《改行表示》47.《ネタバレ》 イギリスの片田舎ノーサンプトンを舞台にした映画なわけですが、あら不思議、見ているとまるで邦画か日本のテレビドラマを見てるような既視感があります。 なんででしょうね? 例えばまだ前半、ローラが男性従業員からの小イジメでトイレにこもるシーン、従業員がトイレの外で聞き耳を立てるシーンですが、これがもうめっちゃくちゃ邦画でありそうな空気感。 映画全編そんな印象で…というか一度そう思ってしまうと、もう「邦画っぽい」という印象が自分の頭から離れず最後までその印象のまま観てしまいました。 ぶっちゃけキャストと場所をそのまま日本に変えて同じ演出でも全然違和感ないんじゃね?と思ってしまう不思議な映画でした。 ストーリー構成もお約束をきっちり抑えながら小波乱を乗り越えていく定番のストーリーで、驚くようなシーンは全くないかわりに「ここでこうなるだろう」と観客が期待するシーンでは必ずそうなる、という観客的に極めて安心感がある映画。 まぁ逆に言えば、観ている側が驚くような展開や感動がまったくない完全予定調和の中で進行していくストーリーは「そこそこ面白い」以上の映画をこの映画に与える事を困難にしていて、実際このサイトでの点数を見ても7点8点が大量にいる代わりに9点以上はほとんどいない…というわかりやすい点数分布になっていて、この点数分布を見るだけでどんな映画なのかがわかる、そんな映画になっています。 よく言えば、安心して観る事ができるそこそこハートフルな小品であり、悪く言えば「そこそこ面白いけど、まぁ別に観なくてもいいような映画」だったりします。 【あばれて万歳】さん [地上波(字幕)] 6点(2017-06-26 23:34:13) |
《改行表示》46.《ネタバレ》 『サクセスストーリー』というワードに惹かれ鑑賞。結論から言えば、期待していたような作品ではなかったです。 『経営危機の靴工場の再生』というわくわくするストーリー。それは良いのですが、思っていたより『同性愛』『性同一性障害』の割合が大きい。それに対する偏見・差別といったものを、かなり真面目に取り上げてるので、結果映画のリズムが悪くなっているように感じます。 また、『従業員との衝突』『婚約者との衝突』など、困難が多いのはわかるのですが、その困難に立ち向かうには、チャーリー・プライスに魅力とパワーが足りません。 更に、チャーリーが『いかに靴と父親と工場を愛していたかがわかるエピソード』が、劇中ではあまり描かれません。この作品の最大の問題点は説得力の欠如です。それでもチャーリーが靴工場再生に向け、もっとなりふり構わない姿勢を終始見せてくれていたら、もっと印象は変わったかもしれません。 チャーリーは、『ミラノのステージのため、自宅を抵当に入れる。』『父が売却の話をしていたかどうかは関係ない。私にとって従業員は他人ではなく仲間だ。』などと熱い一面を見せます。この作品のプロットからいけばファインプレーでしょう。 ですがそれ以外の面はどうでしょう。私には彼の公私混同の面がやたら目につきます。最も大事なときに、婚約者の裏切りでささくれた気持ちをローラにぶつけるなんてのは、その最たる例。主人公に魅力が無いサクセスストーリーは、『偶然が重なった結果オーライの産物』にしか見えず、爽快感も何もあったものじゃない。 また、『ニッチの市場に活路を見出した靴工場に再び各企業から注文が殺到する』というのがゴールだと思っていたので、私としては、この作品はストーリーの途中でエンディングを迎えています。 更には婚約者とは理解しあえないまま、とゆうか理解してもらう努力すらせず、新しい彼女とくっついてしまう主人公。 冒頭でクビにされたままの15名の従業員。 どこまでが実話なのかわかりませんが、『実話』にのっかって、工夫と創作努力を怠った凡作だと思います。 ゲイバーの人達の脚をアップで写しての一言、『見て、ニッチの市場よ』。ミラノでの逆転ステージ。従業員達のカムバック残業。などなど、見所も多いだけにもったいない作品です。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-05-21 14:22:47) (良:1票) |
45.この煮え切らない男が工場を再建できたのが一番実話らしくない。楽しい映画だけどミュージカルの方が合ってそう。 【ProPace】さん [地上波(字幕)] 7点(2016-09-25 22:29:47) |
44.街並みや工場の感じがイギリスっぽい。話の展開はベタだけど、やっぱり途中で何度かあるローラの歌のシーンは良い。 【noji】さん [地上波(字幕)] 6点(2016-09-24 23:34:27) |
