《改行表示》164.《ネタバレ》 カッコいい先輩をまねて処世術を身につけ、ボスに気に入られ、ちょっと頑張ったら10代の若造だって大金が稼げる。主人公ヘンリーが夢見たアメリカンドリームはマフィアの世界だった。その特殊な世界には独自のヒエラルキーなんかもあって、生粋のイタリア人でないと幹部になれないとか、中でもシチリアの血が上位で、アイリッシュやユダヤは後続だとか、この辺はおもしろい。 スコセッシは歴史をそのまま映像化する。事実として多くの鑑賞者に伝承し、そこに私情を挟まない。盗みと薬と殺しを職業としている男と、それに養われて贅沢な生活をする家族たち。こんな世界があるんだぜと。そもそもこんな世界のヤバい奴らに共感できるわけないし、できた奴はヤバい。マフィアに夢を見るな。夢を見るなら目を覚ませ。少なくともそんなメッセージはあったように思う。 あきれるほど散々悪事を働いといて、ヤバくなったら警察(善)に協力して、仲間(悪)を裏切る。マフィアに共感はしてないが、なぜかコイツが一番クズに感じる。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-22 13:54:09) 《新規》 |
《改行表示》163.登場人物誰一人として共感・納得できる人物がおらず 忠告されながらも白い粉に手を出し破滅、最後には「家族」を売る主人公 キチガイ担当 奥さん 実は小物の上司 特にキレ芸担当は脚色はあるだろうがぶっ飛んでる 唯一まともなのはボスだけでした。 流石ボス ノンフィクションなのでしょうがないとはいえ、特に盛り上がりもなく 観たばかりでも特に印象に残ったシーンは皆無です。 2時間30分もの長尺をだらだらと見続けなければいけない作品 私には合いませんでした 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 4点(2024-08-28 00:55:53) |
《改行表示》162.《ネタバレ》 監督らしいダラダラとした展開。 グッドフェローズの三人組。 お目当てジョー・ペシはただの狂犬でキレ芸のみでのオスカー受賞に拍手送れず。最期の描写も唐突で何で?が満載。 デ・ニーロは小悪党の域を出ず見応え無し。 レイ・リオッタは最後までチンピラなのはまだしも、我が身可愛さに友と恩人を売り渡した挙げ句、刺激のない生活は嫌だとか。 もうね、クズの前に「ド」が100個ぐらいつく輩に呆れかえる。-4点 グッドフェローズって、どの口が言うのだろうか、監督の冷ややかな目線も感じられず、ショボ映画の類いでした。 |
《改行表示》161.ギャングものの主役たちは、確かに悪人なのだけれど、 一定の美学のようなものを持っていて、それが魅力にもなるのだけれど、 この映画に出てくるキャラクターにはそうしたものをあまり感じない。 ほとんどのキャラクターが短絡的に見えて、 なかなかにストレスが溜まった。 実話がベースらしいので、こういうのが”リアル”なのかもしれないが、 2時間半見続けるのはしんどい。 マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロということで、期待していたのだけれど・・・ デ・ニーロには良くも悪くももっと”振り切れた”役が似合う。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2024-06-07 22:22:22) |
《改行表示》160.《ネタバレ》 “GoodFellas”『気の置けない奴ら』。日本のヤクザ界の『兄弟』っぽい意味でしょうか?男同士の友達に使われるようです。 マフィアが日ごろ遊んで、好き放題やって暮らしている訳ではなく、きちんと仕事をする対価として、一つ格上の上質な暮らしをしていることがよく分かる。上下関係やルールはもちろんあるし、イタリア系かそうでないかで出世出来るかも決まる。ヘンリーの立場はマフィアの中でもチンピラの部類だと思うけど、人気のレストランで予約なしに席を作ってもらえる立場というのは相当優越感を感じられそう。 ファミリー内での付き合いが多くて、やれ結婚式だのお祝いだのとパーティの連続。これって夏のBBQとか冬のスキー泊とか強制参加させられる、時間外の付き合いを強要するブラックな会社みたいで私には無理。インドア派の私はお家帰ってボーッとしていたいって思ってしまいます。 そして家族同然の付き合いをしていながら、殺し殺されも日常に組み込まれている異常さ。警察の腐敗ぶりも、彼らが増長する原因になってましたね。 この映画といえばジョー・ペシ演じるトミー。この映画の印象がとても強くて、私の中ではジョー・ペシは、どこでキレるか解らない怖い男。トミーは仲間目線でも一般人目線でも、どの立場で鑑賞しても怖い。