150.《ネタバレ》 ブルースウェインの成長が見られる本作、シリーズの中では一番好きでした。そもそもが財力と優秀な取り巻きによって作り上げられたヒーローは、生い立ちこそ気の毒な孤児なんだけど根っからの大富豪で、志や義はあるもののどうしてもそのお坊ちゃんキャラが邪魔になってしまってました。バットマンにとって最強のパワーポイントである財力は、ブルースウェインというキャラクターにとっては最大の欠点になっていました、少なくとも私の場合。前作では数少ない理解者の中の一人レイチェルを失い、今作では命綱の財力を失い、レイチェルがらみで親代わりのアルフレットにも去られ、それはもうこれまでのバットマン、何だかんだ言ってもボンボンだろバットマンは身ぐるみを一枚ずつ剥がされていく事になるわけです。更に、自分との共通点を見たキャットウーマンからは一瞬、ミランダからはがっつりと裏切られたりで、自分の信じる正義と他者のそれとの違いを突き付けられます。前作での戦いの結果生まれたデント法にしても、(その内容は不明ですが)それが果たしてゴッサムシティを平和に導いたかというと全くそんな事はなく、とにかくブルースは身も心もボロボロなわけです。そしてあのラスト。もうそれまでの悶々、鬱々していたものを、一瞬にして全部まとめてくれました。これは歴史に残る感動のラストシーン、マイベストラストシーンに認定です。あ、アベンジャーズエンドゲームかなぁ・・・ 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 10点(2023-03-20 14:55:02) |
【TERU】さん [映画館(字幕)] 9点(2022-10-13 21:08:04) |
《改行表示》148.《ネタバレ》 三作目にして完結編な今作は、まあとにかくその「終わり方」でしかないかな、と思いますね。つまり、その意味で個人的にはこの上無く至上に適切・的確な三作目だったと思っています。三部作を通じてココに辿り着くべく組み立てられた精密なシナリオにせよ、細かい部分のテクニカルな伏線の張り方にせよ、どれも実に素晴らしかったと思いますし、重ねてソコがずば抜けて一番に重要だったという作品だとは確信しています。単品としても傑作だったかと。 他、特に言いたいコトも大して残っては居ないのですが、一つだけ言い加えるならこの三作目もまた役者の演技や雰囲気(=キャスティング)とゆーのはまたコレも優れた仕事だったと思いますね。キャットウーマンの妖艶さ・しなやかさ・強かさはどれも出色でしたし、ごく非常に賢明そうでありつつも決して裏が無いなんてコトもなさそーなコティヤールも実にハマってたかと思います。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ロード・オブ・ザ・リング』に並ぶ三大三部作(=確実に一日を楽しみ尽くすコトが出来る)なんて言っても好いかなと。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-01 23:28:37) |
147.前作が道徳倫理をテーマにしていたのに比べると多少政治色が強くなった印象。国家権力や警察組織が正当性を持てるのは民衆の支持があるからであって、それがなくなれば「革命」が起きる。その意味では「正義」は常に相対的である。中国の警察が「正義」なのか否かを考えてみればわかりやすい。本作ではある種の「正義」の行き過ぎから生じた過渡的状況が描かれてはいるものの、どうも市民軍よりは警察隊の方が「正義」として描かれている印象がある。これは革命やクーデターはあってはならないという制作サイドの意思の表れなのだろうか。結局は、カオス的な状況は力業でエイヤとキレイに片付けられてしまって、メデタシメデタシになってしまい、ちょっと拍子抜けな部分はあるが、前作よりはマシな終わり方だったし、娯楽作品としては悪くはない。尚、TV版で40~50分程度はカットされたものを視聴したので冗長さは感じなかった。 |
《改行表示》146.《ネタバレ》 あれだけの銃火器を持っていながらなんで親玉と徒手空拳で殴り合うのか...。そしてキャットウーマンは必要だったのか...アン・ハサウェイを見たかっただけじゃないのか...。 それでも今作でもバットポッドの横回転はめちゃカッコいい。アルフレッドの忠臣ぶりも健在だ。 ラストシーンが意味深。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-04 12:11:11) |
《改行表示》145.迫力の映像とともにゆったり観ていると置いていかれそうになる慌ただしい展開、 徹底した抑圧やまさかの裏切りからの一発逆転の解放感には浸れます。 ただ、創り過ぎのようなストーリーからはエンタメ感は十分も響くものが… 【ProPace】さん [インターネット(吹替)] 6点(2021-10-23 16:38:57) |
