《改行表示》74.《ネタバレ》 非常に素晴らしい映画。遠縁のじい様二人の家に預けられた少年は、時間つぶしのためにじい様から聞かされた昔の武勇伝がにわかに信じられなかった。夜の地下室で大金を発見し、じい様二人は悪い人なのかもしれないと思い始めるも・・ 昔の武勇伝が真実だったというありがちなプロットですが、これほど上手にまとめてあるものは意外とないです。昔パートの冒険活劇も非常に面白いし、現代パートも中古の飛行機や中古のライオンが届いたり、地下から大金が出てきたりと休む暇がありません。浅いと切り捨てているレビュアーさんもいますが、コメディタッチですが意外と深いことを伝えているような気はします。彼らの武勇伝は真実なのか、それとも大嘘つきの大悪党なのか?結局のところ人の生きざまというものは「何を信じて何のために生きるか」で、物事が真実かどうかは関係ないのです(これは母の所業にもかけてありますね)。 豪快でニヤッとさせられるラストは素晴らしすぎます。池に浮かぶクルーザーをバックに族長の孫がヘリで下りてくるシーンではウルウルさせられてしまいました。個人的には「男にはイイ地図が必要だ」は名セリフでしたし、話の核になる「男とは」というスピーチもシンプルで非常に深いと感じました。 日本版に限っては旧ヘラルド配給(現角川?)なのでBD化未定、DVDも廃盤で高騰しています。もっと有名になるべき名作ですが大人の事情という闇に飲み込まれてしまった非常に不運な映画です。(勿体無い話ですよ) あ、あと邦題のつけ方が最悪です。これじゃ売れないはず、素直に「Secondhand Lions-中古のライオンたち-」で良かったと思いますね。。。 【アラジン2014】さん [DVD(字幕)] 9点(2024-08-12 12:14:38) (良:2票) |
73.過去の郷愁に浸りつつも今を楽しむ姿は一見よさそうにも思えるが、よくよく考えると老いることを肯定しているのか否定しているのか微妙な作品。いずれにしても好きな事して生きるためににはある程度のカネは必要なんだろうな。 |
《改行表示》72.良いなあ、こういう映画。 基本はコメディータッチで、ときには馬鹿馬鹿しいくだりもあるけど、シリアスじゃなくてそういうニンマリできるものを見たいのよ。 とにかく老人二人がカッコよくて、それに副題のライオンをうまく使っている。 忘れたころにまた見たい作品。 【mhiro】さん [地上波(吹替)] 7点(2022-05-26 19:14:28) |
《改行表示》71.いい話。まったりとしているので平和な気分の時に観る映画。 ありがちな展開だが悪くない。こういう作品に時々は会いたい。 【simple】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-03-29 21:25:49) |
《改行表示》【非映画人】さん [DVD(吹替)] 8点(2018-04-18 01:01:21) |
69.《ネタバレ》 痛快な映画ですねー、説教のお話し良かったです。原題通りのものとすれば、もうちょいライオンをフューチャーして欲しかったなぁ+ラストの飛行機っつーのがちょっとアレだったんですが、総じて面白くとても映画らしい映画でアリマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-25 06:16:44) |
《改行表示》68.《ネタバレ》 思っていたよりコメディ色が強く、ストーリーが浅いです。人物の描き方も表面的。 一つ一つのエピソードはそれなりに面白いです。 『隠し財産』『ファンタジックな武勇伝』『謎のライオン』『若者達との乱闘』『セールスマン』 小さなエピソードの積み重ねが、なにか一つの本流を生み出しそうで、でも実際には何も起こらない。それぞれのエピソードは何かのメタファーに留まっているような印象です。 そもそも原題を知らなかったことが問題かもしれないです。『中古のライオン』という原題を先に知っていれば、本作をまた違った目で鑑賞していたかもしれません。『ウォルター少年と夏の休日』。わかりやすくとっつきやすいですね。でも間違った先入観を与えてしまうタイトルはどうかと思います。まるでウォルター少年の成長日記を予感させるようなタイトルですよね。ですが実際は『ハブとガースの物語』でしょう。ウォルター少年は二人を見るレンズ的な役割にすぎません。 ガースとハブのキャラクターは非常に良かったですね。 それに対して二人以外の登場人物は、『嫌な奴はこう』『馬鹿な奴はこう』と、型にはまった人物造形で、全く人間味を感じません。 そう、まるで小学校の国語の教科書を見せられているような感覚です。 悪い映画ではありませんが、面白くもないですよね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-11-22 15:09:18) |
67.この映画を境にすっかり消えてしまったオスメント君の、有終の美という感じの良作でした。70歳くらいの爺二人が主役という事もあって、ちんたら言葉遊びで退屈な映画になりそうなところ、元気な爺さんという設定で、若かりし頃のストーリーも絡ませ飽きさせない展開になっており、最後まで楽しく鑑賞できました。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-06-10 13:49:00) |
66.《ネタバレ》 原題『中古のライオン達』、なるほど。邦題に騙されてっきりハーレイ君が主役の映画と思いきや!完全に想像をいい意味で裏切られ楽しめました。まるで少年漫画の様な。途中途中で出てくる嘘くさい思い出話の冒険活劇チックなシーンも私好みで。とにかく!男の中の男、ハブ・マッケーンおじさんが過去も現代もかっこ良過ぎる!私にとってはそれが評価の大半です。 しかし一般的には、少年メインといえど子供向け作品ではなく、いい歳こいた大人がいかに少年少女の気持ちに帰りジジイの冒険話にワクワク出来るか出来ないかで評価が割れそうな作品。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-28 03:03:35) |
65.《ネタバレ》 マイケル・ケイン、ロバート・デュヴァル好演の二人の老傑とウォルター少年による友情と勇気の物語。暑く熱い夏のひととき。細切れに挿入される冒険談の演出が鮮烈でいい味出していました。ほろ苦くて切ない、大人も楽しめる少年向けのシナリオ。ハッピーエンドではないけど爽快な余韻が残ります。傑作とも言える良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-06 21:07:40) |
