《改行表示》155.《ネタバレ》 今まで見たディズニーアニメの中で一番良かった。 なかなか独創的な世界観で、変に太って歪な人間たちの体型が面白い。 700年もの間、地球を離れ巨大な宇宙船の中でコンピューターに管理され快適に過ごしている人間たち。 そんな快適な生活から、汚染された地球に戻りたいという気持ちは起きない気がするが… 愛着のこもったロボット2台の心の交流はとても良かった。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-07-27 19:39:46) |
154.《ネタバレ》 冒頭30分はほぼサイレント映画、という無謀な賭けにピクサーは勝つ。無機質に見えて血が通っているような小型ロボット2体と、マザーコンピューターに言われるまま怠惰に過ごす人間の対比。多くのSF映画で見られる、便利さを引き換えにした大量消費とAI社会への風刺が鮮烈。真の主役は人類であり、ロボットからの自立を果たし、如何にして本当の信頼関係、共存を築いていくか。二元論という攻撃性で分断するのではなく、壊れてしまった世界から再生という希望に変えていくのもまた人類なのだ。ロボット同士のラブストーリーも僅かな描写で感情を揺さぶり、見事に成立させたのも素晴らしい。 |
《改行表示》153.《ネタバレ》 全体的な構成としては良い作品だと思うんですが 設定がちょっと無茶すぎる?気がします 数多の同シリーズロボットがあるにも関わらず、唯一なぜか意思・感情を持ったウォーリー あまりに強力すぎる武器と性能を持ち合わせたイヴ 同型イヴが存在し、イヴが危険な存在と認識されたにも関わらず、出動しない同型に通行規制をするだけの警備ロボ 人類の設定も不思議な点が数多・・・・・一切の知識がないってどういう生活してんねん プールも使わず、映画を見るようなこともないのだろうから ほんとに不思議不思議 最後の描写は人類が地球に戻り、年月が経って自然を大切に暮らして復活していくという描写なのだろうから それはそれで〇 実はありましたー とかなら 最悪ですね。 ウォーリーとイヴが可愛いのでまぁ観れるかなー といった作品でした。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-30 13:45:43) |
《改行表示》152.《ネタバレ》 すごい高評価だけど俺には合わなかった。 気になったのは プログラムエラーによってロボットに感情がある。どんなエラーだ? 宇宙船内は自動化が進み過ごしやすい環境が出来ているようだけどなぜ地球はああなったのか? 地球を700年完全放置で報告も上がらないのも問題。 地球の環境と整えるロボットを管理していない事も気になる。 相棒がゴキブリってだけで嫌悪感もある。 ロボットに性別がある。 イヴの過剰防衛機能。 人間の自堕落ぶりもああはならんやろと思う。 人間は地球に戻る必要あるんかな。 宇宙船内は全員が自動化の恩恵を受けているようだけど ああいう社会だからこそより貧富の差がハッキリしてくると思う。 でもそういうとこに目をつぶれば思い切った設定だと思う。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 4点(2021-02-28 07:28:16) |
《改行表示》151.《ネタバレ》 『荒廃した世界にロボット一人』っていう設定がどーにも退屈そうで、正直敬遠していた作品。ですがここでの高評価+予告が面白そうだったので、見てみることに。結果、食わず嫌いは良くないなーと思った次第です。突き抜けた面白さ、とは言えませんが満足できる映像作品でした。ちょっと笑えて、ちょっとハラハラできて、最後はちょっと泣ける、いつものディズニーでありいつものピクサー。やや警鐘を兼ねた色合いはいつもより強くなっている気はしますが。 思っていたより大分かわいいウォーリーとイヴ。どんなときでもイヴと手をつなぐことばかり考えているウォーリーのイノセントな感情が、いじらしく愛らしい。 太陽光で動くウォーリー。大量生産されていたようで、壊れた箇所は集めたパーツで自分で修理可能。こーゆーディテールがしっかりしているのが凄く良い。そして序盤のウォーリーの日常が、ちゃんとラストにつながっています。こーゆーのめっちゃ好きです。 いまいちなのは、やはり宇宙船でしょうか。