《改行表示》19.《ネタバレ》 これって実話ベースであるなら、小説の方が感動できたかも。映像にするならドキュメンタリーで。 こんな風にすると感動の押し売りのような演出が鼻についてしまう。 一つ一つのエピソードは北朝鮮なら十分ありえると思えるが、それを寄せ集めてみました感が出すぎてて、ベタで古くてクサい。 ベタは結構好きで泣かせられることもあるのだけれど、これはちょっと無理だった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 4点(2017-11-30 22:12:39) |
【へまち】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-11-30 19:37:59) |
17.いや~ 覚悟をして観たのですが、ヘビーな内容でした..フィクションとは言え、ヘビーでした.. 似たようなことが、北では起きているんだろうな..と考えずにはいられません..とても不幸なことです..そして、平和ボケした日本人、特に若者たちに観てほしい..それだけの、説得力、価値、があります! 映画としては、冒頭の入り方が秀逸でしたね~ オーソドックスで、シンプルで、登場人物たちの暮らす環境、背景が、すーと入って来て 一目瞭然..その後の展開、演出も、なかなか見事!です.. たくさんの人に観てほしい..そう思わせる、映画です! 良作!! 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-04-08 15:09:58) |
16.《ネタバレ》 脱北者を描いた映画 すくいのないラスト 「火垂るの墓」と同じイメージの映画だ こういう映画を嫌いだというと非難されそうなそういう映画である 「火垂るの墓」も私は嫌いだ 北の過酷さはよく表現されていて怒りを感じる 主人公が図らずも脱北してしまったので国に残した家族を思うのはわかるが、あまりにも主人公が情けなさすぎる 泣いたり騒いだり、もしかしたら北の人たちをリアルに描いたのかもしれないがいまいち感情移入出来なかった 離れていて何も出来ない悔しさはわかるが、取り乱し方が半端じゃなく見苦しい 行動もいちいち考えが足らなくてイライラさせる ここまでくどく主人公の悲しみを描く必要があるのか? 幼なじみのミソンを自転車に乗せるシーンと、父親が電話を掛けて来て母親が死んでしまったことを謝るシーンは号泣必至 帰ってこない父親を非難するんじゃなく、逆に母親を死なせてしまったことであくまでも自分を責めるジュニがひたすら哀しい エンドロールに楽しかった北の暮らしが描かれていて、脱北だけが幸せじゃないのか、と考えさせられる 食べてしまった犬が元気なのもとにかく哀しい 【にょろぞう】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-02 17:09:45) |
15.この映画については、まず演出過多な部分、そして事実を正確に伝えているのか?疑問、それについて払拭されない限り高い点数は上げられないです。なぜなら、だれもそれを見ていないから。もし実際に作中のようなことがあるならば、なぜ、アメリカは?韓国は?諸外国は本気で、北の国民を開放する目的のもとで、攻勢をかけないのでしょうか?正直日本人としては、慰安婦も強制があったかなかったか?日本へ対する、過剰なまでの、嫌う態度、こういうものを見るにつけ、この作品にも演出的な要素が強いのではないかと思ってしまいます。それは置いておいても、北の国民自身に罪はない訳ですから、現状なんとかしてあげたい気持ちは皆が持つと思います。あとこの作品については、脱北という観点で見れば、その手法において、随分と「ぼやっとした」描き方をしていると思います。大使館へ駆け込むにしろ、モンゴルへ越境するにせよ、金の流れにせよ、主人公自身は脱北という意識のないまま、南へ渡ったように描かれています。この辺が、本当に描きたい、伝えたいのであれば、「ぼやっとした」描き方はせず、しっかり納得の形で伝えて欲しかったです。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-12-07 21:17:18) |
14.戦時中の日本のような雰囲気。こんな国がいまだにあるかと思うと非常にやるせない。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 22:03:58) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 きついパンチをくらった。最後はお父さんと一緒に息子に会えるようにと祈ってしまった。 北朝鮮の現実は本当に惨い。「サッカ」ーと「雨」と「天国」が本当に哀しく切ないモチーフとして描かれていて、後半は涙腺が開きっぱなしになってしまった。今現実にこのような事が日本の近くの国で起きているのが本当に信じられない。韓国映画の底力はあっぱれです。社会的問題をこれでもかと見ている者に訴える力作だと思います。 【カボキ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-24 11:30:14) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 物語としてよく出来ているかどうかは別として、北朝鮮の人々の暮らしぶりや脱北、そして収容所の様子が映し出されていて非常に興味深い作品でした。 