《改行表示》42.《ネタバレ》 『うわー、本当に見えていたのかー。』というのが率直な感想。 主観を『父親』にするか、『子供』にするかで、こんなにも映画のテイストって変わるものかと思いましたね。 もし父親主観であれば、『神の啓示を受けたダークヒーローもの』っぽくなったのかもしれません。 その場合、子供に殺されるシーンは悲劇として演出され、その後を継ぐアダムが最終的なダーク・ヒーローに。そして暗黒面に落ちた兄フェントンと最終決戦ですね。 ですが、フェントンを主人公に据え置いたことで、作品は完全なるホラー・サスペンスへ。 そりゃあ父親がいきなり『神』だ『使命』だ『悪魔』だと言い始めて、人を殺し始めたら、ホラー以外の何者でもありません。 よくできてるなー。 視点を変えることで、ジャンルも変わる。大変よくできています。 ただ設定にかなり曖昧ですっきりしない部分がありますね。 例えば、『自分の欲望のために人を殺したことがある』という人たちが悪魔としてリストアップされる。 それはいいのですが、まだ誰も殺していないフェントンまでもリストアップされるってのは、どうなんでしょ。 ラストの『神の手』の犯人は結局誰なのか。どちらがフェントンでアダムなのか。若干混乱した部分がありましたが、どうやらフェントンが『神の手』の犯人。アダムが『殺した』いや、『滅ぼした』のは、悪魔になったフェントンと母親殺しの刑事だけのようですね。 そのあたり、もう少しわかりやすくしてほしいものです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-31 03:53:04) |
41.《ネタバレ》 結構な数の映画を観ていると、意識下でへんに感が働いてしまうことがあります。どんな映画か全く知らずに観たのですが、FBI捜査官がただの捜査役ではなく、やらかしている側である、という感覚で最初から見てしまっていました。なので最後も「まあこんなもんかな」という印象。この時期の前後くらいで、二転三転のどんでん返し(数を競っているかのような。。。)ものがやたら連発してたことを思い出しました。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-10-11 12:12:08) |
40.ラストの怒涛のタネ明かし、これなかなか凄いです。中盤までの、「ああーこのイカレ親父を誰かなんとかしてくれよう~」という辟易感が一気に変換されました。伏線がやたら早くに張られていたんだと気づくのもまた楽しい。子供の辛さに我慢して付き合って最後までご覧ください。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-11 00:41:21) |
39.《ネタバレ》 かなり面白かった。物語中盤でFBI捜査官が母親殺しの犯人で、情報提供してきた男が「神の手」であることは予想出来たけど、低予算ながらアイデアで最後まで観る方の興味を引っ張り楽しめた。ビル・パクストン、なかなかやるじゃないですか。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-02-11 15:57:44) |
《改行表示》38.タイトルをすぐ忘れてしまうので何時かもう一度見たくなった時のために投稿。 大分前に見たのですがこれは面白かったですね。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-01-08 20:40:02) |
37.《ネタバレ》 回想形式で明らかになる衝撃の過去。父親がある日突然おかしくなって、悪魔狩りと称した殺人を始める。無垢な弟は父の言葉を信じ込んだが、兄は必死にもがく…。保安官の態度にイライラするくらい感情移入したし、面白い映画を観た!という満足感もある。どんでん返し系映画でもあり、ひっくり返されたところが2つある。1つ目はそれ系作品だと事前に知っていれば、最初の段階からかなり有力なオチの候補として浮かぶはず。それくらいありふれたものだと思う。そして2つ目。これはブラッド宅で頭をよぎったことで、勘の鋭い人はもっと早い段階で読めていたかもしれないが、大昔からの定番であるヒーローが悪を懲らしめるという図式の異常性を指摘された気がした。驚かせることが目的のどんでん返しとは異なり、単なる異常者の物語をもう少し深い話へ昇華させる意味合いがあった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-10-11 20:09:29) (良:1票) |
《改行表示》36.おもしろいアイデア作品。ホラーといっても特に目を覆いたくなるシーンはなく、ゾックとする怖さがチラホラ出てきます。どちらかといったらサスペンスのほうが近いかもしれません。序盤、中盤とこれからどうなるんだと集中して見れたけど終盤のあっけなさが残念。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-29 11:37:01) |
35.《ネタバレ》 パク先生、あなたが斧を振り回しても地下室に子供を監禁しても、全然怖くありません。せっかくあなたが監督をするのだったら、「監督でありながら冒頭15分でサイコキラー親父の犠牲になってあっさり退場」という偉業を是非なしとげてほしいところでした。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-04-02 12:51:19) |
34.演出も手がけたビル・パクストンが演じるとんでもない気違い親父の異常な行為には呆れ返って、とてもついていけないで傷ついた息子の辛くて悲しい気持ちの痛みを察します。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-11-16 00:37:50) |
33.《ネタバレ》 最後の最後で、こういう映画だったのか~と関心した。父は偉大です。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-09-24 10:47:04) |
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32.低予算でも面白いモノは作れるの典型。カメラワーク及び脚本が秀逸。またDVDの監督コメンタリーが面白い。本編7点、監督のコメンタリー付きで観て2点プラスです。 【SODOMOJO】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-13 17:34:31) |
