《改行表示》264.《ネタバレ》 「韓流の原点」というのは、祖国統一が彼ら朝鮮民族の悲願、ということも含まれているのだろうか。ラストシーンで北の痛ましい現状が語られるシーンは、非常に重たいが彼ら工作員の動機を語る上では有効だったと思う。 照明の熱でカウントダウンが始まる仕掛けも(ちょっと雑だけど)面白かったし、手に汗握った。ずるいのは、彼女を撃った後で留守電を聞くシーン。切なかったなあ。 祖国統一と恋愛をうまく絡めた、公開当時としては珠玉の作品であったことは間違いないと思う。 |
《改行表示》263.《ネタバレ》 25年前の映画ですか。 当時はこの様なバリバリの銃撃戦が繰り広げられる映画は日本含めアジア系では少なかった筈。 冒頭の無茶苦茶な北朝鮮特殊工作員の訓練風景等、当時の観客には新鮮に映ったのでしょう。 今回が初鑑賞でしたが、謳い文句の「韓流の原点して頂点」に100%賛同するのは難しいですね。 それにしても冒頭の無茶苦茶な訓練、あんなので生き残れる人はこの世には居ないと思いますよ。 【たくわん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-10-01 16:58:35) |
《改行表示》262.《ネタバレ》 ロミオは家同志の対立だが本作は国家同士の対立。 恋人が実は敵国のスパイだったということに気づかない諜報員もどうかと思うが、異民族ならまだしも同じ言葉を話し顔つきも変わらない同胞が殺し合わなければならないという現実の状況を題材にしたところに詩が生まれた。 主役はジュンオンなのかミョンホンなのか。 ジュンオンは筋を追いかける対役で、 ミョンホンが真の主役。 スパイとしての使命を全うするか、愛に生きるか。 ジュンウオンが最後にためらいなく撃ったのが冷厳な現実を反映していてよい。 後に残る留守番電話。 来ないで、といいつつ会いたい、という言葉に彼女の葛藤、主題が現れる。 アクションが激しかったり、いいときに助けが来たり、諜報部に民間の熱帯魚が入ってきたり、いろいろおかしいが本筋のところはいい内容だった。 さらに言えば、本作が韓国でタイタニックをこえる大ヒットとなったことに、アクションも貢献したろうが、祖国統一万歳、という本当の意味のところで人々がどう思ったのだろうか。 ちょうど南北会談が大々的に報道されていたのでいろいろ思うことはありますがまた別の機会で。 PS エンディングに流れる曲がすばらしい。 【pige】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-01-12 22:20:28) |
261.《ネタバレ》 封切り時は、話題にもなっていたし、活劇中心に面白かった。今、見るとどうかなあ。韓国への感情。南北問題。設定の問題。時間とともに評価が変わる作品。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-25 21:49:51) |
260.《ネタバレ》 公開当時、相当話題になりましたよね。韓国映画もちょこちょことDVDで観るようになって、じゃあ話題作ってことで借りてみました。禁断の恋というのは何となく伝わるのですがいかんせんそれ以外が。。。あの銃撃戦、走って逃げながら振り向いてあんな感じで撃って当たるもんでしょうか。。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 4点(2017-03-12 08:35:24) |
《改行表示》259.《ネタバレ》 私にとってはこの映画が韓国映画の第1作だと思います。 内容的には、南北朝鮮の武力統一を企てる北特殊部隊と戦う南情報局といったところ。ここに悲恋の物語が絡みます。そしてお魚さん。 目をみはる銃撃戦と、情念溢れる人間模様。素晴らしい脚本と演者によって当時の韓国での社会現象を巻き起こすまでの大ヒットを飛ばした映画です。 何度観てもまた観たくなる^ ^ えーっ、ファン・ジョンミンででたのー! 【JF】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-08-28 22:01:42) |
《改行表示》258.《ネタバレ》 テーマやアイデア、ストーリー性と人物相関がすごい良かっただけに、演出の雑さは結構残念。 イ・ジュンウォンとその同僚、イ・バンヒとその上司(隊長?)、その4人を初めとして、中心人物たちの存在感が半端じゃないです。 また、自爆する女性工作員など、妙に生々しく容赦のない映像は、まさにアジア映画の特色のように感じます。これはハリウッド映画ではなかなか感じることができない感覚です。。それでいて、甘酸っぱくぬるめの、ともすれば蛇足になりそうなラブストーリーを絡ませる、日常と非日常の融合のさせ方が凄いです。この衝撃を伴うギャップが、多くの人がこの作品に魅了されるひとつの要因かもしれませんね。 ですが、血生臭いアクションパート、ドラマパート、ひとつひとつの出来はそれほどまでに高いレベルに達しているとは思えません。特にドラマパートの作りこみ、人物描写は甘いと思います。 そしてアクションパートにいたっては、中盤、映画館での攻防がかなり雑にまとめられています。人質を取ってからいつの間にかシーンが切り替わって、包囲網を潜り抜けたことになっています。いったいどうやったの?