《改行表示》262.《ネタバレ》 大昔に一回は観ていたのですケド、その頃は(お恥かしながら)トロイア戦争の顛末なんてそんなに大して知らないって無教養なザマだったのですよね。今回、訳在ってその辺が頭に入ってる状態+且つ使ったのはオリジナルより33分も長いディレクターズ・カット版の方だったのですケド、結論的には全然フツーに面白く観切るコトは出来たと思います。とにかく、史劇系戦争映画としてスペクタクルな合戦シーンについては(今なお)史上最高峰と言って好いのではないでしょーか⇒物量・力感・血腥さ…正に「血沸き肉躍る」といった感じで。CGも、コレも今なお私自身としてはそんなに気にはならない程度の出来だったとは思いますし、そもそも結構な部分がアナログにカネ掛けて撮ってるな~と思っちゃったのですケド実際はどーだったのですかね? ただ、まず今作が大いに批判もされているコトの根本的な理由は「史実・伝承との差異」という部分だとは思うのですね。叙事詩『イーリアス』の成立は三千年近く前なので、今今にそのまま使っても現代の映画としてはまるで成立しない(⇒神が出て来まくるのもそーだし+人間キャラの行動原理も到底感情移入できるモノじゃなくなるとも思うし…)てコトには別に納得も出来るのです。がそれでも、今作だとラストにアガメムノンが討死しちゃう(序でにメネラオスも)のは二回目視聴の今回ですらド級に予想外でしたし(+だったらパリスもチャンと殺しとけよ!と思ったりも)で個人的には、アキレスの死ぬタイミングが変わってるのはコレはも~致し方無いかな…とは思ってしまうのですケド(⇒だってこの映画、ヘクトルもアキレスも死んじゃったら私なら正直観続ける気なくなっちゃう…)コレとて元ネタに親しみ・こだわりの在る方々にはやっぱ相当なる違和感だろーな…とは思うのですし。 でも再び、ゆーてじゃあアキレスを最後まで生き残しておけば諸々と大丈夫だったかっつーと、率直にソレも(つーかソレが一番)微妙だったかなって気もしてしまうのですよね。コイツだって、真っ当な現代人の視点からすれば(それでも)中々高度に感情移入の難しいキャラだったな~とは思わずには居られないのでして(⇒それはまず原作準拠として+今作では随所でその辺の戦争キ○ガイエピソードをマイルドにして貰ってる…上でのブラピの役づくりとして)だから結局、神話ではなく人間ドラマとして描く…という今作の最大のコンセプト自体が(終盤は確実に)イマイチ機能しなかった、という結論に近づいてゆかざるを得ないと思うのですね。それってまたそもそも、どだいが「無理筋」だったんじゃないか?とも思えてしまっては居るのでして、要は結局ヘクトル以外にマトモな人間がほぼ出て来ないって話だからしょーがないジャン!と…⇒オデュッセウスは多少マシかも知れませんが(ショーン・ビーンが演ってるワリにも)異様なマデに影が薄いですし・一国の王とも思えない「下衆の極み」アガメムノンも・もはや「暗愚」とまで言いたくなる様なプリアモスも・言わずもがなパリス&ヘレネのバカップルとて、等々… やっぱまた根本的には、激烈長いワリにどーにも「一貫性」が見当たらない…て映画には見えますかね。主人公も途中まで2人居る様な・でメインのアキレスの方はキャラも定まってない様な・それで居て「戦争の悲惨さ」だとか「歴史に名を遺す」みたいなヒューマンなテーマもさえ添加物みたいな感じで軽~く放り込まれてるコト、とか。これなら=こ~んな感じなのにこ~んなに予算を注ぎ込んで超・本格的に撮れるんだったら、も~誰しもが可能な限り納得ゆく様なカタチで「なるたけ原典どおりに」映像化しちゃえば好かったのでは…なんて思ったりもしちゃいますかね。最終結論、1点足そうとも⇔或いは引こうとも、結構に悩みつつこの位の評価としておきます。以上。 【Yuki2Invy】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-04-14 11:55:04) |
261.一騎打ちや合戦の激突は迫力あるのに、木馬はふつう燃やすよね。 【TERU】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-06-29 22:27:40) |
《改行表示》260.「イーリアス」の有名なエピソードをいろいろ放り込んでまとめると、なるほどこういう映像になるのかと。その意味では堪能させてもらいました。 しかし人類は、本当に戦争が好きですねぇ。現実の政治としてもエンタテイメントとしても。きっと平和の退屈には耐えられないのでしょう。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-16 01:57:13) |
