11.この映画、大阪西成区につい数年前まであった「トビタシネマ」、良く言えば昔ながらの映画館、正に閉館間際くらいの時期にたまたまヤボ用で大阪に行ったときに観ました。一体、何ゆえモノクロ格調高めな文芸大作映画を場違いな場末の映画館でリバイバル上映するんだろう?と不可思議でしょうがなかった。陳腐なストーリー云々より、これはバーグマンとモンタン氏、そして人気絶頂期トニパキ君、三大スターの顔合わせを愉しむ映画だと思いました。演出はパリという舞台を生かし、なかなかきめ細やかな情感を漂わせいいムードを醸し出していたと思います。バーグマンは、この時期から、腰のあたり贅肉が若干付き始めていて、多少加齢を感じさせられました。「カサブランカ」や「汚名」の頃の、ひたすらキレイだった時期はもはや遠く、歳を重ね彼女にもいろんな荒波がありましたからね~。映画館を出たあと飛田界隈をちょいとそぞろ歩いたんですが、あべのハルカスのお膝元、ほんの数分のエリアにスゴイ光景が広がっていて、大阪という町の底知れぬ奥深さにたった今しがた観た映画以上に感動してしまいました。あ、どこへも寄り道せずまっすぐホテルに戻りました、はい。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-09-17 08:38:45) |
10.実は若い頃のバーグマンよりも、こっちの方が魅力的なのではないか。生活に少し疲れた感じのほどよい色気が絶妙に発散されており、年下男がころりと参ってしまうのもよく分かる。ただ、作品としては、尺が不必要に長く、中盤で少しだれてしまっている。あと20分は短くできたと思う。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-04-13 00:02:28) |
9.中年男女と若い男の三角関係。名優三人が締りのないグダグダ感を表現してくれているものの、平板で退屈な作品。 |
8.登場人物の心理描写が浅いので共感できるところが少ないです。サガンの原作は読んでませんが脚本が今一なんでしょうか。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-23 18:47:13) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 これはなかなか底意地の悪い映画ですねぇ。まず、ヒロインの相手をする男性が2人。中年の方は、「愛している」とか言いながら若い娘と浮気をし、自由でいたいとうそぶく。要するに、結婚して家庭に縛られるのが嫌なわけですな。若い男はボンボンで、コネでついた仕事も適当にしていて(またそれをおもしろがる事務員がいたりする)、ヒロインに恋をしたらしつこくあとをつけ回すストーカーまがい。どちらも「まっとう」な生き方をしているとは言いがたく、このヒロインはだめんず好きなのか? と思ってしまいます。しかし、そんな男にでも愛されたいというのがこのヒロインの願望のようで、どういうわけであのおじさんにこだわるのかもよくわからず、共感できませんでした。 一旦若者とくっついたものの、それで対抗意識を燃やした(?)おじさんに迫られてよりを戻す。どころか結婚までしてしまいますから、一応ハッピーエンドなはずですが、結局は以前と変わらなかったというオチ。現実的な辛口の結末です。 で、原作がフランソワーズ・サガン22歳の時の小説で、ヒロインが中年女性ということで思ったのは、どうも中年女性をあざ笑った話ではなかろうか。ヒロインがだめんず依存症なのも、若い男と別れる時に年齢のことを気にするのも、あの結末も、どうもそういう当てつけがましさを感じます。そう考えると少々気分が悪いです。ちなみに、ネットで本作のレビューを調べてみると、ヒロインを「自立した女性」としている人がけっこういました。しかし、彼女は精神的に男性に頼っているところがあり、自立してるとは思えません。まあ50年前の映画ですから、当時の「自立」はこの程度だったのかもしれませんが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-30 20:29:16) |
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《改行表示》6.初めと終わりが粋。あとは全く気に入らない。3大俳優の魅力台無し。 2012.12/30 鑑賞。大人の恋愛がこの歳では良く解る。現代のアラフォーには胸に迫るのではないか。なお15歳差の年齢差など現代では驚きでもない。バーグマン モンタン 共に熟年の色気が漂っている。+1点。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-30 19:44:00) |
5.A・パーキンスは大好きなのだが、どう見てもこの映画ではストーカー的にしか見えないよ。カンヌ映画祭で男優賞受賞とのことだが、欧州映画人のセンスってこんなもんかねえ。音楽はいい。何十年か前に小森和子さんのラジオ番組で、この映画が製作された当時のE・モンタン、E・バーグマンとトニパキ3人が和気あいあいとパーティを楽しんでいる様子を放送したことが思い出される。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-16 17:07:16) |
4.いかにも大人の男といった感じの堂々たるイブ・モンタンと、その愛人イングリット・バーグマンの仕事ができる中年女性。そして15も年下ながら彼女を真剣に愛してしまう青年アンソニー・パーキンス。三人の個性が思う存分発揮され見ごたえ充分。随分昔TV初放映?と思いますが、淀川さんの洋画劇場で見て、とてもいい映画と素直に感じて何年か後、深夜劇場で再放送があり、当時憧れていた、年上の人妻に進めて彼女は眠い目をこすりこすりして最後まで見てくれて大変良かったと言ってくれた映画です、この映画は原語版よりも矢島正明のソフトな語り(不思議なことになぜか?字幕版には付いていません。)日本語吹き替え版のほうが断然感じが良かったです。今は亡きモンタンとバーグマン吹き替えは原保美に水城蘭子さん、そしてパーキンスは西沢利明それにその上司の声をやった北村弘一さんも先日亡くなられました。山本嘉子さんの女中などととてもいい雰囲気でしたね。 【白い男】さん [地上波(吹替)] 10点(2011-05-30 12:20:01) |
3.40歳になっても魅力的っていうのは凄いことですね 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-08-05 20:49:25) |
2.《ネタバレ》 女癖の悪い中年男と適当でやる気のない若造。どっちとくっついたって幸せになれるわけはなく、救いのある映画ではありません。ラストシーンは印象的且つ、象徴的。でも、それ以上にイブ・モンタンのスケベ顔が脳裏に焼き付いて離れない。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-07 19:03:07) |
1.2人の男性の間で揺れ動く女心とでも言いましょうか。悪くは無いんですが、何故か普通に観てしまいましたね。「カサブランカ」から19年。イングリッド・バーグマンも年には勝てないようです。ちょっと太め?まずそこかな。ラストのバーグマンが化粧を落とすシーンが、この作品を象徴しています。 【イマジン】さん 5点(2003-07-14 12:11:16) |