イ・バンヒがいつの間にか電車に乗って帰路についているのは最早笑います。親友が死んじゃうシーンも、本当は感動的なシーンのはずなのに、『見せかた』が足りないのか、いまいち泣けません。 その一方で、イ・バンヒを撃っちゃうシーン、崩れ落ちるシーン、留守録を聞くシーンなんかは、ぐっとくるものがあります。 冒頭の訓練シーンの映像と、本編の映像との落差も問題かもしれないですね。実際後半一番ドキドキしたのは、研究所内でCTXの説明聞きながら、実際にCTXを火にかけて光を当てているシーンだったりします。『爆発しちゃうんじゃないの?』って、気が気じゃなかったです。そう言えば、あれだけ機密事項とか言っていたのに、気軽に普通の理科室みたいなところでアルコールランプ使って実験していたのはいったい・・? 最後に、本編とは全然関係ないんですけど、『東洋人の顔は皆同じに見える』と言う西欧の方々の気持ちが、この作品観るとわかっちゃう自分が悲しい。 【たきたて】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-05-01 05:33:56) (良:1票) |
257.当時に一回しか観てませんが、素直に面白かった印象。確かに韓国アクション映画はハリウッド映画の様な雰囲気が多々有りますが、でもそれは日本には真似できないだろうから、アジアの映画で当時ここまでのガンアクションを観せられて新鮮で驚いたもんだ。韓国には軍が有るし、アクションやサスペンスにはうってつけの問題も有るから、銃が出る脚本に深みが出ますよね。あと国が映画に予算を出してる事もあり、スポンサーのしがらみだらけの日本『エンタメ』映画には太刀打ちできない所がある気がする。日本アクション映画よ、飛び道具は無理があるから得意の接近戦で頑張れ! 【movie海馬】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-10-10 00:26:45) (笑:1票) |
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《改行表示》255.《ネタバレ》 朝鮮統一をめぐる北と南のバトルに両国諜報員同士の悲恋がからむ。 大勢での包囲にも関わらず北の諜報員を何度も簡単に逃がしているように見える。 北の諜報員が凄いというより、南がマヌケっぽく感じられるほど。 スケールは大きいけどドンパチが冗長で緊迫感に欠け、人間ドラマが単調になっているような気が。 ストーリーやテーマは『JSA』のほうが面白い。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-20 21:11:04) (良:1票) |
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254.韓流コーナーがレンタル屋さんで結構な幅をとっている今観直したらずいぶん垢抜けないんだろうな。俳優陣がイケメンとはとても言い難いし。でもアジアのアクション映画といったら香港およびJ・チェンの連想しかなかった当時は力の入った銃撃戦やこてこてのラブロマンスに度肝を抜かれたもんでした。日本人と見分けのつかない顔なのに日本映画じゃ見たことのない熱量で仕上がっている、斬新でしたねえ。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 6点(2013-01-18 23:24:13) |
《改行表示》253.劇場公開時に鑑賞した際にはピンと来ず、今回10数年ぶりに見返してみたのですが、私の中での評価は変わりませんでした。韓国映画隆盛のきっかけとなった重要作であるという歴史的価値は認めるものの、映画としてはイマイチかなと。ハリウッドのアクション大作と日本のトレンディドラマをミックスして一定の形に仕上げることには成功したものの、それ以上のものにはなっていません。。。 分断された南北朝鮮の悲劇を一組の男女の関係にまで圧縮したドラマパートについては、その意気込みこそ買うものの肝心の出来はよくありません。恋愛の描写は死ぬほどダサイし、二人を襲う悲劇も取ってつけたような薄っぺらな印象を受けました。北の国民が飢えているから南北朝鮮は再度戦争をすべきだという北工作員の主張は意味不明だし、観ていて納得できる要素が少なすぎました。。。 アクションパートについては、同じような見せ場の連続で飽きてしまいます。逃げる北工作員と、それを追う韓国機動隊という構図ばかり。韓国側は大人数なのに北工作員を追い込みきれず、彼らが放つ大量の弾丸はほとんど命中しないというバカバカしい見せ場がしつこいくらいに繰り返されるのですから、アクション映画としては赤点でしょう。また、都市を丸ごと破壊できる特殊爆弾や、金魚に仕込まれた盗聴器などのアイテムにも無理がありすぎで、南北朝鮮の悲劇を描くという本作のテーマにまったく馴染んでいませんでした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 3点(2012-07-14 02:04:11) |
252.何年かぶりに見たけれど面白かった。楽しめました。韓国側の諜報員の脇が甘すぎることが気になったけど、そうじゃないとドラマが生まれないからしょうがないか。他の突っ込み所は我慢します。日本ではまだこのレベルの映画は作れないだろな。 【フラミンゴ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2012-04-02 18:39:49) |