《改行表示》259.ロマンスを前面に押し出した構成は鼻につくものの、大掛かりな合戦シーンは楽しめた。 トロイ戦争は史実かどうかもよく分かっていない神話で、神話の描写は非現実的な部分が多いものの、もしそれが史実だったら?という前提でアレンジされた、仮想戦記なのではないかと思う。 作中に不自然に感じられる部分もあったが、それが神話の再現部分という事もわかった。要するに漫画と思って観ればよかったのだ。 本格的な攻城戦が見れなかったのは惜しい。 【ao】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-04 09:39:38) |
《改行表示》258.《ネタバレ》 トロイア戦争が神話なのか、史実なのかという議論はあるけど、本作はそのどちらでもない。 まずパリスの審判をスルーして、パリスがヘレンを寝取るとこから物語が始まる。 どっちにしてもパリスが悪いことに変わりはないけど、なんでそんなことになったのか説明くらいないと気の毒。 それから、カッサンドラが登場しないことにも驚いた。 トロイアの滅亡はカッサンドラの予言が信じて貰えなかったことによる悲劇だけど、そこをバッサリ削除するとは驚いた。 でも、カッサンドラが居たら困る理由はラストで分かった。 カッサンドラは戦利品としてアガメムノンに連れてかれるけど、そのアガメムノンが殺されちゃうというとんでもない改変。 そこ変えちゃっていいの? 主要な登場人物を勝手に殺しちゃう脚本にOKが出たことに驚かされます。 逆にパリスは死なずに生き残るという納得できない結末。 神話でも史実でもなく飽くまでもフィクションということなんだろうけど、酷い捏造を見せられた気分です。 トロイの木馬からアキレスが出てくる映画なんて、学生の自主制作でも却下されるよね。 でも、映像的には凄い迫力で、首元にナイフを突き付けられながらブリセイスにちんこ突っ込むアキレスはカッコ良かった。 あと、どうでもいいことだけど、オーランド・ブルームは弓が良く似合う。 【もとや】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-28 19:18:41) (良:1票) |
《改行表示》257.《ネタバレ》 親から受け継ぐ権威や名誉、寄せられる期待を一心に背負う長男ヘクトル。頭も腕も良いため指導力に優れ、下の者達からの信頼も厚い。そして家族(特に妻)を心から愛する優しい夫・父親でもあり、デキの悪いクソ弟のことも一切咎めず、彼を支援する懐の深さを持つ漢の中の漢。 対するアキレスは、もっと泥臭いタイプ。金や名誉に執着するお偉方を鼻で笑い、罵倒し、常に我流を貫く曲者。冷酷非情な実力の裏には、心を許し認めた相手に対する情の深さを持ち併せている。決して弱みを見せず、カリスマ性が漂うものの、孤独に苛まれている。 この二人に惚れるのは分かる。男女問わず惚れるだろう。私もヘクトルに惚れたし、アキレスのキュッと引き締まったお尻にも惚れた。だけどパリスはないだろ、一国のお妃さんよ。キミたちの自分勝手で後先考えない行動のせいで、どれだけ多く人が死んだと思う?「バカは死んでも治らない」って言うけど、だから死ななかったのかね、この二人。 この映画はストーリー云々よりも、男達の熱く激しい戦いを目に焼きつけ、一挙手一投足に息を呑み、戦闘の臨場感だけを体感するのに相応しい映画だと思います。でもきっと、3時間近く「男だらけの水泳大会」みたいになっちゃうのは…って事で、ところどころにラブシーンがあるんでしょうね。別にいらないんだけどな。男だらけのガチムチバトルで良かったのに! |
《改行表示》256.《ネタバレ》 もう、木馬がいつ出るのか、気になって気になってw 長いは長いですが、意外と楽しめました。 お金かかってそうな映像はお得感ありますね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-06 03:21:24) |
255.《ネタバレ》 ○家の中のブラピの会話シーンにイラク戦争へのちょっとした皮肉が込められているが、所詮は娯楽映画。○CG多用は大目に見るとして、要所の戦闘シーンがどれも同じ。なんかガチャガチャやってるだけであまり工夫を感じない。○良い奴ばかりが死んでいき、卑怯者や臆病者が生き残っていくある種の裏切りもあるが、やはり良い奴には生き残っていてほしい。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-31 22:18:27) |
