3.朝鮮戦争時の南側の捕虜収容所における北挑戦兵士と近隣の地元住民、アメリカ軍兵士の、タップダンスを通じた交流をえがいた映画です。
主人公は北朝鮮の英雄の弟で、アメリカに対する反発は大きく、捕虜仲間からの圧力もあるので、仲良くなるまでの壁はそれはそれは高いのです。
途中暴動なども起こるし、双方のスパイ活動や密告などもあったりして、基本的に関係は剣呑です。そうしたなかで、それでもダンスが好きでのめりこんでいってしまう主人公の心情と葛藤がとてもよく描かれています。
日本映画だったら、もうちょっとおだやかな展開をしそうなものですが、かなりどぎつい話運びで、見る人を選びそうです。
韓国映画やドラマに慣れている人で、ミュージカルやダンス好きにはたまらない話だと思います。
僕はこれを見て、この監督の以前の作品も見てみました(SUNNY)が、そちらも素晴らしかったです。