52.スキャナーズと言えば頭が爆発する映画ですが、その肝心の頭が爆発するシーンは序盤に1回あるのみです。それで頭が爆発する以外は何をやっているかというと超能力要素を交えたスパイアクションという趣です。それではわかりやすいエンターテインメントになっているかというとそうでもなく、音楽の使用も最低限に抑えられた良く言えば静謐で上品、悪く言えば地味で退屈な展開です。超能力者が現実の人種差別や科学による人間の能力の拡張のような暗喩になっているかというと別にそうでもなく、当時はなぜか超能力がフィクションで取り扱う題材として流行っていたので適当にスパイもので一本エンタメを作ってみようという程度しか創作のモチベーションが見えてきません。結局見終わった後に頭が爆発するシーンのインパクト以上のものが残らないのも無理はないかなという感じです。 |
51.頭爆発といえば、この映画じゃないでしょうか。序盤のこのシーンがピークでしたが、強烈に印象に残りました。 【ケンジ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-08 21:30:36) |
《改行表示》50.人間の範囲にとどまらない存在は 利用するか、滅ぼすか。 人間の範囲だって曖昧なのに、ずいぶんなことをするよな。 という点をとてもよく描けていて スキャナーは迫害されたり、(だから?)支配を試みたり 色々な存在があって、 それをスキャナーを使ってなんとか解決しようとする画。 自身が扱えない存在を扱おうとして わけもわからない死に方や負傷など 人間の自然に挑むような姿だなぁ。 小説 "ジェノサイド" を思い出しつつ。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-04-20 22:52:46) |
49.《ネタバレ》 設定は面白い。また役者の顔芸で音で上手く超能力は表現できてると思います。 【とむ】さん [インターネット(吹替)] 5点(2020-10-27 00:33:06) |
《改行表示》48.《ネタバレ》 マニアックながら、独特の感覚で描かれる映画はどれもその時代を代表する記憶につながっている、デヴィッド・クローネンバーグ。 このスキャナーズも、間違いなく1980年代を代表する映画と言える。 薬物によって特殊な能力を持つに至った兄弟を軸に展開するのだが、二人の血が繋がっていると判明するのは終盤も終盤。 サスペンスとしてもインパクトはあるし、もちろんクローネンバーグ一流の特殊メークも素晴らしい。 現実味のある恐怖を演出することに長けている、クローネンバーグ監督の代表作であり、後世に残すべき映画。 |
47.イマイチ盛り上がらないし突っ込みを入れたくなるシーンも少なくないが、何とか最後までダレずに見られた。敵役の演技が素晴らしいのと、終盤の真相が明らかになってからのシーンの迫力は加点要素。ホラー要素はほとんど無いが、超能力バトル物としては一見の価値があるか。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-04 02:15:13) |
《改行表示》46.《ネタバレ》 税務上の損金処理の関係で脚本が完成する前に撮影を開始し、かつ2か月以内に映画を完成させなければならないという無理なスケジュールで制作された作品のようで、その生い立ちに起因する粗さは随所に見られます。 人間ドラマはほぼ壊滅状態で、ベイルとルース博士の間の信頼関係や、ベイルとキムの恋愛関係など、本来は描こうとしたと思われる要素がほぼ死んでいます。ついに相まみえたレボックとベイルのやりとりは噴飯もので、レボック「俺はお前の兄だ」、ベイル「そんなもん知ったことか」で式次第通りに開始される超能力バトル。兄を殺さねばならないことの躊躇も、殺した後の後悔もなく「はい、勝った勝った」でアッサリと終わってしまうので、これでは兄弟設定を置いた意味がまるでありません。 ただしそれでも凄いと思うのが、博士が善の超能力者を刺客として鍛え上げて悪の超能力者軍団を追跡させるという、もはやマンガとしか思えない内容を至極真面目にダークに映像化できていることであり、私たちが知らないだけでこういう人たちが実在しているのではないかと観客に錯覚させるような雰囲気もあって、SF映画としては成功しています。『ザ・フライ』でも感じたのですが、生化学や生物学を専攻していたクローネンバーグはサイエンスとフィクションを繋ぐことに非常に長けた監督だと思います。 また、序盤の頭ボーンやラストの血管浮き出しバトルなど映画のキーとなるヴィジュアルを見事ものにできているし、その特徴的な見せ場を登場させるまでの仰々しい雰囲気や演出上の溜めも効いており、効果的なタイミングで物凄いものを見せるという映画監督としてもっとも重要な仕事ができていることには感心させられました。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-06-09 17:36:03) (良:2票) |
45.超能力対決。低予算っぽい作りだけど、格好良いSFでした。見た目ではなく、中身で勝負。脚本で勝負。そんなデヴィッド・クローネンバーグの精神性を感じた。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-01-27 19:31:29) |
44.《ネタバレ》 有名な頭爆発なシーンより自分は終盤での兄弟による戦いで顔の表面が変形していくシーンの方がすごいと思いました。頭爆発は単に模型を爆発させればそれでよいですが、顔面変形シーンは模型ではなさそうですし、CGとかもない時代にどうやったのかなぁって思いました。ただ、それ以外のシーンは少しちゃっちいですね。そんな爆発の仕方しないでしょっていう車の爆破シーンとかもあったりして。ストーリーについて全然触れてないレビューですが、これが観た後の感想です。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-09-01 12:39:27) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 当時はすごかったんだろうがさすがに古いか。念じるだけの超能力が今となっては地味でしょぼい。 なんだかんだで映画も進化しているだなと感じさせれれた。CGとか無い時代だから本当に壊したり、燃やしたり、撮影ものすごく大変だっただろうなと思ってしまう。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-05-01 18:23:02) |
