《改行表示》12.《ネタバレ》 まじめな男より遊び人の方が魅力的に見える。 遊び人がいつ酷い目にあるのかと思ってたら遊び人なりの生き方。 そこに善も悪もない感じで語られて終わった。 女は騙されているかもと思いつつあえて見ないようにしている。 女がバカな描かれ方している。 面白いけど映画として観たいとは思わないな。 【Dry-man】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-01-03 22:41:40) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 バカンスで訪れた海辺を舞台にした四人の男女による恋愛模様。とにかく日差しや海などの景色が綺麗、と言うのは他のロメール作品にも通じるところ。 恋愛に関して、大体拗らせてる連中が多いなかそれほど今作は「こじらせ度」が低いと感じるのは、15歳という多感な時期の少女。ポーリーヌが主体だからでしょうか? 門を開けるシーンでじゃじまり、門を閉じるシーンで終わるのもなかなかよかったです。 【クリムゾン・キング】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-12 16:44:49) |
《改行表示》10.‶恋愛感情をこじらす男女”を描けば天下一のマエストロ・ロメール。本作も色とりどりの男女が登場してこちらの野次馬根性を刺激します。今作はこじらせ度は浅く、まあ人物らがほとんど30前後かそれ以上と大人なので男曰く「色恋沙汰には飽きた」年頃ですからね。 (でもやってることはかなり幼稚) 10代は女子と男子がひとりずつ。フランスのティーンはこういう大人の男女事情を見て育つのか・・。我が国との距離の遠いことを感じるなあ。むこうの女子らは「身体をさらす」ことに抵抗が無いんだね。マリオンはともかくポーリーヌは15才でしょ?ワタシが中学生だった頃は体育で短パンになることすら、初めのうちはクラスメートの多くが照れていたものですが。裸体の一割しか隠れていない水着で男性と戯れる15才かー。うーん距離を感じるやっぱり。 ロメール作品は繊細な心理描写に大きく同意することも多いですが、今作はどの年代層のヒトたちともあまり気が合わなかったな。みんな自己主張強すぎ。映像はいつも通り綺麗です。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-23 22:16:28) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 「大人の事情」のシワ寄せで、恋愛の苦みを味わったポーリーヌ。将来「私も昔はイタい時代があったよなぁ」と苦笑いできる女性に成長できればいいのですが、まわりの大人がこんなのばかりではねぇ・・・(笑) 大人のズルさ・オトコの身勝手さもさらっと薄味で見せることで重苦しさもなく、多少のすったもんだも海辺のバカンスの能天気さでノープロブレム、まさに「喜劇と格言」という言葉にピッタリの内容でした。 それにしても、出てくる大人はいいトシこいてガキみたいな奴ばかり。コイツらを見てると、日本の若い世代がバカだらけだったバブルの頃を思い出します。「バカンス先でアバンチュールを楽しむのがおしゃれ」とかほざいていた女子大生とそれに群がる下衆男、そんなシチュエーションに憧れて大人の階段を上りたがる小娘たち。こんな風潮も日本は一過性のブームで終わりましたが、フランスの恋愛体質ってこういうもの? 映画としての出来は悪くないと思いますが、描かれる恋愛観と自分の恋愛経験の質とが違い過ぎるようで、いまひとつ好きになれない内容でした。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-04 18:19:48) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 田舎な海辺に女と男、んなもんヤることは決まってる、とは言え、女どもは良く言って恋愛体質、悪く言えば尻軽である。しかし、尻軽一号のマリオン姐さんは美貌も然ることながらプロポーションが抜群で、水着・ヌードシーンも多くその点は大変に結構。二号の小娘もとても健康的で見た目は中々魅力的。男どもは、アンリは軽薄な女コマシ(加えてハゲ)、ピエールは中盤まるで刑事かの如く執念深く疑惑を追い回すが、だからお前はフラれるんだ、としか言い様が無いし、シルヴァンはなんも分かってないガキなので、総じてキャラクターに全然魅力を感じない。だが、こいつらがゆるーくスッタモンダするサマは(どうでもいいという意味で)実に滑稽で、コメディとしてはかなり面白かった。良作だと思う。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-16 20:41:24) |
