厄介な男…からっぽな世界の生き方のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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厄介な男…からっぽな世界の生き方

[ヤッカイナオトコカラッポナセカイノイキカタ]
The Bothersome Man
(Den brysomme mannen)
2006年ノルウェー上映時間:94分
平均点:7.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
サスペンスファンタジー
新規登録(2009-06-05)【パブロン中毒】さん
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2.人は死ぬとどうなるか?匂いも味もない無い食べ物、酒はなんぼ飲んでも酔う事は無い、感情の無い人達ばかりのいる有って無いような、生きた人間には絶対に馴染む事の出来ない張りの無い生活。もしも死後の世界が有るとしたら、こうゆう事でしょう。この映画は死というものを真っすぐに考え見事な映像にしてくれました。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-25 01:02:38)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 なんといっても見どころは、淡々として色彩にとぼしいあっちの世界に突如として挿入されるグロシーンです。非日常は日常のあいだに提供されてこそ光るのであり、そのバランスが重要なのだとあらためて悟ります。こういう手法で、似たようなのは確か「スリープレス」というのを思い出す。 私たちは死んだらどうなるのでしょう。もしかすると、このボーダーサムマンの世界に行くのかもしれない。この世界観はとても説得力があります。また、ひょっとしてこの世界は自殺者だけが行くところなのかもしれない、という疑惑もあります。子供がいませんし。 誰もが自分の欲求だけを満たして満足して暮らしているこの街は、自殺者が行くところだとしてもおかしくない。そして、現世に絶望した人が来るところだから、誰も「再生」への希望を持っていないのです。たぶん。 けれど、アンドレアはそうそう絶望して自殺したわけではなくふとした気の迷いであったので、「生の音や匂い」を嗅ぎつけ、再生への道を辿るのです。ラスト近くのバスの貨物室シーンは、そのまんま「誕生」のプロセスであり(ヘソの尾を模したチューブさえある)、「誕生」は「苦痛」であると言っているのです。 そしてアンドレアはまた誰かの赤ん坊として生まれたのです。ということは、私たちは生まれた後はすっかり忘れているけれど、「快適安楽」を捨てても再生したいという自らの意思によって生まれてきたのだということになります。ならば、自殺などすることは、あの時の自分を裏切ることになりますね。…私たちが死んだ後はどうなるのでしょうか。この映画は人類共通の問いへの答えの一種ともいえる。 さてあなたや私があの世界に行ったならば、果たしてアンドレアのように〝戻ってくる〟気になるでしょうか。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-06-06 16:07:25)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7150.00%
8150.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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