポルターって??『ゴトゴト(と音を立てる)幽霊』みたいな意味みたいです。 パート2公開時から“呪われた映画”との触れ込みがあった気がします。私も2公開の近辺で、テレビで観たんだと思います。そして3では主役のキャロル・アンまで…作品自体より周辺の事情の方が怖いという変わった作品でした。 トビー・フーパー監督作品ですが、ほぼスピルバーグの作品ですね。当時の最新SFXを、死体や悪魔、宇宙怪獣やクリーチャーでなく、幽霊の表現に使ったのって、本作が初だったかもしれません。そして、日本ホラーの傑作『リング』の前に「テレビの砂嵐って何か不気味」って思わせたのは、この映画の影響がかなりあったんだと思います。アメリカ国歌が流れて放送が終わり、砂嵐になるところから始まる。ふと思ったけど、NHKって今でも放送終了時“君が代”流してるのかな? スピルバーグらしいなって思うのが、夜中の犬の活動を追いながら、寝ている家族(構成)を紹介していくのが、まず巧い。そして序盤はほぼホームコメディで、おじさんが集まってアメフト観戦してるのも微笑ましいし、死んだ小鳥の処理や隣人とのチャンネル争いなんかも面白いです。 ホラー描写はゆっくりと、スローペースでやってきます。砂嵐と話すキャロル・アンはちょっと不思議程度。寝室のピエロや庭の老木は子供時代に還ったみたいに何気ない怖さを感じられました。テーブルの上に椅子が乗ってるのは驚いた(アレどうやって撮った??)けど、ポルターガイスト現象に大はしゃぎするママは子供みたいで可愛かったな。 キャロル・アンが行方不明になって、不思議な現象が笑えない事件になっていくのも良いですね。レシュ博士ら専門家が役に立たないレベルの超常現象。助手の顔が崩れていく幻覚は、この映画の怖さ的にピークかもしれません。でもこの映画のキモは恐怖表現ではなく、超常現象のSFX表現で、キャロル・アン救出シーンは手に汗握りました。頼れる助っ人タンジーナが、小柄でカワイイおばさんなのが、当時は意外性があって好感度が高いです。 キャロル・アンを救い出し一件落着と思いきや、ママを襲うエロい幽霊に、地面から湧き出る棺桶とガイコツ達。って二段構えのゴージャス仕様。「墓石だけ動かして、死体をそのままにしたなー!」ここ結構好きだったりします。 決して怖い映画じゃないけど、ホラー映画と言うより、オカルト映画として面白いです。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 7点(2024-11-24 22:08:01) 《新規》 |
《改行表示》84.《ネタバレ》 身の回りに起こった超常現象的なものを、「ポルターガイスト」と言わせてしまうほど影響力のあった映画。CGも当時としては最先端だったんじゃないかな。 ただ、結局CGに頼りすぎてしまった感が強く、墓場を住宅地に造成するために掘り起こさずに墓石だけ移動した、ということがわかった時点で急激に恐怖が遠のいてしまったのは残念。もう少し謎解きを丁寧にやって、恐怖を煽って欲しかったかな。 ラストで死者たちが地中から光とともに蘇り、空中を飛び回るシーンはまさに「スペース・バンパイア」で、トビー・フーパーの真骨頂。まあ前後の整合性はほとんどなくて、ただこういう風な絵が撮りたいんだ、という思いだけで作ったシーンの気はするけどね。 でも、公開当時、観る人を恐怖に陥れ、その後も呪われたシリーズとして名を馳せた、歴史に残る一本。観て損はなし。 |
《改行表示》83.公開当時、けっこう話題になった映画だが、今見るとSFXもありきたりで内容も退屈です。 エクソシストなどホラー映画の名作と比べると凡作と言わざるをえない。 【とれびやん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-10 23:54:21) |
82.監督が「悪魔のいけにえ」作ったのと同じ人なんだぜ、と言っても信じてもらえないくらいマイルドな印象。最後の10分を除けばホラーではなくSF作品ですね。異世界にいる女の子との交信シーンには、想像力が刺激されて素敵。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-02-18 23:47:37) |
《改行表示》81.《ネタバレ》 トビーフーバーが監督とは思えない。 プロデューサーのスピルバーグがほとんど指揮したのではと思えるほど良くも悪くもスピルバーグらしい映画。 子どもの視点がリアルなのがいい。 小さいころ寝る前に自分の部屋の細々としたものや窓の外の木を見て無性に怖くなったりしたことを思い出した。 粋な演出がたくさんあるにも関わらず、それが恐怖に結びつかないのが惜しい。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-10-02 19:54:35) |
