35.《ネタバレ》 勝手に勘違いしていたのだが、観てみると実は非常に単純で分かり易い映画だと感じる(少なくとも難解だとか、難解さを纏って「格」を上げようとかいう映画ではない)。しかし、本能に突き動かされる人間というのは、理性に律された人間に比べて何と健康的で魅力的であることか。無表情なシーンも多いが黒沢あすかの表現力は中々見事(雨中の絶頂シーンはかなりの名場面)。ややオススメ。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-11-17 00:27:27) |
《改行表示》34.カラーだったら下品だし、かといってモノクロでは物足りない。 そのどちらでもない青いモノクロが、女の内なる性をエロティシズムあふれる美の世界へと解放させる。 ストーカーの顛末等、分かり辛い個所は少なくない。 それでも青い画面が閉塞感あふれる6月の東京に湿り気をもたらし、追い詰めるようにじんわり濡らしていく。 再び性に目覚めていく女が美しい、ただただ美しい。 【Cinecdocke】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-10-05 00:24:01) (良:1票) |
33.こういった話の内容ではなくて、感覚に訴えている系の映画は、理屈抜きでどう感じたかをそのまま点数にしたいと思います。黒沢あすかさんは綺麗だと思いました。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-07-03 11:57:33) |
32.《ネタバレ》 端的にいえば、欲求不満の人妻の目覚めていく話でいいのかな。撮り方によっちゃ単なるAVだけど、映像美含む諸々のおかげで、奥のある話にみえました。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-07 22:17:00) |
《改行表示》31.《ネタバレ》 青みがかったモノクロ映像が、独特の空気を醸し出す。 変態露出系のポルノ映画かと思えるような冒頭から、次第に純粋な人間愛、夫婦愛へと昇華されていく。 黒沢あすかが周囲の目を奪うようなフェロモンを放つイイ女になっていく変化がすごい。 手術しなかったのは共感できないが、抑圧から解放されて覚醒した女を見事に表現していた。 雨のイメージも、女が傘を捨ててすべてを晒す場面ではジメジメと鬱陶しいものではなくなっている。 ただ、シュールで幻想的なシーンなど、理解できないところが幾つかあった。 解釈しようとしてそこで引っかかってしまうので、スッキリしない。 こういう感覚に訴えるタイプの映画は苦手だが、イメージは妙に鮮明に頭に残る。 死んだような目で夫に従ってきた女と、生と死から目を背け続けてきた男。 その二人が、最後は生の輝きに包まれて交わっている姿が印象的。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-01-10 00:36:12) |
30.《ネタバレ》 好きな邦画の一本。満たされない夫婦が色々あって愛し合うようになる。そういう話、自分は大好きなんで。黒沢あすかが可愛い。雨の中で被写体になり、自分を解放していく奥さんを陰で見ている、旦那の姿が切なく、でもとても良いラブストーリーだよなぁと思ってしまう。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-05-17 08:01:54) |
《改行表示》29.どうして塚本晋也監督の選ぶ主演女優はブサイクばかりなのだろう。 それだけで不満が募ります。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2007-10-15 12:22:19) |
28.モノクロ画面、降り続く雨、熱演する黒沢あすかと雰囲気は良かったです。しかし、出てくる男達が神足裕司にしても塚本晋也にしても余りにも生々しくて、まるでこの作品を見ている自分の姿を映し出されているような感覚に襲われ、非常に嫌悪感を感じてしまいました。 【TM】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-06-30 12:56:42) |
