【TERU】さん [地上波(邦画)] 7点(2024-09-12 20:53:08) |
488.《ネタバレ》 導入部からタタラ場到着くらいまでは着実に進んでいたのですが、その後が迷走気味で、収拾がつかなくなってしまった感じでした。 【Olias】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2024-03-15 00:40:45) |
《改行表示》487.主人公のアシタカの強さと凛々しさが痛快で、シンプルに見ていて楽しい、 その上で、人間と自然との共存など勧善懲悪で割り切れないテーマ性も内包しており、深堀りしたくなる魅力もある。 2時間強の中でエンターテイメント性とメッセージ性の両立を見事に成し遂げた力作、テレビで放送されているとついつい観てしまうジブリ映画の筆頭作品。 【勾玉】さん [地上波(邦画)] 9点(2023-08-07 05:41:35) |
486.主人公アシタカの悲壮感は、宮崎駿著の小説「シュナの旅」の主人公シュナに通ずるところがあって共感できた。しかしそれだけだ。宮崎アニメは他の方もよく言われているように、もののけ姫を転機として製作理念の軸を全く変えてしまったように思える。前作の「紅の豚」までは、監督である宮崎駿がその製作過程において、己の趣味や思想を理性で制御しながらシナリオに丹念に練り込んでいった痕跡がうかがえる。しかし、もののけ姫以降の作品においては、何かのタガが外れてしまったのか、宮崎駿の思想がキャラクターやシチュエーションとしてまず先行し、肝心のシナリオはとってつけられたように感じになってしまった。だから作品全体としての強さがなくなるのだ。 【煮タマゴ】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-07-23 23:54:37) |
485.《ネタバレ》 ぐいぐい引き込まれたのはアシタカがタタラ場に着くまで。その後はストーリーがグダグダだし、宮崎さんもついにやりたいことが枯渇したのか?と疑わせる程の、既視感バリバリの映像の連続でゲンナリ。もののけとの戦いは創意工夫を凝らして大迫力で観せてもらいたかったのに、イノシシがオームみたく突撃してすぐ全滅って、工夫なさすぎ。シシ神の暴走の演出もドロドロが迫ってくるだけで、工夫なさすぎ。もののけ姫なんて大層な通り名を冠されているくせに、サンが後半活躍しなさすぎ。オツコトヌシさまの目になりますって、アンタどんだけいい子ちゃんなんだよ、サンにはもっと凶暴であってほしかった。エンディングは、何も結論出してないのに、なんとなく終わった感を出して終わり。これじゃカタルシスもへったくれもありません。色々と深いテーマなのかも知らんけど、映画ってテーマが良ければいいってもんじゃないでしょ。細かい演出は素晴らしかったし音楽も素晴らしかった、それだけに後半のグダグダが残念。導入部は完璧10点、前半平均で7点、後半はせいぜい3点。平均して総合6点。 【クレイバード】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-05-21 21:13:05) |
《改行表示》484.《ネタバレ》 やっと鑑賞できた。 全体的にグロテスクな描写が多い。 人と自然とが共存できれば確かにベストだ。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2023-01-31 19:14:07) |
《改行表示》483.難解。グロい。 (2021年8月再投稿) 個人的には終盤になればなるほど分かりづらい。カット割りも激しいし、登場人物も多いうえにほかのジブリ作品のように単純な勧善懲悪でもない。出てくる人物や動物それぞれに正義がある。理屈で見ると失敗する。 一方、宮崎駿が最後の作品だと意気込んだらしいけど、その分迫力やドラマがあって見応えがある。動物たちが人間の心(一部は神性)を持っていたらこうなるというアイデアを十分に活かしている。美輪明宏をはじめとして声優陣の魅力も素晴らしい。 複雑な作品だ。 【mhiro】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-08-16 12:58:11) |