《改行表示》144.《ネタバレ》 つまらなくはないが、この内容で三時間弱はさすがに長い。 意外なラスボスという、どんでん返しにはびっくりしたが、 どうしても二作目の期待値で観てしまったので、全体的な物足りなさは否めない。 シリーズ通してのバットマンの目標であったと思われる「ゴッサムシティの真の救済」が叶ったのかどうか、 その点はモヤっとするが、比較的ハッピーエンドで終わったことは、まあ良かったと思う。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-24 10:29:27) (良:1票) |
143.《ネタバレ》 全編を通じて重い感じのバットマン。生身の人間として描かれているからか。確かにバットマンというタイトルよりはダークナイトというタイトルの方がしっくりくる。敵役がもう少し魅力的なら良かったのですが、少しパンチが弱いです。それでも、最後まで集中力切れずに観れるのは流石。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-20 00:23:04) |
《改行表示》142.前作は、深いテーマだったと思いますが、本作は薄っぺらいストーリですね・・・ まぁ、一連のシリーズが終わったことは良かったです。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-05-04 22:50:46) |
《改行表示》141.《ネタバレ》 前作と違い、魅力的なテーマがない 敵役もヒースレジャー演じるジョーカーと比べてしまうと見劣りしてしまう 今作のシナリオはちょっと無茶かなって思うところが多かったかと思います。 そもそも穴(監獄)は必要だったのか?ロープ垂れ下がってんだから ロープをつたって登れそうだけど 相変わらず、マシンがかっこいいです。 敵は・・・正直 意外性がなく、あっけないように思いました。 大好きなノーラン監督の作品 前作が良すぎたのもあり、期待しすぎたところがあるかもしれません。 160分もの上映時間がありますが、長くは感じません。 さすがノーラン監督! 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-08 20:09:17) |
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140.前作の完成度が高過ぎて、どうしても見劣りしてしまう。スケールは壮大なんだけど、悪役に魅力を感じないのは致命的。ただ、前作以上に窮地に追い込まれるストーリー展開は目が離せません! もし、ヒース・レジャー演じるジョーカーが相手だったら、今作どんな映画になっていただろう。そんなifを想像するとゾクゾクします! 【たけたん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-10-21 21:34:09) |
139.《ネタバレ》 長い。最後に生き残ってしまい、台無し。 【チェブ大王】さん [地上波(吹替)] 3点(2019-10-21 20:45:20) |
《改行表示》138.子供が喜びそうな映画ですね。 私はもうとっくに卒業しています。 【クロエ】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-10-17 21:25:23) |
《改行表示》137.《ネタバレ》 とにかく展開が早いこと早いこと。前作を思い出しつつ、振り落とされないようついて行くのに必死でした。そんな見方が楽しいのかどうかは微妙。まあ主役級がゴロゴロ出てくる豪華キャストなので、損した気分にはなりませんが。 バットマンをスーパーマンではなく、徹底して生身の人間として描いていることに好感が持てます。しかしもっと面白かったのは、終盤の展開。バットマンの復活劇はさておき、暴徒化した民衆を警察部隊が鎮圧するという図式は、今まさに香港がそうであるように現実ではよくありますが、フィクションのストーリーとしては珍しい気がします。この後の「ゴッサムシティ」は、平和が訪れるというより、軍や警察に強権的に支配される社会になるんじゃないかと、他人事ながら心配になります。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-08-14 01:58:08) (良:1票) |