この映画の血生臭さはトミー絡みがほとんど。バッツ殺しが最後まで付きまとうのが、またマフィアの世界の怖いところに思えました。 だけどトミーのアクが強すぎて、ヘンリーは板挟み状態で右往左往するサラリーマンのようにも。これで真面目な性格なら(マフィアに真面目もクソもないが)良いけど、別宅に女囲ってるし、ボスに禁止されている麻薬に手を出すし、結局は自分が一番なところがクズらしい。で最後は証人保護プログラム。まるで借金して遊ぶだけ遊んで自己破産するダメ人間。エンディングのシド・ヴィシャス版マイウェイが印象深い。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2024-03-11 23:01:53) |
《改行表示》159.《ネタバレ》 「実話に基づく」という前提で視聴、かつその前提で感想を書きます。 少年の頃からギャング、ないしマフィアの世界で生きた男の人生録、といった本作ですが、正直に思ったこととして、結局主人公の言う「普通の人」「つまらない人」と同じやん、ということです。なんなら対価が命な分だけマイナスまである。 まあ「いや、だからそういうことを描きたいんだよ」と言われたらそれまでですが、それほどにマフィアの世界に魅力を感じなかった。 マフィアの世界に生きているからゴリゴリに金が入り優雅な生活が送れる。なるほど。で、その先は?となると、結局「家庭を持って落ち着け」「家族が大事」「家庭と仕事」「妻と愛人」「朝から晩まで仕事」「警察にしょっぴかれたらヤバい」「仕事を行うチームにも無能な奴がいる」「明らかなミスを犯しても仲間だから守ろうとする」 これ、全部そこらへんで四六時中よく聞く普通のことですよね。 マフィアに身を置こうが「一般」に身を置こうが結局同じと。じゃあ「死ぬ」というリスクを負っている分だけマイナスやん、と思ってしまいました。 グッドフェローズとは「良い奴ら」的な意味ということはなんとなく把握していましたが、一体どこが良い奴らだったのだろうか。 結局全員自分の身が一番大事で自分のためになる周囲の人間とつるんでるだけであり、それはもはや友達ですらなく「仕事上の仲間」と見えてしまった。 てっきり自分の不利益になっても感情的結びつきの強さが普通以上のためそれに沿って行動する、といった話かと思ったらそんなことはなく、世間一般の普通の感覚の舞台をマフィアの世界にしただけ、と見えてしまった。 仲間内を「家族」と言うが、それは「そこから外れたら死ぬから」という理由があるからそう言わざるを得ないだけ。 誰かが結婚した、子供が生まれた、昇進した、その他諸々のいちいちのイベントでパーティが開かれ祝い金を持って半ば強制参加。 本作では描かれていないが「ダルいんだけど」と思っている者も当然いるはずで、職場の飲み会には参加するのが当たり前、という古代の常識と何が違うのかと思わされてしまった。 ここまでの感想は酷いものですが、約2時間半の作品にもかかわらず退屈はせず普通に最後まで見れた、展開的にやりすぎ感も入り込めなさも無かった、といった映画的な面白さから7点とさせていただきます。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-09-23 03:47:03) (良:1票) |
《改行表示》158.暴力と虚栄を振りかざして、傍若無人な人生を謳歌するギャング稼業の面々は、揃いも揃って狂人揃いであり、愚かしく、人間的に同調できる要素は皆無だ。 ただ、その虚無的な人間模様が、まさに映画でしか味わうことが許されない情感と感触を生み出していることも事実。 マーティン・スコセッシ監督によるあまりにも有名なギャング映画は、その知名度に相応しく紛れもない傑作だった。 3年前の年明けにNetflix映画「アイリッシュマン」で、スコセッシ監督の巨匠ぶりと、彼がそのフィルモグラフィーにおいて培ってきたギャング映画の文脈を心ゆくまで堪能した。 そして未見だったこの30年以上前のギャング映画の金字塔を初鑑賞して、すでにその礎が凝縮されていることを思い知った。 「アイリッシュマン」にも出演していたロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシは、本作撮影時は40代後半で俳優としても脂が乗り切っていて、映画世界の中で文字通りギラついている。彼らの発する狂気性が、このギャング映画を唯一無二のものにしていることは明らかだった。 そしてその両名優に負けずとも劣らないギラつきを発する主人公を演じるレイ・リオッタの存在感も抜群だった。 本作以降の幾つもの作品で、レイ・リオッタという怪優は絶妙な気味悪さと共に数々の悪役やサイコパスを演じ続けていたが、本作の出演によりその映画俳優としての地位を確立したのであろうことを痛感した。