《改行表示》48.「どういう事?」1度観て理解出来る頭は私にはありませんでした。 鑑賞後の解説読んで「そういう事ですか」無理筋が過ぎるようです。 楽しめなかったのが残念な作品です。 |
《改行表示》47.《ネタバレ》 タイムパラドクスものは好物であるにも関わらず未見でした。遅れ馳せながら鑑賞。 タイムパラドクスには大雑把に分けて二つのパターンがあると常々素人考えしている私。二つというのは、ひとつは過去を変えると未来が変わるパターン、もうひとつは過去を変えても新たに時間軸が分岐して並行世界が加わるというパターン。 しかしながら本作は、その二つのパターンのハイブリット的構造になっていて、二次元的に表現すれば劇中にも登場するように自らの尻尾に食いつく蛇のようなループ構造なのですね。それによって主要な登場人物が皆同一人物であることによる矛盾を解消しようという試み。いや逆かも。主要な登場人物が皆同一人物であることによって矛盾を解消しているのかも。原作がしっかりしているだけに流石の展開ですね。 ただ、そうは言ってもひとつの矛盾を解消しようとすれば新たな矛盾が生じてしまうもの。大きな疑問のひとつとして、輪廻することによって切り離された過去と新たな時間軸の接合点についてが今ひとつ理解出来ませんでした。そしてもうひとつ、同一の世界に住む他の存在と時間が共有されていること。勿論、個々人が時間を占有することは(多分)無いと思われ、時間を共有している他者が如何に「爪痕」を最小限に抑えようとも並行世界は同時多発的に増殖しかねないような?何より「爪痕」を抑えるのは何のためなのか?考えれば考える程、素人考えはループし続けてしまいます。 こんな風に悩み考えて何度も鑑賞出来る作品はそうそう多くはありません。納得は出来ずとも傑作であることには変わりなし。9点献上します。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-12-11 10:35:50) (良:1票) |
46.《ネタバレ》 もし本作が『フォレスト・ガンプ/一期一会』と同じ日本の配給会社だったら『プリディスティネーション/一人相撲』だったに違いない。 【目隠シスト】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-05-05 11:16:59) (良:2票)(笑:2票) |
45.面白い。けど後半ジャンプし過ぎて、ちょっとわからなくなる。タイムトラベルの名著、広瀬正の『マイナス・ゼロ』を思い出した。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-01-03 13:43:10) |
44.《ネタバレ》 とんでもない扉を開けてしまった気分。タイムパラドックスという鳥かごから無限に出られない一人の人間による無限ループな人生。名も無きバーテンダーは何のために生きているのか。少なくとも自分の為に生きている瞬間は無さそうだ。一人の爆弾魔を追うことだけを目的としている。天職というかそれしか出来ないと言っている。その行動が自分を生み出し、自分を滅ぼそうとしている事に気づいたのはいつなんだろう。殺したいほど憎んだ男が自分だったらと知った瞬間、過去の自分の顔を見た瞬間、そんな顔をしていたのか、とても綺麗だと思った瞬間。これだけがこの人生で幸せを感じることの出来た瞬間だったんだろうな。繰り返される無限ループの中で、毎回一回ずつくらい幸福な瞬間が増えていくのだろうか。何ともタフな宿命を背負わされたもんだ。何度か見返すべき作品として、とんでもない大作であることは間違いない。それでも当時は全く話題にならなかった。クリストファー・ノーランやリドリー・スコットだったら違ったんでしょう、宣伝効果が違うから。ちょうどその年のクリストファーはインタステラーだったか。そんな訳で陰に隠れた秀作になってしまったが、一度見たら見る側も無限ループの世界へ導かれてしまう。とんでもない作品でした。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-02 11:50:47) (良:3票) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 面白かった。 とても内容が濃くて2時間はあったように感じたけど、たった97分の作品でしたか。 鶏が先か、卵が先か、なんて考えても仕方ないことは理解してるけど、どこが始まりだったのか考えてしまいます。 もう1回最初から見て、色々と確認しようかとも思ったけど、それは蛇足かも知れませんね。 どう考えても無限にループするだけで、答えなんてあるはずないんだから。 【もとや】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-29 18:44:41) |
42.他のレビュアーほどはハマらなかったなー。未来に何が起こるか分かっていながら行動を変えることができない主人公の話ってそんなおもろくないよね。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-17 06:26:50) |
