202.子供を想う気持ちはわかるが、いくらなんでも。 【TERU】さん [地上波(吹替)] 4点(2024-08-11 21:29:04) |
《改行表示》201.《ネタバレ》 息子に心臓移植手術を受けさせるための大金が準備できず、人質をとって病院に立て籠もる父親の話。そこに医療制度や保険制度への批判なども絡めたりして。 しかし主人公を演じるデンゼル・ワシントン、どうもこの優等生顔を見てると、いわゆる「勝ち組」にしか見えなくて、多少ドロ臭い印象があっても良さそうなこの主人公の役を、やたらスマートに演じてます。いや、主人公が事件を起こすまでの過程は、彼の誠実なイメージに加え、畳みかけるような演出もあって、惹きつけるものがあるんですけどね。ただ、いざ人質をとってからは、犯人がいいヒト過ぎて、緊張感が持たない。 人質たちが、リラックスしまくりで、こんな緩いノリでいいんだろうか。ただでも、見てる我々が主人公のことをいいヒトだと思っているのに、人質たちがそれ以上に「彼はいいヒトだ」アピールするので、さすがにクドくなってくる。このマッタリ感の中、互いに八百長臭い意見をぶつけ合うセリフの応酬で、社会批判。クドい。 これがデンゼル・ワシントンみたいな誰にも好かれるベビーフェイスタイプじゃなく、ウェズリー・スナイプスみたいに皆に嫌われてそうな(?)ヒールレスラータイプの人が主人公を演じて、それでも映画終盤には我々の心をガッチリ掴むことができたなら、さすがこれぞ映画の力、と大いに感心し感動できるところだと思うんですけれども。 結局最後は、作品が狙った社会批判からもかけ離れた、「ドナーが見付かるか見付からないか」という単なる物理的な問題へと帰着させざるを得なかったあたりにも、作品の限界を感じてしまいます。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 4点(2021-10-24 08:42:26) |
200.《ネタバレ》 ところどころ、やたらセンスが良いのですよね。放送局が不正アクセスして生映像を実況中継とか、冒頭の関係なさそうな事故が忘れた頃に出てくるとか。ただ、前者はそのせっかくのネタを使い切っていない感があるし(人質がテレビでその状況に気づいたんだったら、そこからの広がりが何かあるでしょ)、後者はその後の道筋を丁寧に追ってしまうのが何ともださい(あの腕の札だけで、その後は全部語れるのでは?)。素材は悪くないのですが、頑張って加工した部分がいろいろ裏目に出てしまいました。あと、肝心のロバート・デュヴァルが、結局ほとんど何もしてなくない? 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2020-11-25 23:59:36) |
《改行表示》199.《ネタバレ》 はっきり言って凡作ですね。 息子を手術して助けるためにどれだけの人が迷惑がかかったか…。 ご都合の良すぎる展開すぎて呆れるほど。そりゃHAPPY ENDでしょうよ。なかなか楽しめませんね。 |
198.主人公の気持ちはわかるが、そんなバカな事をするか?って思っちゃう。ご都合主義にもほどがある。あれで偶然適合するドナーが現れなかったらどうなる?ジョンQは逮捕され、結局は息子の手術も受けられなかったはずだ。まあ、映画としてはおもしろかったし、人質達も良いキャラクターだった。好み20/50、演出10/15、脚本8/15、演技8/10、技術8/10、合計55/100→6/10点 |
《改行表示》197.《ネタバレ》 涙腺が崩壊する感動のドラマ。 わかっていても泣いてしまう。 筋が読めていても泣いてしまう。 どう転んでも泣いてしまうようにできています。 それはこの作品が、人の心の琴線にふれるようにできているからです。 『僕の貯金の46ドルを使っていいよ。』と言っていた少年が倒れる。余命わずか。息子の命を助けるため、奔走する父親はデンゼル・ワシントン。完璧に感動が約束されているシナリオです。 父親が病院を占拠する直前までのシークエンスが非常に大切。 皆から募金を集め、役所を駆け回る姿。息子はいつ死ぬかわからないのに、『役所からの回答まであと1週間。』とか、『あと1ヶ月』とか。息子死んでしまいますよ。それでも、ヤケを起こさず、ルールにのっとって、ひたすら役所を回り、治療費をかき集める両親。このシークエンスがあるからこそ、突然の強制退院によって精神的に追い詰められる父親に気持ちが入ってしまうのです。 ジョンQと共に、一人称視点で見るのか、第三者的視点で見るのかで評価が分かれそうです。 なぜなら、第三者的視点で見た時、病院を占拠するというのは、やはり倫理的に問題があるからです。 『自分の息子の命さえ良ければ、他の人はどうでも良いのか』と。