186.《ネタバレ》 シリーズ第2作。深作欣二監督が撮影の途中で亡くなってしまい、脚本を担当した息子の深作健太監督が後を継いで完成させた作品だが、前作のヒットに気をよくした東映が味を占めてもう一山当てようと企画した典型的なダメな続編という感じしかしない映画になっている。冒頭部分は前作と同じような感じになっていて、序盤部分はまだそれなりに見れるし、最初に参加を拒んで死ぬのが前作の七原(藤原竜也)と同じ出席番号の生徒(黄川田将也、あじゃ)なのは狙ってやってるんだろうけど、最初に前作の主人公と同じ出席番号の生徒をあっさりと死なせるのは前作と続けて見るとなにか印象に残るものがある。(でも、あじゃの死ぬシーンはすごくギャグっぽい。)しかし、今回生徒で死にざまが印象に残るのはこの二人がピーク。オリジナル脚本である今回はテロリストになった七原を殺すために40人の生徒を七原率いるワイルドセブンが立てこもっている島に送り込むという設定自体に無理があり、前作では基本的に1クラスの生徒42人と教師しか出ていなかったわかりやすい構成だったのに対し、今回は登場人物も多く、とても一本の映画内で描ききれるというものではない。作っているほうもそれを分かってか首輪が連動して爆発する設定は明らかに生徒ひとりひとりの個性を描くのを放棄しているように見えるし、人員整理という脚本上の都合というのが垣間見えて冷めてしまう。島への上陸シーンは「プライベート・ライアン」まるパクリでいかにもハリウッドかぶれだが、自身の脚本とはいえいきなり超大作を任されてしまった新人監督の余裕のなさが感じられてしまい、没頭できない。生き残った生徒たちがワイルドセブンと合流してからはよけいに失速して本当にグダグダで、変に社会派のような話になるのも、それこの映画でやるの?という感じで面白くもなんともない。前作と同じく今回も生徒が死ぬシーンで名前と残り人数を示すテロップが表示されるのだが、それももうここから先は意味のないものになってしまっている。教師を演じる竹内力は怪演だが、キャラとしての描き込みがされておらずほぼ危ない人にしか見えないので、終盤突然ラグビーのユニフォームを着てトライと叫びながら爆死するのもあっけにとられるばかり。ラストシーンもはっきり言ってよく分からず、終わってみればやっぱりグダグダな駄作だったなあという感想しか出てこない。続編をやるにしても前作と同じパターンのほうがまだ良かったような気がする。(2024年11月11日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 1点(2024-11-16 18:41:51) |
《改行表示》185.《ネタバレ》 当時から“創らんほうが良いんじゃない?”感が強かった気がしたけど、思った通りの出来な続編。竹内力の怪演は観ていて清々しいけど、それ以外は観るべきところが…当時世間にショックを与えたプライベート・ライアンを意識した解りやすい上陸作戦。お手本があるだけにアクションシーンは迫力あるかも?だけど同じような画ばかりなので上映時間の長さから飽きてしまう。 本作失敗の理由の一つが、登場人物の多さ。42人の生徒+七原たちテロリストだから絶対描ききれない。だから2人1組の爆弾設定だったのかも。そうしとけば半分勝手に死んでくれるから。2番めの犠牲者、女子十五番・福田和美の最後なんて酷いもので、ちょっと笑い取りに来てる感がとてもトッテモ鼻についた。もうバトルロワイヤルの設定の表面の薄皮部分しか生かすつもりがなく、生徒一人ひとりの個性とかどうでも良く、表面上のわかり易さだけで入れたシーンのように思えた。そもそも制服から軍服に着替えさせたら学生の意味がない(※七原を騙す目的にせよ)。その後の上陸シーンでどんどん死んでいくのが、自己紹介もされなかった出席番号16番以降の子たち。おいおい解りやすく手抜きすぎだろう。 上陸してからもダラダラが続いて、テロリストと合流してもダラダラしていて、最後の戦闘もなんかダラダラしていて、ダラダラ終わった。 殺し合いゲームから戦争ゲームへ。生徒個人の掘り下げからテロリストの戦う理由の掘り下げへ。もうバトル・ロワイアルの考えさせられる要素が殆ど無くなってた。 七原、河田のバンダナに国信のナイフ。だけど異国異国したエキゾチックな格好が情報量多すぎて全然活かせてない。 北野、彼女を主人公にして話を絞るべきだったと思うけど、キャストが多すぎて埋没してて、いまいち活かしきれてない。 やはり最初と最後の竹内力。あの格好で「トラァーーーi…」最後まで言わせろよタッチダウンさせろよ。 鎮魂歌(レクイエム)って、深作欣二監督に対しでしょう?あれだけ、遺作だなんだと深作作品全面押し、負んぶに抱っこだったから。もし監督が最後までご存命だったら…イヤでもコレは、良くなる要素が殆ど思いつかない。きっと深作監督も、ほとんど口出ししないで、これからに人たちに丸投げで任せてたんじゃないかな。いつお迎えがくるかわからない中での制作だったし、それはそれで親心だったのかもしれない。 【K&K】さん [インターネット(邦画)] 2点(2022-10-06 11:06:28) |
《改行表示》184.前作よりは理解できる内容だと思います. ただし,七原秋也を殺害するために中学生を送り込む必要はないですよね.ミサイルでも爆弾でも十分だと思います. 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2021-07-21 22:23:52) |