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64.少年が預けられた伯父たちは、スーパー爺さんだった、というオハナシ。なんですが、コメディタッチだけど笑うに笑えず、ファンタジーなんだけどワクワクせず、どうも煮え切りませんなあ。どうしてこんな内容で映画作ろうと思ったのか、理解に苦しみ、私にとってはコレ、怪作のひとつ。しかし、大真面目に暴走するデュヴァルの破天荒ぶり、アホらしい話をもっともらしく語り続けるケインの茶目っ気、泣き顔オスメント君の真摯な眼差し、いずれも、そりゃ、あざといと言えばあざといかも知れないけど、時々、とってもイイ表情をして、やっぱりこのヒトたち、「持ってる」よなあ、とは思わされます。ライオンを絡めたのも上手い。でもやっぱり、ストーリーは安直でヒドイと思います。少年の成長を描いているつもり、らしいけど、はっきり言って、この少年、まったく成長してません。母に向ってついに想いを発するクライマックス、これが単なる「甘え」なんだから、もう。あと、邦題に入ってる訳のわからん読点「、」も嫌い。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-07 23:23:20) (良:1票) |
《改行表示》63.主役の子、「シックスセンス」の子ですよね。 僕は好きです。 なんか、うらめません。 とても良い映画でした。寂しい、心疲れたときに観ると良いと思います。 アメリカの田舎。昔の広大な台地、色が作品にみれました。 |
62.《ネタバレ》 橋の上での母と少年のやり取り以降、号泣し続けてしまった。親から愛されない少年の気持ちやふたりの大叔父の愛情が深く伝わってきた。さらに、ヘリコプターが舞い降りるラストシーンは、完全にやられました。。。ビッグフィッシュと相通じる、「ウソ(あるいはアメリカンジョーク)」が真実であったという設定はアメリカならではかな。 【にゃまっち】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-11-03 12:59:21) |
《改行表示》61.ハーレイ君のファンだでしたので、日本で公開されるのを今か今かと待ちわびていましたが、結局アメリカでの公開から一年ほどかかった気がします。 のどかな風景や動物たちに和みます。ウォルター少年が瞳をキラキラさせておじいさんたちの昔話を聞くところが好きです。 【*まみこ*】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-07-23 15:23:12) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 5点(2010-09-17 22:15:54) |
《改行表示》59.深みこそ少ないものの、笑いあり涙ありの良い作品ですね。 「信じることは真実に勝る」ということを教えてくれる作品なので、 ラストで明かされる真相は良い意味でどちらでもよかったし、 もし結局明かされずじまいだったとしても、それはそれで素敵な作品になったはず。 そういった部分からもラストに至るまでの展開が優れていたことが証明されている。 おじさん二人はほんとかっこいいし、名コンビだなぁ。 強さや優しさを、話で示し、行動で説明する。そこに理想の父親像を感じ取った。 【チートイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-25 11:08:57) (良:1票) |
58.《ネタバレ》 思い出したようにたまに観たくなる大好きな映画です。強くて元気でカッコよく、かつ人間味あふれる頑固ジジイを演じた二人の名優にウォルター少年の笑顔に動物たちの名演技も心に残る愛すべき映画です。あまりにもベタな人物設定とストーリーですが、これだけ笑って、心温まらせてもらえれば少々無理があってもベタでも何でも構いません。あの昔話はウソかホントなのか、この作品の結末は賛否分かれる所でしょうが僕は好きです。オープニングで2人のじいさんは飛行機で無茶をしていましたが、その爽快すぎる死にザマに残した遺書までも、最後まで何もかもがカッコよすぎる二人でした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-04 18:36:04) |
《改行表示》57.大好きな作品の一つで、見る度に涙してます。女の私には解らないかも知れないけれど、男性の力強い絆や夢を感じて。輝いている人生ってこういう事なんだろうなあ・・・冒険心を忘れない男、とても素敵だと思います。ウォルターのしっかりした思いが、無謀な男二人と重なって、うまくバランスが取れていくんですね。 さわやかだ。さわやかすぎるのだー。 【たたんこ☆】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-19 16:28:54) |
56.《ネタバレ》 「ビッグ・フィッシュ」のカラフルなカーペットに対して、枯れた草原の風情のこの作品。今回は監督も務めるT・マッキャンリーズのテーマは「老兵は死なず」か?と思えるほど、父なき子、広漠たる風景、かつては武勇で鳴らした兵(つわもの)の構図は前作「アイアン・ジャイアント」にも通じる。心の儘に生きて老いた今、何かが足りなかった老兄弟と、母親に振り回され居場所のなかった少年。ハブの信念についての力のこもった言葉にはウォルターでなくても引き込まれるだろう。紙芝居のような昔話の映像もどこかのんびりとした温かみ。この風変わりな共同体を家族と呼ぶかどうかはどうでも。成長し漫画家となったウォルターの絵に刻まれた日々がすべてを語って。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-13 05:49:24) |
《改行表示》55.「男にはいい地図が必要だ」という言葉が忘れられません。いまの時代、男たちにはもはや死に場所もありません。働き続けたあげくに年老いて邪魔者扱いされるばかりです。自分の力で自分の生き様を定め、そして打ち上げ花火みたいな最後をつかみ取ったじじいたちに喝采です。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-08 06:06:25) (良:1票) |