いくらなんでも700年もあそこで人類が存続できたってのは、非現実すぎてついていけません。人間達は全員自堕落になり、全員同じ服。これはもはや手抜きに近い印象です。 それにしても、この作品で表現された『荒廃した地球』ってのはゴミの山で、すごくこれからの未来を予感させていて、空恐ろしくなります。人類が地球からいなくなって700年経過すると、再び地球は生命が存続できる環境に生まれ変わっていたってのは、とても強いメッセージ性を感じさせます。今現在、地球にとって最もゴミなのは他でもない人間だと言われているようです。 ブルーレイに特典として入っているショートムービーの『バーニー』がとても面白かったです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-06 13:07:26) |
《改行表示》150.《ネタバレ》 まず発想が凄い。「ロボット同士の恋愛をテーマに話を一本つくれ」と言われてゴミ回収ロボットと探査用ロボットのロマンスなんて普通思いつかない。私だったら外見は人間そっくりだけど内面は機械そのものの男女を主役に据えて、仲介役に本物の人間を用意する。この人間を通して、人間らしい感情を教わって…みたいな流れで話を展開する。この映画とは真逆といっていい。この映画のセンスがうらやましい。 そしてキャラクターの動かし方も凄い。ウォーリーが廃材の円盤を帽子に見立ててダンスしたり、ビーチパラソルロボットに盾やトランポリンの役割を演じさせて活躍させたりと、動作の一つ一つがアイディア満載で観ていて楽しい。日本製アニメーションで機械や動物を描くと、人間がそれらのコスプレをしているような見た目と言動、あるいは内面が人間そのもので人外である意味がないんじゃないか、というキャラクターが多い印象がある(個人の感想です)。対して海外のアニメーションは外見を人に似せるという安易な手段を取らず、機械は機械のまま、動物は動物のままでその特徴を生かして人間の共感を得られる動作を何とかさせられないか…という部分に尋常でない執念を燃やしているように見える。その成果だろうか、主演の二人にはセリフらしいセリフがほぼないにも関わらず、考えてることが手に取るように分かる。消火器の噴射の反動を利用した宇宙遊泳シーンや、防犯カメラの映像でイブがウォーリーの献身を知るシーンなんかは、どんなセリフを並べたってここまでの感動を観てる人間に伝えることができなかっただろう。この辺の表現力が凄まじいと感じる。 セリフがないからこそここまでウォーリーとイブに感情移入できたのかもしれない。セリフから二人の性格を読み取ることができないから外見と動作に注目する。製作された技術レベルが明らかに違う外見から住む世界の違う二人なんだろうなとか、役割の違い(ゴミを片付けて住む環境をよくする、単独で飛行して植物の痕跡を探す&危険を感じたらビームをぶっ放す)から内向的だけど心優しい男の子と活発で勝気な女の子の話なんだろうな、とか、二人のキャラクターを観てる人間がある程度肉付けする余地が与えられている。二人のキャラクター形成にこちらが積極的に肩入れしてしまっているから、もうこの二人を命を持った存在以外のものとしてみることができなくなる。台座に圧し潰されるウォーリーを見て「痛そう」だとか、パーツ交換後の姿を見て「まるで感情のない機械みたいになってしまった」なんて印象を機械に対して持つとは思わなかった。ボキャ貧で申し訳ないが、「凄い」としか言いようがない。 違和感があったのは人類の描かれ方。ウォーリーをただの機械ではなく「ウォーリー」と名前で呼んだカップルとか、回収された苗を見て「よく頑張ったなぁ」と声をかけた船長とか、体を自力で起こすことすら放棄するほど肉体的に退化してる割には精神が高潔すぎる印象を受けた。記録映像の政府要人っぽい人物はとんでもないロクデナシっぽかったのに。「人間の精神は退化しないと信じてるぜ!」なのか、「お前ら(現在または近い将来の人類)には何の期待もしてないが、未来の人類は目を覚ましてくれると信じてるぜ!」なのか、製作者がどう考えてるかでこのあたりの描写の意味が全く違ってくると思うけどどうなんだろう…。 【池田屋DIY】さん [DVD(吹替)] 9点(2017-07-01 10:38:29) (良:1票) |
