エクスティンクション 地球奪還のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エクスティンクション 地球奪還

[エクスティンクション]
EXTINCTION
2018年上映時間:95分
平均点:7.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
アクションサスペンスSF配信もの
新規登録(2020-05-19)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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キャストマイケル・ペーニャ(男優)
リジー・キャプラン(女優)
宮島依里(日本語吹き替え版)
松山鷹志(日本語吹き替え版)
配給ネットフリックス
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2.《ネタバレ》 サルは見て、サルは真似る――。彼の名は、ピーター。何処にでも居るような平凡な電気技師だ。まだまだかわいい盛りの二人の娘とキャリア・ウーマンの妻とともにささやかながらも幸せな日々を過ごしている。でも、そんな彼にも最近一つだけ悩みの種があった。それは夜毎、謎の悪夢にうなされること。夢の中で彼は、突如として地球に侵略してきた凶悪な宇宙人によって目の前で家族を惨殺されてしまうのだ。とても夢とは思えない生々しさに満ちたそんな悪夢に、ピーターは日々神経を擦り減らしていた。だが、彼の悪夢は急に現実のものとなる――。何の前触れもなく大規模な攻撃を仕掛けてきた宇宙人によって、街は瞬く間に阿鼻叫喚の地獄絵図と化してしまうのだった。パニックへと陥りながらも、ピーターは家族を救うため、決死の覚悟で行動を起こすのだが……。宇宙人の突然の地球侵略によって、崩壊の危機へと陥ってしまったとある家族の恐怖を描いたSFスリラー。明らかに低予算で撮られただろう、B級感満載のそんな本作、さして期待せずに今回鑑賞してみました。地球規模の侵略の割にはずっととあるマンションの一室でのみストーリーが展開されるという前半部分に、僕は一昔前の某B級トホホ映画『ス〇イライン』を髣髴としてしまい、一気にテンションはダダ下がり。「あぁ、これは外したかもなぁ」と思いながらそのまま観続けたのですが、これが意外や意外、中盤から一気に盛り返し、クライマックスなんて普通に見入っちゃってる自分が居ました。うん、なかなかの掘り出しもんですよ、これ。特に物語の中盤で明かされる驚きの真相!アイデア自体はそんなに新しいものではないですが、観客に対するミスリードの仕方が抜群に巧く、僕は普通に騙されちゃいました。繰り返される悪夢やエイリアンの造形や武器などの謎にこれで全て納得がいくという巧みさ。他にも、燃え盛るビルの屋上からゴンドアで下るシーンだとか、唐突に襲い掛かってくるエイリアン等々、アクション・シーンの数々もどれもキレがあって大変グッド。破壊された街並みやエイリアンの腕から出るホログラフなど、そのブルーを基調とした映像にもけっこうセンスを感じました。主人公夫婦の〝内部〟の映像なんてスタイリッシュで素晴らしいの一言。いやー、なかなか技ありの一本でありました。あと、これはどうでもいいことなのですが、長女役を演じた女の子がブルゾンちえみとそっくりだったことも最後に記しておきたい。髪型もメイクも服装もそのまんまなので、そのうちwithBが出てくるんじゃないかと僕は勝手に一人でウケてました。ま、ホントどうでもいいんですけどね(笑)。
かたゆきさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-27 16:00:33)(良:1票)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 まず、95分という尺がSF映画としても、題材としても、適切であり小気味いい。ストーリーラインにおける起承転結が潔くシンプルに構築されているので、必要以上に期待することなく、また勘繰る間もなく、まるで短編のSF漫画やSF小説を堪能したような感覚を覚えた。 決して題材的に“新しい”映画ではなかったけれど、むしろクラシックスタイルなSF性は無論大好物だった。  映画ファンとしては、ハリウッド映画における名バイプレイヤーの一人であるマイケル・ペーニャが主演というところも嬉しいポイントだった。 陽気なラテン系アメリカ人を演じることが多いマイケル・ペーニャが、どこかナイーブで家族愛に溢れた父親役を演じているのはフレッシュだった。  その俳優本人に対するフレッシュさと同時に、主人公の妙な浮遊感と死んだような暗い瞳が序盤から印象的に映し出される。 最初それは、主人公役が珍しい俳優特有のぎこちなさのようにも見えていたが、無論そうではなく、映画世界の設定に起因した演出であり演技プランであった。 主演のマイケル・ペーニャは勿論、妻役のリジー・キャプランや、娘役の子役らも、適切な演技と絶妙な存在感を放っていたと思う。  繰り返しになってしまうが、余計な描写を極力挟まずに、95分という上演時間で簡潔に収めていることが、本作の最大の美点だろう。 ストーリー的にはもう少し映し出すことが可能なシーンはあったろうけれど、描きこみ過ぎていないことによるある種の“物足りなさ”が、鑑賞者に想像の余地を与えてくれ、逆説的な充足感を得られたのだと思う。  “エイリアン(侵略者)”の兵士を演じた若い俳優(イズラエル・ブルサード)の雰囲気も非常に良かったので、「逆視点」の続編を作っても面白いのではないかと思えた。  鑑賞後の感想として言ってしまえば、「SF」として非常にクラシックな題材であり、昔から同じような“ネタ”の映画や小説は溢れている。 ただ、序盤からの描き方が過剰に仰々しくなることなくシンプルに演出されているので、無闇に勘繰ることなく観られたことが、クライマックスの率直な驚きに繋がっている。 振り返ってみれば、家族の朝のルーティーンや、ホームパーティーのシーンで映し出されるべきものが意図的に存在していないなど、細やかな演出も光る。  Netflix映画として、同社の最近のメジャーな作品群と比較すると、もはや「小品」の部類ではあろうが、充分な娯楽性を堪能できるSF映画だった。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-19 21:55:45)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
72100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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