80.《ネタバレ》 ホラーというよりは、ホラーファンタジーという感じで、家族愛、絆をクローズアップしていましたので、全体的にはあまり怖くはなかったです。しかし超常現象の描き方が「普段なんとなく怖い、気味が悪い」というような、誰でも経験がある身近な恐怖を描いていたので、その点は印象に残りました。最後の死体が次々と出てくるシーンは唐突で笑いそうになりましたが、一番ゾッとしたシーンは2Fから死者の光が下りてくるところです。うまく言えませんが、神秘的に抽象的に描写することによって「この世のものではない」という説得力を感じました。今でも夜に思い出すと鳥肌が立ちます。 【金田一耕助】さん [地上波(吹替)] 8点(2017-08-13 17:51:50) |
79.当時は呪われたシリーズって言われてましたねぇ。実際に関係者が亡くなったり。でも今観るとアレかなぁ、物足りない怖さなのかなぁ。主演の少女が印象的。 【movie海馬】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2014-12-04 20:48:28) |
78.いや~、目が疲れた~。とにかく光の点滅が多い!今の映像基準ではまず制作できないだろうなぁ~。いわゆるポケモンショックってやつで。それはさておき、内容的には子供向けというか、家族みんなで怖がりながら楽しむ映画といった趣ですね。ホラー映画を見慣れた人にはちょっと物足りないけど、初心者にはお薦めかな。ウリは、映像と効果音といった特殊効果を駆使した恐怖表現ですね。そのあたりはスピルバーグらしいといえばらしいけど。でも監督はスプラッターホラーの第一人者トビー・フーパー!もしスピルバーグが関わっていなければ、『悪魔のいけにえ』のような狂気とおぞましさが満載な映画となっていたのかも・・。 【けんおう】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-05-01 17:58:28) |
77.最近初めてこの映画を観たのだけど、(封切当時はとても恐くて観られないと思っていた)なによりぎょっとしたのは母親が死んだ小鳥をトイレに流そうとしていたシーン。ウソだろー なんて怖くて酷いんだ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-24 22:56:05) |
76.《ネタバレ》 『キャロル・アン』って超言いたくなりますね。この映画は当時呪いの映画として一世を風靡しましたねぇ。 【ろにまさ】さん [地上波(吹替)] 5点(2012-10-30 14:48:58) |
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《改行表示》75.ストーリーは面白い。単なるホラー映画というわけではなく、 家族愛というテーマを核にしているので、なかなか見応えがあります。 CGがちょっとチャチだったり、子供だまし的なシーンがあるのだが、家族で鑑賞するのならば、 これくらいがちょうどいいのかも。ファミリー向けの娯楽映画。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-12-02 07:29:14) |
《改行表示》74.《ネタバレ》 そこそこ。 ストーリーは良くできているが、やり方がいかにも80年代。 品質自体は高くも低くもないというところではないかと思う。 スピルバーグっぽい流れと、あくまでも家族で観て親が怖がる子供を見守る風景というか、そういう優しさがあふれているところが私は好き。良い映画か悪い映画かというと、良い映画だと思う。 小さいときこの映画を観ていた私は、怖くなって振り向くと両親が笑いを返してくれて、何度も安心した。そう言う作品を作れるのがハリウッドの優しさだろう。物語に大切なことっていうのは大仰さや高みばかりではない。志って言うのはどんな方向を示していてもまっすぐなことが大事なんだと思う。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 6点(2011-10-08 03:26:47) (良:1票) |