183.絨毯爆撃からの自衛隊かSAT突撃で全て終わるのに、何をチンタラやってるのだろうか。いや、何を観せられているのか。銃撃戦の音が好きなので甘い点数になるが、近距離で姿を晒して撃ち合うとか考えられんし。反米も勝手にやってろって感じですわ。 【真尋】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-05-27 23:46:56) |
182.《ネタバレ》 いや、Ⅱやけども、前作の続きやけども、そうじゃない。設定も似て非なるもので全く別物です。七原秋也が出てくるくらいかな、前作との繋がりは。こういう時の続編は別の学校で焼き増しして、転校生に七原秋也を入れるとか、そういうことでしょ。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2020-06-03 00:42:09) |
《改行表示》181.《ネタバレ》 ヒット作の続編でここまでおもしくないのも珍しい。 見所といえば、おそらく松尾雄治さんが指導したであろう竹内力さんの伸びやかなトライシーンであろう。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-05-18 04:45:24) |
《改行表示》180.なんだか永遠の中学二年生が、 辛い目にあったから、 みんな壊してやる、 ってのに対して、 めんどくせーから子どもに対応させよ、 という内容。 七原秋也が「立ち向かえ」といえばいうほどに、 「彼の国では子どもたちは過酷な環境下でも笑ってた」というほどに、 笑いとともになんだか無性に怒りすら湧いてきた。 作品中、誰がいうセリフにも共感できず、 ただ人が死んでいくだけ。 まぁ私も厨二病だけどね。 同族嫌悪なのかな。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 1点(2019-03-24 01:44:58) |
《改行表示》179.《ネタバレ》 バトルロワイヤルの設定を使いつつ 前話の七原秋也を絡ませたいという要望を満たす為には 七原秋也をテロリストにして、生徒に対決させる感じにしますか。みたいな制作側発想が まんな映画にしちゃった感じがしました。 なので、「残り何人」のスーパーとか「首輪」が存在する意味がない訳ですが 劣化プライベートライアンを描写したり ペアで死んでしまう制度が 生徒一人一人の死に際を描くのがめんどいので一掃しよう。という 制作側の都合にしか見えないところがだいぶ残念です。 テロと戦う為だったら 訓練してない学生にやらせる必要もないですし ペア制度である必要とか特にないです。 設定が先に来てるので、行動原理がぐちゃっとしている上に 戦闘シーンとか非常に見づらい。 よって物語に全然感情移入できない。 あ、そろそろ終わりそうだと思ったらまだ半分という絶望。 アナウンサーが「落ちこぼれ」とか言っちゃう世界ですが 「BR2」という法律のネーミングの酷さ。 これ映画館でお金払ってたら地獄だなぁって思いながら見てました。 三田佳子がしれっとでてるのが地味に一番びっくりしましたが。 ってことで1点で 前田亜季と対面する為に海外ロケを入れたというより 海外ロケしたいので、前田亜季と対面するシーンをぶち込んだ感もありますが、真相はいかに。 【シネマレビュー管理人】さん [インターネット(邦画)] 1点(2019-03-18 15:24:33) |
《改行表示》178.戦闘シーンは『プライベート・ライアン』のパクリだが、なかなか迫力があって良い。 大半の登場人物たちの区別がつかないのも許そう。 問題は島に立てこもってからのドラマ部分だ。とにかく退屈。 100分以内に収めれば傑作になったと思う。 【ガブ:ポッシブル】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-08-25 21:08:10) |
177.《ネタバレ》 劇場で見なければ良かったと後悔している。深作欣二の遺作でその息子の力量が未知数である分、微かな期待はあったが、やはり親の七光りだった。前作以上に惨すぎる生徒の扱いに、対テロリストのチーム戦になったからか、理不尽さが減って代わりに臭すぎるメッセージ性が前面に押し出される始末。『プライベート・ライアン』の劣化コピーに過ぎず、コントにしか見えない展開の数々、ただ銃撃と爆発さえあれば迫力があると勘違いしている虚しいアクションシーン、寒すぎる主題歌にはただただ引くばかり。自分の仲間殺されたのに、テロリストに肩入れする生存者も如何なものかと。早い話、何が言いたいのかよく分からなかった。 |
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176.ちょっと設定が厳しい感じが。無理やりな展開で前作と違いドキドキ感全くなし。主人公の思想に無理があり、ただの殺し合いに。 【noji】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-09-21 15:05:06) |
《改行表示》175.最後のグダグダ感は凄まじい。 ついつい早送りしてしまいました。 「鎮魂歌」という題名も相応しいとは思えません。 【功聖良】さん [DVD(邦画)] 0点(2014-04-03 23:10:54) |
