《改行表示》25.《ネタバレ》 ハンソン議員を追及していくラニヨンのやり方は汚いものだが、その割りに大統領がラニヨンをはめた時も嬉しい気持ちは湧かず、ただただ「汚い」と思うだけだった。ハンソンが副大統領にふさわしいかどうかより、アメリカ政界のドロドロとした攻防が見所だ。最後は綺麗にまとめようとしているが、この映画は別にハッピーエンドじゃなくても良かった気がする。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-05 18:01:33) |
24.《ネタバレ》 ジョアン・アレンが演じる上院議員が最後まであの蓮舫とイメージが重なって弱りました(笑)。父親が元知事でいかにも裕福なWASP出身といった設定の女性に、観る方としてはどうやって感情移入したら良いか困ってしまいます。 対するゲイリー・オールドマンはまるで落武者みたいな髪型のすだれハゲの陰謀家と言うのもあまりに判りやすい人物像で、なんか底の浅い脚本ですよね。公聴会で何十年も前の学生時代のご乱交や選挙スタッフと略奪結婚したプライバシーをほじくり返すところなぞ、パロディではなく現実のアメリカ政界で起こり得る話しなのでゾッとします。まして彼女が共和党から民主党へ鞍替えしたことを「忠誠心」を持ち出して非難するに至っては、そんなこと言ったら日本の政治家さんたちはどうなるの?、と叫んでしまいたくなる無理振りですよ。 本作では、そういうアメリカの政治状況をアイロニカルに問題提起する視点がないので、なんかとても薄っぺらいお話しになってしまいました。何でこんなキャラが登場するのか意味不明のクリスチャン・スレーターもマイナス要因です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-21 18:24:07) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 えっとですね、キャストは結構渋いし、観る前はバリバリの社会派ドラマかと想像してましたけど、なんかちょっと違う。 18歳の頃のご乱交と独身時代の過去の既婚者との恋愛、またはその逆。こんなこと男だったら武勇伝、笑い話、自慢・・・そんなところで片づけられることなのに、女だとなんでこうなるんだ???それに中絶に関しても、とにかく子供は女ひとりではつくれませんから・・・事情はひとそれぞれあるわけでそれは考慮されるべきことだし・・・ 最初から最後までこんなことを思いながら観てました。全てがレインを副大統領にしないためのこじつけなんだけど、よく考えたら凄い低レベルなやりとりなわけで、政界を背景にすることか??それとも皮肉なのか??もしかしたらポイントはここなのかしら。 でもラストはジェフ・ブリッジスのなんだかわかりきったシラける演説で終わるし。レインの息子のお言葉、「大統領より副大統領のほうがいい、暗殺されないもん」こっちに軍配です。 もっとテーマ、焦点を押し出した濃い内容だとよかったです。 ゲイリー・オールドマンの髪型にひたすら哀愁と侘しさを感じていました。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-19 19:36:46) |
22.オチが途中で分かってしまいました。正直政治モノにはいつもあまり面白みを感じないです。ジョアン・アレンはカラー・オブ・ハートのイメージが強かったので、しばらく気がつきませんでした。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-11-18 07:33:06) |
