11.《ネタバレ》 先に、結果的に今作のコンセプトとゆーか「やりたかったコト」と照らし合わせて、それそのモノの(成し遂げた)クオリティ自体は決して低くもないとは思うのですよ。ただ、実際に当時どーいう売り方をしていたのかは存じ上げないですケドも、映画冒頭の感じからしても明らかに(そこそこリキの入った)SFアクションにしか見えない、にも関わらず、現実には精々サバイバル・スリラーと言うべき質感にしかなっておらず、とすると、どーしたって違和感の方が(観ていく内に)どんどん大きくなっていってしまうのは仕方が無い…とは思われますよね。まあ、このSF的な建付けで+でもこの予算規模で+だからこの位の尺で+でもメインディッシュは(恐竜やらSFやら云々ではなく)主役の二人のドラマだ…みたいな映画ってのが、そもそもキョウビ結構に「ユニーク」なんだよ!と言われてしまえば、それもそうかも…とは思わざるを得ないですケドね⇒実際、アダム・ドライバーも子役のコも、ソッチの面のクオリティに関しては十二分につくり込まれてたとも思いますし。 でも、同時に再び、こんなんだったら同じこの二人で、現代を舞台にハートフル・ロードムービーでもつくった方が(同じ予算で)全然もっと広く共感可能な映画になったんとチャウん?とも、やはり思わずには居られないですケドね⇒んで、それは「ユニーク」じゃないよ!と言われちゃったら、まあそうかな…と思ってしまうのも(再々度)確かなコトではありますケドも…… 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-12-15 10:59:38) |
10.白亜紀末期、巨大隕石の落下を目前にした地球に不時着した宇宙船の乗務員の男と、乗客の少女とのサバイバル。 登場人物が極端に絞られている上に、二人の言語が異なるため殆ど会話が通じないという設定。何やら親切な装置が状況をわざわざ解説してくれたりはするものの、基本的にはセリフも抑え気味となって、そこは良かったかな、と。 徐々に主人公の過去が明らかとなって行き、クライマックスにおける感情の高まりに繋がっていくのも、悪くない。 だけど、大自然の中のサバイバルが、「時たま恐竜が襲ってきます」程度で、いいのかなあ、とも。 例えば、雨が降ったり風が吹いたり、とか、夕闇が迫ってきて「ああ、また不気味な夜が来るなあ」とか、そういう味付けがもうちょっとあってもよかったのでは。なんか淡々と、昼と夜とが繰り返されてるだけ、の印象。 と思ってたら一応、最後は夜明けが描かれて、ああ、これがやりたかったのね。 アダム・ドライバーは、スターウォーズ出演したのは失敗かと思ったけど、スターウォーズが微妙にハズレてくれたお陰で型に嵌ることもなく、しっかりと曲者俳優の道を歩んでいるようで。本作品でも確かな存在感を示していると思います。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-06-30 12:08:22) |
9.《ネタバレ》 今更恐竜映画かという意見はあるかと思いますが、再び先祖返りさせたといいますか、 恐竜を普通に恐ろしい生き物として今一度扱っているところに私は好感が持てます。 もし6500万年前にタイムスリップしたら、やっぱりとんでもなく恐ろしいですよねって 当たり前のことを思い起こさせてくれました。 ただ本作は本当に小作と言いますか、これといってひねりもなく実にあっさりさっぱりとしたストーリー。 旅の途中で娘さんに不幸があって、言葉の通じない女の子が娘さんの代わりになるわけですが、 サクッとみれる90分の作品ではもっと掘り下げて感動させるようにするのは難しかったかな。 【あろえりーな】さん [インターネット(吹替)] 5点(2024-04-24 12:17:58) |
8.《ネタバレ》 これって、主人公はタイムスリップしたのではなく宇宙人なの?難易度高いわ。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 4点(2024-01-14 16:35:03) |
7.《ネタバレ》 地球人が過去にタイムスリップした、もしくは、宇宙の長旅から戻った地球がサルではなく恐竜の惑星に代わっていた、みたいな方がスッキリする。 なんで英語しゃべってるの?着衣にも既視感ありあり。なんと独創性というか想像性が無いことか。。。 せめてラストの現代パートで、過去に進んだ科学力を持つ何者かが来訪していた痕跡が発見されるぐらいの回収程度はしてもらいたかったな。 アイデア倒れですね。 【リニア】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-01-14 11:45:14) |
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6.《ネタバレ》 恐竜がいる時代から生還する、みたいな宣伝文句だったから、てっきりタイムスリップものかと思っていたのだが、そうではなかった。 地球外の人類?って設定なのだが、姿形は全く一緒で、しかも英語話すし(笑) その設定はそもそも無理があるよなあと思いつつ鑑賞したのだが、やはりあちこちで無理が生じて映画に入り込めなかったのはちょっと残念。地球外人類の設定なら、もっと違う科学技術を見せて欲しかったのだが、地球の枠内に収まっていたのももったいない。 恐竜も今となっては珍しい題材ではないので、よほど設定が斬新でしかも説得力がないと映画としては面白くなくなってしまう好例かと。 |