《改行表示》251.《ネタバレ》 序盤とラストでは全く別物ではと思わせる映画。 それだけアクションと恋愛を上手く織り交ぜて良く纏めていると思う。 南北問題も頭では解っているつもり?でも、映画のセリフで『北は餓死しているのに、南は酔って嘔吐している』なんて言わせてしまうあたり感心してしまいました。 ただアクションは確かに派手だけどリアリティはない(あれだけドンパチして、まだ生きているのかよ・・・と) でもラストが好きなんですよ・・・ ヒロインの妹に会いに行って『姉さんは箸の使い方が下手で・・・』なんてところは中盤に伏線があってジーンと。 このラストシーンで映画自体が全て良いような錯覚に囚われてしまいました。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2012-01-29 13:05:18) (良:1票) |
250.《ネタバレ》 よく練られた脚本と1999年の封切り時にも「負けた」と思ったアクションシーンの凄まじさは、2011年になって見直しても何ら遜色はありませんでした。CTXや金魚に仕掛ける盗聴器や、様々な銃器などハイテク機器も現在に負けていません。ただ、よく見るとアクションシーンが手ぶれカメラで、ややぼやけてしまっていたので減点となりました。イ・バンヒ役の女優さんは、西欧の女優さんとは異なり、東洋人らしく、前半では控えめな目線の使い方が上手で、日本の女優さんには見当たらない魅力がありました。後半では、ややぎごちない感じがしましたが・・・。 エンディングは、今まで見たことのないような余韻があり、かつ何となく希望が持てるような感じがしたのも、見直して感じたところです。 【亜酒藍】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-10-24 16:59:59) |
《改行表示》249.《ネタバレ》 アジアンクライムアクションムービーでもって、ラブストーリー。 この手の映画って、香港あたりに作らせると、抜群に面白くて映像も綺麗で、優れた作品が多い。 本作は韓国の映画だが、どうもパっとしない。 アクションシーンは、臨場感を溢れさせるためにカメラを揺さぶってるのかもしれないけれど、その分、リアリティが欠如し、そもそも何がどうアクションしてるのかが分かりづらくて仕方ない。 ストーリーも特段に練られた犯罪劇というほどでもない。 朝鮮半島分断の悲劇をテーマにしているが、そのテーマの掘り下げが甘い。 特に、『ピョンヤン・ダイアリー』や『ディア・ピョンヤン』辺りのドキュメンタリーを観てしまっていると、余計に軽く感じてしまう。 そんな中にあって、終盤にかけての色恋沙汰は唯一みどころがあった。 北朝鮮工作員としての任務を遂行しなければならない義務感と、一人の女性として大韓民国の男性を好きになってしまったという心の葛藤が、とてもよく描かれている。 アクションはアメリカ、アジアンクライムサスペンスは香港に任せておき、朝鮮半島分断という大きなテーマをもっと掘り下げ、そこに韓国が得意とするラブストーリー色を全編に絡めれば、傑作になったに違いない。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-18 23:35:15) |
248. 控えめなところが全然ありません。人によってはやり過ぎに思われるかもしれませんが、なかなかよくできた構成です。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-05 19:45:56) |
247.韓国映画は苦手ですが、コレは良かったです。僕は映画を深読みせずに見る人なので、単純にアクション映画、ラブストーリーとして面白かった。作った側もそこまでメッセージ性を全面に出す気はなかったんじゃないかな? 【鉄仮面】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-02-03 15:42:27) |
246.序盤のシーンなども含めてアクションは迫力があって良かったのだが、個人的にラブストーリーがいただけなかった。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-02 21:36:36) |
245.けっきょくこういう映画が作られるようになったということは、韓国でも南北分断の悲劇がもう生々しいものでなくなってきた、ってことでもあるか。娯楽映画として楽しめちゃう。町の男が実は情報部員、その恋人が実は北の潜入暗殺者、って、なんか市井の隣人が実は歴史上の大人物っていう歌舞伎の世界みたい。しかしまったく借り物のテーマってほどには歴史になりきってなくて、そこは不真面目には扱えない重みもある。そこらへんがうまく釣り合ったのではないか。「北の兄弟が飢えているとき、南はゲロ吐くほど飲み食いしてる」なんて北の人物に言わせている。愛しつつも敵になる、と民族愛を恋愛に変換しているのだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-10-16 12:11:21) (良:1票) |