149.《ネタバレ》 極力セリフを排除した作りで絵の動きだけで物語を表現するのはまさにアニメーションの醍醐味です。小さなお子様から大人まで万人が楽しめる作品でありながら、人類への警鐘も含みを持たせつつ。良くできた作品だと思います。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-05 16:53:41) |
《改行表示》148.《ネタバレ》 良く出来ているが終盤の人間登場は不要では。 「ディストピア極まれり」と言う作品になってしまうが、宇宙へ活路を見出した人間は既に死に絶え、 地球を探査しに来た地球とは別の星から来た生物との邂逅を描く展開ならもっと面白くなった様な。 または”インターステラー”で描かれた様な『遺伝子移住』を目的とした宇宙船がやってきて、 遺伝子を新たな人類に成長させる役目をウォーリーが負う・・・と言う展開だったら、 サイレントランニング顔負けのいじらしいエンディングになったかも などと考えている次第。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-06-05 13:11:52) |
《改行表示》147.《ネタバレ》 これは、ちょっと困った一品。 何せ観賞後の自分の感想はといえば「性別というものが存在しないロボット同士の愛を描いた映画」だったりしたのですよね。 で、そういう観点でレビューを書こうと思いつつ、念の為に情報収集してみたら、どうも映画のパンフレットではウォーリーが男の子でイヴが女の子と表記されているらしくて……もしも、それが公式設定だとしたら、ちょっと寂しいです。 「じゃあ結局は、人間の男の子と女の子の恋愛をロボットに置き換えてみただけじゃん」という気がしちゃいますからね。 一応、映画本編から受ける印象としても「イヴという名前の時点で、イメージ的には女性キャラなんだろう」ってのは分かる気がします。 でも、そこはやっぱり性別不詳だからこそ良いというか「性別なんて存在しないロボット同士でも愛情(あるいは友情)は生まれる」というメッセージ性を受け取った身としては、主役の二体を「男の子」「女の子」に分けるのは無粋じゃないかなぁ……と思った次第。 そんな具合に、出鼻を挫かれてしまったというか「自己の解釈と作り手の意図が大きく外れている可能性」を感じてしまい、何だか憂鬱な気分に襲われたので、以下は簡潔に良かった点を。 まず、特筆すべきは宇宙船アクシオム内の描写。 中々のディストピア感が漂っており「船内という閉じ込められた世界」ならではの息苦しさも伝わってきました。 移動も機械任せにして肥満しきった人類の姿は、滑稽であると同時に醜くも感じられ「これはもう人類はダメかも分からんね」なんて思わされたくらい。 それだけに、彼らが機械の支配を拒否して、自立して、地球に帰還する結末が心地良い。 作中でキーアイテムとなる「靴の中に生えた植物の小さな芽」が、エンディグにて巨木に成長しているというオチも良かったです。 名作映画、名作絵画などのオマージュ演出も、綺麗に決まっていたかと。 正直、前半は退屈で「こういう台詞が殆ど無い実験的な内容なら、二十分くらいのショートアニメの方が切れ味鋭く決まったんじゃないかなぁ」と思えたり、主役二人が可愛過ぎるというか、ちょっと仕草などが「あざとい」萌えキャラに思えてしまい、ノリ切れなかったりもしたのですが、難点と呼べそうなのは精々そのくらい。 観賞後は、誰かと手を繋ぎたくなるような……そんな映画でありました。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-05-02 08:54:33) |
146.過去の名作を思わせるシーンがいくつもあって面白く、なかなか見ごたえのあるSFだった。イヴも可愛らしいし。後半、ちょっとドタバタし過ぎな感じ。 【noji】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-03-12 06:46:30) |