21.クリントン後の民主党政権という設定が哀愁を誘う。硬派でリベラルな政治ドラマとしてはなかなか面白い。政界でのセックス・スキャンダルというエグいテーマを、実にスマートかつクールに見せる抑制の利いた演出と演技は好感が持てる。しかしこの脚本であれば、もっと観る者の胸にぐりぐりと迫ってくるような演出にすることもできたはずである。政治の世界のよりダーティでどろどろな面を見たかった気もするし、これくらいの方が実はリアルな気もする。この辺りで好みが別れそうである。あるいはこの抑制にこそメッセージを見出すべきなのかもしれない。いずれにしても永田町にはないこの華麗さとカッコよさはさすがと言うべきか。映画も政治も見た目は重要である。アップの多用は臨場感がありなかなかの迫力であったが、その割にゲイリー・オールドマンに気付くのに1時間くらいかかってしまった。あの髪の毛は抜いているのだろうか?テレビ出演でだまし討ちに会うシーンの演出がスリリングでよかった。 【わいえす】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-08-09 00:32:39) |
20.こういう視点の映画も新鮮でした。まだまだ男性の社会であることと同時に、そこで行き抜く女性をみました。 キャリアウーマン方々の見方を変えざる得ない作品ですかな。でも女性より、男性が見るべきですね。 |
19.アメリカ大統領選も近いので鑑賞しました、予算的には余りかかっていないですが、脚本がしっかりしているので飽きずに鑑賞できました。 【SAT】さん 6点(2004-07-21 23:55:11) |
18.大統領とラニヨンのお互いに押す人物を副大統領にするための駆け引きが面白かった。しかし,「お互いの我侭を通すために随分手の込んだことやるんだな~」って,見終わった後に思った。 【北狐】さん 7点(2004-01-13 11:16:01) |
17.ジョアン・アレンは妙なリアリティをかもし出してましたが。ただでさえ台詞の多くなりがちな法廷劇で、あまりにも台詞に依存しすぎて膨大なスクリプトだけが右の耳から入って来てそのまま左の耳から出て行ってしまい、何が言いたいんだか全然わからなくなってしまいました。ラジオドラマじゃないんだから、もうちょっと映像的に何かあっても良かったんじゃないかと思います。単調なシーンの連続で、カット割りにも工夫もへったくれもなく、「さあ眠れ」「どうだ眠れ」と説得に遭っているような脅迫めいたものを感じました。後で考えるとシナリオ自体は決して悪くないようにも思えるので、これは演出に問題があったのではないでしょうか。 【anemone】さん 5点(2003-12-29 12:20:07) |
16.若い頃乱交パーティしたのがたたかれたけど、別にいいんじゃないの?乱交どうこうじゃなくて、世の中の政治家がみんな童貞、処女で、嘘の一つもついた事の無い天使のような奴かっていうの!何か観ててむかついた。 【カズレー】さん 5点(2003-11-14 03:35:03) |
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15.ゲーリー・オールドマンはこの映画を観て怒ったらしい。「これじゃあ、完璧な悪役じゃないか!編集の仕方に問題があった。」って。でも結構おもしろいっすよ。大統領もすげえいい人ってわけじゃないし。ただ、女性層を意識したつくりになってる感じはしないでもない。 【ブン】さん 5点(2003-10-23 13:02:33) |
14.未熟な大人が沢山出て来るため、終始嫌な気分にされましたが・・・、最後、彼女の心の強さに救われました。全ての政治家が、彼女の10分の1でも考えることができれば・・・。人間味があれば良いんですけどね・・・。 【sirou92】さん 7点(2003-10-18 01:11:16) |
13.何に驚いたって、ゲイリー・オールドマンの老けっぷり。それにしても、アメリカの政治ものってのは、最後に正義の説教で終わるのが多いな。 【あろえりーな】さん 5点(2003-10-11 16:10:38) |
12.コラムニストの中野翠サンが、本作を見て怒り狂ったんだって。ふ~ん、何でだろ? このヒト、田中真紀子に対しても憎悪をむき出しにしてたし、アグネス・チャンとの確執も記憶に新しいところ。きっと、「男社会の中で”女”を主張しながらのし上がろうとするキャリアウーマン」が、同じ女性のくせに大嫌いなんだろうな。同様に、そんな女たちを恐れ嫌悪する世の男たちのメンタリティに近いんでしょう。で、この映画。ぼくは非常に好感をもって見ましたです。ひさびさに「本当の意味でカッコいい女性像」を見せてもらったという感じ。ジェフ・ブリッジスの大統領もわるくないしね。 【やましんの巻】さん 8点(2003-09-06 18:47:43) |