27.《ネタバレ》 塚本晋也の良さがこの作品のなかに凝縮されている。相変わらずの白黒、だが少し青色を入れたのは梅雨の水のイメージだろうか。簡単に言えば3匹のカタツムリが殻を破り(自らを解放し)蛇になるというもの。やりがいのある仕事に就きながらも充足は得られず、自慰行為を繰り返す女。カタツムリであり続けようとする彼女では低く安定してしまった潔癖症の夫との愛を打破することはできない。ガン末期患者でありながら悪戯好きなカメラ小僧の塚本によって女は徐々に自分の底にあったものを解放する・・・。作中エロスの連続だが実際のエロス(?)は最後のみ。もちろんエロいが、女が激しく服を脱ぎ被写体となるあのシーンはただただ美しく切ない。不必要と思えるカットがないとは言えないが、とりあえずキャスティングと美意識と自意識は天才的。 【stroheim】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-15 15:24:09) |
《改行表示》26.《ネタバレ》 とりあえず、観終わった感想を2つ書こう。一つは、映画としての美しさ。画面を覆う雨、倫子の肌をつたう汗。薄暗い中にも浮き上がるほどの映像美。そして一つ一つがクッきりと耳に残る音響。セリフ、雨音、機械音。観始めた当初感じた不自然さは、いつしか消えていた。その映像の持つ力には、圧倒されるものがあった。しかしながらもう一つの感想は、私が彼の思想に合わなかったことだ。『女性の秘密の生活を覗き、過去を知った男は、彼女の奥底に隠れる蛇を見出す。そして、その美しき蛇を六月の雨の中に解き放つために、女性に次々と指令を出す。』このプロットがそもそも嫌いだ。確かに、道朗は倫子の美しさを崇拝し、憧れを持っているのかもしれない。しかし、彼女の幸せは性的開放であるという思い込み、また、それを指令という暴力的手段で実行していく様は、セクシストのそれと言わざるを得ない。雨の中、自分を開放した彼女は、降り続く雨と似つかわしくないほどの爽快な笑顔で食卓につく。「これが開放だ」と言わんばかりの演出だが、レイプAVにある、力ずくで押し倒して高速指マンで潮吹かせている状態とどう違うのであろう?女性はいけば幸せになるのか?何の問題も解決していないのではないか。 「大きなレンズとフラッシュが女性を気持ちよくする」と塚本は言う。カメラは、開放のツールであり、それが見えない心の奥底を浮かび上がらせる。しかし、人間の本質は性なのか?そんなに単純なものなのだろうか。私は、性は生きる上で重要な要素の一つであるが、それだけではないと確信している。この映画の判断は、ソフト系レイプAVを観て「気持ち良いんだからいいじゃないか」と思うか、「それは違うだろ」と思うかに尽きる。私は、後者だ。 【fero】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-31 12:47:45) |
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24.貞淑な若妻、歳の離れた夫、ストーカー、脅迫、羞恥プレイ、肉体に服従する精神、性の開放による生の輝き…。これ、話だけだと何の捻りも無い人妻モノの三文ポルノです。「チャタレイ夫人の恋人」を引き合いに出すまでもなく、官能小説、アダルト・ビデオ、エロマンガ等と、あらゆる下半身媒体で使い古されてるモチーフばかり。SMクラブ風観念シーンや「蛇」にしても、ハード・ボンデージや触手モノからのイメージの流用に過ぎない。従って、性産業にどっぷりと浸かってる国で暮らす私には(浸かってるのはお前だけだってか?)、本作の描写に新味はありませんでした、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-05 00:08:22) |
《改行表示》23.黒沢あすかがどんどんいい女に見えていくし、エロさも十分感じられる。 しかし青い映像がなんとなく「ごまかし」っぽく見えてしまった。 いかにも「アートとして創ってます」という点がサブカル感やマイナー感を増幅させてしまってるというか。 しなくてもいい損をしていると思う。 もっと正攻法で撮ればいいのに。 【カタログ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2005-05-17 12:32:45) |