【黒ネコ】さん [地上波(吹替)] 8点(2015-01-25 14:43:34) |
42.キウェテル演じるローラが愛らしい。実話に基づく系ですが、面白おかしくしてあるので観ていて楽しかったです。伝統は大事ですが生き残るためにはそんな事言ってられないのです。そしてまだまだ需要の場所は探せばあるんでしょうね。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-22 12:22:06) |
《改行表示》41.《ネタバレ》 いかにもイギリス映画らしいハートウォーミングなコメディです。 崖っぷちに追い込まれた靴工場の後継ぎの息子と、 いつクビをきられてもおかしくない工場労働者と、 社会から偏見の目で見られながらも力強く生きるドラッグクイーンが工場再建に一致団結する。 先代の代から工場で働いてきたおじさんやおばさんのベテラン職人たち。 工場が息子の代に変わり関係がうまく行かない序盤から、 次第に互いに信頼関係を築いていく過程も無理なくテンポ良く乗り切っています。 靴の街ノーサンプトンの町工場。何気なく腰掛けて作業しているように見えるおじさんもおばさんも、 実はみんな長年働いてきた、その分野では凄腕の持ち主。そんな労働者達の表情がいきいきと描かれています。 イギリス映画らしく、地元の産業を支えてきた名も無き人々を描くその視線があたたかい。 そんな中に挿入される、後継ぎ息子の周りにいる2人の女との関係も巧く描かれています。 実話モノだけにベタなストーリーですが、こんなベタで元気がもらえるような実話があったことが嬉しくなる作品です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-10 20:10:26) |
《改行表示》40.《ネタバレ》 不況を乗り切る英国の靴工場の奮闘記、と聞いて予想されるお話の流れがまんま。心に響くにはあと一息何か足りない。 思うに経営者のチャーリーが今いちなんだわね。試作品の長靴みたいなブーツ、あれではダメだろうと私でも思ったよ。おネエさんたち向けに作るのにあんなセンスではどうなんだ。なぜ自宅を抵当に入れてまで頑張るのか、そこんとこの説明がたりません。「従業員をクビにするのが嫌なんだ」だけでは。従業員たちとの繋がりが以前から強くあったという描写もなかったですし。婚約者に浮気されてローラに八つ当たり。なんて小さい奴だ。 ミラノのショーに自ら出るあの場面は明らかに演出間違い。上が背広のままでいきなりロングブーツだなんて、いくら切羽詰ってもありえない。ただの変態ではないか。 所々、乗れないんですよね。そういう場面に出くわすと、気持ちが切れてしまう。んー残念。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-03 00:37:05) |
《改行表示》39.聞いたことの無い映画だが、なかなか面白い。 あらすじを読んだだけで想像がつく展開だけど、飽きること無く最後まで楽しい。完成度は微妙だが、こういうのもあり。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-13 17:37:40) |
38.《ネタバレ》 守りたい場所がある。 彼の場合は父親から受け継いだ靴工場。 実話だそうだし、いい映画ですよね。 イギリス映画にしちゃ何か変、と思ったら(アメリカも関わってるせいか)王道で作りが普通すぎる感じはしてしまったけど。 特によかったのは、ニック・フロスト演じるドン。(職人さんの前かけ似合いすぎ! 相方サイモン・ペッグに負けずにがんばってほしー☆) イイ女♪と気に入ったローラに赤っ恥をかかされたと思いこみ、何かとイビったあげくの腕相撲には勝利したものの釈然とせず、パブで腹をわっての会話。 自分の偏見を省みる表情がとってもよくて、真の友情はこうして生まれるのかも。 ローラが○○○であるのが生かされるクライマックスはなんとなくわかるけれど、やっぱり高揚感あり。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-07 07:00:01) |
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《改行表示》37.《ネタバレ》 紳士でも淑女でもどちらでもない者たちの、アイデンティティの再認識を経て、進むべき方向性に対する確固たる自信に満ちた、誇り高き堂々としたステージに涙が溢れた。勇気とは流されずに自らの存在を問いただすことができるということなのではないだろうか。 |
