《改行表示》75.《ネタバレ》 これまでに私が見た日本映画の中で最高級の出来だった。 映画を観るとき少なからず生じる「息苦しさ」が、この映画においては生じなかった。 コメディーをやるときにも、すこしシリアスなシーンをやるときにも、この映画は常に自然で、心の底にそっと触れるような気の使い方が徹底されていた。 ただし映画の導入部分には、少しやり過ぎているようなシーンが多く、不安定さが感じられた。 【浅田荷葉】さん [DVD(邦画)] 9点(2019-03-13 01:48:16) |
74.《ネタバレ》 思いがけず、面白みのある映画に出会い、懐かしい気持ちになる。前半は良くわからない展開に戸惑いがあるが、電車内でのキャラ写真取り辺りから面白い展開になっていく。田舎の美しい風景、空(雲、夕焼け)の風景を淡々と描写し、ギャグ的な笑いを散りばめ、30年位前のアイドル三浦友和、手塚理美を起用してノスタルジー感を漂わせる。「山よ」も劇画風マンガも傑作。映画の終わり方も秀逸。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-08-13 12:34:37) |
73.なんであなたは三角定規なの、のほうが、山よ山よ山は生きている、よりよかった。普通に喋ってる感じと普通でないとことの同居。人工的な画面と夕焼けの自然な場面との同居、でもある。CGを溶け込ませるでなく・際立たせるでなく、同居させている。そういう変な感じ。変なことやってるでしょ、という「どうだ」の姿勢がくどくなりそうなところを救う三浦友和・手塚理美の存在が大きい。栃木県茂木町だそうだ。囲碁囲碁と叫びながら、やがて囲碁マンになって正義の妄想にひたる。うんこを載せられたやくざの幽霊が、掃除をしてるときもボーッと立ってる。さか上がりが出来て仏頂面の少女は最後に笑う。もうちょっとで「どうだ」という態度への反発が起こるギリギリのところで、なんかうまくかわされてしまう。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-02-01 09:21:39) |
72.おじいさんいい味だしてた。逆上がりのできたシーンやバスに送っていくシーンがとてもよかった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-15 20:03:05) |
《改行表示》71.茶の味 非常にキュートな作品です。初っぱなから少年の頭から電車が飛び出していくシーンはこの作品の特徴を非常によく表していると思います。これすごくいい映画で最後は感動的なんだけど、基本はコメディです。 だから「無駄に面白い」って感じがします。もちろん褒め言葉です。この無駄さ加減がとてもゆるくてさくさく観れるのです。 うーん、なんともコメントしづらい映画でした。個人的には浅野忠信が良かったですねー。あと主人公の男の子もとても好感が持てました。恋をした時の「わかるわかる」とうなずくような行動はほほえましい。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-12 00:22:48) |
《改行表示》70.《ネタバレ》 あの爺さん以外はだいたい普通の人たちで、その日常が描かれている。ちょっと変な感じがするのはCGの効果もあるけど、カメラの視線が覗き見に近いからで、「日常」という言葉で収まるボーダーライン。そのボーダー上をうろうろしながら、面白おかしく暮らしを描写する。狙いは分かります。エッセイになるようなエピソードのさらに一歩手前にある、何でもない暮らしのシーンを切り取って、その何でもない暮らしにも確かに「味」~まさしく茶の味みたいなもの~は存在する、ということだ。人生とは、そんな起伏の積み重ねという見方も確かにある。逆上がりが出来た瞬間などは特上の宇治茶みないなもので、ひまわりの花マルが宇宙空間まで咲き誇る。ちょっと毒のある表現もあったので、これを観て人生って素晴らしい、とは思わなかったけど楽しく観ました。 はじめ君が家まで自転車で全力疾走して、自室でシャドーボクシングするシーンのウキウキ感とか好きです。それと手塚理美が良かった。「ふぞろい…」時代からファンなんだが、がんばり過ぎのハリネズミみたいな役が多く痛々しかったけど、この映画ではマイルドでいい表情してました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-04-07 01:26:02) |
69.《ネタバレ》 ところどころで不快になるほどつまらないシーンが多くて、ちょっと辟易しました。特に校庭に暴走族風のバイク数台乱入してパラパラやるとこや、電車内で写真を撮ってる人が急にかかるロックっぽい曲にあわせてクネクネする場面とか、レコーディングスタジオ内での歌や踊り等はかなりひどかったです。オジイ役の人も昭和のコント並のメイクや動きで違和感ありました。他に「この場面はすごく良かった!」というプラスの印象を与える場面がほとんどなかった為、全体的にはそんなに悪くない映画なんでしょうけれども、観終った後の印象は好くなかったです 【紫電】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-09-12 21:26:31) |
68.シュールなんだか奇怪なんだかわからんほのぼのコメディ。田舎の青春っぽい感じなのはだいぶ好きですが、いちいちしつこい部分があり、やや冗長。着地点は良かったです。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-10 18:25:12) |
《改行表示》67.《ネタバレ》 美しい農村を背景に変な人々のオムニバス。割と典型的な邦画のスタイルでエピソードにはタイトルよろしくほろ苦い味もあるが全体的にバランスが悪い。風景は美しく郷愁感を誘うがストーリーが雑で浮いている。 特にシュールで不条理を狙ったと思われる極端に走った笑いのパートはツボにはまるかはまらないかで評価が分かれると思う。個人的には全くダメ。会話よりも変なアクションに頼っている感があり好みに合わなかった。 【飴おじさん】さん [地上波(邦画)] 2点(2008-05-24 12:36:40) |