昨年(2022年)の訃報を改めて残念に思った。 「グッドフェローズ(原題「Goodfellas」)」は、スラングで「信頼のおける仲間たち」という意味。 ギャング映画において、溜まり場で「こいつは良いやつだ」「俺達の仲間だ」と紹介し合うシーンはよく描かれる。ただし、その信頼関係は、あまりにも軽薄で表面的なものであり、彼らの人間関係の脆さと危うさを多分に孕んでいる。 本作においても、主人公のモノローグで「Goodfellas」の意味が説明された後、急速に彼らが築いた人間関係は虚無的に崩壊していく。 そこには、ギャングたちの愚かさが如実に表されると同時に、彼らが暴力と虚栄によって必死に塞ぎ込み抗ってきた貧しさや人種的差別、生まれ持ったヒエラルキーが顕になっていた。 前述の通り、ギャングたちの生き様に同調も同情もできないけれど、結局、自分が心の底から忌み嫌った体制に“フェラ”をすることでしか、生き延びる術を見い出せなかった主人公の顛末は、あまりに悲しく、あまりにも虚しい。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-01-03 00:38:21) |
《改行表示》157.《ネタバレ》 マフィアだのギャングだのは嫌い、これは間違いない。 ただあれだけ混み合った店に顔パスで入って一番いい席に座れるあの非日常感はうらやましいとも思ってしまった。 レイ・リオッタは若かりし頃は知らなかったので、しっかり主演張ってるのを見ると違和感と言うかなんと言うか。 トミーみたいなめんどくせーヤツ大小問わなきゃどこにでもいるなと改めて。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-11 21:49:36) |
《改行表示》156.《ネタバレ》 レイ・リオッタが亡くなったということで追悼鑑賞。 実は初見。 観たいと思っていた映画だったので、この機会に観てみたのだが。 これほどどの人物にも全く感情移入できない映画も珍しいのではないかと思えるほどダメな人たちばかりが並んでいる。 ダメでも愛すべき人物はいるものだが、この映画にはかろうじて幹部のポーリーくらい。まあこの人もダメなんだけど。 ギャング映画だから仕方のないことだが、ジミーもトミーもクズ。トミーが殺されたことを知ったジミーが公衆電話に怒りをぶつけるシーンでも、その怒りに同調なんかできるわけない。 ヘンリーの妻もダメ。 そして主人公のヘンリーに至っては、禁じられていたことはやるわ、それがばれて捕まったら今度は平気で仲間は売るわ、ギャングの仁義もへったくれもないどうしようもなさ。 スコセッシ監督が、観客が全く感情移入できない映画を狙って作ったのなら見事に成功している。 ギャングはクズだと。 |
155.そもそも一般市民に迷惑をかけるマフィアの生活に共鳴できませんでした。。。マフィアは真面目な納税者に対する冒涜です。簡単に人を殺すトミーも全く同情の余地はありません。同じマフィア映画でも家族関係をきちんと描いたゴッドファーザーとは比べものになりません。 【みるちゃん】さん [インターネット(吹替)] 4点(2021-10-17 01:11:48) |
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《改行表示》154.《ネタバレ》 どうもこの作品は受け付けなかった。 理由は明快で主人公たちがクズだから。 やっぱり登場人物に魅力がないと観てて楽しめない。 その点この作品の登場人物は魅力ゼロ。 死んで当然のヤツははよ死ねと思う。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 5点(2020-10-19 01:15:28) |
153.散々悪いことしたんだから、それ以上の規模で破滅してこそカタルシスがあると思うんですが、実話を元にしているからかそれがない。2時間半もかけてポシャるこのラストは残念。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 3点(2020-10-05 16:26:52) |
152.十数年ぶりに観ました。時代背景があって音楽もマッチしてシブい。実話だそうだが皆狂人でロクな人物がいない。マフィア映画の代表格のひとつと思います。お薦めですね。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-07-26 02:08:26) |
