59.登場人物が全員不幸になるという珍しい映画です。あのような死に方をした何の罪もない息子さんがかわいそうでした。。。ジェニファー・コネリーは最後まで美しかったです。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2022-01-13 06:32:20) |
《改行表示》58.《ネタバレ》 家の取り合いから最悪の結末へ。一見すると自己中の人達によるドタバタ惨劇だが、アメリカの貧困問題、移民問題やイラン革命といった世界史的な背景に気づくと風景がまったく違って見える。 結局登場人物の誰にも感情移入できなかったが、その理由は、所詮私も平和ボケした日本人のひとりに過ぎないってことなのかも。 【la_spagna】さん [地上波(吹替)] 7点(2021-03-31 15:19:48) |
《改行表示》57.《ネタバレ》 以前から観よう観ようと思ってやっと鑑賞したのだが、何の予備知識もないまま観たので、意外な展開。 ジェニファーの表情は本当に美しく繊細で儚く、観るものを圧倒する強さもある。 大佐もジェニファーも副保安官も、それぞれ選択を誤っているように見えるけど、人生のどこかで間違いを起こすことはある。 それが三人同時にやってくると、あんな悲劇になるのかもしれない。 大佐の意図を理解して、静かに最後のお茶を飲む奥さんの演技は素晴らしかった。 人が人生において犯す過ちを、観るものに思い起こさせる映画だと思う。 きちんと生きている人には呆れ果てる登場人物だろうけど、私には胸に突き刺さる映画だった。 佳作。 |
《改行表示》56.《ネタバレ》 誰が悪いのか?それは、再三の督促状に気付きもせず、強制執行まで何もしなかった女でしょうね。 あえて爺さんに文句を言うとすれば、既に誰かと元値の4倍で契約成立していた訳ではなのだから、元値+軍ミスに対する慰謝料(引っ越し代?)程度で妥協するのが、常識的な判断じゃないのかなぁ。。。欲をかくとろくなことはない、ということなんでしょう。法的にどうなのかではなく、例えば奥さんや息子は事情を知ったらどう感じるのか、ということなんだと思いますよ。 それにしても、バスタブの水で薬を飲むなんてワイルドだぜぇ。自殺の仕方も更にワイルドだぜぇ。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 4点(2016-12-24 12:22:12) |
55.《ネタバレ》 それぞれの胸に秘めた想い。よかれとやったことが最悪の結果を招いた悲劇的な物語です。ジェニファー・コネリーは家、というよりも家に染みついた家族の想い出を求めている。大佐は家に家族の将来像を重ね見ている。偶然行政の不手際によって交わってしまう2つの家族。ジェニファー・コネリーは何とかして家を取り戻そうとする。泣き落としや逆ギレ、果ては自殺未遂まで。大佐は家の転売益を元手に商売を初め、息子を大学にやりたい。唯一現状から這い上がる手段を手にしているので折れることが叶わない。そこに絡んでくる警察官の横暴で皆が不幸に陥ってしまう。最後、大佐は心中(もしかしたら無理心中かもしれません)を図ります。妻には毒を。自分は毒ではなくもっとも苦しい窒息を選ぶ。そこに折れることの出来なかった自分。このような状況を招いてしまった自分への懺悔の意思が潜んでいるように感じられました。 【kirie】さん [地上波(吹替)] 7点(2014-10-12 22:35:06) |
54.《ネタバレ》 3者が3者とも問題を解決するには至らず、救いのないストーリーでした。ジェニファー・コネリーが脇を剃ったり、太ももや体がしつこくならない程度にちょくちょく映り、とても美味しそうに見えたので、私がこの映画の保安官だったとしても道を踏み外した事でしょう。上手く撮れていると思います。 【DAIMETAL】さん [DVD(吹替)] 5点(2014-08-12 09:20:36) |