482.《ネタバレ》 当時の宮崎駿による集大成であり、今後のジブリの方向性を決定づけたターニングポイント的作品。昔はシリアスで難解というイメージがあったが、久しぶりに見てみると意外にシンプルな筋書きであることに気付く。自然と人間との共存はナウシカにもあったが、綺麗事や善悪の二極化は鳴りを潜めている。必死に生き抜こうとする市井の逞しさと生活臭漂うリアリティが時代背景に厚みを生み出し、スムーズに物語を受け入れることができた。生きるため善意のための行為もどこかで犠牲を生み出し、度が過ぎればその対価は大きくなる。必要悪と絶対悪の違いでしかない。それに気付けない人間の愚かさと業を描きつつも、答えもなく矛盾だらけで、それでも距離を置きながら未来を模索するアシタカとサンの対話が味わい深い。 |
《改行表示》481.約20年前、映画館で観ました。 当時は大人よりのジブリに難解を覚えましたが、鑑賞回数を重ねるごとに読み解くことができ、 この映画の魅力が増していきました。 自然と人間の共存、サンとアシタカの心境の変化、森羅万象の美しさ、久石の造る心地よいサウンド、米良のカウンターテノールは響きました。 単純なエンターテイメントとしては面白さが伝わりにくい作品だと思うが、「生きる」をテーマに味が深いとおもいます。 |
《改行表示》480.《ネタバレ》 久しぶりに劇場で見たので投稿。 宮崎作品で、ストーリーがはっきりしていたのはこの映画まででしたよね。ジブリの中で一番好きです。 公開当時、衝撃を受けて複数回見に行ったもんです。 他のレビュワーの人で、マンガ版ナウシカと主張が異なっているとの意見がありましたが、そうですかね? 私は同じと思ってみてました。だからこれは、ある意味ナウシカ完結編なのでしょう。ただ「生きろ」と。 モロの声にはしびれたなー。「黙れ小僧!」は私の中での超名セリフ。 -1点の理由は、やっぱりちょっと声優さん(複数)に少し難があったかな、と。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 9点(2020-08-02 22:43:59) |
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《改行表示》479.《ネタバレ》 何と23年振りの劇場鑑賞である。 初回鑑賞時は、子供などはなから度外視・アニメとは名ばかりの100%大人を対象とした物語と語り口に物凄く疲れたと記憶している。 23年の月日を経てそれなりに社会経験を積んだ52才のオッさんに取って、本作は色褪せるどころか寧ろ力を増していた。 ボキャブラリーの無い私には、情け無いが「怒涛の造り込みがとにかく凄い」位の表現しか見つからない。 とにかく、登場する全ての物(自然・人間・深き森の神々達)の描き込みが神がかっている。 取り上げたテーマも、23年の月日を経てより世俗にまみれた人間になってしまった私に取ってもはや溜息をつくしか無い事であり、 情け無さ・やるせなさばかりが残る。 これだけの作品に10点満点を付けないのは、本作唯一の失敗した点と言える田中裕子の起用。 あれだけの主要人物の声を演じられるのはプロの声優しかいないと思う。 殆どのセリフを棒読みなのには興を削がれて最後には怒りが込み上げてきてしまった。 なので9点を付けさせて頂く。 ジブリ作品は本作の後にアカデミー賞を獲得した作品も有るが、私個人的には本作がスタジオジブリの最高傑作。 本作以降は宮崎駿の余興的作品としか思えない。 【たくわん】さん [映画館(邦画)] 9点(2020-07-14 15:14:32) |