日本の隣でこのような現実があることを多くの人に知ってもらいたいですね。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-04-27 23:44:42) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 徹底的にへこまされた。酷い生活を強いられ、支援が必要な人は世界中にごまんといる…。どうしていいか、なんといっていいか分からん。視界いっぱいに広がる雄大な景色がひたすらに美しかったのも印象的。 軍人とか強い立場にいる人が一般市民に暴力ふるうシーンとかほんとにムカムカする。人間がモンスターに食われるシーンとかだったら歓声あげちゃうんだけどね。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-16 12:18:10) |
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《改行表示》10.《ネタバレ》 なんというか、ここまで悲惨な現実がすぐそこの国で起きているとは、と思わされる。サッカー選手でさえ妻の病気のために、韓国でなら無料で配られるような薬を手に入れることすらできない。そのために命がけで(本当に命がけで)中国に行って薬を入手しようとするが、結局家族を助けることは出来ない。 しかしこれが北朝鮮の現実かと思うと悲しくなってくる。 雨が効果的に使われており、また風景等もとてもきれいで好印象だった。だからこそ、ラストの展開はなおさら悲しくさせられる。 【θ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 23:52:09) |
9.普通の映画なら山になるような場面が107分の中にこれでもかと詰め込まれていて、さすがに疲れた。北朝鮮の人々のことを考える機会をくれた点では良かったし、美しい映像にも目を見張るものがあるのだが、やはり全体を通して泣かせようとしすぎているのではないかと思う。まあ、北朝鮮の指導部に見せる前提ならこれくらい重いほうがいいのだろうが…。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-24 21:39:33) |
8.これが北朝鮮のリアルなら本当に怖い。多くの人に観てもらいたい作品です。 【映画】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-27 22:26:58) |
7.《ネタバレ》 描かれるかの地での生活は、元サッカー選手でさえ食べるために炭鉱夫として働かざるを得ず、床に伏す妻のための薬が流通していないばかりか買うお金さえなく、憲兵の監視に怯え収容所で倒れるまで働かされる恐怖と隣り合わせの生活というものです。主人公である炭鉱夫は、中国へ越境して食べ物と薬を手に戻ってくると妻と子に別れを告げ、再会までの道筋が描かれています。非常に特徴的なのが、作中でしばしば降る雨と、天国という言葉です。生き別れた父と子が(妻は死んでしまいます)相手を思うとき、場所を隔てていても同じ雨が降るところにいるのだという希望を持たせるような役割を果たしています。天国という言葉は、収容所で今にも倒れそうな女の子が、天国飢えも痛みもない天国に行きたい、と口にするシーンが際立っています。現実に対して何の希望も持ち得ないとき、死の先に天国という場所を思い浮かべて手を伸ばす姿は何よりも切実です。また、冒頭、中国と密貿易している隣人から渡された聖書の読まれた箇所は、アブラハムが息子イサクを殺す場面です。アブラハムは、息子をいけにえとして捧げよという神の仰せに従い刃を当てようとしたところ、神はひとり子さえ惜しまない彼の信仰の深さに感心し、子孫の繁栄を約束するというエピソードがあります。これををなぞるように炭鉱夫へ試練が降りかかりますが、家族との再会を希望に最善の選択をし中国を経由して韓国にたどり着きます。妻の悲報を耳にした時も、子との再会に望みを託して、神が自分を生かしているのは家族と合わせるためだ、と張り裂けそうな胸を押さえます。しかし炭鉱夫は家族を救うことはできません。試練と運命に従順だった彼に、神は報いなかったのか? この問いの答えは明確に表現されています。この遺体を埋葬した後、子の声が聞こえたかと思うと同時に雨が降ります。子はこの世の存在ではなくなりましたが、土に還り、天にのぼり雨を降らすというふうに。極めつけはラスト。父と子がサッカーをし、それを見守る妻、冒頭で捕らえられた隣人たちや、亡くなった少女たちが河原で休日を過ごす場面が映されます。飢えも痛みもない場所で再び家族で暮らしたいという願いを具現化した場所であり、天国に他ならないのです。そう、これは国を考える映画です。地球上にはあまたの国家がありますが、天国というところは、ひとつしかないのです。 【さめがい】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-11 13:07:53) |
