9.《ネタバレ》 黒人ミュージシャン・グループの実話に基づいた熱くて切ない音楽ドラマ。人種差別が絡むそれぞれの波乱万丈の人生を描いていますがあまり入り込めませんでした。 【獅子-平常心】さん [地上波(字幕)] 5点(2013-09-01 23:30:40) |
8.《ネタバレ》 マディ・ウォーターズだのチャック・ベリーだのハウリン・ウルフだのという大御所が一登場人物としてひょこひょこ登場してくるので、それだけである種の緊張感が漂っている。肝心のブロディ演じる主人公は、経営の理念も見えなければ手法も描かれておらず、影が薄い気もするが、まあ仕方ないか。ただ、演奏シーンを格好良く撮っているのは好印象としても、音楽がどうだったこうだったというだけではなくて、それが社会や世相にどのような影響を与えたのかという点まで踏み込んでほしかった。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-14 01:31:54) |
7.民俗音楽の研究家が南部黒人農夫の唄を収録する。レコードとはもともと記録のことだったわけで、とりあえず記録する目的で収める。農夫はそのことで自分の唄が価値を持つことを知り、町に出てくる。「レコード」の歴史として正しいスタート地点。アメリカ黒人ポップス史の年表を繰っているような映画だ。適度に当時の黒人の扱われ方の描写を織り込み(警官には殴られる・レストランを借り切っても給仕してくれない)語っていく。もっと「人間」が描かれたら、と思うものの、そしたらたぶん音楽史を背景にした普通のドラマになってしまい、時代が発酵しているような気分を捉えられなかっただろう。年表を繰る楽しみに限定した。ウルフなど次々と現われてくる癖のある男たちもいいが、中盤で登場するエタのビヨンセに聞きほれた。前半のフツフツ発酵する濃すぎる時間で、こちらが自然にノビのある女声の歌を求めていたのが分かる。言葉の正確な定義を知らないので間違っているかもしれないが、男たちがブルースの路線で自分たちの音楽を広げていたのに対し、エタはゴスペルの晴れ晴れしさを行ったのか。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-12 09:43:57) |
6.アメリカ音楽大河ドラマってとこでしょうか。「ロックってブルースの一部なんだぜ」とか語りたい人向け。ボクはモチ、語りたい人なので楽しめました!!!!!!!!!!!! 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-15 19:43:37) |
5.《ネタバレ》 自分が物心付く前のアメリカ音楽シーンを見せてもらえるのは興味深かった。「サーフィンUSA」が盗作だったなんて初めて知りました。「ドリームガールズ」や「レイ」などと同じで、昇り調子の時は全能感を覚えるほど全てが上手く転がって行くようだけど、芸能世界の人気は下降線を描くもの。そのときに人間ドラマが始まるって感じでした。みなさん書いてますが、ビヨンセの歌唱力は流石でした。これ、いい映画だと思ったんだけど、レビューが少ないですね。周りに吹聴します。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-13 21:15:53) |
4.《ネタバレ》 お約束とはいえ、上り詰めた後は墜落。忘れて観ていても、リトルウォルターが警官に殴られるシーンで、スターになっても大金持ちになっても、まだまだ黒人にとっては不幸な時代だったという事に気付かされる。観客もロープで分けられてたんだなあ。後半になると若僧のローリングストーンズなんかも出てきて楽しかった。おお、チャックベリーってこんなポジションだったのか・・・。何気にウルフはシブかったな。殆ど絶えず音楽が流れているので、テンポが軽快で時間を忘れてしまった。結局自分は、こういうの好きなんだなあ~と再認識した映画。当時の空気もなんとなく解ったつもりになって良かった(知らんけど) 【masaov】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-26 03:05:55) |
3.《ネタバレ》 黒人と白人、そしてレーベル・オーナーとアーティストの関係が複雑に絡み合ったストーリーだが、チェスのような人物がいて黒人音楽がロックン・ロールやポップスへと発展し現在がある事は間違いない。M・ウォータースやハウリング・ウルフ、エタ・ジェイムス、L・ウォルター、C・ベリーが映画のような関係だったのかは不明だが、本当であれば音楽ファンとしては興味深い。個人的にはR・スチュワートでなじみがある「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」のビヨンセの歌唱に泣けた。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-20 00:12:09) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 「黒人」、「ブルース」、「ロック」と、個人的な好みにドンピシャな要素が詰め込まれていたので楽しめました。しかし映画として考えると、あまりにも平坦な話が続いたと思えました。実話ものなので物語としての起伏を作るのは難しいとはいえ、もう少しエンターテイメントに寄って欲しかったのが本音です。もっと登場人物に肉付けして、個々とのかかわりをじっくり見せて欲しかった。挿入歌が多いことが上映時間的にストーリー運びの妨げになってしまったのでしょうが。 あと終盤でエタ・ジェイムズがドラッグ中毒になる様が描かれるのですが、そこはもう少し現実味のある外見を見せて欲しかった。ビヨンセが演じているので仕方ないとはいえ、ツルツルの綺麗な肌を見せられて、「こんなに注射の痕が……」とか言われても、正直説得力はゼロです。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-27 21:29:14) |
《改行表示》1.ブルースが白人に受け入れられ、ロックが生まれたという歴史的な時代を描いてるわりに、実話ベースの音楽ものにありがちな平坦さにとどまっています。 マディ・ウォーターズをメインに、チェス・レコード周辺の話に絞りすぎたせいか広がりがなく、面白味も薄い。出てくるミュージシャンのスポットライトの当て方のバランスが悪く、マディ、ウォルターとビヨンセ演じるエタ以外はおまけみたい。ビヨンセの歌声は流石に迫力あるが、後半いいとこ持ってきすぎな感があります。 演奏シーンのほとんどがレコーディングスタジオというのも味気なく、ステージでもっと格好良く見せて欲しかったところ。フーチークーチーマンの演奏シーンは良かったです。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-09-09 00:50:03) |