《改行表示》136.7点か8点かで迷って、結局8点。 いかんな、ノーラン作品は甘めの点数になりがち。 今作の不満点は大まかに二つ。 第一に、作品内でのリアリティが薄れたことによる、物語への没入感の減退。影の同盟や核兵器はやや荒唐無稽な印象が強く、前作で推し進めたマイケルマン風の犯罪劇から物語が離陸したために、物語に上手く入っていけなかった。 第二に、参考にする映画作品を決めていないため、物語も作風もやや散漫になってしまった。ダークナイト以降のノーラン作品は参考にする映画作品を明確に定めて、それを意識した展開や作風にすることで、作品の質を高めていると私は考えているが、本作は参考とする映画作品は定めていないように思える。本作で制作者が決定的に意識した古典作品はディケンズの二都物語。だが、二都物語は有名作品ではあるものの、ディケンズの悪癖であるプロットの破綻や冗長な文章表現が指摘される作品でもある。つまり、本作においては、参考にする古典作品の選定を失敗したために、作品も散漫なものになったのではないかと私は見ている。 ただ、大いに評価できる点も二つ。 一つは、インセプションからの再登板キャストが多い。ノーラン監督の役者への愛着が感じられて好印象。ケイン御大、キリアン、トムハは常連決定だが、ぜひJGLやマリオン姐さんも、今後のノーラン作品への再登板を期待したいところ。 第二が、ラスト付近のバットマンとゴードンのやり取り。あの場面で涙した映画ファンは多かったのでは? バットマンはゴッサムのヒーローだが、バットマンにとってのヒーローはゴードンであった。これ、演じたクリスチャン・ベールとゲイリー・オールドマンとの関係にも当てはめることができるだろう(クリスチャン・ベールの尊敬する俳優は、ゲイリー・オールドマンである)。何より、我々映画ファンにも当てはめることが可能だろう。90年代からエキセントリックな演技で人々を魅了してきたゲイリーは、そこまで映画好きでない人にとっては物凄く怖い悪役の人でしかないだろうが、我々映画を愛する人間にとってはある種のヒーローだった。そういう意趣があの場面には込められており、ノーラン監督の意外な(?)熱い一面が垣間見ることができて、印象深かった。 【nakashi】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-21 22:42:07) |
135.《ネタバレ》 前作のダークナイトが良かったので、期待して見に行ったが、少し残念。バットマンが負けようが、どうでもいい。テンポも悪くないが、前作が良すぎた。アンハサウェイのキャットウーマンのセクシーさにプラス1点。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-09 16:22:44) |
《改行表示》134.《ネタバレ》 突っ込んだらキリがないほど、 なんかめちゃくちゃなんですわ。 けどおもろいんですわー んで最後に、 あーロビンぽいぽい。 ってなるんすわ。 【ゆにお】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-05-31 01:32:57) |
《改行表示》133.《ネタバレ》 映像に迫力があります。音楽も良い。見応えがあります。 アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンやベインのビジュアルが好きです。また、新しく登場する戦闘機がしびれます。バットマンシリーズは『メカ』や『武器』、とりわけ『乗り物』で楽しませてくれますね。 バットマンだってヒーローものにはちがいありません。圧倒的なパワーを見せてくれるパフォーマンスは、やはり興奮するものです。 ストーリーはどうでしょう。個人的には、はっきり言って面白くありません。なにしろ防戦一方。状況は悪くなるばかり。バットマンに頼れる味方が少ない。前作のような『チーム感』に欠ける。キャットウーマンには騙されるし。ベインにぼこぼこにされるし。アルフレッドは出て行くし。破産するし。この作品を見ると、前作までのバットマンをとりまく環境の暖かさがいかに大切だったかがよくわかります。 それに、この内容で160分というのはあまりにも長い。 前作では、そのエンターテイメント性の高さから、長さを全く感じませんでした。それは、面白かったのと同時に、映画を完成させるのに必要な尺の長さだったからだと思うのです。 今作の脚本で、本当にこの尺の長さは必要だったのでしょうか。 描きたいものを詰め込むだけなら、誰でもできると思うんですよね。無駄をけずり、必要なものを残し、限られた時間の中で見せようと試行錯誤された映画が好きですね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-09-30 14:54:16) (良:3票) |
《改行表示》132.ノーランのバットマンは気楽に見れないから苦手。 とにかく長いので疲れるし・・・。 凄い迫力あるアクションも見所ではあるのだが、そこにカタルシスはなく、ただ「おおー!」って言いながら茫然と見ている感じ。 ラストは完結編に相応しい見事な終わり方だった。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-09-07 21:05:33) (良:2票) |
《改行表示》131.《ネタバレ》 これ終盤までどうなるのっていう展開で最後までハラハラさせられた。また同時にバットマンを本気で応援していた。 ハイクオリティで三部作を作り上げたノーラン監督に敬意を示します。 【ラスウェル】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-07-23 01:42:10) (良:1票) |