7.《ネタバレ》 始まりも終わりも美しい。話自体の斬新性はないですが、人物描写や映像の見せ方が巧みで、コミカルな側面もあります。直接的であれ間接的であれ性描写を欠いた恋愛映画はシュークリームの外皮だけを食べるようなものだと思いますが、本作品はクリームが入っていて美味しかったです。 【なす】さん [映画館(字幕)] 9点(2017-06-05 11:54:37) |
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《改行表示》6.《ネタバレ》 バカンスの海をバックにカメラの前に横一列の人物たち、というのがまず良い。背後にウィンド・サーフィンのボードの帆が風に吹かれている。まったく内的繋がりのない人物たちをまずはウィンド・サーフィンが繋いでいる。じつに浅い関係、恋も?キャンディー売りの女(恋多き女)があの「海辺」を移動して(唯一のトラベリング移動撮影)、恋の相関図にちょっかい…嘘だらけなのだが、べつに嘘でもいいじゃん、しあわせならば、というラストの「名言」がシビレル味。 【ひと3】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-22 20:27:56) |
5.すごく見やすくて内容もよかったし、もっと水着のシーンが増えてもよかったと思ったくらい、女優人の体がとても素晴らしかった。最後の方、少し背伸びした15歳が特にかわいかった。 【将】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-09-18 10:33:13) |
《改行表示》4.フランス映画にしては、奇をてらったわけでもなく、難解なわけでもなく、ストレートな作品で観やすい。 しかし、説得力を欠く矛盾したセリフが散見され、その影響でどうも全体的にスッキリしない。 劇中で“完璧な美人”という設定のマリオンは、それほど究極の美人とも思えないのがまた痛いところ。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-01-26 00:07:02) |
3.ロメールへの過度な期待は認めるが、まだまだ物足りない。当時60歳過ぎのロメールにこんなこと言うのも変な感じやけど、まだ人間観察が円熟していない。というのも、4人それぞれの恋愛に対する考えやキャラが明瞭でない。登場人物が内省的で分析的で、確固とした考えまで辿り着き、それを言葉を通して伝えてくるからこそロメールの映画は面白いのに。さらに言えば、2時間程度の尺で4人もの主要人物を扱うのは無理だということ。薄味のロメールなんて求めてない。限りなく身勝手な要求やけどさ。 【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-16 00:52:15) |
2.最低な男ね、アンリ。 あんなのに惚れるマリオンの気が知れないわ。 ピエールもなんだか根暗で生真面目だし、シルヴァンはおバカすぎて問題外だし…いい男が一人もいやしねえわ、この映画。 それにしてもこの監督さんの映画ってほんとにクセがあるわねー。 やたらと理屈こねまわすのが好きっていうか。 一番若いポーリーヌがなにげに一番よく恋愛のことをわかってるってのが皮肉ね。 まあポーリーヌはまだ本当の意味で恋したことがないから、あれだけ冷静でいられるんでしょうけど。 彼女はこの夏の経験のあと、一体どんな女性になっていくのかしらね。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-04-15 11:37:30) |
1.他愛ない男女のよしなしごとを、ほとんど古典的な優雅さの会話劇に仕立て上げるロメール監督。一方で、若い女性、特に少女に対するまなざしがなかなかにスケベで、高尚なロリコン映画としても楽しめます。なかでも、『クレールの膝』と並んで最も「萌え」ているのが、本作。ポーリーヌのきゃしゃな胸の三角ビキニ(?)にゃ、思わずドキドキします。…って、ロメール・ファンに怒られそうだけど。 【やましんの巻】さん 8点(2003-10-06 12:41:10) (笑:1票) |