27.真相を明らかにすべく関係者を訪ねてまわるという点では日本版「ショア」とも言うべき映画。「ショア」と違うのは、奥崎謙三という特異な人物を中心に据えている点。しばしば誤用される「確信犯」という言葉は、本来奥崎のような人のために使われるべき。 |
26.ドキュメンタリー映画というのはどうしてこうパワーがあるのだろう・・・このインパクト・姿勢まさに驚異。正しいか間違ってるかは別にしてね。 【とま】さん 9点(2004-01-09 11:29:31) |
25.もしカメラが無かったら,奥崎は元上官をあのように足蹴にしただろうか?また,ああまで挑発的な発言を繰り返しただろうか?確かに奥崎は強烈なキャラクターを持った怪人であることは間違いない。だが,この映画の撮影が彼の暴走っぷりをより加速させたことも,また間違いないのではなかろうか(例:ハマコー)。これを「ヤラセ」と呼ぶかはともかく,どんなドキュメンタリーにもそういう作為性・暴力性が内在している。この映画にある「見てはいけないものをみてしまった感じ」というのは,この映画がそういう「ドキュメンタリーの本性」みたいなものを露骨にさらけ出しているからではなかろうか。奥崎は単なる狂言回しだ。アナタや私がこの映画に嫌悪感を抱くなら,それは「ドキュメンタリー」に対する嫌悪感に他ならないと私は思う。 【veryautumn】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-01-08 17:34:42) (良:1票) |
【MASH】さん 7点(2004-01-03 13:32:16) |
23.ちょうどこの映画の撮影されている頃に、「コミック雑誌なんかいらない」も取られていたのでは。「カメラ入ってる?」とか「音出てる?」なんかは、現実のキナメリが存在しているかのようだ。戦友の母親と対面するシーンは泣ける。そして充填されたパワーがカメラに向けてほとばしる! 【神谷玄次郎】さん 8点(2003-12-21 21:35:16) |
22.奥崎謙三氏の圧倒的なまでの言動力にはある種の凄さがあるが、彼の行動はどんな理由をつけようとも決して正当化されるべきものではない。個人的には彼に対して相当の嫌悪感しか感じることはなかった。よってこの作品自体も評価されるべきものではないと思う。もちろんあくまで私的な意見にすぎないが。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(邦画)] 0点(2003-12-18 17:01:37) (良:1票) |
21.これは学生時代に友人に薦められてみました。いやーびっくり。そして後味最悪。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-12 16:15:56) |
20.このような映画が存在することに衝撃を覚えました。奥崎氏はまるっきりのテロリストでその行動は無茶苦茶なのだが、説得力を感じた点もあったことは事実です。貴重な作品とは思いますが、半端な評価で肯定的にとられるのは嫌ですので、0点を付けます。 |
19.戦時下のショッキングな事件を執拗に追求する奥崎さん.すごい執念.すごいエネルギー.すごい人です.でも,間近にはいて欲しくない人ですね.猛獣みたいなもの.彼我を隔てる檻が必要.まあ,実際,檻に入っておられたわけですが.そう言えば,奥崎さん以外にも強烈な人物が登場してましたね.錯乱しながら「兄は!」「兄は!」って叫んでいるおばさんとか,奥崎さん以上に怖かったです. |
18.いろいろ考えさせられる映画じゃなくて、奥崎謙三というヘンなおじいさんを見る映画でしょ、コレって。だって、この人絶対、カメラや映画ということを意識してやってるって。リアルに見えるけど、計算してるよ。やらせじゃなくて、本人が自分のパフォーマンスに、この映画を利用しているんだろうね。 |
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17.彼の意思は今、小林よしのり氏が継いでいる。タブーの世界のどてっぱらに風穴を開けた彼の突破力に敬意を表する。彼の功績は計り知れないほど大きい。 【SPEED】さん 10点(2003-08-07 16:06:37) |
★16.理由や理屈がどうであれ、奥崎謙三氏の行為は許されるものではない。もちろん本人も製作者もそんなことは分かっているのだろうが、どうもこの作品は彼の行為を正当化しているように見えて気分が悪かった。 【スマイル・ペコ】さん 5点(2003-06-30 17:04:06) |
15.《ネタバレ》 衝撃作にして怪作。人間が作った「法」に抗い、「神の法」のもと強行される奥崎謙三の一連の言動にえもいわれぬ悲哀と空虚を感じずにはいられない。殊に「良い結果をもたらす暴力なら使う」という論理で本当に事件の当事者(の長男)に発砲して逮捕されるという衝撃のラストは一生忘れないだろう。テロが日常化した近年、暴力で問題を解決しようとする姿勢の愚は誰もが知っている。しかし、奥崎の思想を論破できる人間が果たして世の中にいるのだろうか。戦争とは?法律とは?天皇とは?死とは?暴力とは?慈愛とは?という人間の根本的命題のみならず、戦争という呪縛に囚われた者の因果や戦争という地獄を体験した者の悲愴がこの作品には強烈に刻印されている。 【スペシャルラブ】さん 9点(2003-06-20 00:10:29) (良:1票) |
14.強烈です。公開時ちっちゃな映画館で見たのだが立ち上がれないようなショックを受けた。ただどう評価したらよいのかはよく分からない。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2003-05-28 23:50:37) |
13.奥崎氏のやっていることは法的にはマズイんだろうけど、平和ボケした私には考えさせられることがイッパイ。映画的(?)にはOKかな。 【なかなか】さん 10点(2003-04-27 02:49:37) |
12.ラストの奥崎氏のストップモーションから、和太鼓にのってエンドクレジットが始まったとき、それまで凍らされていた血液が、一気に溶けて全身を駆けめぐりました。奥崎氏の新作映画「神様の愛い奴」とセットで見ると、ドキュメンタリーとは何か?と考えてしまう。まあ、それ以前に奥崎謙三って??なんですが。「まっとうな野菜がそうであるように、彼はゆがんでいる。」と中島らも氏はおっしゃっていました。 【草壁】さん 10点(2003-04-20 03:30:55) |
【一言仮面】さん 10点(2003-04-19 03:39:57) |
10. 最初は奥崎と言う人のもつパワーにただただ圧倒された。でも観ているうちにあの独善に胸がムカムカしてきて仕方がなかった。 また、カメラが後ろで回っている事を感じながら、老人に暴力をふるっているサマにうんざりした。この作品には確かにある種の価値があるのだろうが、私には疑問だらけだった。ドキュメンタリーと言うものは、難しいものだなと思った。 【コウ】さん 0点(2003-04-04 22:36:37) (良:1票) |
9.戦争が彼を生んだ。彼のような人をうまないためにも戦争はやめよう。 【ゆうた】さん 6点(2003-03-15 21:45:48) |
8.ボーリングフロムコンバインを手放しでほめる前に、日本も実はドキュメントでは他の国に負けることのない作品があること知ってほしい。奥崎さんには祭りの太鼓が似合う。 【セクシー】さん 10点(2003-02-11 03:39:43) |