6.これを観たら、北朝鮮をほっけなくなりますけど、日本にはどうしようもできないですね。トップが心を入れ替えるか(まあないとは思いますけど・・・)、北朝鮮国民が立ち上がって、現体制を倒すか、他国が軍事力を持って倒すか(話し合いで、体制が変わる事はありえない)。まあ中国も韓国も今のポジションがいいみたいですし、本気で金体制を倒そうとは思ってない。その中韓を差し置いて、他国(アメリカ以外いないですけど・・・)が軍隊を送る事なんてできない。だから北朝鮮国民が立ち上がるのが1番いいんですけどね。映画としては、救われようのなさ感がいいですね。これが過去の出来事じゃないのが、複雑です。 【Yoshi】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-10 00:34:03) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 家族が貧しいながらも、幸せに暮らしている絵から始まるが、食べ盛りの子供を気遣う母は栄養失調になり、それが元で結核になる。それを救おうと父は中国へ、でも本人の意思とは別の方向へ進んでしまう。本当に、家族が一緒に、笑って過ごしたいだけなのに。 今すぐそこの国で本当に起こっている事態だということが本当にショックでした。 でも、今まで「北朝鮮」という漠然としたイメージだったが、この映画は、そこに住む「人」をイメージさせるとても大きな力を持っていたと思う。 人がそこに住み、家族を思い、友達を思い、小さな幸せだけを願って生きているんですね。 当たり前のことだけど、なかなか今までわかっていなかったかもしれない。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-06-20 01:28:31) |
《改行表示》4.リアリティは素晴らしいんだけど、あんなに音楽や泣き演技で情に訴えなくても…。 描かれていることに十分説得力があるんだからもっと淡々と描けばよかったように思う。 【とと】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-06-02 00:20:29) |
3.今から60数年前、日本では天皇の威光を笠に着たエリートを自称する軍人集団は自分たちの体面を守るために国民を盾にしました。「硫黄島からの手紙」に描かれているように、国民を守るために体を張って玉砕した軍人もいないわけではありませんでしたが、「日本の一番長い日」に描かれた本土決戦の主張は国民を盾にすることに他ならず、空襲での市民の死と戦場での兵士の死のそれぞれに本作品のようなドラマがあったわけです。そして、ドラマが入り込む余地もなく広島・長崎の原爆投下で蒸発して消え去った何万人かの市民とドラマにするにはあまりに痛ましい原爆後遺症でなくなった数十万人・・・。でも、軍人の復員と海外からの引揚者によって起きた戦後の食糧難の時代、日本人には「これさえ我慢すれば・・・。」という希望があったと思います。一方、この作品を見る限り、今の北朝鮮は日本が60数年前に相次いで経験したことを一度に、しかも希望なしに経験しているようです。他国人を拉致するテロリスト国家」と北朝鮮を非難してみたところで、北朝鮮の国民が民主的な方法で拉致を合法化したわけじゃなし、食料などの人道支援をしても、軍人や官僚の私腹を肥やすだけかと思うとやりきれないです。作品中で主人公が韓国の薬局で北朝鮮の医者に処方された薬を買おうとし、店員が「結核の初期治療は全て無料だから本人が保健所に行けばこの薬も無料。」と言う場面があります。つまり、日本や韓国では伝染病の予防など、国民の生活を守ることが国家の存在意義なのですが、北朝鮮では国家とは国民を犠牲にしてでも体面を保ち、存続しなければならない怪物なのです。この作品は多くの脱北者の証言に基づくリアリティと家族愛のドラマで迫ってくるものがありますが、この内容が早く時代遅れになってほしい、現状が変わってほしい、こんなことが長く続くはずがないと思わずにはいられないのでそこそこの点数をつけます。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-30 03:39:49) (笑:1票) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 脱北者の体験談をもとに作られているんだそうで、細かい演出にはリアリティがある。脱北を失敗して捕えられる収容所の描写は製作者の怨念がこもっている。 悲しい出来事だらけなんだけど、それを感動的な音楽で扇情するのが気持ち悪い。同情を誘うかのような。不当に逮捕されたり飢え死にしていく北朝鮮の一般人の泣き顔を見たってさ、国民が拉致されている限り彼らに人道的支援はナンセンスとされてしまう。拉致被害者を返してもらうのが一番先なのは論理の問題であり、人間の感覚としてはまず、この映画で苦しんでるようなひとたちに当面のご飯を与えることではないか。 なにせ、彼らは飢えをしのぐために飼い犬に手をかける。もしかしたら死んだ人間も食ってるかもしれない。それって政治云々以前の問題じゃないの。 脱北からの逃亡劇は、まるでジムジャームッシュなみのロードムービー。 |
《改行表示》1.「胸が引き裂かれる想い」という言葉が映像化されているかのような実情は 絶句で言葉が失われるほどでした...。 政治や体制、何が悪い...など難しいことは一切語る事無く、 ただ一つの家族が純粋に愛し、想い合う絆が描かれています。 育つ環境で「生きる」というそのものが変わってしまう世界。 私が生きているこの場所とはあまりにも掛け離れ過ぎている哀しい現実。 だからこそ、見て、知っておかなければいけないのだと思わせてくれる作品でした。 とても深い部分で家族や愛情、生きるという事を感じられる意味のある映画です。 【sirou92】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-05-09 21:38:41) |