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42.んん~~!と力むだけで相手を苦悶させる。超能力の画期的な表現だったんだろうと思います。せっかく能力者が複数登場するのですから、能力や戦いのシチュエーションにもっとバラエティがあればよかったですね。クライマックスの勝負はどちらかが爆発しそうな勢いでした。見ている方まで力が入りました。 【次郎丸三郎】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-23 12:45:34) |
41.《ネタバレ》 デヴィッド・クローネンバーグ初期の代表作らしいがそれほどらしくはない ホラーぽい表現も冒頭とラストだけそれほど多く無いがそれなりにグロでこの辺がクローネンバーグらしいかな 当時見たはずだが脳みそバーンのシーン以外思い出さなかった、思ったよりおとなしい普通のSFだった 設定とかそれなりに意外感もあり良く出来ていると思ったが、キャストに魅力がない 主人公は結構嫌な奴で、ヒロインもただの熟女 超能力戦もただ力押しでバリエーションがない 力押しの戦いの割に迫力に欠ける 当時インターネットの概念もさほど広まって無かったと思うが、スキャナーの能力を使って電話線からコンピューターに侵入するとかは新鮮だった しかしそれによって色々な物が爆発するのはちょっとなぁ いくら超能力でも物理性そのものが狂う表現はしらける 時代を考えると大友克洋のアキラが82年なのでそれなりに良く出来てるというべきか 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-17 19:22:27) (良:1票) |
40.低予算の割に、話を大きくしすぎていたように感じた。 【峠のわが家】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-12-31 18:34:21) |
39.当時はこれのものまね(?)がはやったもんだけど、実際衝撃だったな~。ストーリー的には普通のB級ホラーだけど、頭がぼかーんのシーンだけで強烈な印象。 【HAMEO】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-09 18:36:27) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 いや、今観たらどうだろう。普通かも知れない。ただ、普段あまりこの手の映画を観ないからいけちゃうんじゃないだろうか。 子供の頃観たとき、こんなに怖いのに面白い映画があるとは!とびっくりしたもの。異能者の内面表現が凄く真面目で、子供が観るとホントのことなんじゃない勝って思うくらいどきどきした。この頃の映画って、今観ると脚本とか雑で、ただでさえ特殊効果とか戦いの表現が紙芝居状態のものが多いけど、恐怖SF映画で脚本にこだわってさらに当時の特殊効果の癖を逆手に取ったあの戦い方!今観てもいけちゃうんじゃないかな~。と思う。がっかりするのが怖くて再見しないけど。 今の脚本、構成技術と特殊効果でリメイクしたら凄いところに行きそうな感じがするけど、スポット当たらなそうだし、安くやられて退化する可能性もあるし、難しい形をしたダイヤの原石って言う感じがする。でも、見たい。グチャグチャに複雑なプロットにして、アイアンサイドが出ていれば是非劇場で見たい感じがする。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-08-14 01:45:39) |
《改行表示》37.《ネタバレ》 久しぶりの鑑賞だが、この時点でクローネンバーグスタイルはほぼ確立している。 会議中の会話の中での状況説明なのでイマイチわかりにくいが、そんなのお構いなしとばかりに強引に進んでいく展開は無駄がなくていい。 この監督の作品、ほとんど1時間40分くらいで終わるから疲れない。 でも…ネタ的にちょっと古いかな? 意味不明のシーンの連続、真相がわかるのはラスト10分。今回は途中で眠くなってしまった。 リアルタイムで観た人にとっての思い出の映画かもしれない。 それにしても効果音は抜きにして、見せ場のバトルは役者の演技力が問われるシーンだと思う。。 マイケル・アイアンサイドはこの頃から存在感が強い。主役の男女が誰だったか全く記憶に残らないほどだ。 【クロエ】さん [レーザーディスク(字幕)] 5点(2009-03-02 00:39:35) |
《改行表示》36.《ネタバレ》 20年ほど前に渋谷の映画館でオールナイト(死語・・・)上映の際に鑑賞。 超能力を駆使する時に使われる甲高い効果音が満員の劇場に流れる度、冗談抜きで頭痛がした事も良い思い出。 頭部破壊シーンの迫力は勿論、最後のオチで全員思わずどよめき、その後は拍手喝采!! 何だか異様に盛り上りました。 マイケル・アイアンサイド、最高です。 観ている時は本当にこの人頭おかしいんじゃないか??と真剣に思っちゃいました。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-06-12 19:09:49) |
【k】さん [インターネット(字幕)] 7点(2006-01-24 22:35:52) |
《改行表示》34.やってることの意味はよく分からないが、とにかく凄い気迫を感じる映画だった。 様々な点において、なかなか結構なものを観させていただいたと思わせる映画だ。 【六本木ソルジャー】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-27 22:52:25) |
33.《ネタバレ》 主役がマイケル・アイアンサイドに食われまくり!『脳ミソボガーン』する人のイッちゃう時の顔が最高。 【カイル・枕クラン】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-07 00:34:53) |