《改行表示》53.《ネタバレ》 映画としては多少マイナス方向のご都合主義(悪い結末になるように登場人物が行動する)を感じた部分はあるものの、特に前中盤はそれぞれの立場の切実さが描写されていてどうなるんだろうとワクワクしながら見ていた。人間ドラマとしておもしろい。 自分としてはベラーニ大佐側に感情移入して見ていた。特にクズの保安官が立場を利用して下衆な脅しをかけてからは圧倒的にそうなった。 バートンはもちろんだが、キャシーも同じぐらい酷い人で、手続きに則らずに勝手に家に近づいて怪我をしたのにもかかわらず、暖かく介抱してくれた一家に対し、盗人呼ばわりし、保安官と良い仲になり私情で動かす。挙句の果てに家族の前で自殺をしてトラウマを残させようとし、それを必死の処置で救ってくれた一家を我が情夫が監禁している事実を知っても助けようとしない。恩を仇で返すとはまさにこのこと。 ベラーニは確かに妻に暴力を振るったが男尊女卑の気が強いであろうイランで育った男性としてはかなり優しいほうなのだろう。元大佐としてのプライドを持ちながらも、家族のために肉体労働や雑貨屋のアルバイトをし、食事はチョコレートバーで我慢しそれすら家計簿につける姿には涙が出た。あの家は正当な手続きで所有したのであり、納得のいく値段でない限り家を返さないという主張は法的に完全に正しい(と思われる)し、欲深いからではなく、息子の進学費用等に是非ともお金が必要だというのだから倫理的にも全く責められるべきではない。 キャシーは家を失った程度で(もっとも弁護士は長引きそうだといっただけで完全に家を失ったのかよく分からない部分は残る)自殺を図るのなら、それよりはるかに自殺にふさわしい理由が3つも増えた以上、エンディングのあと当然自殺したのではないかと想像している。 自分としては息子を殺された後、復讐に走る展開になるのかなと思ったが、そうではなく、静かに死んでいくのはある種の誇り高い行為に思えた。自分達の命であった息子が死んだ以上、もうイラン時代の亡霊である自分達には生きる意味はないと思ったのだろう。(自殺は悪いことであることに変わりはないが。) |
52.《ネタバレ》 後味の悪い映画ランキング?で18位に選ばれてた作品だが、オイラ的には、1位の「レクイエム~」や「ミスト」などよりもドップリ暗くなったね。B.キングスレーの名演が、その救い様の無い物語に輪をかけているな。登場人物全員が不幸になる希少な映画です。 【狂童】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-22 05:49:52) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 強烈な印象に残る映画であり、あまりにも悲しかった。どうしてこのような悲劇が起きてしまったのだろう。元は言えば行政を司る郡のミス、いやミスではすまされないことなのだが、それを攻めてもどうにもならないだろう。 失って初めてわかるもの、あまりにも犠牲は大きかった。予告編で求めていたのはHouseでなくHomeだった(予告編でネタバレ)と言えばそれまでだが・・・。 人を脅し従わせる銃、自殺をするための銃、大切な人を守る銃、そして危険を除去するため射殺する銃、米国の銃社会、それはいつか大きな不幸を呼ぶと声を上げて叫びたい。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-11 20:45:51) |
50.救いのない映画ですが、それほど後味が悪いわけではない。そこまでするかな、と思わせる部分もあるが、演技の良さでカバーしている。ベラーニの息子も軍人の血が流れてるんだな。 【noji】さん [地上波(吹替)] 6点(2011-03-06 00:20:03) |
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《改行表示》49.《ネタバレ》 ここまで後味の悪い作品にはそうそう出会えません。 元はと言えば自堕落女の怠慢(督促放置、未納税)が原因であり、ベラーニは競売手続きに従って法を遵守して取得したのです。 寝取った副保安官を使う、大酒を食らってベラーニ家に乗り付けて自殺騒ぎを起こすという彼女の権利の主張方法のお粗末さに呆れ果て、色恋からの浅はかな判断で職権濫用を行う腐れ副保安官には虫唾が走りました。 真っ当な一家が破滅してしまう結末に呆然となり、天使の如き奥様の無念の表情から感じるやり切れなさと比例してカス共に対する怒りが収まりません。 自身の痛みには過敏で他人の痛みには鈍感、自分の家族を守る為なら何でもやってのける事がジャスティス USAのお国柄がよく表れた一品です。 |
《改行表示》48.《ネタバレ》 真実の祈り 息子の事だけを想い生きた その人生のすべてが あの祈りの場面に集約 その姿に感涙 【海之松】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 06:56:05) |