《改行表示》151.チョーつまんない映画。 主人公のナレーション多すぎ。 デ・ニーロはほとんど出ない。 メジャーな曲ばかりBGMにするところなんか、スコセッシの趣味の悪さを感じる。 クラプトンの「レイラ」なんか流して、なんか、これコメディですか?って感じ。 時間損した。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-03-19 18:26:19) |
《改行表示》150.今からもう27年も前の映画になるのですね。皆、若い。実話をもとに、凄まじいストーリー展開 、役者の高い演技力、とても面白い映画です。ただ、再見しようと思えないのは何故だろう。 ゴッドファーザーは、これからも何度も見たくなるのに。レイリオッタに魅力をあまり感じない からでしょうか?(特に馬鹿笑いした時の品のなさといったら・・・) あまりに無益な殺しが続くからでしょうか。うまく説明できません。 【代書屋】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-03-18 22:36:14) |
149.《ネタバレ》 先日観た「ブロウ」に通じるものがある。どちらも犯罪者の実話に基づく映画で、いまいち盛り上がりに欠ける。人生なんて、映画の題材になるような人でも、映画のようにドラマティックではないということでしょう。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-18 11:35:03) |
148.《ネタバレ》 よくあるきれい事物語ではない裏社会の人間臭さがとてもリアルで、実話らしい実話作品。イカレタ男トニーを演ずるジョー・ペシの助演男優賞も納得。マフィアのやりたい放題を他人事として観るのも悪くはないが、当事者目線になると生きた心地がしない。裏切らないことで認められた主人公が最後に恐怖から仲間を売ってしまう。中味は殆ど感じられないけど、ある種の人間に本能の赴くままに行動させると一直線に破滅に向かう事がよく分かる映画だった。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-04 20:04:19) |
《改行表示》147.派手な展開は少ないものの、実話に基いた生活感覚がよく分かる。音楽の使い方を含めなかなか良い出来の作品。 マフィア映画としてはある種の代表作と言える。オススメ出来る。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-03 20:24:00) |
146.マフィアって何?という質問はこの映画を見ればわかる。 【さわき】さん [地上波(字幕)] 6点(2016-10-26 19:03:22) |
《改行表示》145.なんか、うまく映画作ってるな、という感じはするんですけどね。長回ししながらスラスラとカメラと移動させてみたり、対話シーンのやりとりをカメラ切り替えてテンポよく見せたり。後者の方は、ちょっとやり過ぎて、対話の途中で口にくわえてた葉巻が消えちゃったり、持ってた受話器が消えちゃったりと、カットがうまく繋がらなくなってしまったりもするのですが、多分、作り手もそんなことは「些細な事」と、気にしてないんでしょう。 それはいいとしても、作品全般について、どうしてこんな作劇になっちゃうのか、という点については、正直、よくわからないんです。2時間半近い長さがあって、しかもナレーションを多用しつつ描写の省略を多々行ったりしていて。そこまでしてでも、主人公の姿を少年時代から、すべて作品に詰め込む必要があったのか? 唐突に奥さんの独白まで使うにいたっては、すみません、このセンスは理解不能です(逆に言うと、独白を任された割に存在感は強く出ていない)。 肝心の600万ドル強奪という大事件は、まともに作中で描かれないし、それに伴う殺人事件もサラリと流される。あくまで主人公の人生に沿った映画です、とにかく実話なんです、派手なシーンを見世物にする映画じゃないんです、という訳でしょうか。確かにそれも一つのやり方でしょうけど、ちと優等生過ぎるのでは。そしてやっぱりこれも「実話作品」らしく、具体的な年月日をテロップで出し、終盤はそれを時刻表示にまで分解して、うん、確かに緊迫感は出てくる。でもテロップは所詮テロップ。「今何時か」を知りたいんじゃなくて、この先に待つ「何か」まであと何時間何分あるか、こそがサスペンスでしょう。途中から、何のために時刻表示してるのか、サッパリわからなくなってくる。 それもこれも、「実話」に寄りかかり過ぎなんじゃないでしょうか。ラストも主人公の独白任せになってしまい、残念でした 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-18 12:57:37) (良:2票) |