22.つまらね~。どうして、りん子は禿げ親父と結婚したのだろう、そして夫の発言を大事にして手術をやめるほど愛しているのだろうか。それほどの魅力が禿げ親父には見当たらないし、黒沢あすかもめがね掛けたりして野暮ったくしているけれど、それでも禿げ親父以外にも男が声をかけてきそうな魅力がある。ストーリーに説得性無し。いっそのこともっと不細工な女優なら真実味があったけど、それじゃあ雨のシーンが全く綺麗じゃなくなっちゃうから駄目なんでしょうね。そもそも、ストーリーなんか重視してないんでしょうね。水槽で溺れるシーンもわからないし、蛇チンコは鉄男のノリで内輪受けって感じだし、黒沢あすかの裸を綺麗に見せるための映画でしょうか、女性には共感できる部分もあるようですが、男性にはわかりません。電動コケシいれて落とさないであんなに歩けたり、雨のシーンのように身体をくねったりできるるものなのでしょうか、これも男性にはわかりません。 【ダルコダヒルコ】さん [ビデオ(吹替)] 2点(2005-05-09 02:15:49) |
21.雨の中りん子が服を脱いでいくシーンとか、最後の抱き合うシーンとか、りん子の二重人格性とかも「これは!」と、思うシーンが数々ありましたが、見るんじゃなかったと思いました。見て不快になったとかではなく、自分にとっては、きっとすぐに忘れていくであろう作品だと思うので。ただ『鉄男』がとても見たくなりました。最後に黒沢あすかさん結婚おめでとうございます。 【さら】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-04-12 13:52:44) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 蛇なので:辰巳。貞淑:りん子。巨漢:重彦。ずっと雨。路上で悪サし始め、ねっち り脅す:飴口道郎。この役名はわざとなんですかねぇ。 三人三様の体熱と愚かさを結合させた触れ合えない3Pの凄いこと哀しいこと。ひのとさんがおっしゃる「フェミニズム」を、やましんさんのおっしゃる「寓話」のなかにぎゅっとねじ込んで正面から投げかけてきます。あぁ凄。 <以下、ネタバレと本音:現実的なワタシはやっぱり・・>一見オンナを大切に扱ってくれてるようでそうでもない感じを受けてしまいました。ストーカー半容認の臭いもなんか嫌。それに何より彼女の命の洗濯、のあとの生命の選択はやっぱり古い!蛇じゃなくてハムスターのままじゃないの?と悔しいわ。自分だったら、上も下も一旦切って(!)出直しますっ(爆沈)・・でも若い女性なら彼女のキモチはいくらかわかるでしょうね。昭和中後期に若い自分がコレを観たらきっと共感できたろうとは思いました。 りく&あんさんったらぁ、↓激しすぎる? いや、私もそう思いました。私も見聞きしたことないのでお役に立てませんけど・・・。もしもこんなだったら、ラストシーンのあとにきっと「りん子ちゃん、がっかりの図」が来るはずや、、と思いながら観てました。芸術作品を見る資格はありませんスミマセン。都会の渇いたカップルにオススメ、、かも。でもやっぱり過激。ついていけませんでしたっ。 【かーすけ】さん 7点(2005-01-21 17:20:55) (良:1票) |
19.最後の写真の、りん子の何かから解き放たれたような表情が印象的です。雨の映像も美しい。ラストで抱き合う二人のシーンでは涙が溢れました。でもあの激しい自慰シーンは..あれ、激しすぎないですか?まあ、実際に見たこと無いんでなんとも言えませんが..。レンタルビデオ鑑賞だったんですが、思わずボリュームを絞りました。オヤジたちが被らされてたあの覗き窓付きマスク、あれ面白い。どこ見てるのか一目瞭然で、その滑稽な様はまるでボリュームを下げてもしっかりと見ている自分を見ているようで..ハハハハッ..(ひきつり笑い)。 【R&A】さん 7点(2004-11-15 12:03:37) (笑:2票) |
18.適度にわかりずらく、適度にエロい。2度見て、黒沢あすかがやっと美人に見えた。 【michell】さん 5点(2004-10-08 22:05:15) |
【ヒロヒロ】さん 9点(2004-09-06 01:20:55) |
《改行表示》16.すんごいの観ちゃったー。旦那さんインパクトリー。 【おでんの卵】さん 9点(2004-09-02 05:01:32) |