《改行表示》478.久々に映画館で見れたので、感想を記載。 97年当時も見ました。同時期に上映されたロストワールドを親と見るついでに、これも見たいということで一人で見に行きました。当時立ち見も続出してたこの映画、そもそも立ち見OKなのが時代を感じますが、自由席のなかで1席だけ空いてて、一人でよかったなぁと思わされた思い出があります。 んで映画の内容ですが、特にけなす点が無い映画。雰囲気、改めて見直すと、冒頭の森の映像など、森がもつ湿気を感じさせる素晴らしい作画。それにとてもマッチングしたテーマ曲。久石楽曲はほんとジブリに合うなぁ。久石譲あってのジブリだと改めて思わされました。 エボシ側の政治的な背景・駆け引きがごちゃっとはしてますが、そんなに複雑な話でもないと思う。 暴力描写と積極臭さはナウシカ同様ありますんでさっぱりした作品を好む人にはあまり好かれないかもしれませんが、いろんな要素がきっちりと纏まって構成されているのはほんとうまいなと感心した次第です。 改めてみると、故郷の女からもらった贈り物を別の女にあっさりと渡してしまうアシタカさんの行動は、ほんとこのイケメンは・・・!!と思ってしまう。今の時代ならホストが適職なのかな?w 【みーちゃん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2020-07-13 09:49:46) |
《改行表示》477.《ネタバレ》 確かな記憶、という意味では、私が映画館で観たことを覚えている最古の作品である(実は)。コロナ禍のジブリ・リバイバル上映を機会として、1作品だけコレ!と選んでこのたび映画館での再鑑賞に至った(最近、少しテーマの似てる『羅小黒戦記』を観て、ちょっとまた観たくなったというのもあるのだけど)。 改めて観てまず感じるのは、話の複雑さ、特に「自然の神々」に対する人間側勢力(エボシ)を取り巻く状況のそれである。ずっと「自然」対「人間」の二項対立の話だと思っていたのだが、実はこれは、人間が既に自然を凌駕してしまったあとの物語であった。エボシにとっての真の敵は人間であり、エボシが神を殺そうとするのは、そうしなければ真に勝ち抜くべき人間同士の争いに勝てない、と考えていたからである様に思える(帝に「シシ神の首」を献上することの政治的意味を含めて)。このことが、この話を単純な自然と人間、善と悪の二項対立から一段上に掬い上げていると同時に、人間もまた、強者が弱者(蹂躙される「自然」を含めた)を資源として利用しなければ誰しもが生きてゆけない「弱肉強食の理」から逃れることは、歴史上一度も実現出来ていないという意味の含蓄を作品に与えている様にも感じられる。 難解と言われる本作のラストだが、あくまで私には、この理に従って各々が争い生きることが生む絶望と、そこから脱却して生きていこうとする先に芽生える仄かな希望(のようなもの)を描いたものである様に思えた(それはまた、本作で唯一、真に自然を体現する「物言わぬ神」として描かれるシシ神の神性としての、途切れ無く流れる悠久の自然が備える「ホメオスタシス」の様なものであるか、とも感じたのだが)。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 9点(2020-06-28 21:26:06) |
476.《ネタバレ》 この映画、今のシネコンとは異なり立ち見とかもあった際に映画館の一番後ろで立ってみた映画だなぁって思い出しました。アシタカにサン、エボシなど、登場人物が本当に魅力的。狼のモロやイノシシのオッコトヌシもしかり。このころはまだ宮崎駿全開でしたね。 【珈琲時間】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-04-16 13:06:40) |
《改行表示》475.《ネタバレ》 何回も観ている作品だが、Youtubeのストリーミングが始まったので再鑑賞。蝦夷文化やタタラ文化の勉強になる。師匠連は大陸のメタファーか?これらを面白いと感じるのは紛れもなく自分が日本人だからだろう。一方でアメリカでも千と千尋の次にジブリで評価が高い作品だが、テーマがシンプルで分かりやすいというのは大きい。 個人的には美輪さんに限らず非声優を起用したのは良かったと思う。もしこの作品がアニメアニメした声で構成されていたら印象は全く違ったものになっていただろう。 若いときに観たからか、良い悪いではなく自分の感性に既に入り込んでしまっている。きっとアシタカ、モロ、猩々のモノマネを一生やり続ける人生だろう。 他にはエボシの「賢しらに僅かな不運を見せびらかすな」というラインが印象に残った。「我が名はアシタカ!」と同様に、どう英訳してもこの美しい日本語と等価な表現は出来ない。 あと全く賛同は得られないかもしれないが、最後にアシタカがジコ坊を止めようと両手を広げてケツを突き出すシーンの絵面はめちゃくちゃ笑った。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 10点(2020-04-16 11:04:15) |