11.いかにもアメリカなんだけど半面こんなに毅然とした態度で堂々意見を言える政治家のいることがうらやましい。特にジョアンのような女性政治家(キレル、デキル、正々堂々)が日本にも出て欲しい。ジェフ・ブッリジズの大統領もよかった。 【キリコ】さん 7点(2003-03-06 17:47:37) |
10.すごく良くできた素晴らしい社会派映画だと思います。とにかく役者が揃っている!!ジェフブリッジスを始め、ジョアンアレン、サムエリオット、ゲーリーオールドマン。。地味ながら本当に味のある深み有る魅力をだしていました。個人的には最後の、大統領(ジェフ)とレイン(ジョアン)とサムエリオット(役名忘れた・・)が話し合うシーンと、大統領&レインの最後の、晩餐会の夜の会話。ただの堅い話だけでなく人間らしさも匂わせて、親近感が沸いてきました。賞がとれなかったのは残念! 【lisa】さん 9点(2002-10-30 23:21:27) |
9.大体の映画は面白いと思う自分ですが、これはあまり面白く感じませんでした。まず、ヒロインの信念が全く理解できない。副大統領の候補に挙げられるほどの人物だとしたら自分に身に覚えのない不利なことに関しては真っ向から主張して退けるくらいの力強さがないといけないと思うのだが、なんだか分らない信念を理由としてなぜ無口で通すのか分らんし、なによりも人間性が感じられなかった。少なくとも、なぜ言わないのかの信念はもっと話してほしかった。大統領の演説も今までの言動を考えると白々しくて感情移入できなかったし、結局何が言いたいのか分らないままだった。途中で事故の真相とスキャンダルがデマだと分るが、それがわかるまでは、一般企業の重役位だったらまだしも、男だろうが女だろうが、過去にこのような醜態をさらしておいたらとーぜん批判されるだろうし、男の候補者のほうを応援してました。 最後になって、「なぜ言わなかったの?話ひっぱってるだけじゃん。」という思いだけが残りました。このモヤモヤ感は「英雄の条件」と同じ思いです。 【アイーン】さん [映画館(字幕)] 4点(2002-07-22 00:01:12) |
8.いやまったく【mmm】さん、同感です。アメリカ人、お前ら何でも大統領に演説されないと理解できねーのかよ!(大統領だって、ただ「女」を利用してただけじゃん) どこが自由の国なんだよ、かなりファッショ入ってんじゃねーの? 事故が狂言だったっていうオチは何とか許せても、ラストは許せん。そこまでが本当に本当に本当に(「本当に」の三乗)いい映画だっただけに残念至極。こんないい映画をこんな滑稽な形で劇的にする必要がどこにある? お陰で政治、フェミニズム、信条等、全てのテーマが雲散霧消してしまったので、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2002-04-07 17:45:13) |
7.まぁ悪くはないのだが、何だか今一つという感も確かにある。だが割りと脚本がしっかりとしているせいか、観ていて安心できる話しの作りになっていてJ・アレン、G・オールドマン、J・ブリッジス、C・スレーターの演技も大変見応えがある。“結局アメリカ万歳みたいなラストが嫌”という意見も見かけるが、このような形で終わらせるのはあくまでアメリカで作られた映画なので、当たり前と言われれば当たり前であり、妥当な終わり方だと思った。ただ少し点数は高めに設定しました。それは今どき、こんな硬派な政治映画で勝負してきた新進気鋭の監督への期待を込めてということで。 【チャーリー】さん 8点(2002-01-08 17:15:11) |
6.わくわく感やドキドキ感はないものの、イライラしないで観られたのに最後の最後であの大統領のスピーチなないだろう。すごいあれで白けた。ハリウッド映画のいけないところは、正義感を語るところ。「よく言うよ」と頭に来る。一番印象に残るのは、「男性は遊んでても笑い話になるのに、女性だと淫乱だと片づけられる」というセリフ。まだまだ差別の根強さを感じるセリフだと思った。 【mmm】さん 6点(2002-01-06 01:06:10) |