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《改行表示》145.《ネタバレ》 「700年間独りぼっちだったロボットが恋をした」という「お涙ちょうだいぼっちラブロマンス」的な宣伝をされていた本映画ですが、その本質は古典的なハードSFのそれです。 汚染された地球からの脱出というのは「インターステラー」あたりと同じテーマですし、コンピュータが人間に反乱を起こすのは「2001年宇宙の旅」のそれ。 実際、オートと船長との闘い(笑)のシーンでかかるBGMはまさに「ツァラトゥストラはかく語り」であり、この映画の本質が古典的なSFである事を表しています(てかオマージュなわけですが) 一方、表面的なストーリーは、もはや映画というより一種の寓話。 何しろ主役たちが片言以上の会話を行わないわけですから、それだけでもかなり変わった映画です。 PIXAR作品の中でもかなり毛色の異なる作品であり、好き嫌いがわかれやすい作品かもしれません。 とはいえ、基本的にPIXARですから厳しいラストが訪れないのは自明で、映画中随所に出てくるスリリングなシーンも安心して見ていられるわけですが、それがプラスかというと微妙なところ。 「結局、最後はハッピーエンド」とわかっている映画の中でに存在するスリリングなシーンは、どうしても緊張感を欠いてしまいますから。 あと、世の中のありとあらゆる映画の中でも、観客がゴキブリに対し「あぶないよ!逃げて逃げて!」と思う映画はこれだけかもしれません。 そういう意味ではこれは大変貴重な映画だと言えます。 【あばれて万歳】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-27 18:37:31) (良:1票) |
《改行表示》144.《ネタバレ》 人類が見捨てた29世紀の地球で、700年もの間一人ぼっちで働き続けるゴミ処理ロボットのウォーリー。そんな彼の一番の夢は「いつか誰かと手をつなぐこと」。ある日、突然現れた真っ白でピカピカのロボット「イヴ」と出会い、初めての恋に落ちる。宝物を見せた途端に動かなくなったイヴ、そして何も言わず宇宙船に連れ去られるイヴ。彼女を救うため未知なる世界へ旅立つウォーリーの行く末と人類の未来とは・・ 書いちゃえば感動的で素晴らしい映画です。でもなぜか手放しで高得点がつけられない感じがありました。イイ線いってるんですけど、後半のドタバタコメディが残念でした。前半の渋いトーンで最後までいけば大好きな映画になりましたのでホント惜しい。しかしながら、ロボット同士が名前を呼び合うだけでウルウルさせるピクサーの手腕は素晴らしいとしかいいようがないです。一度は観ておかないと損な映画です! 他の方もおっしゃっているように、ウォーリーの日常やイヴとの生活をもっと観たいですね。(ちなみに、日本語版でも最低限しか吹き替えていませんので原語の雰囲気は損ねておらず、看板などが日本語になっているので非常に見やすいです!) 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-02 18:37:37) |
《改行表示》143.ピクサーはやっぱりすごい。 大人でも楽しめて子供も楽しめる映画。 深い。 |
142.SFもアニメも嫌いじゃないんですけど何故か印象の薄い映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-04 19:47:45) |
141.《ネタバレ》 「イーヴァ」。ウォーリーとイヴの胸キュンラブストーリーを中心にSFおなじみの「人間とロボット」を優しく描く。が、優しい中にも人類への警鐘ありでなかなか奥深く。「2001年宇宙の旅」へのオマージュもぷんぷんで良。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(吹替)] 9点(2014-08-03 23:38:15) |
140.今更ですけど、1歳の子供が見たいというので、一緒に観ました。1歳で、こんな映画、理解できるの?ウォーリーのロボットロボットしてる形も気に入るの?って思ったけど、結構、食い入るように観てました。ウォーリーには、なんか惹きつけられるかわいさがあり、意外と、幼児にも食いつきがよかったようです。でも観てるうちに、僕自身もロボット達の動きに、キュートさを感じ、ストーリーも、ドタバタあり、笑いあり、泣きありで、最後まで集中して観てしまいました。ウォーリーとイブのラブストーリー的なところもよかった。イブが停止し、それに驚き、健気に動かそうとするウォーリーがかわいすぎて、そして、イブを追いかけて、必死になるウォーリーに、ただただ感動。