《改行表示》254.《ネタバレ》 よその国で歓待されながら、その国の王妃を寝取る、たぶん戦争になること承知で国に連れて帰る、「戦争やらないで決闘でけりをつけよう」と自分で言い出しながら、ヘナヘナと負けて逃げようとし、兄に助けてもらう。自分のせいで国を失い、父、兄を殺されながら、あくまで妻との愛情が優先。 こんなやつが特に非難もされなきゃ、酷い目にもあわず、あげくが最後に主人公射殺すとか。 もう、パリスが画面に出てきただけで不愉快になりましたw(神話だからしょうがないといわれても) 戦闘シーンも酷いですね、単に大勢同士でチャンバラやってるだけで、この手の歴史物では最悪です。製作者は欧米人なのにギリシャの集団戦法もしらないんでしょうか。 ただ、ダイアン・クルーガーがとても綺麗で、戦争引き起こすだけの説得力はありましたw 平成24年9月3日再見(おそらくラスト)名古屋弁で「馬鹿」を「とろい」と言いますが、まさしく「とろい」映画。 特に今回強く感じたのは、最初の攻城場面。難攻不落と知られている、しかも優秀な弓兵がそろってる、そんなトロイを攻めるのにろくろく攻城兵器も持たずワラワラと大勢で攻め寄せるだけ、そりゃ負けるって。こんな馬鹿なとろい戦闘シーン見たこともない。 あと、登場人物の誰にも魅力を感じなかったなあ。そもそも侵略する方に理(女房を寝取られた、一対一で解決するはずの取り決めを一方的に破られた等等)があるのも、気持ちが入りにくいし。 また今回見て、実は主人公が一番おかしいめちゃくちゃな人間じゃないかと思った。一見、悪役っぽいギリシャの王様兄弟だが、彼らには「侵略して、富や領土を奪いたい」「逃げた女房を殺したい」等、一応理解できる動機があるんだけど、それに比べてアキレスときたら、「歴史に名を残すために戦う」ってそんなもので殺されるものの身にもなってほしいwいわば、殺人鬼、殺人マニア。こんなのが主人公じゃ。 【rhforever】さん [地上波(吹替)] 1点(2012-09-03 14:52:49) |
《改行表示》253.《ネタバレ》 この前観ました。パッケージのでかでかのブラピの顔を見るとそれだけで見る気が失せましたが。 この映画は見事にスルーしてましたね。 なんとなくレンタルしてみたらとても大掛かりで面白かったです。 なかなか熱いWAR映画ではないですか。 これまた男が憧れそうな世界観で、よく出来ていると思います。 魂を揺さぶる何かがあるのはなんでしょうね。 明日に試験だとか試合が控えた場合、この映画を見るとたぶん勇気とか闘志とかそんな力が沸くかもしれません。 とにかくWAR!WAR!WAR!な戦スペクタクルで、スケール大きく出来ているので。 この前「TROY無双」というゲームが売ってましたが、そんなゲームを作りたくなる人の気持ちも分かるような映画でした。 勢いがあっていいですし、えもいわれぬ美しさのある映画でした。 個人的な話ですが今度メタルを聴きながら鑑賞したいと思います。 グラディエーターは観たことないです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-03-08 21:28:42) |
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《改行表示》252.《ネタバレ》 おもしろくない。 話とか別に驚くようなところがないのはむしろ良いんだけど、神話ものでCGの金けちるとかとういうことだ。 見た目で何とかしないといけない話のはずだが、なんだかすごく節約間が漂う。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-08-28 07:37:16) |
《改行表示》251.神話の世界を通俗的なエゴの人間社会に引きずり下ろした映画。戦闘シーンが多いし長すぎる。何のために闘っているかさえわからなくなる。 ヘクトルとアキレウスを英雄にしたかったのだろうか。ヘレンも伝説の絶世の美女とも言えないし・・・。米国の娯楽映画に埋没してしまった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 2点(2011-08-28 05:25:47) |
250.監督さん、超大金かけて現代の人々に何を思ってほしかったんですか? あんたは何を大切にして生きてんだ? 【だみお】さん [映画館(字幕)] 0点(2011-07-13 18:24:10) |