【よしのぶ】さん [地上波(邦画)] 1点(2008-05-23 04:06:11) |
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65.観る人を選びますが、私には合ってました。「一局打とうよ!」って言われたい。青春だな~。 【ポドルスキ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-25 00:32:30) |
64.日本の田舎の風景とマンガチックなCGというマッチすることの絶対無いとりあわせを、逆に合わないからこそ面白く新しいものが作り上げられるというアイディアで勝負。それは成功していると思う。ただし家の中とか納屋とか縁側とか学校とかという場所はいいんだけど、合間に挟まれる美しい自然の景色にはあざとさを感じる。こういった美しい自然を背景に自転車を走らせる少年が映されればものすごくいいんだが、人物と美しい景色は必ずといっていいほど同じ画面に出てこない。美しい夕日と美しい夕日を見る人物も同じ画面にけして収まらない。こういうところでしらけてしまう。とってつけたような美しい風景の使い方にテキトーさを感じずにはおれない。もしくは映画そのものに対する概念が個人的に合わない。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-12-13 13:22:01) (良:1票) |
《改行表示》63.漠然と点描される家族各々のエピソード。 映像系の人だけあって撮りたい画のために寄せ集めたような中身のない内容ばかり。 何かひとつでも共感出来るものがあれば評価になっちゃうんでしょうね。 まあ、自分は共感出来れば評価するなんて事はしていないので・・・。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-12-04 21:51:03) |
《改行表示》62.不覚にも幸子で泣いてしまった。 全体的な構成としては纏まりがないんだけど、ときどき琴線に触れるシーンがある。 なんとも言えないシュールさにちょっと心が癒されました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-13 04:37:02) |
《改行表示》61.いやぁ~~~、この映画はサイコーだった!! 現代日本映画ココにありき!の傑作movie!! ちょーオススメしたい映画だ。 かつて、この予告篇を映画館で見た時、その特殊効果(CGの演出)シーンばかりが強調されていたので、全編にわたってCGばっかりなのかなぁ、、、という印象を持った。 しかし、実際の内容は、予告篇で感じたイメージとは全く異なっており、とても幸せになれる、気持ちのいい映画だった。やはり予告篇だけじゃ、映画は分からない。 大好きな浅野忠信も、その魅力を発揮しまくっているが、その他の出演陣もいい味を出している。特に、映画、『鮫肌男と桃尻女』に続く、“怪演”をしてみせた我修院達也(旧俳優名、若人あきら)は素晴らしかった!ソロアカペラ『三角定規』は奇妙奇天烈!! 「すごい!」の一言だ。 あと、“リトルテンポ”のテーマ曲も最高! この映画の、ほのぼの感も最高! おっしゃる通り、とっても「ピースフルな物語」だった。 理屈じゃなく、こういう「雰囲気」で楽しむ映画は、最高に好きだ。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-30 23:41:46) |
60.うーん、小ネタ集と考えるのであれば、良いところもいくつかあったんですが、ついていけないところのほうが圧倒的に多いというのは、私の肌には合わなかったということでしょう。特にやっぱり我修院がらみのシーンは、あざとさだけが印象に残りました。 【いわぞー】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-03-19 19:56:41) |
59.《ネタバレ》 脱力コメディと思いきや、さにあらず。単なる不条理系とも少し違う。シュールなテイストを織り交ぜつつも、物語の組み立ては思いのほかベタ。その不思議で柔らかい世界観が本作の魅力だと思います。ただ全体的に狙いすぎ。一般受けする作品ではありませんでした。最近の邦画に多い“ナチュラルテイスト”は、本作でも感じられます。浅野忠信に代表される“演技をしない演技”。ただし、そればかりが先行すると味気ない。本作では我修院達也の濃い味と、子役坂野真弥の強烈な存在感が作品に旨みを与えています。描かれるのは、ある家族の日常。各人に用意されるエピソードは、特別なものではありません。誰もが経験するようなごく普通のこと(一部を除く)。でも本人にとっては何だってスペシャルです。人を成長させ、人生に味わいを与えてくれる。タイトル「茶の味」は、文字通り家族ですするお茶の味。毎日飲むお茶だから安いお茶です。そんなに旨くない。でも何故か心が和む味。それが作品の味であり、人生の味なのだと思います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-02-23 18:04:41) |
58.《ネタバレ》 雨の中傘を渡すところがよかったです。 【アスモデウス】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-28 01:09:06) |
57.《ネタバレ》 三角定規かわいい。田舎の風景がきれい。無駄に豪華な脇役に笑った。お母さんの復帰アニメ上映会に庵野監督が違和感なく溶け込んでた。ただちょっと冗長な感じがした。もう少しコンパクトにまとめてくれればなあ。 【あんぐれーず】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-23 00:28:29) |
《改行表示》56.正直、この映画のシュールな空気が合いませんでした・・・・・・。とりあえず最後まで観ましたが、楽しめませんでしたね(多分笑いのツボが違うんだと思いますが)。 とりあえず、土屋アンナと我修院の遺したパラパラの絵と美しい風景にそれぞれ1点ずつという感じです。 【TM】さん [地上波(邦画)] 3点(2006-12-22 10:17:04) |