《改行表示》36.イギリス映画って、ほんとにこういう隠れた名作というか、 もっと宣伝しろよ!って思うような映画にぶち当たるから素敵。 ローラ役の役者の人は良いですね。 これを機にもっと売れても良かったんじゃないの? と思ったらラブ・アクチュアリーのピーターの人だったんですね。 イギリスでは人気の役者さんなんかな? 起死回生の物語も自分好みだし、 なんだかんだラストはドキドキさせてくれる。 出会えてよかった。この作品に。 【バニーボーイ】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-01-12 03:08:02) |
35.《ネタバレ》 最後の留守電のメッセージがよかった。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 5点(2011-09-17 23:15:56) |
34.オカマのところ以外は普通でしたね…最初のシーンは驚かされましたが。歌やらなんやらは見ごたえがありました。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-24 13:38:03) |
33.定番すぎというかパターンどおりというか、とにかく工夫が感じられない。キウェテルの女装以外に印象に残るところがないのはまずい。主人公の靴そのものに対するこだわりや愛情が描かれていないので、前提に説得力がないのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-21 00:43:23) |
32.《ネタバレ》 日本の町工場で簡単にリメイクできそうな物語、ベタですが、安心してみることができました。音楽もよかったです。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-10 18:20:45) |
31.《ネタバレ》 床屋の話の時もでしたが、ありがちなストーリー展開です。家族のドラマや恋愛も絡めつつのサクセスストーリーで、ラストはやりすぎなほど盛り上げる。何となく苦手です。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-03-15 19:31:12) (良:1票) |
《改行表示》30.《ネタバレ》 主役であるはずのチャーリーは物語が進むにつれてどんどん魅力を失っていく。彼の彼女に比べ、ローレンが随分ときれいに映っていたのでこの二人がくっつくであろうことは早い段階で分かりました。しかしそれにしてもチャーリーはもっとしっかりけじめをつけるべき。あれでは彼女の方が捨てられた形になってしまいちょっと後味が悪い。そして2度までも周囲の人間を失望させるような展開があるので、こちらまで失望してしまいます(どこまで実話なのかわかりませんが)。 しかしそんな詰めの甘さを全て吹き飛ばしてくれたのがローラ。彼女(彼?)の圧倒的な存在感、女らしさ、男らしさ、格好良さはホントにすごい。 自分らしくってのはなかなか難しいことでそう簡単にできることではないけれど、だからこそ堂々と「本当の自分」でいる人は誰よりも輝く、それをローラはあの眩い華麗なショーで見事に体現しています。 【Sgt.Angel】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-14 18:49:15) |
29.演出が上手いですね~ 脚本も頑張ってます..実話を基にしている分、説得力があります..なかなかの良作!.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-08 13:05:48) |
28.《ネタバレ》 出だしの女の子がブーツを履いて踊るシーンで見ていた父親が「息子!」と声をかけるところで男の子だったのかと気がつかせます。うまい導入部分です。全体にいかにもイギリスという映画でした。経営危機から心機一転して頑張るところは「フル・モンティ」を思い出させます。職人が靴を作るシーンは興味深く楽しかったです。ラストに社長と社員の女性がくっつくところは余計な気がしました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-06 15:01:55) |