31.完成度の高い丁寧な作り。ホラーとしてはイマイチ物足りない感は否めないがホラーとしてでなければ退屈することはない。割と淡々と話が進むためもう少し盛り上がりは欲しいと感じるものの、破たんのない展開はこの手の鑑賞後にありがちな、最後にがっかり、を回避してくれており安心して観れる。特に残るもののこそないがとても良くできている作品。 |
30.《ネタバレ》 スティーブン・キング絶賛!というのは頷ける。確かにキングが好きそうなキーワードがあちこちに散りばめられているからだ(「少年と父親」とか「神と悪魔の戦い」とか)。ただ、この映画のラストは本当にどんでん返しと言えるのだろうか?そもそも父親は最初っから「神の手として悪魔を滅ぼす」と明言しているのであり、それが「本当でした」というのは、某シャマラン映画に宇宙人が出てきたのと同じくらいストレートな展開。観客が父親のことを信じられないのは、物語がマシュー・マコノヒーの独白で進むからであり、そもそもマコノヒーのことを「信用できる語り手」と思っていない観客からすれば、怪しいのは彼の独白自体であり、ラストは容易に想像できるのだ。ただ、冒頭の身元確認の際、電話に出た保安官事務所の女性までグルというのは意外だった。それはちょっとアンフェアな気が…。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-16 08:59:02) |
【かさぶた】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-02-18 19:41:28) |
28.思い込みの激しいお父さんに息子たち大迷惑という亀田一家みたいな話。マコノヒーのこれまでの映画の優男振りがどんでん返しで効果を発揮している。 【はるこり】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-11-26 00:04:07) |
27.これは意外な掘り出し物でした。テンポが良く、常に先を知りたくなる展開の連続で、一気に最後まで見てしまいました。いかにもB級映画然としており、チープな感じはつきまといますが、見る人が見ればわかる面白さです。 【K】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-08-26 18:23:24) |
《改行表示》26.《ネタバレ》 そうか、そっち向きに落としたかぁ。あそこまでやられたら「本当に神はいるのかなぁ」と思わされたので、その分ラストは納得しやすかったですが。でもラストはバラ園の斧で終わりでいいですね。あそこで終わると思いましたし。 何回もひっくり返すところは「アイデンティティー」みたいな感じ。なんとなく「ユージュアルサスペクツ」と対をなすような映画かな。 映画とは関係ないですが、見てる途中でいきなり地震が起きてすごくビビった。最初の殺人の直前だったし。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-05 22:35:07) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 比較されがちなセブンなんぞよりよっぽど面白かった。 最後は拍子抜けしたけども、あれはあれで新鮮だった。 まさか狂ってなかったとは‥思わなかったので。 【彬彬】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-11 16:50:49) |
24.ビックリしました。ビル・パクストンというぱっとしない俳優の初監督作で、しかもサイコサスペンスという難しいジャンルに挑戦なんて誰が期待するんだって思いますが、これが大変な出来で本当に驚かされました。確かに脚本の出来が秀逸というアドバンテージもありますが、監督の采配が驚くほど的確であることも否定できません。何を見せて何を見せないべきかという判断が非常に的確だし、役者から良い縁起を引き出しているのも自身が俳優のビル・パクストンならではと言えます。この映画が独特なのはサイコキラーの父親を持った子供達の物語ということであり、狙われる被害者や犯人を追う刑事を主役としてきたこれまでのサイコサスペンスとは一線を画しているところにこれまでにはない面白さがありますが、こうした前代未聞の題材だけに従来のサスペンスとはアプローチが大きく異なります。「羊たちの沈黙」のレクター博士や「セブン」のジョン・ドゥなどはおおよそこの世のものとは思えぬ異常性を発揮して作品の要となりましたが、ここでのサイコキラーはただ異常なだけではいけないのです。愛する父親が殺人鬼となった時に子供達はどんな反応を示すのかがテーマだけに、異常性を発揮する前の親子関係がきっちり描けていないと題材は価値を失います。そこに来て監督ビル・パクストンはこの特殊な親子関係を違和感なく見せてくるのですから大したものです。同時に俳優ビル・パクストンは良い父親と狂気のサイコキラーを多重人格ではなく同一人物の中で見せるという難しい演技も成功させているし、まさかここまで才能のある人だとは思いませんでした。知られざる傑作とはこのことなんだなと思わせる魅力的な映画です。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-11-18 01:32:10) (良:1票) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 最近ではどんでん返しには飽き飽きしてしまったところがあって、これは比較的よくできていたとは思うけど、無いなら無いで別に良かったかな。愛していた父親がある日突然発狂して子供たちに殺人を強制する、というアイディアだけで充分面白い。中盤までを丁寧かつ叙情豊かに描けば、キングの代表作のような泣けるホラーとして記憶に残る味わいを出せただろう。少年時代の兄に感情移入して観ていただけに、もっとドラマ部分をみせて欲しかった。 それにしても、近年のサスペンスって、どんでん返し中毒ですよね。でもどんでん返しというのはいわば必殺パンチであって、フットワークやジャブを磨いて初めて効果的に生きる技。そこばかり拘っていると一発屋的な、二度以上の鑑賞に耐えない浅い作品になってしまう。だから本作もまずまず面白いんだけど、なんか微妙なんだよなあ。今一歩、心に残るものがない。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-22 15:16:25) |