【min】さん [地上波(邦画)] 1点(2013-01-26 22:35:08) |
173. 「人生の不条理」とか、そういういい解釈を一生懸命考えていたんですが、やっぱり無理ですね。評価が低いのはそれなりの理由があります。 【海牛大夫】さん [インターネット(字幕)] 2点(2011-08-21 21:14:14) |
《改行表示》172.《ネタバレ》 なんかさー難民の子供の映像とか入れるやり方いいかげんやめようよ、薄いのバレちゃうよ。 作ってる人達だけは納得したんだろうな,公開はしてるんだから。 【Pecco】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2011-07-03 00:59:18) |
171.「変だから観てみ」って人に言いたくなる映画です。 別の意味で衝撃的です。実際には0点の気分ですが、実際にはここにのせれない「途中でみるのを止めた」とか「途中で寝てしまい、再度みる気力もなくそのままレンタル屋に返却した」 作品が多数あり、一方これは一応最後まで目を通したので。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 0点(2011-03-06 21:51:17) |
《改行表示》170.《ネタバレ》 初っ端から唐突すぎ・・・さすがにⅡだからいろいろ説明は不要ということでしょうか? 滑り出しの女性レポーターの段階で既にドン引き・・・緊張感のかけらも無し。 最初の部屋シーンがやたら長く、やっとバトルに入ったと思いきや無造作な戦闘シーン連続・・・むしろ序盤がまだマシだったということに気付きました。 それにしても生徒の無個性な描写が酷すぎる。また、大物俳優の無駄使いが凄い(贅沢すぎ)。 前作の殺るか殺られるかの緊張感という数少ない長所がバッサリ消えてしまいました。 箇所箇所でやたらに説教くさい会話が多いですが、元々前作はインパクトのみが売りでしたから、今更ごちゃごちゃ理屈は不要です。 細かい突っ込みしてたらキリがない作品ですが、中盤の藤原竜也が呟くシーン「俺間違ってないよな?」にあえて突っ込ませていただきます。 ←「間違ってますよ。選ぶ仕事。」 どうせならVシネマで作ればマニアックにⅢ、Ⅳ、Ⅴ・・・と続編が繋がっていったのではないでしょうか。 Vシネといえば竹内力ですが、最初は狂った猪木か?と思いきや最後は爽やか熱血教師・・・こういうの嫌いじゃないです。 長ぁ~く感じた2時間超の中で唯一救われました(面白い突っ込みどころという意味で)。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 2点(2011-01-26 21:43:02) (笑:1票) |
169.《ネタバレ》 銃撃戦の手ブレ画面が不快。これは本当に観づらい。デジタルっぽい質感の映像と相まって、頭がクラクラしてきます。見せ場となるアクションの度にテンションが落ちるのだから辛いです。物語の構想もピントがずれている。顕著な例が、「男子○番 ××××死亡 残り○名」というキャプション。『バトルロワイアル』では最後の一人になるまで殺しあえという指令が出ていたから意味があった。ところが本作ではそんな設定ありません。煽るなら、「ターゲット(七原秋也)まで○メートル」のほうが正しい。“子供同士の殺し合い”という意味では、確かにバトルロイヤルの要素はあります。でも現実は紅白戦です。しかも後半はそれさえ無くなる。代わりに提示されるのがVS大人という概念やアメリカ批判。説教臭い。おまけに浅い。1作品として、出来は良くないと思います。さらに続編としての罪がある。『バトルロワイアル』の後日談として最悪です。命の大切さを身にしみたはずの七原が、テロリストに堕ちるとは。革命が必要なのは分かる。ただそのために命が失われても構わないなら、彼は先のゲームで何も学ばなかったことになってしまう。彼が忌み嫌った大人と何も違わない。全ての大人に宣戦布告する?笑わせてくれる。ただ、前田愛のキャスティングに前作を補完する意味(教師キタノが中川典子に執着した理由説明)があったこと、困った息子を持つ母に『三田佳子』という配役が神レベルだったので、その分加点します。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 1点(2011-01-24 21:15:53) (良:2票) |
168.まともに感想を述べるものバカらしい映画。人が死ぬ前に必ず銃声が止み、しょーもないセリフを吐いてから死亡⇔銃撃再開。エンドレスこんな感じです。戦争?テロ?笑わせんな。 【Junker】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-08-07 01:10:25) |
167.《ネタバレ》 タッグであることを生かしきれておらず、あっさりやられていくのでキャラにも感情移入できない。ラストもあの状況でどうやって!?って感じだしなぁ。竹内力のイカレ具合には大変笑わせていただきました。あの状況でなぜラガーメン? 【とむ】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2010-04-16 12:42:30) |