それは至極真っ当な正論です。 そして私は、このケースに関して言えば、『自分の息子の命さえ良ければ、あとはどーだって良い』と思うタイプです。なぜなら、どんなに命のタイムリミットが迫っても、社会のルールの中で息子の命を助けようとした父親を、その息子の命を、先に見限ったのは世の中のほうだから。それは公的機関であり、会社であり、医療です。 映画の結末として、強いて言うならば、ドナーが間に合わず父親が死んでいたら満点。 そしていくらなんでも警察に心が無さすぎ。ですがそれ以外はすべて完璧。傑作。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-05-29 02:53:00) (良:1票) |
《改行表示》196.《ネタバレ》 合わず。それは自分が子を持つ父親ではないからなのか、アメリカの医療・保険システムの知識がないからなのか・・・。 自分の愛する人が実質実現不可能な心臓移植が必要となったとき、何が何でも救いたいという気持ちは凄くわかる。しかし本作はそのやり方が大問題な気がしまくりました。要は「息子を助けなきゃ一般人を殺すぞ」と。そうさせたのはアメリカの医療・保険業界だ、社会のせいだ、という主張。ですがやはり私の感覚では共感できない。 「医療は奉仕ではない」、至極その通りだと思います。患者が「医者は患者を救って当然だ」というのはコンビニの客が自ら「お客様は神様だ」という主張と同種な気がします。サービスを提供する側が言うならともかく、サービスを受ける側、やってもらってる側が自ら主張しちゃうのはどうなのか。文句があるなら別に病院に来なきゃいい。自分が医者になればいい。というのは暴論かもしれませんが、どうもそういう感覚が拭えません。なので、病院で院長やドクターに喧嘩をふっかけ、他にも同じ状況の人がいるだろうに彼らを無視して自分だけ特別扱いを強要し、あろうことか犯罪に走るその姿は、ヒーローどころかむしろ悪役にしか見えませんでした。そういう意味では、過去に血の滲む努力したが差別やいわれなき理不尽で医者になれず金も稼げず八方塞がりで、あの状況になるしかなかった、という描写があれば見え方が変わっていたのかもしれません。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 3点(2015-05-14 01:24:13) (良:1票) |
《改行表示》195.《ネタバレ》 息子を手術させるために拳銃を持ってERに立て篭もった時点で萎える。やってることが滅茶苦茶で、好感が持てないというのは主人公としてどうなのか。 それが例えアメリカの低所得層に冷たい医療制度や理不尽な医療現場への反逆であっても。それはアメリカで時々起こる黒人暴動も思い出させる。鬱憤を暴発させて犯罪に足を踏み込んだ時点で、もう同情はできない。主張自体は真っ当なものでも、暴動や犯罪で要求が通るなら、それはテロリストの要求に応じるのと根本的には変わらない。 犯行現場のヤジ馬たちは拍手喝采していたが、とても共感できず、強い違和感が残る。そういう風に描かれているということは、アメリカではよっぽど医療保険制度の問題に不満が多いのだろう。この点は日本と違うので、実感があまり沸かずに共感できなかったところもある。 ラストはあまりにも都合の良すぎる奇跡が起きる。そうなるんだろうなとは思ったが、これでは薄っぺらいような気もする。 【飛鳥】さん [地上波(吹替)] 3点(2015-05-09 19:33:03) (良:2票) |
194.米国の保険制度にはあまり詳しくないのですが、金が無くて、がん等の高度医療が受けられないという例は日本でも多いと思います。それが心配だったら民間のがん保険とかにはいればいい。それに日本は健康保険料が高い。国民健康保険だと普通のサラリーマンレベルの年収で年間50万の負担です。サラリーマンは半額会社負担ですが、結局は給料からひかれているのと同じ。これならはっきり行って10割負担で治療受けた方が全然安いです。今後はもっと負担が増えていくでしょう。私はもう払うのをやめたい気持ちです。このまま病歴に関係の無い年収ベースの共産主義的な徴収制度をいつまで続ける気なのか?まあ健康な時は保険料は払いたくないし、病気の時は格安で治療を受けたいという人間のワガママと献金等で問題になった医師会の思惑とかが複雑に絡み合って今後の制度改革がなされていくんでしょう。(この映画では生体間移植で2000-3000万だったけど、普通は払えない。日本ではどうなってんだろう???誰か教えてください) |