《改行表示》41.引き込まれます、そして引きずります、すごい映画としか言えませんね。 50年代にかかれた原作「輪廻の蛇」は60年代ー90年代の「未来」の話を描いているんですね、でも、これは完全にいまからみてすごくよくできていて、身震いしてしまいます難しいでも!面白い。 インセプションが好きな人にはこれ、はまるんじゃないでしょうか。クリストファー・ノーランならもっと大がかりな映画に仕上げていたのかもしれませんがこのこじんまり感もたまりません。脚本・監督・音楽などを手掛けた一卵性双生児の兄弟はとんでもない天才なんでしょうね。 あ、あと個人的にジョンが時々ディカプリオに見えます(^_^) 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-04-22 16:50:27) (良:2票) |
40.《ネタバレ》 シンプルに面白かったです。前半の得体の知れないジェーンの話も、サラ・スヌークの不気味な雰囲気が好いのと、お話自体が中々高度に奇妙奇天烈なもんだから(前半から)かなり引き込まれて観れましたすね。唐突にタイムトラベルの話になって以降は、トリックの切れ味を最大限に生かした勢いのある展開運びが見事でした。いくつものドンデン返しの連続も非常にゴージャスですし、それでいてラストでも「してやられた」感はそこそこ高度で、まずまず以上に痛快に観終われた、というか。普通にだいぶん出来の好いSFかと。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-07 23:45:45) (良:3票) |
《改行表示》39.《ネタバレ》 前半のジェーンの半生も魅せ方が上手い。 後半もちょっと難解だったけど面白かった。 よくこんな話を思いついたもんだ。 後半の少しずつネタばらしされていく過程はサスペンス的で引き込まれた。 ただ冒頭の顔の皮膚移植された場面はどうみてもデッドプールで もしかしてマーベル系かと思った。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 8点(2020-07-27 00:07:49) |
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《改行表示》38.《ネタバレ》 全く予備知識なし、あんまり得意じゃないSFと言う文字が解説にあったのでイーサン・ホークが主演じゃなかったら観てないと思う。 年代を整理するために2回観ました、だって頻繁にジャンプするんでそのうちワケがわからなくなってくるんです。 まずですね、バーでのジョンなんですが本人が告白するまでわからなかったです。なんか爬虫類っぽい顔してるなとは思ったんですが、疑いもしなかったわけでこれがこの作品の最も凄いとこだと思う次第です。 以降かなりネタバレです イーサン・ホークは爆発で負傷してあの顔になってバーテンダー 最初の爆発シーンで映しだされた「目」、ジェーンが登場した時に同じ「目」だと気付く ジェーンはジョンで爆弾処理してた?だからジョン=バーテンダーは確定 しかし同じ年代同じ場所、同時刻に存在するというのが個人的にはどうにも腑に落ちずモヤモヤ 他の方も仰るように、顔の手術のシーンを最初に持ってこないほうがよかったんじゃないかなとも思えます。 目が同じだと気付いた時点で同一人物だとわかっちゃったとこがなんか悔しいんですよね、もっと後になってから知りたかったです。 どこからが始まりなのかどこで終わりなのか、それとも終わりのない輪廻でしかも自分ひとりという。 しかし子供の誕生までそういうことにするのはキツイんじゃないですかね、いくら他人と極力関わるわけにはいかないとしてもですよ、ちょっと無理があるんじゃないかと感じます。この点はどうにか話を横へ持っていけなかったのかなあと。 でも観る前の予想を遥かに凌ぐ面白さだったことは確かです、タイムスリップする装置がバイオリンケースみたいなのがよかった。3回目も観てみるつもりです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-07 23:12:13) |
《改行表示》37.へえー、タイムトラベルものかあ…ぐらいの意識で見始めてしまって後悔。 疲れてるから気楽に観られる映画にしよっと……って思ったのに、途中でやめられない面白さはあるものの、思考を鍛えられてかえって疲れちゃう羽目に。 ということで、鑑賞前にこのレビューをご覧の方にご忠告。 絶好調の時に気合い入れて観るべき映画。 二度三度繰り返し観るのは構わないぜ!って方に最適。 面白くて頭こんがらがることを覚悟の上ご覧ください。 まあ、そういうのを楽しむ映画なんだろうね。私は残念ながらはまらず… |
《改行表示》36.《ネタバレ》 7.5点 前半パートのバーでの話の流れから過去の回想への展開の仕方が見事で引きつけられます。 後半パートのタイムトラベルと分かった瞬間、ある程度展開が読めてしまいますが、ここからの展開の仕方もこれまた見事で 一度、回想で見ているジョンパートは重要なところだけ押さえおざなりに、イーサンホーク視点での物語進行に切り替わります。 バーでのジョークや他愛もない会話中にもたくさんの伏線が張られており、 真相が明らかになった時に、全ての伏線が回収されていて、見事です。 なんといってもこれ!二人の演技力が素晴らしいです。(特にサラ・スヌーク) 唯一腑に落ちないこと・・・タイムトラベルをする際の場所の設定 観ている限り、飛んだ場所と出てきた場所が明らかにおかしい所もいくつか 極力影響を与えないように人がいない所 等になっている設計上、その辺の設定もしっかりしてほしかった。 結局全ての黒幕であるロバートソン視点で考えてもおもしろく、スピンオフを作ってもいいのではと思えるほど 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-10-05 00:30:58) |