249.《ネタバレ》 可もなく不可もないハリウッドの史実・ファンタジーものです。日本でいうところの戦国時代モノなのでしょう、欧米ではそこその需要があるのでしょうか。オーランド・ブルームが隣国のお妃と駆け落ちしたことが引き金になり、無敵の切り込み隊長ブラピの属するスパルタが攻め込む話です。「やられたらやり返す」式の展開が続くこと2時間半、ブラピがオーランド・ブルームに踵を射抜かれて果てます。妻曰く、これがアキレス腱の由来だそうな。ピーター・オトゥールの変わらぬ青い眼差しに+1点。 【さめがい】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-02 10:34:04) |
248.《ネタバレ》 面白くない…。歴史物にこんなことを言うのは野暮かもしれないが、映画としてのカタルシスを感じない。あと何だろう、この安っぽさ。結局よくある恋愛話にしてしまうのはいかがなものか。動物的な荒々しさを感じさせるブラッド・ピットの演技が一番の見どころか。 【bolody】さん [地上波(字幕)] 3点(2011-04-14 20:10:17) |
247.登場人物の人格造形からして全然できていない気がするのだが、美術関係も音楽もアクションもエキストラも、全般的に何かえらくしょぼい。やたら長く感じました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-14 00:28:37) |
246.「イーリアス」的世界を映像で見られるのは愉しいですが、「ハリウッド超大作」らしい安っぽさがつきまとって。(低予算の「トリスタンとイゾルデ」と対照的) 英雄アキレスになりきろうとして頑張ってるブラピは一応遜色なく、バナやブルームもはまり役なんだけれど、玉座のヘレンの衣装や海に浮かぶ大船団のCG画などはお金かけた映画とは思えず、物量大作でもセンスや見せ方がよくない気がします、ペーターゼン。 ダイアン・クルーガーのヘレンは美しいですが、もう一人のブリセウスにもう少し華があっても。 老王ブリアモス(オトゥール)もあまり目立たず、オリンポスの神サマたちを出さなかったのは現実的にしたかった? 「トロイの木馬」の頃にはアキレスやパリスもすでにいなくなっているはずですが、それだとめぼしいキャラクターがいなくなってしまうので終盤まで彼らを生かしておいたのでしょうか。 消化不良気味トロイア戦争だけど、語り部オデュッセウス(ビーン)の「オデュッセイア」はもっとファンタジー寄りだし、これでも仕方ないか。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-12-21 17:36:01) |
245.《ネタバレ》 うーん、ストーリー的に神話をもとにしているからなのか、ものすごく平坦で薄い映画。。まあ金がかかっています感はすごいね。唯一面白かったのは、アキレスは最後アキレス腱を射抜かれるから、アキレス腱って名称が付けられたんだっていうとこ。歴史にどころか身体のパーツに名前が残ってよかったね! 【HAMEO】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-08-12 15:49:27) |
244.《ネタバレ》 評価低いみたいだけど個人的には好きな映画。特にパリス王子のヘタレっぷりが好き(笑)指輪物語3部作であんなに強くてストイックだった彼がまさかここまで変貌するとは… DVDのパッケージに映るヘレン王女の姿まで、まるで「アキレスから逃げやがって!このヘタレがぁ!」と言いながらパリス王子の胸ぐらを掴んでいるように見えてきます。DVDを持ってる方は確認してみてください(笑) 【mickey】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-19 21:58:51) |
243.《ネタバレ》 約6年ぶりの観賞。肉体改造したブラピ演じる屈強のギリシア戦士・アキレスVSトロイの戦士・ヘクトル、伝説の一騎打ちには鳥肌が立ちました。トロイ城や木馬など大迫力の建造物再現。凄まじい数万の兵士たちの戦い。アキレスとブリセウス、若くて情けないパリス王子とヘレン、2つの恋愛が物語に華を添えていました。愛に散ったアキレス。 キャストも豪華。見ごたえたっぷりでお腹いっぱいになりました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-06 00:55:18) |