2.確かに彼女は北朝鮮に行ってあの体制にシンパシーを感じてしまい、「ああ、私がこの国に生まれれば凄く幸せだったろうなぁ」と言ってしまうあたり、要は単なる右翼気取り、似非右翼そのものだと切り捨てることは簡単でしょう。だけど、リベラル派が最近の若者は「偏屈なナショナリズム」を持ってるとか、「ぷちナショナリズム」だとか言って揶揄するその根本はまさにこの女性にあるように、信じるものがない、全てが平等でつまらない、自由すぎて逆に不自由、全ての文化も伝統も概念もぶっ壊して生まれた理想郷は、なんのことははない、なんとも窮屈で行き場のない扁平な社会だということなのです。グローバリズムとナショナリズムは二項対立で語られるがそうではない。世界の均一化へのレジスタンスとして世界的な右傾化が生まれるのである!