《改行表示》474.《ネタバレ》 他作品のネタバレは書いてはいけないということなのでなるべく気を付けますが、 この作品の前後に漫画「風の谷のナウシカ」は完結しました。 漫画ナウシカとこれを比較すると後半が似ている部分がありながらも この作品が舞台とする時代も悪いのでしょうけれど、この作品はあまりにぬるすぎます。 この作品単体で見れば高評価になるでしょうが、 同時期に明らかに同じ系列で優れた作品を同一の作家が残している以上2点というのはゆるぎないです。 強いていえば、ラストの深い森が草原に変わるところを、 せめて荒れ果てた土地にでもしてくだされば少しは救われた、といった感じですかね。 【にんじん】さん [映画館(邦画)] 2点(2019-06-12 23:09:00) |
《改行表示》473.映画館で何回か観た好きな作品です。(当時小学生)リアルタイムで見れたことを幸せに思います。 森の為に闘うサンと、エボシはとても魅力的なキャラクター。どちらもとてもカッコいい。タタラ場での戦闘シーンは痺れる。 エボシの声優は、「田中裕子」だと最近知りました。朝ドラ「おしん」をみて田中裕子が大好きになり、それを知ってみると、また違う楽しみがありました。 それと、モロの声。美輪明宏はすごい!寝ぐらでのアシタカとの会話はいつままでも心に残る名シーンです。 しかし、得点低い。皆さん厳しいな。 【へまち】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-10-27 17:29:43) |
《改行表示》472.《ネタバレ》 この映画は食わず嫌いで、見るのは意外にも初めてだった。 そういや公開当時、自分はジブリ嫌いだったことを思い出した。 「紅の豚」のオヤジ臭いナルシズム、「平成狸合戦ぽんぽこ」の安っぽくて押しつけがましい環境保護。 2回連続で映画館で嫌な思いして、ジブリはもう見ないことに決めてたんだった。 さて、難解な映画とは聞いていたんで、ちょっと身構えて見たけど、そうでもなかった。 だって、所期の目的を達成したのは主人公だけだもん。 だから「共生」というテーマが心に残って、気持ちよく見終わられる。 感情移入しにくくはあるね。 善玉悪玉がはっきりしない上、主人公はいろんな組織を駈けずり回ってもちっとも問題解決しないし。 でも主人公、坂本龍馬みたいで嫌いじゃないなあ。 若者があちこち走り回って、なかなかうまくいかなくて、それでも自分の思いだけは伝えられて。 「ああ、健全な映画だなあ」って思える。 だから、かなりジブリらしい映画でもあるよね。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-01-23 12:24:46) |
《改行表示》471.映像と音楽が素晴らしい。 ストーリーについては説明不足な感がありますが、言いたいことは伝わってきます。 冒頭の石を転がして占うおばあさんの胡散臭さがいい味出してます。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-07-20 17:08:08) |
《改行表示》470.クルマに乗ると「歩行者が邪魔だ」と思い、クルマをおりて3秒後には「クルマが邪魔だ」と思う。 実は、善と悪は「全く同じ」で、立場で印象が変わるだけだと思う。 人は誰もが色んなことを考える。何を考えようが自由だ。 でも、個人が「人類と自然の共生を考える」のは傲慢だと思うし、それを公的に発表するのは「馬鹿のすること」だと思う。 宮崎駿監督は、クルマとタバコの愛好者。趣味は軍用機。仕事でアニメを作り、グッズも売って、長編映画引退後の今も「大量生産」の指導的立場。たとえるなら『もののけ姫』のエボシ御前。大自然(サンと狼たち)の敵だろう。 この映画は、宮崎駿監督の「一番の大作」。 だけど私には0点だ。 【激辛カレーライス】さん [レーザーディスク(邦画)] 0点(2016-11-20 09:30:58) |