5.《ネタバレ》 言葉の通じない少女とのサバイバルムービーであり、娘を亡くした男と両親を亡くした少女との感動的な絆の物語でもあるのですが、なんていうかそこまでこちら側に熱いものが伝わりきれませんでした。滅びゆく恐竜の時代に設定した意図も結局汲み取れなかったし、もしかしたら深い哲学的な意味合いがあるのかもしれないけれど、そういったことは鑑賞中に気付かせてほしいものです。意図があったのならですが。 伏線回収があったのは良かった。毒の花や高熱の温泉とか手笛とか。ちゃんとそれらが後後に役立つ展開は好きですね。 恐竜とのバトルはジュラシック・シリーズでこれでもかっていうくらい観てきているので、いまさら感は拭えないけど、そこをあえて恐竜をチョイスしたのなら、もうちょっとジュラシックとは違ったものを見せてほしかったかな。はい。 |
4.ラストまで見て、別に漂着先が別に地球でなくてもよかったんじゃないかと思いましたが、それ以外は及第点。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-12-24 14:42:33) |
3.《ネタバレ》 見ていて「なんだかネトフリオリジナルにいっぱいある終末の大状況をごく少人数で描く、アサイラムあたりのB級未満映画に比べたら有名な役者さん出てるしそこそこ予算もかかってるけどスクリーンで見るほどではないカンジの映画」みたいねぇ、って。何しろクレジットに登場する役者さんは4人、そのうち2人は回想シーンに登場するだけだし。 この映画、文字でババーン!と時代と場所を説明してくれるのだけれど、それ、むしろ無かった方が良かったんじゃない?って思ったのね。6500万年前の地球ですよ、って説明されちゃうと不時着した宇宙船は6500万年前の宇宙人のものです、ってコトがハッキリしちゃって(映画見る前はタイムスリップものだと思ってたわ)、でもあまりにまんま人間だし英語話してるし。英語に吹替えられてると好意的に解釈するとして、ならば意味不明な言語を話す女の子だってフランス語とか中国語とかで表現したって良かったんじゃない? で、実は今の人間と変わらないところに秘密があってとか、その時に地球に残されたモノが後世に、とかいう物語上のヒネリは全く無しで逆にちょっとビックリね。隕石落下のタイムリミットが設定されて恐竜(かしら?アレ)とバタバタしながらいかに脱出するかってサバイバル部分がほぼ全てって感じ。 そんな中、主人公の果たせなかった目的、届かなかった願いは切ないエピソードで、だからそれを少女に反映させてドラマとして昇華できていたとしたら、もう少し良かったと思うのだけど、とにかく一発芸的でドタバタしちゃってたからねぇ。残念ね。 むしろ家でゴロゴロしながらテレビで見たい映画だったわね。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2023-06-19 19:48:45) |
2.《ネタバレ》 そこそこの頻度で映画館には行っているので、ロードショーされる映画は、たいてい予告編でその存在を知るものなのですが、今作については、私は事前にまったくそれを知ることもなく、気が付いたら地元の映画館で公開されていました。 知らない映画が公開されてるぞ、と、劇場HPの作品情報をタップすると、おお!アダム・ドライバー主演で、製作にサム・ライミとあるではないですか。それならはずれではないのじゃない?と観てみました。宣伝の目立たなさから、よっぽどマイナーな会社の映画化と思えば、ちゃんとコロンビア映画だし、TSGも噛んでいて、最初は期待を持たせてくれたのですが・・・ うーん。これ、アメリカでは子供向けの漫画か何かが原作になっているとか、何か事情があるんですか?よくもまあ、こんなプロットで映画化したなあ。小学2年生くらいが原案描いて、中学生が脚本書いたっていうのなら、私信じますよ。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 2点(2023-06-02 00:38:08) |
1.序盤からスケールの大きなロングショットが見られCGや美術も結構クオリティが高いと期待できますが、中盤暗い閉所の場面が続きこれはやっぱりそこまで予算に余裕はなかったんだなとがっかりというか納得しちゃいます。ただ王道のティラノサウルスとの戦いもちゃんとありますし、娘の記録映像や熱湯が噴き出す間欠泉といった序盤の伏線はちゃんとクライマックスで活かされてますので大きな期待をしなければ十分楽しめる展開です。しかしあの四つ足恐竜はなんでしょうか?少なくとも実在する肉食恐竜はすべて二本足ですのでこの映画のためにデザインされたオリジナルの生物であるのは間違いないようです。考えられるのは70年代頃までの恐竜映画で使われた手法として、本物のトカゲやワニを巨大な恐竜に見立てて撮影してたことへのオマージュじゃないかと。このスタッフですのでちょっとホラー風味ではありますが、全体的に70年代以前の低予算の冒険映画やSF映画みたいな雰囲気ですのでそういうのが好きな方へはおススメです。今時珍しく底なし沼まで見られます(笑)。恐竜の滅亡から現代文明までの諸行無常を簡潔に見せるエンドクレジットも良いです。下手に感傷的にしないこの終わり方だけで結構評価が上がりました。まあ半年もしたらほとんど内容を忘れてそうではありますが、そこまで悪くない佳作だと思います。 |