宇宙のダンスも洒落てるし、他のロボット達の滑稽な動きも楽しすぎ。セリフがほとんどないロボットを主人公にしてもこれだけの物語が表現できるって、すごいなー。<追記>その後、子供がはまりまして、ほぼ毎日、見たいと言って、何度も見るはめに。しかし、何度見ても、飽きずにこっちもついつい見入ってしまい、結局感動するって、なんなの?この映画。ウォーリーが両手を前でツンツンする仕草、一人の時は、誰とも手を繋げずに、これをやっていたんだなーって新たな発見もありました。イヴがウォーリーが手を繋ぎたかったんだと気づき、手を繋ぐとゆう行為に目覚めるとこがいい。そして、最後、繋いだ手を離さずにイヴの記憶を取り戻すってとこで、またまた感動だ。ちなみに、DVDの特典にはバーニーと言うロボットの番外編があります。彼は本編でウォーリーが宇宙ダンスの後、宇宙船に戻った時に外にいて閉め出されたロボットで、あの前後の彼だけのサイドストーリーがあり、本編のゴタゴタと連動した物語になっています。短いけどこれも結構おもしろかったです。 【なにわ君】さん [DVD(吹替)] 10点(2014-05-02 13:34:32) (良:2票) |
《改行表示》139.《ネタバレ》 無機質なウォーリーとイヴに感情移入してしまった。 もーハラハラドキドキだった。よくできている作品ですよ。 【たかしろ】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-04-11 18:23:25) |
《改行表示》138.《ネタバレ》 このころのCGアニメって複数の会社が同じ題材の映画を作ってましたよね。ピクサーが「ニモ」を作ればドリームワークスは「シャークテイル」を、「ウォーリー」を作れば「ロボッツ」を・・・ってなぐあい。パクリだなんだと非難する気はないですが、おかげでスタジオによってストーリーテリングやキャラ造形を比較することが出来て、なかなか面白かったです。 ドリームワークスは人間社会のパロディとして魚やロボットの世界を描いていました。対してピクサーは人間社会はちゃんと描きつつ、それに関わり合う魚やロボット、おもちゃ、虫の世界を描いてきました。個人的にはやはりピクサーの方が好みです。 キャラクター造形も、アニメートする上で今までのメソッドが通用しないデザインになっていて、創意工夫の跡が感じられます。ただ単に手足があって、目鼻口がついてる顔のような、型にはまったデザインは一つも出てこない!これは結講大変な手間ですよね。 そしてキャラクターの行動原理が終始一貫しています。それぞれのロボットは(悪役も含めて)、与えられた命令を忠実にこなすことしか考えていないのに、その行動の積み重ねが見事に絡み合いストーリーを物語っています。これは見事としかいいようがないです。汚染物質を見つけては消毒するだけのクリーナーロボットが、結果的にウォーリーの危機を救う場面は拍手喝采モノです。 ただ、登場するのがロボットが大半なせいか、絵やアニメーションが「リニア(直線的)」なものが多く、少々堅苦しい感じがするのが少し残念。そもそもそういう題材だから、仕方ない面もありますけどね。 【ゆうろう】さん [試写会(吹替)] 9点(2013-04-29 03:55:04) |
137.《ネタバレ》 こういう人類が滅びた世界でたった一人孤独に生きる主人公という設定は、個人的に手塚治虫の火の鳥を読んで以来大好き(どんな偏った趣味だ?!笑)だったので期待して観た。確かに、前半のウォーリーがゴキブリだけをたった一人の共に、独りぼっちでひたすらゴミを片付け続ける姿が切なくてキュンキュンしていたのだけど、宇宙船に乗り込んで人類が出てきた辺りから興醒め。自堕落ゆえに太ってしまった人間の描写がなんだかグロテスクだし、何よりウォーリーの孤独感が薄れてしまった。それでもイブとのラブストーリーは可愛かったので7点! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-03 13:05:19) |
136.このあたりからピクサーは時折外す作品が出てくるようになった印象。 【コダマ】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-25 00:44:08) |