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192.話題性はあったのだろうが、今見ると薄っぺらさが目立つ。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-06 14:25:24) |
191.《ネタバレ》 ○主人公の気持は分からなくもないが、さすがにそれはしちゃいけないと思う。病院ジャックをしたことでどれだけの公費が使われることか。これを契機に国が動いてしまったら、それこそ全てがボランティアになってしまう。○死ぬと覚悟しておいてあんな奇跡は起こさなくて良い。あんな結末になるくらいなら主人公が死ぬ方が理に適っている。○裁判の判決も甘いし。こういう人たちを味方した映画と言えども、方法論が極端すぎる。○ジョンQを引き立たせるためとは言え、悪役の警察署長にレイ・リオッタを起用することもない。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-02-26 16:34:20) |
190.社会派ドラマとして、当時の予告に強い興味を持ち観に行きました。面白くなかった、とうことはありません。こういう生活に関する深いテーマの映画は好きなのに何せストーリーを良く覚えていないもので。子供がいる今なら違う視点が生まれるかもしれない。 【460】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-02-16 19:44:02) |
189.主人公のとった行動は決してほめられることではないが、息子を思う父親の強い愛情が感じられ、感動を呼んだ。医療問題ではあるが、社会の不合理も描いており、ある意味考えさせられる。 都合の良い展開とも思われるが映画の許される範囲だと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-11 05:57:57) |
188.デンゼルさん、どうしてこんなにダサい映画に出ちゃったの!?って感じ。彼ほどの人がこんなのに出ちゃダメでしょ。 【おばちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-08-14 21:03:25) |
《改行表示》187.メッセージ性が強くて一見重たい内容だが、テンポがよくて取っつき易い。 とにかくひどくストレートな内容で、確かに父親の気持は痛いほどよくわかるのだが、 彼の行為に対する院長や黒人青年の言葉も正しい。 そういった意味では評価の分かれる作品だろうが、シナリオの完成度は高いとは思わなかった。 特に後半はご都合主義の色が濃くなり、人間ドラマとしての物足りなさを感じてしまう。 ラストは予想通りだったけど、同じようなケースで募金活動から始めている人のことを思うと、 やっぱり釈然としない部分はあるかな。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 3点(2011-08-10 02:49:09) |
186.《ネタバレ》 アメリカ医療保険制度の不備を投げかけたシリアス医療ドラマ。父親による愛息子への究極の愛情。奇跡のハッピーエンド。ただ病院に立てこもった父親がスキだらけにうつりました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-08 01:40:35) |
185.《ネタバレ》 まぁ、きっといろんな「思い」が詰まった内容でしたね 親や子供や金や医者や病院や保険制度やマスコミや世論や… 観る人によってはいろんな解釈ができるのではないのかなと。 映画だからこその問題提起であるとワタシは思ってます(現実こんなことは許されません) D・ワシントンはじめ出演の皆様の素晴らしい演技力にこの点数デ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-05 23:12:41) |
184.アメリカらしいヒーローものです。これが医療保険制度を考える機会となるかは微妙なところですね。社会派ドラマってどういう立場で見るべきかがいまいちわかりません。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-12 22:59:09) |
183.この映画は、不平等な社会、そして見ている者に問題を投げかける作品です..主人公の行動に全て共感できるわけではありませんが..お金の有無で、人の命が救えるかどうかが決まってしまう..そんな不条理について深く考させられます... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-06-12 12:54:55) |