47.「呪われた家」とでも形容したくなるようなストーリー展開で、ひとつの家を巡る泥臭い利害の対立を、美しい背景映像に対比させて描いた秀作です。俳優の持ち味を生かしたキャスティングも見事で、特にジェニファー・コネリーが美しい。 【windance】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-25 18:40:32) |
46.なんだかどうでもいい話だなあ。ひとつの悲劇を描いているんだけど、ことのなりゆきがしょーもないというか。 【椎名みかん】さん [DVD(吹替)] 4点(2009-08-23 18:32:06) |
45.さげまん女の話?救いがない、というかイラン人一家可哀想すぎ。「スーパーニンテンドウ」のポスターが気になった。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-20 16:27:48) |
44.暗い。腹が立つほど暗い。教訓もない。お金を払って観る「映画」は、どんなテーマであっても何かの糧になるものが必要だと思うが、この映画にはそれがない。俳優陣の熱演に2点。後は0点。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 2点(2009-05-04 21:33:43) |
【承太郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-05-04 11:38:11) |
《改行表示》42.《ネタバレ》 邦題が素晴らしい。原題の直訳らしいが、すごくセンスを感じる。 役者の演技や映像も素晴らしくて、映画の完成度は本当に高かった。 複雑なバックグラウンドを持つ人間達が、互いの利権のために争い続け、 ついには共倒れしてしまうという作品。 終盤のお互いに心が通い合いつつあったシーンや、「息子が助かれば財産はいらない」 と言ったべラーニのセリフに感動したが、期待した結末にはならなかった。 とても悲しい脚本だったが、今の時代、形を変えた同じような出来事は、世の中にたくさんある。そういう意味で、とてもリアリティを感じた。 ただ、せっかく映画を観るならば、困難を乗り越えたり、お互いに助けあう作品のほうが断然よい。だからリピート鑑賞をする気は全くない。 でも映画の完成度は、ずば抜けて高い。その点が非常に面白い。 【ワイティ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-28 17:49:06) |
41.《ネタバレ》 お互いの主張は、当然だと思います。手違いだからといって、せっかく買った家を簡単に手放せないよね。有無を言わさず、追い出した郡の責任も大きいけど、個人的には、副保安官が話をややこしくしてしまったと思う。もしかしたら、彼女と大佐さんだけなら、いい解決策が見つかったかもしれない。奥さんは彼女の事を気遣ってたしね。結局あの家には誰も住めなくなった訳だし、争いは何にも生まないという事がよくわかる。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-28 01:32:13) |
《改行表示》40.《ネタバレ》 地味で暗い話なんですが、アカデミー賞ノミネートということもあってか、意外とレビューされている方が多いですね。レビュワーの皆さんの間で不人気なのは、やはりあの副保安官のようで。まあ、確かにとんでもなく激しやすいアホですし、全ての原因は彼にあると私も思います。一番、公権力を握らせてはいけないタイプですよね。しかし、キャシーとベラーニがどうなのか?については、皆さん賛否両論おありのようで。全体的にキャシーが責められている(ex.バカ女)んですが、ベラーニも悪評高い(ex.父権主義者)。 でも、私は二人は弱いだけで、悪い人間ではないと思うんです。確かにキャシーは定職についていないんですが、優秀な兄と比較されて劣等感に悩んでいる繊細な女性なわけで、ベラーニは軍人で粗暴な一面もありますが、良き父であり、良き夫でもあるわけで。原作のプロットが巧みでしっかりしているだけあって、人間と人間が遭遇した時の化学反応みたいなものをうまく表現できていると思いました。結果、大爆発を起こしてしまうんですが。個人的には、もう少し救いがあってもと思います。これは純粋に好みの問題ですが。ズーンと来ますが、これもアリかも。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-07 18:17:23) |