《改行表示》35.《ネタバレ》 これも宣伝というかパッケージに騙される作品ですね~。 まさかそう来るか バーでの回想シーンで半分使いきってしまう構成は個人的には大ハマり。 物語にグイグイ引き込まれました。 にしても時間ってなんなんだろう~と暫く考えさせられるSF映画です。 【南雲しのぶ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-09-25 03:10:11) |
《改行表示》34.《ネタバレ》 *ネタばれしてます。未見の方は御注意。や、あまりに予測不可な話だったので、もっと説明がほしくて「えっこれで終わり?」とエンドロールを眺めながらうろたえた。でも録画していたのを幸いに何度か観返してみるとちゃんと全部言い尽くしているんですよね。伏線もすっかり回収してて謎を残さない。 ぐるぐると還って始まりも終わりもない物語を巧みに整理できている構成力は満点です。 ちょっと物足りないのは仕組みの説明に終始していてドラマとしての広がりが無いこと。タイム・パラドックス系の他作品に見られるような、他者(両親とか殺し屋とか)が関わってきてそこから事件スタート、という展開じゃないので「ああ、そういうことだったんだ」で感想が終わっちゃう。登場人物がほぼ一人の話なのでそれも仕方ないのですが。 あとねえ、個人的に腑に落ちないのが「自分」に恋するかなあ~というところ。子供まで作るかなあ。わが身に置き換えるとどうにもキモチ悪くてちょっとそこはノレなかったです。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-26 00:15:26) (良:2票)(笑:1票) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 もしかして、と想像しながら鑑賞しその通りの展開となっても、 それでも心が締め付けられる。 自分を愛し、自分を生み、自分を殺す。 終着点は分かっている。 しかし、自分を愛するのだ。 自分が自分を分かるだけに。 タイムパラドクスというのは、繊細だ。 ゆえに一つ一つの行動の意味が大きく、 その描き方がこの映画はとても素晴らしいと思った。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-01-04 23:36:46) |
32.《ネタバレ》 内容は複雑ですが見応えがありました。皆さんも語っていますがジョン・ジェーン役の女優は場面場面で男性に見えたり女性に見えたり、さすがです。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-12-23 10:15:02) |
31.《ネタバレ》 評価が高かったので鑑賞。SFとは思いませんでした。特にタイムマシーン物は字幕を追うだけでも大変でストーリーについて行くのが精一杯。奇想天外な展開にドキドキしたが、観賞後もいまいち理解できなない部分もあったりして。。。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-04-27 23:11:34) |
30.《ネタバレ》 いきなり序盤から面白い。こういうグイグイくる映画はいいね~~。前半のBARでの大波乱の半生を語る場面からの、後半はタイムトラベルものになるというちょっと意表をつく展開も面白い。いやー、イーサン・ホークのベテランのシブさが炸裂しててとても良いんだけど、それにもましてのジェーン役のサラ・スヌークですよ、圧巻の演技とはこのことをいうのではないか、と大げさなことを言いたくなるほど本作のサラ・スヌークはすごい! バーで話す男がまさかのジェーンとは!ほんとすごいよこの子は(ジョンのときはディカプリオにちょっと似てるね)。まぁタイムトラベル物のお決まりでやはりお話しが複雑になりがちだけど、比較的登場人物も少なめで話しが飲み込みやすいし、ストーリーも独特の深みがあって余韻が残るね。うん、なかなか良い映画でアリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-02-14 18:43:03) |
《改行表示》29.時間旅行ネタの合わせ技一本。よくもまあ、こういうこと考えるねえ、と感心しつつも・・・。 一人の人物が、物語の進行に伴い男性に見えたり女性に見えたりする、まるでだまし絵のような面白さがあるのですが、それだったらいっそ、時系列が入り乱れる中で、各場面そのものが物語の進行によって様々な意味を孕むような、映画自体がだまし絵の構成になってたら、さぞかし面白くなってただろうに、などと思ってしまいます。だけどなかなかそうはいかない。物語を複雑にしてしまった分、構成までも複雑にするわけにいかず、なるべくわかりやすく物語を提示しようとしてしまう制約。だもんで、段取りよく背景が解き明かされてゆき、多分そうなるだろう、ああやっぱりそうなるね、といった感じの繰り返し。意外な物語であるハズなのに、意外なほど、意外性が無いのです。 一本の映画に仕上げるにあたって、物語を「膨らませた」というより「引き延ばした」印象を受けてしまう、というのも、いただけません。冒頭、バーで二人が会話を交わす場面なども、物語の単なる助走部分に過ぎないような空疎な感じがしてしまって。 劇中何度も、タバコとその煙が登場するのが、危ういバランスの上に成立しているこの物語の不安を象徴しているようでもありますが・・・。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-11-26 08:49:44) |