73.子どものうちに観たかったですね。今観るとちょっと厳しいです。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-10-06 00:08:59) |
72.昔は映像がそれなりに良かったであろう、子供向け映画って感じかな。あまりに眠くなり、一旦止めて、後日後半鑑賞しちゃいましたよ。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-08-20 15:43:30) |
71.見直してみるとただ光が点滅しているだけで、ぜんぜんなっていないんですが、子供のころはとても怖かったですね。 【承太郎】さん [地上波(吹替)] 6点(2011-07-15 03:14:56) |
70.かなり久しぶりに観たのですが、最後の最後まで「エクソシスト」と勘違いして観てた。神父出てこないなぁ…シリーズが違うのかぁ。なんて思いながら観てた自分が恥ずかしっ。 【真尋】さん [地上波(吹替)] 6点(2011-01-23 18:17:55) |
69.この映画を見てしばらく、ニキビとか小さな傷とか見つけてしまったら、大変なことをしてしまいそうで、鏡で自分の顔を見るのが怖かったです。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-11-21 18:29:44) |
《改行表示》68.《ネタバレ》 昔の知り合いに、この映画が大好きな人がいたことを思い出して、ふと借りてみました。 観て、どういうふうに好きなのか、聞いとけば良かったと(笑) ものすごく怖いのだと覚悟していたので、こんなほのぼのしてるとは思わなかった。 両親のキャラクターは良かった。だらしなさはああ、アメリカだなぁと。食事風景とか、長女の様子とか。 後半のだめ押しは「ド、ドリフ!?」(笑) ひとつ思ったのは、村上春樹はこの映画好きなのかもしれない、ということ。 「TVピープル」(1Q84ではリトルピープル)という存在、得体のしれない入り口に迷い込み、命をかけて出口をみつけ、脱すること。これは海辺のカフカもそうですが、影響を受けているとしたら、かなり大きいものだと思います。ということでもう一回この作品の良さを見直したほうがいいのかも、、とファンとして思いました。 しかし・・・一番ぞっとしたのは、シーンが飛んでたり最後のスタッフロール途中でいきなりDVDが終わったこと。 一連の呪い伝説は知っていたので、ひいいいっ!!て思いました。終わってからだけど。。 【air】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-06-10 18:10:02) |
《改行表示》67.《ネタバレ》 特に緊張感もなく、怖いわけでも面白いわけでもなく、のんびりとしたオカルト物語は退屈。と、思ったらラスト10分くらいでいきなり豪快なホラー展開。盛り上がるの遅すぎる…。そういうのを全編に渡ってみせてくれれば良かったのに。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-02-07 01:43:33) |
66.何かが潜んでそうなクローゼットの中、動き出しそうな不気味な木、闇の中の人形など、子供心に恐いと思うモノが襲いかかってくる映画なので、ホラーと言うよりダークファンタジーなんじゃないかな、って思います。襲いかかるモノも作り物めいたオモチャっぽさが漂っていて、だけどそれが欠点だとは思えず、むしろ子供っぽいファンタジーを彩っている感じ。恐いというよりもワクワクする感じが強くて、私はこの映画、大好きです。【追記】ジェリー・ゴールドスミス逝去の報を聞き、この映画を初めて見た20年前の事を思い出しました。遊園地に繋がっている名画座でこの映画を見終わった後、遊園地の中を散歩したのですが(映画館に入ると、遊園地にもタダで入れたのでした)、寂れた園内は人もまばら。自分以外には誰も見ていない檻の中の南国の鳥が、曇り空の下で鳴いていて、頭の中でリフレインされるテーマ曲「キャロル=アンのテーマ」が淋しい気持ちを高めるのでした。この曲を聴くと、いつも淋しさがこみ上げてくるのですが、出演者のこと、ジェリーのことも含めて、今は更に感傷的な気分になります。自分にとって映画は、ただ映画本編だけが重要ではなくって、その映画に触れた時の思い出を刻む存在。なのでなるべく劇場に足を運び続けたいものです。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 00:27:48) |