10.将棋映画としての駆け引き、スリリングさはそれほど感じられないのが物足りないけれど、大阪の大阪人の面白さ、そういう意味では面白く観ることは出来た。借金の踏み倒し方においてもこんなんあり?というような映画でもある。出演者が大阪人きりの中で仁藤優子は妙に浮いている。違和感が残るし、主演の赤井英和も悪くはないけど「どついたるねん」の時のようなエネルギーを感じない。色んな意味での不満を残しつつ、それ以外の所に良さを見出すとすればこの映画での若山富三郎を観るとやっぱり凄く似ている。流石は兄弟だ!勝新と同じぐらいの存在感と迫力、迫力という意味では金子信雄も凄い。若山富三郎と金子信雄という日本を代表する大物俳優の共演という贅沢さを見れる映画として考えれば観て損はないと思いました。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-26 20:07:23) |
《改行表示》9.浪速のロッキー赤井秀和。 ほぼ自伝のような映画「どついたるねん」が好きな人には、この映画も楽しめると思います。 若き頃の赤井秀和は演技こそ粗くても、その眼光だけで観る者を惹きつける何かがあったように思います。 ちょっとだけ残念なのは、大きな山場が最後の名人戦よりも、ところどころ(特に平安泰将棋)先に来てしまっててラストが唐突に終わった感じがあったところか。 まぁ、それも人それぞれの好みによるかも。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-03-21 23:19:20) |
《改行表示》8.大阪を舞台にした映画で、役者がほぼ全員完璧な大阪弁ってだけでちょっと嬉しくなる(笑) 若山富三郎さんは言うまでもなく日本を代表する名役者ですが、仁藤優子さんも千葉県出身にもかかわらずほぼ完璧! ああ、そういえばふたりっ子の岩崎ひろみさんも千葉県出身でほぼ完璧な大阪弁で演じてましたねぇ。 和歌山(千葉と深いつながりがある)の血がなせる業か(たぶん違う) 若山富三郎さんの演技には鳥肌が立つものがありました。 にじみ出てくる演技がすごい。やっぱりすごすぎる 【ぷらむ少佐】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-28 23:39:54) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 将棋映画ですが、まるでスポ魂格闘映画のような熱さ、躍動感、ロマンに満ち溢れたとても面白い作品でした。 赤井英和の危うい魅力(演技も危ういところはありましたが・・・・)が存分に引き出されていますし、若山富三郎をはじめとして脇を固める役者陣もそれぞれに味があって見応えがありました。 平安泰将棋は一度チャレンジしてみたいですね・・・・。 【TM】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-10-07 12:50:15) |
6.プロットはたいしたことないのだが、赤井英和の眼光と354枚の駒を用いた泰将棋(というのか?)が印象に残る力強い映画。将棋指せない自分でさえ観たあとに将棋指したくなったくらいなので、将棋映画としても成功してると言えるんじゃないかな。 【omaQ】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-06-24 00:20:05) |
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《改行表示》5.新世界を中心とした見慣れた景色の中で 繰り広げられる物語ということで、やけに親近感が湧く。 あと、仁藤優子が愛らしい。 加藤雅也とのラブロマンスを中心に描いても良かったかも知れん。 まあ、それじゃ将棋はどうでもよくなってくるけどね。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-02-20 22:45:05) |
4.衝撃のデビュー作『どついたるねん』から『鉄拳』を挟み、再び舞台を新世界に移した今作は例によって男の真剣勝負の世界を描く。ボクシングとは打って変わって動きの少ない将棋の試合。しかし赤井の大きく振りかざした指し手とパシッという駒の音、さらには扇子を使い、そして戦いを見守る人々の表情を指し込むことで観る者を飽きさせることなく引きこんでゆく。圧巻は若山富三郎と通天閣で勝負する平安将棋(って名前でしたっけ?)!勝負が圧巻なのではなく、黄金色に輝く将棋盤と駒の一つ一つの陰が見せる画が圧巻。赤井と対照的な存在の加藤がいい味出しているのに物語の軸に絡んでこない展開に不満というか、消化不良感を拭えませんが、ストーリー以上に背景である「新世界」がじゅうぶんに魅了させてくれます。大阪の中でも独特な空気を持った街「新世界」を最も堪能できる作品。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-06 12:27:24) |
3.飛田勝ったら借金チャラっちゅうのは笑えたな。将棋道場のシーン赤井が入って「毎度」と言ったら全員が「毎度」と返すシーンは数年後の朝のNHKドラマ「二人っこ」で完全にパクられていた。赤井は大根という人多いが俺はなんか好きだなあ。一遍一緒に飲みに行きたいなあ。f 【きつま】さん 8点(2005-03-03 00:43:28) |
2.公開当時文字通りの巡業上映で、大阪球場の中に作られた特設会場で観た事が未だに忘れられません。将棋のことも坂田三吉の事も知らないのですが、これを観て勝負士とゆう正当なプロ以外に職業があるのを知りました。それと主演の赤井さんよりは、当時まだ二枚目の役ばかりだった加藤雅也が、地味で暗い役柄を見事に演じていて、しかも結構上手かったのに驚かされました。電信柱にぶつかってメガネのレンズを割るシーンが、何故か未だに忘れられない場面です(笑) 【n@omi】さん 7点(2004-03-25 00:51:46) |
1.新世界を舞台にし真剣師と呼ばれる将棋指しの物語で、坂田三吉あたりを連想してしまうが、ラストの老真剣師との対決、巨大な将棋盤など興味が引かれる。豊田利晃&阪本順治コンビの作品で私的にはこのコンビ時代の作品が一番好き。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-01-16 00:02:42) |